2017年03月11日

ポールシフトだって?空を見よ!

SOTTフォーカス


ポールシフトだって?空を見よ!
https://sott.net/en221977


ライアン・X
ソット・ドットネット
2011年1月21日

(写真1:earth_magnetosphere.jpg)
c unknown

前の記事『彼らは群れを成して進んだ。。。』で私は、
http://www.sott.net/article/220954-And-They-March-The-Strange-Tale-of-the-Beebe-Blackbirds
アーカンソー州ビービで起きたブラックバードの大量死は、火球か彗星の破片の空中爆発による衝撃波のせいかも知れないと論じた。あの件に関しては、上の説明が事実に合っていると思われるが、このような動物の大量死は、今や世界的な現象であり、その全てのケースの原因が彗星の空中爆発でないのは明らかである。しかも、大量死している動物の種類は実に多岐に亘っている。乳牛からタコ、さらにはコオロギに至るまでが、世界中の様々な地方で広範囲に亘って死んで行っているのである。
http://www.sott.net/article/221614-US-200-Dead-Cows-Found-on-Farm-in-Stockton-Wisconsin
http://www.sott.net/article/200550-Massive-octopus-kill-still-a-mystery
http://www.sott.net/article/221867-First-dead-birds-then-dead-fish-now-crickets
動物に特有の病気やウイルスが原因のケースもあるかも知れないが、主流派の研究者の誰も理解できないような、何らかの大きなプロセスが進行中であることは明らかだ。

私が上の記事を書いた直後、ニオール・ブラッドレーは『呪われた者の行進』という記事の中で、
http://www.sott.net/article/220991-Procession-of-the-Damned-Mass-Bird-and-Fish-Deaths-Turning-Up-Everywhere
動物の大量死は地磁気の変化のせいかも知れないと述べた。地磁気の変化に注目したのは、どうやら彼だけではないようだ。過去12か月(以上)の「ポールシフト」というキーワードでの検索状況をグーグル・トレンドで見てみると、新年(=2011年)を迎えた直後に、お馴染みのホッケースティックさながらのカーブを描いて、検索数が急上昇しているのが分かる!
http://www.google.com/trends?q=%22pole+shift%22&ctab=0&geo=all&date=ytd&sort=0

(写真2:pole_shift_trends_12mo.jpg)
c Sott.net
キーワード「ポールシフト」での過去12か月の検索状況を示すグーグルトレンドの画面

(写真3:pole_shift_trends_30dy.jpg)
c Sott.net
キーワード「ポールシフト」での過去30日間の検索状況を示すグーグルトレンドの画面

ということで、地球磁場はまだ著しくシフトしていないものの、このような現象の原因の可能性に関して、公衆の心の中では何かがシフトしたようである。実際、このSOTTドットネットでも、最近、『地球の磁北極がシフト、タンパ空港に衝撃』という記事を掲載した。
http://www.sott.net/article/221015-Shift-of-Earth-s-Magnetic-North-Pole-Impacts-Tampa-Airport
編集部一同が驚いたことに、ウェブマスターによれば、この記事は、その日のサイト内で一番人気があったという。タンパ空港の記事は単に、滑走路の1つの向きが磁北にもはや一致していないということで、タンパ空港の当局者は線を描き直さねばならなくなったというだけのものだった。重大事件というほどでもないのでは?

だが、この件についてよく考えてみると、わずかな(局地的なものらしい)磁極のシフトがあっただけで、空の旅に混乱を来すのなら、完全に磁極が逆転した場合に起こるカオスは想像もつかない。以下で見るように、空の旅の邪魔になるということなどは、おそらく懸念される事の中でもほんの序の口に過ぎないであろう。


惑星の電流

地球の磁場環境の変化が、人間や他の動物に対してどのような影響を与えるのかについてはあまり知られていないのだが、その変化は広範なものであり、意識や認知における変化さえ惹き起こすかも知れないと推測できよう。思い出していただきたいのだが、先に掲げたニオール・ブラッドレーの記事によれば、地球上で磁気の異常が起きている地域は、UFOの目撃その他のハイストレンジネス現象の温床なのだ。
http://www.sott.net/article/220991-Procession-of-the-Damned-Mass-Bird-and-Fish-Deaths-Turning-Up-Everywhere
これは確かに、ポールシフトがもたらすであろう変化を議論する場合に留意すべき一面である。

(写真4:magnetic_reversal_extinction.jpg)
c Popular Science; Jan 88; p73
グラフから分かる通り、地磁気の逆転(グラフ3の赤線)、海面レベル低下(グラフ3のオレンジ)、大量絶滅(グラフ4の赤線)は一致している

大量絶滅は、地球の帯磁方向の変化と一致し、あるいはそれによって惹き起こされるのだとする仮説も真剣に唱えられてきた。地磁気の変化が大規模なカタストロフの直接的な原因なのか、それとも、その結果なのかについては、今のところ分かっていない。地磁気の逆転と、氷河期の到来、海面レベル低下との間には、何らかの相関関係があり、さらには、カタストロフ的な活動を暗示する他の大量のデータとの間もまた同様らしい(写真4のグラフ参照)。

よく知られた仮説によれば、このような地磁気の逆転が起こっている間には、地球の磁場がゼロになる時間があって、その結果、太陽や宇宙から大量の放射線が地表に到達し、全生命を根絶してしまうだろうという。しかし、この仮説で大量絶滅は説明できるかも知れないが、海面レベルの変化や、氷河期、火山活動の痕跡は説明できないし、彗星衝突の痕跡だって説明できないだろう。こうした全ての要素を考えると、結果から原因を解明することが必要になってくる。

太陽や宇宙からの放射線といえば、アーカンソー州ビービでブラックバードが大量死する数日前に、太陽の表面では巨大なコロナホールが発生し、荷電粒子が地球に押し寄せていた。「アースチェンジメディア」のミッチ・バトロスは、最近起こった、この出来事について、次のように述べている:


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このコロナホールが発生した時、太陽の磁場が開き、この結果、太陽風(荷電粒子)が放出された。このパルス(波動)の地球に対する最初の一撃は、8分間から24時間のうちに到達したのだろう。このコロナホールから流れ出た荷電粒子の次の一波は、2011年1月2日に地球に届いた。

このシナリオは、元日にアーカンソーで約5000羽の鳥が死んだのを始めとする一連の出来事とピッタリ合う。渡り鳥は「磁力を帯びたレイライン」に沿って飛ぶ。そのため、季節が変化しても、道に迷うことが無いのである。クジラやイルカのような海洋哺乳類もまた、磁力によって導かれている。
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http://www.sott.net/article/221099-Fireworks-Are-You-Kidding-Me-


(写真5:sun.jpg)

地球の磁場は、静的/固定的な特徴を持つものではない。それは、層構造を成しつつ、地球半径の数倍の距離だけ宇宙空間に延びており、(太陽フレア、太陽プロトン現象、磁気嵐等の=)宇宙天気に非常に敏感である。上で述べた、最近のもののような強烈な太陽風が吹いている間、地球の周りの磁場は危険なレベルまで縮んでしまい、その結果、大量の放射線が地表を襲うことになる。このようなコロナ質量放射(CME)について、ある科学ライターは次のように述べる:
http://solar.physics.montana.edu/press/WashPost/Horizon/196l-031099-idx.html


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太陽もまた、何十億トンという大量のプラズマや、それに関係した磁場を生じさせることがある。時速160万キロ以上のスピードで飛んでくる、このようなCMEは。。。わずか数日で地球に到達する。

お馴染みの太陽風と比べた場合、CMEは多くの点で遥かに有害である。CMEは幅160万キロもある大型ハンマーのように地球の磁場を打ちのめし、バンアレン放射帯や地球の磁場の境界内の至る所に捉えられている粒子のデリケートなバランスをひっくり返す。。。

太陽風による影響の中には、公害のレベルを遥かに超えるものがある。高緯度地方では特にそうだ。1972年8月、磁場のシフトにより突発電流が流れ、ブリティッシュコロンビア州水力発電局の23万ボルトの変圧器が爆発した。1989年3月13日には、太陽風の影響によりケベックで大停電が起こり、数百万戸に影響があった。

黒点周期に従って起こる、このような障害による経済的損失は、数年間で数百万ドルに上っている。
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(写真6:article_1337399_0C6D5D6C000005.jpg)
c Orvar Atli Thorgeirsson/Barcrott Media
2010年:この年は見事なオーロラが観測された

荷電粒子の「大ハンマー」は、地球の昼間側の磁場を圧縮し、夜側へと押し延ばした。このため、荷電粒子は回って行って極地方の大気中に入り込み、大気中のガス分子を励磁した結果、北極のオーロラや素晴らしい日没等々の景色が見られた。だが、過去において地球は、このような太陽風に打ちのめされながらも、動物の大量死は免れるということを経験してきたのであるから、方程式にはまだ何かが欠けているのだろう。

太陽や宇宙からの放射線が問題を惹き起こすにもかかわらず、実のところ、我々の脳活動や体内プロセスの多くは、とても込み入った具合に、地球の電磁リズムに結びついている。アメリカとソビエトの宇宙プログラムにおける、初期の宇宙飛行士たちは、彼らが地球に戻って来た後、名前が知られていない病気に罹ったことから、この問題に気付いた。後に究明された原因と対策はこうだった。「地球に戻ってきた宇宙飛行士たちが呈した病状は、外宇宙に磁場が無いことによって起こったのだと判明した。その後の宇宙飛行では、NASAは宇宙船と宇宙飛行士の宇宙服の両方に磁石を設置した」
http://www.naturalmagnetism.com/magnetic-field-deficiency.html
人間の身体は、適切な磁場環境の中での生活に慣れているものらしい。(となると、携帯型電気製品が我々の健康に与える影響に対する強迫観念は何なのだろうと、読者は幾分思われることだろう。)

地球の磁場が重要であるだけでなく、我々にはある種の低周波電磁放射が必要でもある。この放射は、地表と電離層の間に電気的定常波の振動を惹き起こす稲妻によってもたらされる。この現象はシューマン共振と呼ばれる。この定常波の周波数は、地表と電離層との間のキャビティ(空洞)の高さによって決まる。下に掲げるちょっとしたビデオを見れば、この波動がどうして重要なのか、お分かりいただけよう。

(ビデオ:Gaia Resonance)
https://www.youtube.com/watch?v=LbMVPkMoxro

アラスカのフェアバンクスにあるHAARP施設によっても、定常波に一時的かつ局地的な変化を生じさせて、地面と電離層の間の電気キャビティの高さを操作できるのでないかと疑う人は多い。確かにこれは注目に値する議論だが、太陽風も本質的に同じことをしているのであり、単にスケールがずっと大きいだけだ。案の定、HAARPないし、何か似たテクノロジーが原因で、このような動物の大量死が起きているのだろうという噂がある。しかし、これはありそうにない。

HAARPはCME(「大ハンマー」であることを思い出されたい)のパワーには及びもつかないので、太陽からのこの種のいずれの活動の前でもかすんでしまう。だが、HAARPが局地的に人々の脳波状態を変えられないという訳ではない ― これがHAARPの作られた主な目的だろう。後で見るように、太陽および地球を襲う荷電粒子の流れこそ、たった今起こっている地球の気候の大変化の一番の原因であろう。つまり我々は、何らかの人為的な原因を探すのではなく、空を見上げ、宇宙へと目を向けて行く必要があるのだ。

ということで、動物の大量死については、「何が変化したのか?」という質問に戻ることになる。そしてその変化は、多くの人々が推測しているように、地球の磁場と何か関係があるのだろうか?


現在の到達点:新惑星ダイナモ理論

問題の一端は、地球の磁場について我々が主流派科学によって教え込まれてきた考え方にあるだろう。地球の磁場は、地球のコアの中の奥深いどこかから発生しているのだと、我々は言われた。そこでは、マグマ中の液体の鉄が電流を生み出し、次には磁気双極子が形成されて、地球は本質的に巨大な電磁石となるのだ。そして、この磁場が地球外の遥か宇宙へと突き出て行って、荷電粒子の通り道に影響を与える、云々。この説が地質学者や天文学者を職にありつかせているうちは、多くの問題が残ったままだ。この理論では、例えば下で見るように、巨大ガス惑星の磁場の性質は容易に説明できない。

(写真7:planet_x_comets_and_earth_chan.jpg)
c jmccanneyscience.com press

エレーニン彗星についての最近の記事
http://www.sott.net/article/221672-Comet-Elenin-is-Coming-
の中で、ローラ・ナイト=ヤズィックは、ジェームズ・マッカニー教授による太陽系の電気力学理論― 特に、彗星の電気力学的性質について述べている。マッカニーは今を遡る1980年代初頭から、コーネル大学で研究を行い教鞭をとってきたが、やがて排斥され、最終的には「異端的」だとして追放されてしまったのだが、彼の天文学は科学的に全く健全なものである。宇宙内の電気に関する彼の考え方は、型破り過ぎで体制派には耐えられなかったのだ;こんにちでも、この状況には殆ど変化が無いと思う。今、目の前に、マッカニーの著書『惑星X、彗星および地球の変化』
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=58803893&comm_id=2590126
があるが、彼の考案した地球磁場の理論は、(彼の他の多くの理論の中でも)かなり興味深いものだと言わざるを得ない。この惑星の磁場という話題についての彼の著述から幾らか引用しよう:


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衛星と惑星の磁場の話題を例にとろう。衛星を持つ惑星だけが、十分な磁場を持っているのだと、長きに亘って認識されてきた。この問題についても、今や、太陽というコンデンサー(solar capacitor、太陽キャパシター)の電気力学に基づいて理解することができる。あらゆる惑星と衛星は、ある程度、太陽キャパシターの放電に関与している。衛星は、彗星の核と同様、帯電している。衛星が属する惑星に接続している電流こそ、惑星の非永久的な磁場を、少なくとも部分的に作り出し、維持している要因である。
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[McCanney, 2002, p18]


マッカニィがここで言っているのは基本的に、衛星や惑星の磁場と太陽との間には何らかの関係があるということなのだが、この点は、主流派科学者によってこれまで見過ごされてきた。どうして見過ごされてきたのか、その理由も、彼の本を読み終えた後では、想像に難くない。我々ソット・ドットネットが疑っているように、主流派の天文学や科学は、人類のためを思ってなどいない強力な利益集団によって、堕落させられてきたのである。地球のサイクルをコントロールしている、本物の地球外勢力について、我々を無知なままにしておくというのが概ね連中のアジェンダである。

マッカニィがここで述べていることに戻ると、もっと説明が必要な概念が1つある。「太陽キャパシター」だ。この概念を理解するためにはまず、キャパシターとは何なのか理解しなくてはならない。キャパシターというのは、2枚の電導性のある(すなわち、金属の)板の間に誘電体(電気を通さない何らかの素材。例えば雲母やガラス、強化プラステチック。空気もそうだ)を挟んだ電気部品である。 一方の板に多数の電子が集まると、他方の板からは、バランスをとるために、同数の電子が失われる。これで分かる通り、電荷(すなわち電子)は、電気回路内で保存されるのである。

(写真8:simple_capacitor.jpg)
c qsl.net
簡単なキャパシター

この考え方を太陽系にあてはめてみる。太陽と、太陽系の外縁を、キャパシターにあるのと同様の、反対の電荷を帯びた2枚の板だと考えればよい。2枚の平らな金属板の代わりに、太陽系は円筒形ないし球形の恰好をしたキャパシターである。太陽の表面は正味の負電荷を帯びており、太陽系を取り巻く、外縁のガスや塵は正味の正電荷を帯びている ― キャパシターの電極板と同じようにだ。

実際のキャパシターと同様、それは完璧ではない;電荷(すなわち電子)は常に、一方から他方に漏れる。これは時間が経つうちに自然に起こるのだが、宇宙においては、この結果、太陽キャパシターがずっと速いスピードで放電するという状況になることがある。非常な離心軌道を進む彗星(あるいは、宇宙空間にある巨大な物体)が、太陽キャパシターを放電させる電導路を用意するのだ。完成した彗星の姿には伝統的に尾があるものだが、この尾が氷や、剥がれ落ちて行く塵ではなく、プラズマであるときには、太陽から彗星を通って強力な電流が流れることになる。

この理論で興味深いのは、惑星もまた、太陽キャパシターが放電するための電導路を作ることがあるとする点だ。このゆえに、惑星直列、あるいは惑星・彗星直列までもが興味深いものとなる。惑星/彗星直列によって作られた電導ゾーンを通過する惑星には、通常よりも大きな電流が流れるのだ。つまり、惑星は感電するのである。マッカニィによれば、この結果、地震や噴火、異常気象が起きる可能性が高まるという ― 確かに、最近こうしたことはいずれもかなり起きている!これは、「宇宙で」沢山の活動が起こっている兆候なのだろう。太陽キャパシターという考え方が持つ意味合いは他にもあるが、それらは本稿のテーマ外である。彼の本は、素人向けの言葉でこの概念を上手に説明している。

電気の力が我々の太陽系で一役買っていることが分かると、これを地球および、その磁場に適用することができる。実際、地球の磁場は、蓋を開けてみると、地殻の下を流れる鉄のマグマで出来た単純な電磁石よりずっと複雑なのだ。マッカニィは、地球の磁場が様々な層から構成されていると述べる。以下に『惑星X。。。』から引用する:

---
かくして、私が考える地球の磁場モデルには、少なくとももう5つの層、すなわち構成部分がある。最も内側の層はかなり小さく、地球の中心コアの中深くにある。これは勿論ながら、大昔に(数十億年前に違いない)、地球を形作った彗星の最初の「種」である核のある所である。その外殻とマントルは、堆積した鉄とニッケルなのだが、これがポケットすなわち、磁場地帯を持っているのだ。このような地帯の例としては、ミネソタ州北部のメサビ鉄山がある。理由は兎も角、そこにはとても多くの鉄が埋蔵されており、局地的に強い磁場を持っている地帯として知られてきた。こうした地域では、方向を探る上でコンパスは役に立たない。。。

地球の磁場には他にも「様々な層」が数多くある。それらは、太陽風と地球に存在する、小型の永久磁場との複雑な相互作用の産物である。その仕組みを述べるとしよう。これは、磁場は互いに連携する傾向があるという原理に基づいている。太陽風が地球を吹き過ぎるとき、太陽風の粒子は、小型の永久磁場と相互作用を行う。電子は外側に曲げられ、地球の周りを1つの方向に向かい、陽子は別の方向に向かう。この流れのせいで地球の電離層は3つの別個の電気の流れとなり、それらが大気圏上層部の大規模なジェット気流を生み出す。温帯地方では、正イオンは東へと流れる一方、赤道には、電子のジェット気流があって、これは西へと流れている。

これらの流れから、私が「様々な磁場」と呼ぶものは構成されており、太陽風が一定かつスムーズである限りは、地球全体の磁場も安定していて、北向きで一定であり、永久コア磁場とも揃っている。電離層の場合同様、これらの他に小規模な電気の流れも存在しているが、これは、地球内部のマントルや地殻、粘性溶融層で発生する。

これ以上話を複雑にしたくはないが、地表から遥かに離れた宇宙に、2つ外部層が存在する。1つ目は、バンアレン帯として知られる放射帯であり(地球を取り巻く高エネルギー粒子の輪)、その遥か外側には、太陽風自体の外流があって、これが多層から成る磁場の外殻となっている。
---
[McCanney, 2002, p19-20]

(写真9:5_magnetosphere.jpg)
c Unknown
地球の磁界層は様々な層から成る

ある論文でマッカニィは、衛星が惑星の磁場に及ぼす影響について述べている:


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衛星と惑星の磁場とが相互に関係していることは、かねてより経験的に知られており、とりわけ最近のボイジャー1号・2号のデータからすれば、それは間違いない。。。

電荷を帯びた天体が宇宙に存在しており、月、水星、その他の天体が、ケプラーの仮定した楕円軌道から逸れていることを考えれば、以下のように一般化することができる。すなわち、磁場は恒星や惑星が、その周りにある、わずかに電荷を帯びた天体(=衛星)と相互に回転することで生じるというのが基本的な仮定である。
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つまり、地球-月-太陽の系が全体として働く結果、地球のユニークな磁場が生まれるということである。太陽風、月、電離層(これはジェット気流を生み出す)、地殻層、溶融層、地球のコア、これら全てがこの系の一部なのだ。各層はこの系を土台にしている。これに関して興味深いのは、(殆どの地質学者の推測とは異なり、)磁場を形成しているのは地球の内部だけではなく、この系は、究極的には、太陽系内の外的な力(主として太陽と月)に左右されているということである。外的な力が地球の磁場の向きを周期的にシフトさせるのだろうとマッカニィは考える。

これまた興味深いのは、惑星の磁場形成において衛星が果たす役割である。太陽系の惑星をざっと調べてみると、検討に値するくらいの磁場を持っているのは、相当大きな衛星を持っている惑星だけだというのは本当である。この理由は、マッカニィによれば、惑星の磁場が生じるのは、当該惑星が、その周りにある、電荷を帯びた天体(すなわち衛星)と相互に回転するからである、ということだった。固体惑星は一定レベルの内部磁気を持つであろうが、磁場のサイズと強さは、概ね当該惑星とその衛星との間の動力学の産物なのである。

これはまた、衛星以外でも、彗星のような高い電荷を帯びた天体が近くを通過する場合には、惑星-月-太陽系の天然ダイナモを大混乱に陥れることをも意味する。マッカニィは、このような彗星のフライバイ(接近通過)のメカニズムこそが、磁極逆転の原因だと仮定する。つまり、地面を凝視して、地球の磁極が魔法のようにシフトするのを待つのではなく、我々はおそらく宇宙をのぞき込んで、「宇宙で」何か差し迫った兆候がないかと待つべきなのだろう。

主流派の天文学者と地質学者が提案しているダイナモ理論
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%A2%E7%90%86%E8%AB%96
には、誤りがあると思われる。この理論は地球には当てはまるが、外惑星に関しては、完全に破綻している。天王星と海王星を見てみると、磁極軸が方向的にこれらの惑星の自転軸からかなり離れているし、磁場自体も惑星からずれている(写真10を参照)。もし主流派の理論(※天体内部の流体運動によって大規模な磁場が生成・維持されるとする)が正しいとすると、これらの惑星内部の流体運動は、コアを中心に起こっているのではなく、惑星の片側を選り好みしていることになり、少々不合理な立論ということになる。だが、マッカニィの説を前提とするならば、これらの磁場の形成には、主流派の天文学者が推測するような単純化した考え方よりも、おそらくずっと多くの要因が関与しているのだろうと思われる;月の位置、太陽風、自転周期が、どのような磁場が形成されるか決まる上で、大きな役割を果たしているのだろう。

(写真10:planet_magnetic_fields.jpg)
c 2007 Thompson Higher Education
大惑星の自転軸と磁場との比較

最近の「モダン・サバイバル・ブログ」に、『ポールシフト:北極は大急ぎ、南極はのろのろ』という記事が載った。
http://modernsurvivalblog.com/pole-shift-2/pole-shift-north-races-south-crawls/
記事の筆者は大量のデータに基づいて、地球の磁北極はシベリアへと大急ぎで向かっているのに対して、磁南極は動きが遅くなっていると論じている。つまり、地球の磁極軸は地球を真っ直ぐに通っておらず、一方の側を選り好みしていると言うのだ。記事に曰く:

---
外殻かその一部が、幾らかずれていて、その結果、磁極軸が地球の一方の側ではなくて、他方の側を通るということがあり得るのだろうか?地球をふらつかせている原因は何だろう?

鉄の粘度が、外殻の一方の部分と他方とでは違っているのだろうか?

外殻が地球の「中心に」位置し、融解した鉄が比較的に安定しているとしたら、観察された事実は、磁極軸が地球を貫く際に、曲がったり反ったりしているという兆候なのだろうか?
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(写真11:earth_magnetic_pole_top_bottom.jpg)
c ModernSurvivalBlog.com
地球の磁極軸を上下から見たところ。それがどれくらい地球の一方の側を選り好みしているかを示している

結局のところ、これは未解決の論点のようだ。地球の一方の側が、筆者の言うように幾分ユニークであると考える必要はないだろう。上で述べたように、これはまさに、天王星と海王星について見たのと同じ現象であり、あの場合はもっと極端だっただけだ;あれらの外惑星の磁極軸は、惑星の中心付近など通っていなかった。

だが、マッカニィの説によれば、極移動は惑星内における何らかの変化のせいではなく、外部環境における変化のせいだろうということであり、そのようなものとしては、月や太陽、その他、地球の近くを通り過ぎる電荷を帯びた天体が挙げられるのだった。おそらくは、月で微妙な変化が起こっていて、その電荷の帯び方がこのような変化を生みだしたのではないだろうか?あるいはおそらく、太陽風が幾らか変化した結果、このようなシフトが起きたのだろうか?


月(および、電荷を帯びた他の天体)の食料

結論に行く前に、P・D・ウスペンスキーの著書『奇蹟を求めて』の中の幾分古典的な文章について述べておきたい。神秘主義者で霊的な師であったゲオルギー・イワノヴィッチ・グルジェフがほぼ1世紀前にモスクワで行った講話から、ウスペンスキーが引用したものだ。ご存知の方もおられようが、グルジェフはエソテリックな事に関する該博な知識を持っていたのだが、どこでその知識を手に入れたかは明らかでない。時間を割いてグルジェフを学んだことがある方はご存知の通り、心理学および心の発達に関する彼の叙述は完璧だった。現代の心理学と神経科学は、多くの点でようやく彼に追いつき始めたところである。

(写真12:gurdjieff.jpg)
c Unknown
ゲオルギー・イワノヴィッチ・グルジェフ

グルジェフは科学および宇宙における人間の立場についてもまた、数多く興味深いことを述べている。最も謎めいた彼の言葉は、人間の月との関係をめぐるものだ。彼はあからさまに、我々は「月の食料」だと述べた。多くの人々はこの1節には何らかの深いエソテリックな意味があると考えている ― それはきっとそうだろう ― だが、これには「見やすい」科学的根拠もあるのだろう。グルジェフは、月に関して他にも何やら興味深いコメントを行っているのだが、それはマッカニィが述べていることとぴったり一致している。地球と月がエネルギーのやり取りを行う可能性について語る中で、グルジェフは次のように述べている:


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このエネルギーは集められ、地球の表面に位置する巨大な蓄積機に保存される。この蓄積機とは地上の有機生命体である。すなわち地上の有機生命体が月を養っているのだ。地球上に生きるすべてのもの、人間、動物、植物は月の食料なのだ。月は地球上で生き、成長するものを食べて生きている巨大な生き物である。地上の有機生命体が月がなくては存在できないのと同様に、月も地上の有機生命体がなくては存在できない。それ以上に、有機生命体にとっては月は巨大な電磁石なのだ。もし電磁石の活動が急に止まりでもすれば、有機生命体は無へと消え去ってしまうだろう。
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P・D・ウスペンスキー『奇蹟を求めて』、浅井訳142ページ。


彼がここで述べていることは、人間やその他の生物全てを宇宙の放射線から守っている地球の大きな磁場を維持するには、月が必要不可欠であることを考えれば、合点がいく。このような理想的な磁場環境が無かったら、地上の有機生命体はどうやって生き残れるだろうか?無理だろう −  少なくとも地表では。そしてもし、マッカニィの理論が正しければ、月は、地球のユニークな磁場環境にとって不可欠な一部なのである。グルジェフはまた、月は地上の生命との関係で「巨大な電磁石」であるとも述べている。グルジェフがこのことを述べたのが1900年代の初頭であり、太陽系や惑星が電気的な影響を及ぼしあっていることが知られるようになる以前だったことに留意されたい。グルジェフは確かに時代の先を行っていたのだろう。

(写真13:greenland_sun_rising_early_300.jpg)
c Unknown

ポールシフトと地球の変化に話を戻すが、最近観察されたところによれば、今年、グリーンランドでは例年より2日早く極夜が明けて日が昇ったとのことである。
http://www.sott.net/article/221541-Strange-Phenomenon-Sun-rises-two-days-early-in-Greenland-sparks-fear
http://ooruri777.seesaa.net/article/219345762.html
今のところ、これは謎のままであるが、これを動物の大量死や磁極の移動と結び付けて論じる人は後を絶たない。

マッカニィが指摘しているのだが、地球の地殻には永久磁石ゾーンがあり、これらは概して、北を向いて並んでいるという。もし地球の磁場が、外部からの力によって、本当に変わりつつあるとするならば、地殻中のこれらの磁気を帯びた領域は最もシフトしにくいだろう。変化しつつある外側の磁場が、これらの領域を新たな方向に引っ張るに連れて、地殻が新しい構造に安定するまでは、地面の隆起や地震、火山噴火、そしておそらくは地面の標高の変化すら起こるかも知れない。もし、地面の標高が変わりつつあるなら、どうして今年グリーンランドに陽光が少し早く戻って来たかの理由も説明がつくだろう。これは、現在広まっている、地球温暖化による十把一絡げ的説明よりも、ずっと理に適っている。

一回りしてアーカンソー州ビービで起きたブラックバードの話に戻れば、彼らの大量死は火球か彗星の空中爆発によるものだろうという私の仮説は変わらない。この時期に衝撃を受けた天体は地球だけではなかっただろう。最近、中国の宇宙探査機が、月の表面にある隕石衝突の跡をビデオにおさめた。
http://www.sott.net/article/221328-Moon-Hit-by-Meteor-Caught-on-Tape
これより少し前、太陽に突進する彗星も数個目撃されていた。
http://www.sott.net/article/221566-25-Sun-Diving-Comets-in-10-days-
ワシントンD.C.にある米国海軍研究所(NRL)のカール・バッタムズによると、2010年12月13日-22日の10日間に、「NASAの太陽観測衛星SOHO(太陽・太陽圏観測衛星、Solar and Heliospheric Observatory)は、太陽に突進する彗星を25個観測した」。これは前例のないことだと、元記事の中でバッタムズは述べている。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/3686/?ST=m_news

マッカニィによれば、地球の近くを通過して、地球の磁場を完全に反転させるような、大きな電荷を帯びた彗星が存在するに違いないという。おそらく我々は来たるべき事態を少しだけ経験したのではないだろうか?もし巨大な(惑星か月のサイズという意味だ)彗星が地球をかすめて通ったら、数件以上の動物の大量死が起こると思って間違いない。その後で、自分が居る地表面の見分けがつくなら、幸運なことだろう ― 誰かがまだ生きていればの話だが。
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2017年03月06日

ワシントンのオバマ邸はトランプ打倒クーデターの中心拠点になるだろう

SOTT パペットマスター


ワシントンのオバマ邸はトランプ打倒クーデターの中心拠点になるだろう
https://sott.net/en344323


アレックス・クリストフォルー
ザ・デュラン
2017年3月4日

(写真1)

オバマの目標は、退陣を強いるか、弾劾するかして、トランプから大統領職を取り上げることである。

前大統領で、今は反ドナルド・トランプの「最高調整役」であるオバマがワシントンに持っている屋敷には、攻撃チームのメンバーが詰めている。トランプ大統領を打倒し、自らが築いたネオリベラルの遺産を無傷に保つのが彼の願いなのだ。

家族ぐるみで付き合いのある友人によると、オバマの目標は、退陣させるか、弾劾するかして、トランプをホワイトハウスから追い出すことだという。

オバマは自らが抱く反逆という目標達成を手伝わせるために、大統領時代から雇ってきた信頼できる側近で、「ホワイトハウスの攻撃犬」ことバレリー・ジャレットを、今も雇っている。

バレリー・ジャレットはオバマ夫妻と一緒に、カロラマ地区にある、広さ762平方m、評価額およそ600万ドル(約7億円)の屋敷に引っ越しさえした。


(写真2)
c Rex/Shutterstock

ホワイトハウスから3.2km離れたオバマの屋敷には、トランプ打倒クーデターの中心拠点とするべく、高さ3mの外壁が取り付けられているところだ。

(写真3)

デイリー・メールは次のように報じている。。。


---
バレリー・ジャレットは、オバマ政権において ー 時には控えめながらも ー 重要な枠割を果たしていた。彼女はホワイトハウスに住み、オバマ夫妻と夕食を共にして、オバマの国内外に亘る政策立案を手伝ってきたのだ。

オバマ元大統領は、ワシントンのウエストエンドにオフィスを構えていたが、最近では、ジョー・バイデン、スーザン・ライス、ジョシュ・アーネスト、バレリー・ジャレットを含む、彼のホワイトハウスのスタッフのためにオフィスを解放していた。

だが、彼が元大統領の特典として授与されたものの1つである、このオフィスは、政治的な目的で利用することができない。一方、自宅の賃料は、オバマ自身が払っている。

オバマが大統領職を満期退任した後、バレリー・ジャレットはホワイトハウスに置いていた彼女の持ち物全てをカロラマにあるオバマの邸に移した。

「バレリー・ジャレットが、オバマの借りている家に幾つかの部屋を持つだろうことは全く疑いが無い」と消息筋は語った。「オバマは、地球上の誰よりも、彼女の判断に信頼を置いている。それはミシェル夫人も同様だ。オバマは彼女に相談せずに意思決定することはない」

バレリー・ジャレットとミシェル夫人に拍車をかけられて、この前大統領はトランプへの敵対勢力のリーダーを以て自ら任じるようになった。トランプの政策が彼は大嫌いであり、トランプが大統領であることは、彼にとっては違法なのだ。

「オバマは、リベラルで進歩的であるとして、国民の半数近くからとても人気を博していことを利用しようとしている」とオバマと家族ぐるみの付き合いのある友人は語る。「何百万ものアメリカ人がトランプの施策に対して異を唱えて、活発に街頭デモを行おうという機運に満ちているのだが、彼らは組織化される必要があり、怒りを向ける対象を示される必要がある。

「オバマは、社会的セーフティーネットであるオバマケアと、オバマが難民に対して行った歓迎策という彼の遺産を撤廃した、トランプの仕打ちに落胆している」と、この消息筋は続ける。

トランプの選んだ閣僚たちもまた前大統領にとっては問題である。特に司法長官のジェフ・セッションズに関してオバマは、公民権の保護を任せるには人種的な配慮に欠ける人物だと考えている。

ジム・コミーをFBI長官に留任させたのも、オバマ・サイドにとってはしゃくの種だ。コミーが、大統領選投票日の11日前になって、ヒラリーのメールに対するFBIによる捜査の再開を宣言したことをオバマは非難している。オバマに言わせれば、これはトランプの勝利を後押しした無責任な行為なのだ。

「オバマは回顧録を書いたり、思う存分ゴルフをしたり、政権の座にあった8年間の栄光=彼がもたらした進歩/達成に思いを致すことを願っていた。ところが、その代わりに今の彼は、トランプ打倒の戦略を練り、戦いを率いるつもりなのだ」と事情通は語る。

ビル・クリントン政権の報道官を務めたジョー・ロックハートからオバマが借り受けたカロラマにある邸宅は、未だにミシェル夫人が修復と改装を行っている最中である。

(写真4)
c Reuters
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http://www.dailymail.co.uk/news/article-4271412/Obama-confidante-Valerie-Jarrett-moves-Kaloroma-home.html


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SOTT編集部コメント:以下も参照のこと:
・「エリート層」、次期大統領トランプに対するクーデターを画策中
https://www.sott.net/article/336800-Elite-coup-is-being-orchestrated-against-president-elect-Trump
・オバマ派の活動家、トランプ大統領の政策に抗議する数万の扇動者を訓練中
https://www.sott.net/article/342995-Obama-linked-activists-training-tens-of-thousands-of-agitators-to-protest-President-Trumps-policies

右翼たちの多くは、バレリー・ジャレットが過激派左翼であり、「スラム街の領主になる筈が失敗したデベロッパーとしての経歴」を持つがゆえに、ジャレットをひどく嫌っているようだ。
http://michellemalkin.com/2009/11/15/stanford-alumni-blow-the-whistle-on-valerie-jarrett/
2014年のシカゴマガジンに載ったプロフィールから引用する:


------
オバマのホワイトハウスでのスタッフとしての短い経歴だけからしても、彼女はオバマの闘犬=大統領とファーストレディー、そして彼女自身のイメージに対してのみ忠実な女性という風に表現されがちである。オバマの首席補佐官になることに同意したラーム・エマニュエルは、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%82%A8%E3%83%AB
並外れたパワーの持ち主であるジャレットを持て余し、何とか彼女をイリノイ州上院におけるオバマの後釜に据えようとしたが、うまくいかなかったと認めている。(ジャーナリストのジョナサン・オルターはまた、2010年の10月にラーム・エマニュエルがワシントンから尻尾を巻いて逃げ出し、シカゴ市長という比較的安楽な権力の座におさまったのも、バレリー・ジャレットの存在が理由の1つだろうと推測している。)

メディアやワシントンの人々の一部は、バレリー・ジャレットこそ見事な戦略家であり、ホワイトハウスの左右両派を事実上取りまとめており、オバマにホワイトハウス入りを果たさせる上で彼女以上に尽力した人間は居ないと評する。1991年、当時のシカゴ市長リチャード・デイリーの次席補佐官だったジャレットは、ミシェル・ロビンソン(=オバマ夫人の旧姓)に、市役所での職を提供しようと申し出た。申し出を受け入れる前、ミシェルはジャレットに自分のフィアンセであるバラク・オバマに会ってくれるようせがんだ。ジャレットは即座に2人を自分の庇護下に置き、何年かの間にバラクをデイリー市長の内輪のサークルの人びとや、裕福な実業家たちや、彼女の住んでいたハイドパークの要人たちに紹介した ― オバマが地域のまとめ役から、スプリングフィールド(=イリノイ州で上院議員になった際の地元)、さらにはワシントンへと出世して行くにあたっては、こうした人々の助けがあったのである。

...

バレリー・ジャレットが大きな影響力を持っているのは、彼女が政策を立案して実行するからではなく、彼女が、大統領とファーストレディーが最も話し掛けそうもない人物だからである。しかも、時として大統領夫妻は、プライベートな食堂でのディナーの間にもそうするのだ。報じられているところでは、オバマ夫妻はバレリー・ジャレットに対して、バラク・オバマが次期大統領となったために空席となった上院議員の議席を狙うことはせず、ホワイトハウスで側近となって欲しいと説得したという。
http://www.nytimes.com/2008/11/24/us/politics/24jarrett.html?ref=valeriejarrett

バレリー・ジャレットはハワイやマーサズ・ビンヤード島で大統領夫妻と共に休暇を過ごし、時には、彼らの宣伝係のようなことも言う:ミシェルは「50になっても素晴らしいわ」
http://wapo.st/1hqNXnx
バラクは「才能に恵まれるあまり、普通の人と同じことはできないのよ」(デイヴィッド・レムニック著『懸け橋(ブリッジ):オバマとブラック・ポリティクス』に引用されている言葉)(※なお、石井栄司訳は未参照)。ホワイトハウスでの小パーティーや公式晩餐会に誰を招待するかも、決めるのは彼女だ。

...

ジェイソン・ホロウィッツは、バレリー・ジャレットに関して、ワシントンポストで以下のように述べている。「オバマに資金提供を行っている金融業者たちは、ジャレットは経済問題があまりよく分かっていないし、オバマに関する意見の相違を我慢できないと、不満を感じてきた。
http://www.washingtonpost.com/politics/white-house/valerie-jarretts-latest-role-shoring-up-obamas-support-base/2011/10/17/gIQARiI0GM_story.html
『彼女はマイナス材料になるだろうと、私は常々思っていた』と、ある著名な投資/資金提供者は語る。。。『ホワイトハウスに居る人たちにそう話すと、彼らは同意するんだが、怖くて何も言えないんだ』」

ウィリアム・デイリーを首席補佐官であったラーム・エマニュエルの後継者に迎え入れ、厄介なことになっていた財界と政権との関係をきちんと整えようとしたというのが、月並みな見方だったが、当然ながらおそらく、ジャレットはデイリーに(も)好感を抱かなかったのだろう ― また、ポリティコのグレン・スラッシュによれば、ジャレットは「オバマに対して、デイリーが好ましくない人物であるという評価を頻繁に伝えていた」。デイリーの首席補佐官としての在任期間は短かった。
http://www.chicagomag.com/Chicago-Magazine/Felsenthal-Files/November-2013/Secrets-of-the-Chicago-Guys-in-Obamas-Dysfunctional-Cabinet/

...

ジョナサン・オルターのレポートはジャレットの全く違う素顔を明かしている:「スタッフたちは彼女を恐れていて、彼女が好きでもなければ、信頼しても居なかった。ミーティングでの彼女の発言はごく僅か、あるいは全く無いのだが、その代わりに、終了後も後に残っていて、自分の意見を大統領に直接述べていた。下っ端たちに対する不安のほか、『私は自分が話しているのを聞くために話したりしないのよ』と言って彼らを侮辱した。
http://www.chicagomag.com/Chicago-Magazine/Felsenthal-Files/June-2013/Jonathan-Alter-on-Obamas-2012-Campaign-Chicago-Characters-Galore/

彼女には中傷的なニックネームが数多くついている:「本質の守り手」、「夜のストーカー」(彼女が夜中にプライベートな宿舎に居るオバマ夫妻を訪ねるから)、「大統領の崇高な動機と天賦の才の個人的な管理人」。最後のものは、『この街』の著者であるマーク・レイボービックによるもので、彼は明らかにリークされたメモから引用している。「バレリーの魔力」と題された、33の話題から成る、このメモは、ニューヨークタイムズにジャレットのプロフィールが載るよりも前に、ホワイトハウスのスタッフの間に広まっていた。
http://www.chicagomag.com/Chicago-Magazine/Felsenthal-Files/July-2013/NYT-Reporter-Lays-Bare-the-Ugly-Underbelly-of-DC-And-Rahm-Valerie-and-Axe-Are-In-It/

このメモは彼女の「魔術的な」特質を挙げている。「バレリーの魔術とは、彼女の知性とハートである。彼女は信じられないほど親切で、思いやりがある人柄である上に、人々が口に出さない思いを正確に当て、大統領たちが危惧している問題を明るみに出すというユニークな能力を備えている。。。バレリーには、共感し同情する大きな度量がある。彼女は自重の必要性と、物事を成し遂げようと願う賢明さとのバランスをとることができ、アメリカ国民とホワイトハウスの人々のために、精一杯働いている。。。バレリーが人生で得た教訓は、人々が、好調な時であれ不調な時であれ経験を積む上で活かされる。。。シングルマザーでありながら、競争の厳しい、男性優位の世界でトップにのし上がったアフリカ系アメリカ人の彼女は、草の根運動からビッグビジネスに至る、あらゆるものを変化させるために尽くしている。。。バレリーが信頼できる人間であることは、この建物の中に居る人なら知っている(彼らにはお手本が必要なのだ)」。

...

『オバマ家の人々』の著者、ジョディ・カンターは私にこう語った。「バレリーがオバマ夫妻の元を去ることはないでしょうね。。。彼女は、彼女がオバマ夫妻と共有している大義に一生を捧げてきたし、オバマ夫妻のためなら、高速で走るトラックの前にさえ喜んで身を投げだす覚悟があることを証明済みよ。彼女は、大統領とファーストレディーの成功こそが彼女にとっての決定的ミッションであるとして受け入れているの」
http://www.chicagomag.com/Chicago-Magazine/Felsenthal-Files/January-2012/Valerie-Jarrett-Dedicated-Her-Life-to-the-Obamas-Plus-More-Details-from-Jodi-Kantors-New-Book/
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http://www.chicagomag.com/Chicago-Magazine/Felsenthal-Files/January-2014/The-Mysteries-and-Realities-of-Valerie-Jarrett-Mystery-Woman-of-the-White-House/


スタンフォード大(=ジャレットの出身校)同窓会サイトのお追従記事は以下で読める。
https://alumni.stanford.edu/get/page/magazine/article/?article_id=29530
ジュディカル・ウォッチは、ジャレットが隠しておきたい秘密を何点か指摘している:


------
ジュディカル・ウォッチ(JW)がFBIから開示を受けた情報によると、オバマ大統領が信頼する最高顧問バレリー・ジャレットの父親、母方の祖父、義理の父は、アメリカ政府による取り調べを受けた、筋金入りの共産主義者だった。
https://www.whitehouse.gov/administration/senior-leadership/valerie-jarrett

ジャレットの父親である、病理学者で遺伝学者だったジェームス・ボウマン博士に関する大分なFBIファイルによると、彼は共産主義者やその組織と広いつながりを持っていた。
http://www.judicialwatch.org/wp-content/uploads/2015/06/BowmanFBIfile.pdf
1950年、ボウマンはソビエトに雇われたアルフレッド・スターンという情報部員と連絡を取っていたが、このスターンという男は、スパイの嫌疑を掛けられた後、プラハに逃れた。ボウマンは「インターンおよび医学生協会」という名前の共産主義者シンパ団体のメンバーでもあった。1955年に医療部隊を除隊した後、ボウマンは働くためにイランに移った、とFBIの記録に記されている。

...

ジャレットの家族と共産主義者とのつながりの中には、ジャレットの母方の祖父である、ロバート・ローション・テイラーと、彼女の父親が関わっていたソビエトの情報部員スターンとの事業上の提携関係というものもある。

ジャレットの義理の父であるバーノン・ジャレットもまた、シカゴの大物共産主義者だったことが、JWが開示を受けた、ジャレット一家と共産主義者との結び付きをFBIが探った別ファイルから分かる。
http://www.judicialwatch.org/wp-content/uploads/2015/06/Vernon-Jarrett-file.pdf
一時期、バーノン・ジャレットは(1960年代の「テロリスト」暗殺対象者リストともいうべき=)
http://www.partisandefense.org/pubs/mumiabr/japan.html
FBIのセキュリティー・インデックスに名前が載っており、共産主義の破壊工作員と見做され、ソ連との有事には逮捕されることになっていた。彼に関するFBIのファイルによると、彼はシカゴの共産党の地下活動団体に属し、「中流階級の間に共産党の政策を広める」宣伝文を書く任務を帯びていた。

シカゴの弁護士で、長きに亘るオバマの親友であるバレリー・ジャレットがリベラル過激派で、ホワイトハウス内で大きな権力をふるっていることには定評がある。自らのルーツに忠実に、彼女は未だに数多くの共産主義者やムスリム同胞団を含む過激派グループと結び付いている。ジャレットと彼女の一家はまた、オバマの尊敬する師であり、共産党員としてFBIに大分なファイルがあるフランク・マーシャル・デイビスとも強く結び付いている。

JWは長年の間にバレリー・ジャレットの罪を数多く暴いてきた。司法省(DOJ)が実行した銃密輸出作戦スキャンダルの隠蔽に彼女が果たした役割に関する記事は、その一例である。JWが昨年の秋に入手した公文書によれば、ジャレットは、当時の司法長官エリック・ホールダーが悲惨な実験である「ワイルド・スピード作戦」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA
に関して議会で嘘の証言をした事件の隠ぺい工作における中心的存在だったのである。
http://ameblo.jp/jicchoku/entry-11946851416.html
ワイルド・スピード作戦というのは、司法省管轄のアルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局(ATF)が、最終的にはドラッグのカルテルへと辿りつこうとして、メキシコへの銃の密輸を許可したものだ。ところが連邦警察官は数百丁の行方を見失い、それらがはかり知れない数の犯罪で使用されてきたのである。アリゾナで起こったアメリカ人国境監視員殺人事件もそんな1つなのだ。
http://www.judicialwatch.org/blog/2014/10/valerie-jarrett-key-player-fast-furious-cover-holder-lied-congress/

2008年JWは、オバマ大統領の政権移行チームの共同責任者でもあったバレリー・ジャレットを一連の不動産スキャンダルに結び付ける文書を入手した。そのうちの数件は、オバマの資金調達を担当していた友人のアントワン・「トニー」・レズコ(仮出所中の重罪犯)が主導した、スラム街住民への公的住宅供給プロジェクトである。
http://www.judicialwatch.org/press-room/press-releases/obama-advisor-valerie-jarrett-linked-real-estate-scandals/%20
http://www.davidicke.jp/blog/20090321/
イリノイ州総務長官から入手した文書によれば、バレリー・ジャレットはレズコが主導した、シカゴのスラム街プロジェクトに資金と支援を提供していた複数の組織で、役員を務めていたという。
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http://www.judicialwatch.org/blog/2015/06/communism-in-jarretts-family/
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2017年03月05日

世界の悪の中心はイギリスのディープステートに存在している

SOTT パペットマスター


世界の悪の中心はイギリスのディープステートに存在している
https://sott.net/en344112


ハルン・ヤフヤ
ケイトホーン
2017年3月2日

(写真)
c Pixabay

歴史を通じて悪は常に、ある1つのセンターからコントロールされてきた。戦火や大虐殺を広める人たちは、ある指揮命令系統の下で活動し、ある1つのセンターを出所とする計画に従っているのだ。20世紀の大戦争、植民地支配、大虐殺、中東とアフリカの分割、そして経済危機を惹き起こした、ただ1つの中心(ハブ)が存在している。悪は沢山の触手を持ったタコのようなものだ;我々は、最も活発な触手に目を向けがちである。しかし、これら触手の全てに指図している1つの脳が存在しているのだ。それぞれの触手は完璧に連携しながら、脳の指令に従って1つの目標に向けて進んで行く。触手が独立して動いているように見えても、それは幻想に過ぎない ― それらの触手はいずれも、1つの脳によってコントロールされているのだ。しかも、悪はピラミッド状のヒエラルキー構造をしている。底辺がいかに広大で、また、どれほど多くの階層から成っていようと、頂点はただ1つであり、この点はその下にあるものに対して、絶対的な権力を持っている。

悪との戦いにおいては、タコの触手やピラミッドの低階層に照準を合わせるだけでは、成果を収めることができない。我々はシステムをコントロールし、運用し、指揮をとって、最終決定を行っているトップに対して知的な戦いを挑むべきなのだ。上述の中心(ハブ)の暴露を、この知的な戦いの中核に据えるべきである。というのも、それが持つ権力は、それが秘密の存在であるがゆえに持つ怪しからぬ優位性を活用して他者を混乱させ、身を潜めている限りにおいてしか効果を持たないからだ。

こんにちの世界における悪のリーダーとして、数多くの名前が取り沙汰される:よく名前が挙がるのは、アメリカとイスラエルのディープステート(=国家の内部における国家)、国連やNATO、EUのような機関、CIAやモサド、グラディオ(=イタリアに於けるNATOの秘密戦闘組織)のような組織、イルミナティ、フリーメーソンリー、スカル・アンド・ボーンズ、薔薇十字、テンプル騎士団のような秘密結社、ウォール街の財界の有力者や、石油トラスト、多国籍企業のような世界経済を牛耳る者たちである。だが、これらはいずれも、このシステムの歯車である。これらはタコの触手、ピラミッドの低階層なのである。

これにひきかえ、イギリスのディープステートは、何世紀にも亘って、このヒエラルキーのトップに位置してきた。イギリスのディープステートは、植民地支配と奴隷制の中心でもある。中国、インド、インドネシア、マレーシアは何世紀もの間、イギリスの支配下にあった。中国にアヘンを持ち込み、飢えさせることでインドを従わせ、東インド会社によって東南アジア諸国の殆どを恐れさせたのも、イギリスのディープステートだった。こんにち、イギリスの植民地であったインドで行われた大量虐殺が思い出されることはないだろう。150年前、イギリスは3億3千万人のインド人を飢餓状態に陥らせ、百万人以上を餓死させたのである。

オスマン=トルコ帝国を滅ぼし、アナトリアを占領したのも、イギリスのディープステートだった。共産主義を創設した幹部が集められたのもイギリスだった。共産主義の根本原理である、マルクスとエンゲルスの『共産党宣言(初版原題:共産主義者宣言)』の初版もイギリスで刊行された。『資本論』を始めとする共産主義の基礎理論的文献の全ても、イギリスで執筆された。自由主義の始祖であるアダム・スミスとデヴィッド・リカードもイギリス人だった。20世紀に世界を震撼させた社会ダーウィニズムの理論的基礎を築いたチャールズ・ダーウィンもイギリス人だった。

中東の人々を大量死に追いやった政策もイギリスのディープステートの仕業だった。中東国家の殆どを創設したのもイギリスだった。中東諸国の国境を定めたカイロ会談を主宰したのはウィンストン・チャーチルだった。これらの諸国の政権の殆どを選んだのも、イギリスのディープステートだった。イギリスのディープステートを構成した面々― トーマス・エドワード・ロレンス、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%89%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B9
ガートルード・ベル、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%AB
アレンビー将軍、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%AE%E3%83%83%E3%83%89%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84
オード・ウィンゲート、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%88
ヒューバート・ヤング、パーシー・コックス卿、ハーバート・サミュエル等々 − が、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%82%A8%E3%83%AB_(%E5%88%9D%E4%BB%A3%E3%82%B5%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%82%A8%E3%83%AB%E5%AD%90%E7%88%B5)
彼らを見出し、養成し、任命したのである。

20世紀に中東を支配した幹部たちの圧倒的多数は、サンドハースト王立陸軍士官学校や、ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)、エクセター大学、ケンブリッジ大学、オックスフォード大学といった、イギリスの学校で養成され、イギリスのディープステートの計画のために働くよう雇い入れられた。これらの学校で養成された人々の中に、誠実で善良な人が数えきれないほど居るのは確かだが、これらの学校がイギリスのディープステートによって養成所として用いられていたことも明らかである。

こんにちの過激派テロ組織の創設者の殆どは、アル=アズハル大学(=本部はカイロ)で養成された。アングロサクソンの人種差別主義者で、進化論者であり、エジプト植民地の総督だったクローマー卿が、アル=アズハル大学をそのような場としたのである。アル=アズハル大学と、そこで学びクローマー卿によって資金等を援助されていたムハンマド・アブドゥフが、イスラム世界における社会ダーウィニズムの中心となった。これらの幹部たちは過激派イスラム教のイデオロギーを抱いている。クローマー卿によって打ち建てられたシステムは、30年以内に全イスラム世界に影響を与えるようになった。これによるマイナスの効果が、現在の戦争が続く環境の主たる原因である。

国際連盟は1919年のパリ講和会議によって設立されたが、この会議をコントロールしていたのもイギリスである。この会議は、イギリスの計画をかなりの程度まで実現するものだった。イギリスのディープステートはまた、国連の決議や決定の殆どの陰で動いている。NATOやグラディオ、そしてEU(ママ)創設計画の主たる立案者もイギリス首相チャーチルだった。これらの創設者と最初の長官たちは常にイギリス人だった。こうした歴史的事実があるからといって、これらの機関・組織が全く偏った活動を行っていたという証明にはならない。疑いなく国連は、数多くの有益なサービスを提供しているし、各情報機関も自国にとって重要なサービスを提供している。しかし、だからといって、イギリスのディープステートの闇の影響が、このような機関や組織の構造や決定の幾つかの中に存在しているという事実は変わらない。

イランのモサッデクによるクーデターや、1960、1971、1980、2016年にトルコで起きたクーデター、エジプト・シリア・イラクで歴史上繰り返し起きているクーデターを陰で操ってきたのもイギリスのディープステートだ。

こんにちの世界を支配していると言われるCIAとモサドを創設し訓練したのも、イギリスの諜報機関であるMI6の情報部員だった。

アメリカの連邦準備銀行(FRB)を創設したのも、イングランド銀行だった。世界経済のリーダーの一角であるロスチャイルド家もイギリスに本拠を置いている。ジョージ・ソロスが教育を受けたのもイギリスだった。

エドワード・スノーデンが暴露した世界最大の監視システムである「The Five Eyes(5ヵ国の目)」を創設したのも、イギリスのコントロール下にあるオーストラリアだった。ファイブアイズに参加しているのは、アメリカ、カナダ、ニュージーランド、イギリス、オーストラリアの諜報機関 ― いずれも英連邦の国々である。

ソロスによるオープン・ソサエティ運動の創始者であるカール・ポパーもイギリス人である。21世紀における無神論の旗手であるリチャード・ドーキンスもイギリス人だ。ここで大急ぎで述べておかねばならない重要な事実がある:イギリス人は愛すべき、友好的で、美しい、上品な国民なのだ。イギリスがディープステートを持っているという構造を暴露することは、数世紀に亘って同国民を傷つけてきた苦悩から救うことにもなろう。

イギリスは歴史上いずれかの時点で、世界の全ての国々を侵略してきたのであり、例外は22か国だけである。
http://maash.jp/archives/16865
侵略された国々をざっと見てみることにしよう:アンティグア、バービュダ、オーストラリア、バハマ、バングラデシュ、バルバドス、ベリーズ、ボツワナ、イギリス領インド洋地域、英領バージン諸島、ブルネイ。。。ケイマン諸島、ジブラルタル、クリスマス島、ココス諸島、クック諸島、ドミニカ、フォークランド諸島、ガンビア、ウェールズ、ガーナ、グレナダ、ガイアナ、南アフリカ、インド、スコットランド、ジャマイカ、カメルーン、カナダ、ケニア、北アイルランド、レソト王国。。。これだけではない。まだある:マラウイ共和国、モルディブ、マレーシア、マルタ、モーリシャス、コーラル島、モンセラト、モザンビーク;ナミビア、ナウル、ナイジェリア、ノーフォーク島。これだけではない。まだある:パプアニューギニア、ピトケアン諸島、ロス海属領、セントキッツ・ネイビス連邦、セントルシア、セントビンセントおよびグレナディーン諸島、サモア、セントヘレナ、セーシェル、シエラレオネ、シンガポール、ソロモン諸島、スリランカ、スワジランド。まだある:タンザニア、トンガ、トリニダード・トバゴ、トケラウ、タークス・カイコス諸島、ツバル、ウガンダ、バヌアツ、ニュージーランド、ザンビア。これらの52か国はいずれも英連邦のメンバーである。これらの国々の幾つかでは当然選挙が行われ、首相が公選されるのだが、そうして選ばれた政権の他に、これらの国々には、ロンドンが任命した総督も居るのだ。つまり、イギリスはこれらの国々が属領であるかのように支配する「総督」を送り込んでいるのである。公選された政府は政策を決定するが、そうした決定はイギリス総督に提出される。任命された総督は、それらを女王に示す。女王が「イエス」か「ノー」と言うのである。

アメリカ自体、かつてのイギリス植民地である。イギリスのディープステートの陰謀によって、1812年、米英戦争が起きた。この際には短期間ながらイギリス軍がワシントンDCを占拠し、ホワイトハウスを全焼させた。第1次および第2次世界大戦後の和平交渉はイギリスの主導の下で進められた。トランプ大統領を陥れるための「疑惑文書」を準備していたのが、イギリスの元情報部員だったことも注目に値する。

アフガニスタンとイラクの占領、イラン・イラク戦争、イラン革命、赤新月社(◆国際赤十字・赤新月社連盟のイスラム教国の組織)
プロジェクト、そして、中東分裂の黒幕であり、ハンティントンの『文明の衝突』や『イスラム戦争の時代』に影響を与えたバーナード・ルイスは、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%82%B9
イギリス軍の情報部員である。彼はSOASで30年間教鞭をとった。1974年(=58歳)に思い立ってアメリカにやって来たルイスは、それ以降の殆どの歴代アメリカ大統領の中東政策に関する主席相談役を務めてきた。彼が教育したのが、キッシンッジャーであり、ブレジンスキー(ズビグニュー◆政治学者◆ポーランド1928-◆米コロンビア大学教授からカーター政権の国家安全保障担当大統領補佐官となった)
であり、ハンティントンであり、近時有名なネオコンの人々である。彼こそ、真の意味でのアメリカの政策立案者だった。

こんにち、パキスタン、アフガニスタン、イラク、ナイジェリア、シリア、イエメンでは、テロによって多くの犠牲者が出ているが、これらはイギリスの占領下にあった国々である。オサマ・ビン・ラディンもイギリスで教育を受けた。アルジェリアで残虐行為を行った武装イスラム集団(GIA)の幹部もイギリスで集められた。最も重要な武装集団であるISISもイギリス出身の兵隊で組織された。

ISIS、アルカイダ、ボコハラム、アル・シャバブ、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%90%E3%83%96_(%E3%82%BD%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%A2)
FETO, ヒズボラ、クルド労働者党(PKK)、クルド民主統一党(PYD)、アルメニア秘密解放軍(ASALA)、革命的人民解放党・戦線(DHKP-C)、赤い旅団、その他同様のテロリスト組織は、いずれもイギリスのディープステートの歩兵として働いている。このような構造/仕組みは、展開先に殺戮をもたらし、人々は悲嘆の涙にくれることになる。このリストはまだ続く。要約すれば、人類にとって、この300年は、イギリスのディープステートの陰謀によって血塗られた歴史なのである。イギリス国民を含む、何億という無辜の人々が、これらの人種差別主義的で、植民支配を行う、身勝手で、野蛮で、無慈悲な殺人者たちの手にかかって殺されてきたのだ。人類史上最大の大量虐殺を実行してきたのが、イギリスのディープステートである。イギリスのディープステートは、イギリス国民に対しても、同様に非常な苦しみを与えてきた。

2016年7月15日にトルコでクーデター未遂事件が起きた時、イギリスの仮面は剥がれ、その本性が明らかになった。イギリスは、5万人のイギリス人を危険から守るためと称して、トルコから160km離れたキプロスの南西岸にある英国空軍基地に数千人を派兵し、地中海に英国海軍の戦艦を出動させ、数百のジェット機・ヘリコプターを展開した。兵士たちは、この作戦を妨害しようとする「現地の反乱者」を自由に撃つことができた。イギリスがとったこれらの準備的行動は、単にイギリス人を救出しようとするものに留まらず、計算された計画によるものだと思われる。

トルコとロシアの関係が急速に改善すると ― この時期、トルコに対して支援を提供した唯一の国がロシアだった ―、イギリスのディープステートは、シリアでの紛争解決に向けた3国合同軍によって当該地域に平和と統一をもたらすのは困難であると悟った。そこでイギリスは、トルコ・クーデター未遂事件の間、同国を侵略しようとスタンバイしていたのであるが、トルコに対して、「友好的」かつ「腹蔵ない」態度を取り始めた。もちろん、トルコにとっても、イギリスと良好な関係を持つのは重要なことである。だが、イギリスのディープステートの企みは、トルコの利益のためではあり得ないし、これまでもそうではなかった。

これほどの規模で組織されてきた構造=他国の毛細血管にまで浸透した構造による陰謀を前にしては、どんな国も、その指導者も、一国でこれに立ち向かえるものではない。このような悪の計画を阻めるのは、善の同盟である。昨年、プーチン大統領とエルドアン大統領の陣頭指揮の下、ロシアとトルコの間に、強力かつ揺るぎない同盟の基礎が据えられた。この同盟を守り支援することこそが、イギリスのディープステートによる災難から世界を救いたいと願う、良心ある全ての人々にとっての責務である。
posted by たカシー at 11:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする