2017年03月11日

ポールシフトだって?空を見よ!

SOTTフォーカス


ポールシフトだって?空を見よ!
https://sott.net/en221977


ライアン・X
ソット・ドットネット
2011年1月21日

(写真1:earth_magnetosphere.jpg)
c unknown

前の記事『彼らは群れを成して進んだ。。。』で私は、
http://www.sott.net/article/220954-And-They-March-The-Strange-Tale-of-the-Beebe-Blackbirds
アーカンソー州ビービで起きたブラックバードの大量死は、火球か彗星の破片の空中爆発による衝撃波のせいかも知れないと論じた。あの件に関しては、上の説明が事実に合っていると思われるが、このような動物の大量死は、今や世界的な現象であり、その全てのケースの原因が彗星の空中爆発でないのは明らかである。しかも、大量死している動物の種類は実に多岐に亘っている。乳牛からタコ、さらにはコオロギに至るまでが、世界中の様々な地方で広範囲に亘って死んで行っているのである。
http://www.sott.net/article/221614-US-200-Dead-Cows-Found-on-Farm-in-Stockton-Wisconsin
http://www.sott.net/article/200550-Massive-octopus-kill-still-a-mystery
http://www.sott.net/article/221867-First-dead-birds-then-dead-fish-now-crickets
動物に特有の病気やウイルスが原因のケースもあるかも知れないが、主流派の研究者の誰も理解できないような、何らかの大きなプロセスが進行中であることは明らかだ。

私が上の記事を書いた直後、ニオール・ブラッドレーは『呪われた者の行進』という記事の中で、
http://www.sott.net/article/220991-Procession-of-the-Damned-Mass-Bird-and-Fish-Deaths-Turning-Up-Everywhere
動物の大量死は地磁気の変化のせいかも知れないと述べた。地磁気の変化に注目したのは、どうやら彼だけではないようだ。過去12か月(以上)の「ポールシフト」というキーワードでの検索状況をグーグル・トレンドで見てみると、新年(=2011年)を迎えた直後に、お馴染みのホッケースティックさながらのカーブを描いて、検索数が急上昇しているのが分かる!
http://www.google.com/trends?q=%22pole+shift%22&ctab=0&geo=all&date=ytd&sort=0

(写真2:pole_shift_trends_12mo.jpg)
c Sott.net
キーワード「ポールシフト」での過去12か月の検索状況を示すグーグルトレンドの画面

(写真3:pole_shift_trends_30dy.jpg)
c Sott.net
キーワード「ポールシフト」での過去30日間の検索状況を示すグーグルトレンドの画面

ということで、地球磁場はまだ著しくシフトしていないものの、このような現象の原因の可能性に関して、公衆の心の中では何かがシフトしたようである。実際、このSOTTドットネットでも、最近、『地球の磁北極がシフト、タンパ空港に衝撃』という記事を掲載した。
http://www.sott.net/article/221015-Shift-of-Earth-s-Magnetic-North-Pole-Impacts-Tampa-Airport
編集部一同が驚いたことに、ウェブマスターによれば、この記事は、その日のサイト内で一番人気があったという。タンパ空港の記事は単に、滑走路の1つの向きが磁北にもはや一致していないということで、タンパ空港の当局者は線を描き直さねばならなくなったというだけのものだった。重大事件というほどでもないのでは?

だが、この件についてよく考えてみると、わずかな(局地的なものらしい)磁極のシフトがあっただけで、空の旅に混乱を来すのなら、完全に磁極が逆転した場合に起こるカオスは想像もつかない。以下で見るように、空の旅の邪魔になるということなどは、おそらく懸念される事の中でもほんの序の口に過ぎないであろう。


惑星の電流

地球の磁場環境の変化が、人間や他の動物に対してどのような影響を与えるのかについてはあまり知られていないのだが、その変化は広範なものであり、意識や認知における変化さえ惹き起こすかも知れないと推測できよう。思い出していただきたいのだが、先に掲げたニオール・ブラッドレーの記事によれば、地球上で磁気の異常が起きている地域は、UFOの目撃その他のハイストレンジネス現象の温床なのだ。
http://www.sott.net/article/220991-Procession-of-the-Damned-Mass-Bird-and-Fish-Deaths-Turning-Up-Everywhere
これは確かに、ポールシフトがもたらすであろう変化を議論する場合に留意すべき一面である。

(写真4:magnetic_reversal_extinction.jpg)
c Popular Science; Jan 88; p73
グラフから分かる通り、地磁気の逆転(グラフ3の赤線)、海面レベル低下(グラフ3のオレンジ)、大量絶滅(グラフ4の赤線)は一致している

大量絶滅は、地球の帯磁方向の変化と一致し、あるいはそれによって惹き起こされるのだとする仮説も真剣に唱えられてきた。地磁気の変化が大規模なカタストロフの直接的な原因なのか、それとも、その結果なのかについては、今のところ分かっていない。地磁気の逆転と、氷河期の到来、海面レベル低下との間には、何らかの相関関係があり、さらには、カタストロフ的な活動を暗示する他の大量のデータとの間もまた同様らしい(写真4のグラフ参照)。

よく知られた仮説によれば、このような地磁気の逆転が起こっている間には、地球の磁場がゼロになる時間があって、その結果、太陽や宇宙から大量の放射線が地表に到達し、全生命を根絶してしまうだろうという。しかし、この仮説で大量絶滅は説明できるかも知れないが、海面レベルの変化や、氷河期、火山活動の痕跡は説明できないし、彗星衝突の痕跡だって説明できないだろう。こうした全ての要素を考えると、結果から原因を解明することが必要になってくる。

太陽や宇宙からの放射線といえば、アーカンソー州ビービでブラックバードが大量死する数日前に、太陽の表面では巨大なコロナホールが発生し、荷電粒子が地球に押し寄せていた。「アースチェンジメディア」のミッチ・バトロスは、最近起こった、この出来事について、次のように述べている:


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このコロナホールが発生した時、太陽の磁場が開き、この結果、太陽風(荷電粒子)が放出された。このパルス(波動)の地球に対する最初の一撃は、8分間から24時間のうちに到達したのだろう。このコロナホールから流れ出た荷電粒子の次の一波は、2011年1月2日に地球に届いた。

このシナリオは、元日にアーカンソーで約5000羽の鳥が死んだのを始めとする一連の出来事とピッタリ合う。渡り鳥は「磁力を帯びたレイライン」に沿って飛ぶ。そのため、季節が変化しても、道に迷うことが無いのである。クジラやイルカのような海洋哺乳類もまた、磁力によって導かれている。
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http://www.sott.net/article/221099-Fireworks-Are-You-Kidding-Me-


(写真5:sun.jpg)

地球の磁場は、静的/固定的な特徴を持つものではない。それは、層構造を成しつつ、地球半径の数倍の距離だけ宇宙空間に延びており、(太陽フレア、太陽プロトン現象、磁気嵐等の=)宇宙天気に非常に敏感である。上で述べた、最近のもののような強烈な太陽風が吹いている間、地球の周りの磁場は危険なレベルまで縮んでしまい、その結果、大量の放射線が地表を襲うことになる。このようなコロナ質量放射(CME)について、ある科学ライターは次のように述べる:
http://solar.physics.montana.edu/press/WashPost/Horizon/196l-031099-idx.html


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太陽もまた、何十億トンという大量のプラズマや、それに関係した磁場を生じさせることがある。時速160万キロ以上のスピードで飛んでくる、このようなCMEは。。。わずか数日で地球に到達する。

お馴染みの太陽風と比べた場合、CMEは多くの点で遥かに有害である。CMEは幅160万キロもある大型ハンマーのように地球の磁場を打ちのめし、バンアレン放射帯や地球の磁場の境界内の至る所に捉えられている粒子のデリケートなバランスをひっくり返す。。。

太陽風による影響の中には、公害のレベルを遥かに超えるものがある。高緯度地方では特にそうだ。1972年8月、磁場のシフトにより突発電流が流れ、ブリティッシュコロンビア州水力発電局の23万ボルトの変圧器が爆発した。1989年3月13日には、太陽風の影響によりケベックで大停電が起こり、数百万戸に影響があった。

黒点周期に従って起こる、このような障害による経済的損失は、数年間で数百万ドルに上っている。
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(写真6:article_1337399_0C6D5D6C000005.jpg)
c Orvar Atli Thorgeirsson/Barcrott Media
2010年:この年は見事なオーロラが観測された

荷電粒子の「大ハンマー」は、地球の昼間側の磁場を圧縮し、夜側へと押し延ばした。このため、荷電粒子は回って行って極地方の大気中に入り込み、大気中のガス分子を励磁した結果、北極のオーロラや素晴らしい日没等々の景色が見られた。だが、過去において地球は、このような太陽風に打ちのめされながらも、動物の大量死は免れるということを経験してきたのであるから、方程式にはまだ何かが欠けているのだろう。

太陽や宇宙からの放射線が問題を惹き起こすにもかかわらず、実のところ、我々の脳活動や体内プロセスの多くは、とても込み入った具合に、地球の電磁リズムに結びついている。アメリカとソビエトの宇宙プログラムにおける、初期の宇宙飛行士たちは、彼らが地球に戻って来た後、名前が知られていない病気に罹ったことから、この問題に気付いた。後に究明された原因と対策はこうだった。「地球に戻ってきた宇宙飛行士たちが呈した病状は、外宇宙に磁場が無いことによって起こったのだと判明した。その後の宇宙飛行では、NASAは宇宙船と宇宙飛行士の宇宙服の両方に磁石を設置した」
http://www.naturalmagnetism.com/magnetic-field-deficiency.html
人間の身体は、適切な磁場環境の中での生活に慣れているものらしい。(となると、携帯型電気製品が我々の健康に与える影響に対する強迫観念は何なのだろうと、読者は幾分思われることだろう。)

地球の磁場が重要であるだけでなく、我々にはある種の低周波電磁放射が必要でもある。この放射は、地表と電離層の間に電気的定常波の振動を惹き起こす稲妻によってもたらされる。この現象はシューマン共振と呼ばれる。この定常波の周波数は、地表と電離層との間のキャビティ(空洞)の高さによって決まる。下に掲げるちょっとしたビデオを見れば、この波動がどうして重要なのか、お分かりいただけよう。

(ビデオ:Gaia Resonance)
https://www.youtube.com/watch?v=LbMVPkMoxro

アラスカのフェアバンクスにあるHAARP施設によっても、定常波に一時的かつ局地的な変化を生じさせて、地面と電離層の間の電気キャビティの高さを操作できるのでないかと疑う人は多い。確かにこれは注目に値する議論だが、太陽風も本質的に同じことをしているのであり、単にスケールがずっと大きいだけだ。案の定、HAARPないし、何か似たテクノロジーが原因で、このような動物の大量死が起きているのだろうという噂がある。しかし、これはありそうにない。

HAARPはCME(「大ハンマー」であることを思い出されたい)のパワーには及びもつかないので、太陽からのこの種のいずれの活動の前でもかすんでしまう。だが、HAARPが局地的に人々の脳波状態を変えられないという訳ではない ― これがHAARPの作られた主な目的だろう。後で見るように、太陽および地球を襲う荷電粒子の流れこそ、たった今起こっている地球の気候の大変化の一番の原因であろう。つまり我々は、何らかの人為的な原因を探すのではなく、空を見上げ、宇宙へと目を向けて行く必要があるのだ。

ということで、動物の大量死については、「何が変化したのか?」という質問に戻ることになる。そしてその変化は、多くの人々が推測しているように、地球の磁場と何か関係があるのだろうか?


現在の到達点:新惑星ダイナモ理論

問題の一端は、地球の磁場について我々が主流派科学によって教え込まれてきた考え方にあるだろう。地球の磁場は、地球のコアの中の奥深いどこかから発生しているのだと、我々は言われた。そこでは、マグマ中の液体の鉄が電流を生み出し、次には磁気双極子が形成されて、地球は本質的に巨大な電磁石となるのだ。そして、この磁場が地球外の遥か宇宙へと突き出て行って、荷電粒子の通り道に影響を与える、云々。この説が地質学者や天文学者を職にありつかせているうちは、多くの問題が残ったままだ。この理論では、例えば下で見るように、巨大ガス惑星の磁場の性質は容易に説明できない。

(写真7:planet_x_comets_and_earth_chan.jpg)
c jmccanneyscience.com press

エレーニン彗星についての最近の記事
http://www.sott.net/article/221672-Comet-Elenin-is-Coming-
の中で、ローラ・ナイト=ヤズィックは、ジェームズ・マッカニー教授による太陽系の電気力学理論― 特に、彗星の電気力学的性質について述べている。マッカニーは今を遡る1980年代初頭から、コーネル大学で研究を行い教鞭をとってきたが、やがて排斥され、最終的には「異端的」だとして追放されてしまったのだが、彼の天文学は科学的に全く健全なものである。宇宙内の電気に関する彼の考え方は、型破り過ぎで体制派には耐えられなかったのだ;こんにちでも、この状況には殆ど変化が無いと思う。今、目の前に、マッカニーの著書『惑星X、彗星および地球の変化』
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=58803893&comm_id=2590126
があるが、彼の考案した地球磁場の理論は、(彼の他の多くの理論の中でも)かなり興味深いものだと言わざるを得ない。この惑星の磁場という話題についての彼の著述から幾らか引用しよう:


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衛星と惑星の磁場の話題を例にとろう。衛星を持つ惑星だけが、十分な磁場を持っているのだと、長きに亘って認識されてきた。この問題についても、今や、太陽というコンデンサー(solar capacitor、太陽キャパシター)の電気力学に基づいて理解することができる。あらゆる惑星と衛星は、ある程度、太陽キャパシターの放電に関与している。衛星は、彗星の核と同様、帯電している。衛星が属する惑星に接続している電流こそ、惑星の非永久的な磁場を、少なくとも部分的に作り出し、維持している要因である。
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[McCanney, 2002, p18]


マッカニィがここで言っているのは基本的に、衛星や惑星の磁場と太陽との間には何らかの関係があるということなのだが、この点は、主流派科学者によってこれまで見過ごされてきた。どうして見過ごされてきたのか、その理由も、彼の本を読み終えた後では、想像に難くない。我々ソット・ドットネットが疑っているように、主流派の天文学や科学は、人類のためを思ってなどいない強力な利益集団によって、堕落させられてきたのである。地球のサイクルをコントロールしている、本物の地球外勢力について、我々を無知なままにしておくというのが概ね連中のアジェンダである。

マッカニィがここで述べていることに戻ると、もっと説明が必要な概念が1つある。「太陽キャパシター」だ。この概念を理解するためにはまず、キャパシターとは何なのか理解しなくてはならない。キャパシターというのは、2枚の電導性のある(すなわち、金属の)板の間に誘電体(電気を通さない何らかの素材。例えば雲母やガラス、強化プラステチック。空気もそうだ)を挟んだ電気部品である。 一方の板に多数の電子が集まると、他方の板からは、バランスをとるために、同数の電子が失われる。これで分かる通り、電荷(すなわち電子)は、電気回路内で保存されるのである。

(写真8:simple_capacitor.jpg)
c qsl.net
簡単なキャパシター

この考え方を太陽系にあてはめてみる。太陽と、太陽系の外縁を、キャパシターにあるのと同様の、反対の電荷を帯びた2枚の板だと考えればよい。2枚の平らな金属板の代わりに、太陽系は円筒形ないし球形の恰好をしたキャパシターである。太陽の表面は正味の負電荷を帯びており、太陽系を取り巻く、外縁のガスや塵は正味の正電荷を帯びている ― キャパシターの電極板と同じようにだ。

実際のキャパシターと同様、それは完璧ではない;電荷(すなわち電子)は常に、一方から他方に漏れる。これは時間が経つうちに自然に起こるのだが、宇宙においては、この結果、太陽キャパシターがずっと速いスピードで放電するという状況になることがある。非常な離心軌道を進む彗星(あるいは、宇宙空間にある巨大な物体)が、太陽キャパシターを放電させる電導路を用意するのだ。完成した彗星の姿には伝統的に尾があるものだが、この尾が氷や、剥がれ落ちて行く塵ではなく、プラズマであるときには、太陽から彗星を通って強力な電流が流れることになる。

この理論で興味深いのは、惑星もまた、太陽キャパシターが放電するための電導路を作ることがあるとする点だ。このゆえに、惑星直列、あるいは惑星・彗星直列までもが興味深いものとなる。惑星/彗星直列によって作られた電導ゾーンを通過する惑星には、通常よりも大きな電流が流れるのだ。つまり、惑星は感電するのである。マッカニィによれば、この結果、地震や噴火、異常気象が起きる可能性が高まるという ― 確かに、最近こうしたことはいずれもかなり起きている!これは、「宇宙で」沢山の活動が起こっている兆候なのだろう。太陽キャパシターという考え方が持つ意味合いは他にもあるが、それらは本稿のテーマ外である。彼の本は、素人向けの言葉でこの概念を上手に説明している。

電気の力が我々の太陽系で一役買っていることが分かると、これを地球および、その磁場に適用することができる。実際、地球の磁場は、蓋を開けてみると、地殻の下を流れる鉄のマグマで出来た単純な電磁石よりずっと複雑なのだ。マッカニィは、地球の磁場が様々な層から構成されていると述べる。以下に『惑星X。。。』から引用する:

---
かくして、私が考える地球の磁場モデルには、少なくとももう5つの層、すなわち構成部分がある。最も内側の層はかなり小さく、地球の中心コアの中深くにある。これは勿論ながら、大昔に(数十億年前に違いない)、地球を形作った彗星の最初の「種」である核のある所である。その外殻とマントルは、堆積した鉄とニッケルなのだが、これがポケットすなわち、磁場地帯を持っているのだ。このような地帯の例としては、ミネソタ州北部のメサビ鉄山がある。理由は兎も角、そこにはとても多くの鉄が埋蔵されており、局地的に強い磁場を持っている地帯として知られてきた。こうした地域では、方向を探る上でコンパスは役に立たない。。。

地球の磁場には他にも「様々な層」が数多くある。それらは、太陽風と地球に存在する、小型の永久磁場との複雑な相互作用の産物である。その仕組みを述べるとしよう。これは、磁場は互いに連携する傾向があるという原理に基づいている。太陽風が地球を吹き過ぎるとき、太陽風の粒子は、小型の永久磁場と相互作用を行う。電子は外側に曲げられ、地球の周りを1つの方向に向かい、陽子は別の方向に向かう。この流れのせいで地球の電離層は3つの別個の電気の流れとなり、それらが大気圏上層部の大規模なジェット気流を生み出す。温帯地方では、正イオンは東へと流れる一方、赤道には、電子のジェット気流があって、これは西へと流れている。

これらの流れから、私が「様々な磁場」と呼ぶものは構成されており、太陽風が一定かつスムーズである限りは、地球全体の磁場も安定していて、北向きで一定であり、永久コア磁場とも揃っている。電離層の場合同様、これらの他に小規模な電気の流れも存在しているが、これは、地球内部のマントルや地殻、粘性溶融層で発生する。

これ以上話を複雑にしたくはないが、地表から遥かに離れた宇宙に、2つ外部層が存在する。1つ目は、バンアレン帯として知られる放射帯であり(地球を取り巻く高エネルギー粒子の輪)、その遥か外側には、太陽風自体の外流があって、これが多層から成る磁場の外殻となっている。
---
[McCanney, 2002, p19-20]

(写真9:5_magnetosphere.jpg)
c Unknown
地球の磁界層は様々な層から成る

ある論文でマッカニィは、衛星が惑星の磁場に及ぼす影響について述べている:


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衛星と惑星の磁場とが相互に関係していることは、かねてより経験的に知られており、とりわけ最近のボイジャー1号・2号のデータからすれば、それは間違いない。。。

電荷を帯びた天体が宇宙に存在しており、月、水星、その他の天体が、ケプラーの仮定した楕円軌道から逸れていることを考えれば、以下のように一般化することができる。すなわち、磁場は恒星や惑星が、その周りにある、わずかに電荷を帯びた天体(=衛星)と相互に回転することで生じるというのが基本的な仮定である。
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つまり、地球-月-太陽の系が全体として働く結果、地球のユニークな磁場が生まれるということである。太陽風、月、電離層(これはジェット気流を生み出す)、地殻層、溶融層、地球のコア、これら全てがこの系の一部なのだ。各層はこの系を土台にしている。これに関して興味深いのは、(殆どの地質学者の推測とは異なり、)磁場を形成しているのは地球の内部だけではなく、この系は、究極的には、太陽系内の外的な力(主として太陽と月)に左右されているということである。外的な力が地球の磁場の向きを周期的にシフトさせるのだろうとマッカニィは考える。

これまた興味深いのは、惑星の磁場形成において衛星が果たす役割である。太陽系の惑星をざっと調べてみると、検討に値するくらいの磁場を持っているのは、相当大きな衛星を持っている惑星だけだというのは本当である。この理由は、マッカニィによれば、惑星の磁場が生じるのは、当該惑星が、その周りにある、電荷を帯びた天体(すなわち衛星)と相互に回転するからである、ということだった。固体惑星は一定レベルの内部磁気を持つであろうが、磁場のサイズと強さは、概ね当該惑星とその衛星との間の動力学の産物なのである。

これはまた、衛星以外でも、彗星のような高い電荷を帯びた天体が近くを通過する場合には、惑星-月-太陽系の天然ダイナモを大混乱に陥れることをも意味する。マッカニィは、このような彗星のフライバイ(接近通過)のメカニズムこそが、磁極逆転の原因だと仮定する。つまり、地面を凝視して、地球の磁極が魔法のようにシフトするのを待つのではなく、我々はおそらく宇宙をのぞき込んで、「宇宙で」何か差し迫った兆候がないかと待つべきなのだろう。

主流派の天文学者と地質学者が提案しているダイナモ理論
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%A2%E7%90%86%E8%AB%96
には、誤りがあると思われる。この理論は地球には当てはまるが、外惑星に関しては、完全に破綻している。天王星と海王星を見てみると、磁極軸が方向的にこれらの惑星の自転軸からかなり離れているし、磁場自体も惑星からずれている(写真10を参照)。もし主流派の理論(※天体内部の流体運動によって大規模な磁場が生成・維持されるとする)が正しいとすると、これらの惑星内部の流体運動は、コアを中心に起こっているのではなく、惑星の片側を選り好みしていることになり、少々不合理な立論ということになる。だが、マッカニィの説を前提とするならば、これらの磁場の形成には、主流派の天文学者が推測するような単純化した考え方よりも、おそらくずっと多くの要因が関与しているのだろうと思われる;月の位置、太陽風、自転周期が、どのような磁場が形成されるか決まる上で、大きな役割を果たしているのだろう。

(写真10:planet_magnetic_fields.jpg)
c 2007 Thompson Higher Education
大惑星の自転軸と磁場との比較

最近の「モダン・サバイバル・ブログ」に、『ポールシフト:北極は大急ぎ、南極はのろのろ』という記事が載った。
http://modernsurvivalblog.com/pole-shift-2/pole-shift-north-races-south-crawls/
記事の筆者は大量のデータに基づいて、地球の磁北極はシベリアへと大急ぎで向かっているのに対して、磁南極は動きが遅くなっていると論じている。つまり、地球の磁極軸は地球を真っ直ぐに通っておらず、一方の側を選り好みしていると言うのだ。記事に曰く:

---
外殻かその一部が、幾らかずれていて、その結果、磁極軸が地球の一方の側ではなくて、他方の側を通るということがあり得るのだろうか?地球をふらつかせている原因は何だろう?

鉄の粘度が、外殻の一方の部分と他方とでは違っているのだろうか?

外殻が地球の「中心に」位置し、融解した鉄が比較的に安定しているとしたら、観察された事実は、磁極軸が地球を貫く際に、曲がったり反ったりしているという兆候なのだろうか?
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(写真11:earth_magnetic_pole_top_bottom.jpg)
c ModernSurvivalBlog.com
地球の磁極軸を上下から見たところ。それがどれくらい地球の一方の側を選り好みしているかを示している

結局のところ、これは未解決の論点のようだ。地球の一方の側が、筆者の言うように幾分ユニークであると考える必要はないだろう。上で述べたように、これはまさに、天王星と海王星について見たのと同じ現象であり、あの場合はもっと極端だっただけだ;あれらの外惑星の磁極軸は、惑星の中心付近など通っていなかった。

だが、マッカニィの説によれば、極移動は惑星内における何らかの変化のせいではなく、外部環境における変化のせいだろうということであり、そのようなものとしては、月や太陽、その他、地球の近くを通り過ぎる電荷を帯びた天体が挙げられるのだった。おそらくは、月で微妙な変化が起こっていて、その電荷の帯び方がこのような変化を生みだしたのではないだろうか?あるいはおそらく、太陽風が幾らか変化した結果、このようなシフトが起きたのだろうか?


月(および、電荷を帯びた他の天体)の食料

結論に行く前に、P・D・ウスペンスキーの著書『奇蹟を求めて』の中の幾分古典的な文章について述べておきたい。神秘主義者で霊的な師であったゲオルギー・イワノヴィッチ・グルジェフがほぼ1世紀前にモスクワで行った講話から、ウスペンスキーが引用したものだ。ご存知の方もおられようが、グルジェフはエソテリックな事に関する該博な知識を持っていたのだが、どこでその知識を手に入れたかは明らかでない。時間を割いてグルジェフを学んだことがある方はご存知の通り、心理学および心の発達に関する彼の叙述は完璧だった。現代の心理学と神経科学は、多くの点でようやく彼に追いつき始めたところである。

(写真12:gurdjieff.jpg)
c Unknown
ゲオルギー・イワノヴィッチ・グルジェフ

グルジェフは科学および宇宙における人間の立場についてもまた、数多く興味深いことを述べている。最も謎めいた彼の言葉は、人間の月との関係をめぐるものだ。彼はあからさまに、我々は「月の食料」だと述べた。多くの人々はこの1節には何らかの深いエソテリックな意味があると考えている ― それはきっとそうだろう ― だが、これには「見やすい」科学的根拠もあるのだろう。グルジェフは、月に関して他にも何やら興味深いコメントを行っているのだが、それはマッカニィが述べていることとぴったり一致している。地球と月がエネルギーのやり取りを行う可能性について語る中で、グルジェフは次のように述べている:


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このエネルギーは集められ、地球の表面に位置する巨大な蓄積機に保存される。この蓄積機とは地上の有機生命体である。すなわち地上の有機生命体が月を養っているのだ。地球上に生きるすべてのもの、人間、動物、植物は月の食料なのだ。月は地球上で生き、成長するものを食べて生きている巨大な生き物である。地上の有機生命体が月がなくては存在できないのと同様に、月も地上の有機生命体がなくては存在できない。それ以上に、有機生命体にとっては月は巨大な電磁石なのだ。もし電磁石の活動が急に止まりでもすれば、有機生命体は無へと消え去ってしまうだろう。
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P・D・ウスペンスキー『奇蹟を求めて』、浅井訳142ページ。


彼がここで述べていることは、人間やその他の生物全てを宇宙の放射線から守っている地球の大きな磁場を維持するには、月が必要不可欠であることを考えれば、合点がいく。このような理想的な磁場環境が無かったら、地上の有機生命体はどうやって生き残れるだろうか?無理だろう −  少なくとも地表では。そしてもし、マッカニィの理論が正しければ、月は、地球のユニークな磁場環境にとって不可欠な一部なのである。グルジェフはまた、月は地上の生命との関係で「巨大な電磁石」であるとも述べている。グルジェフがこのことを述べたのが1900年代の初頭であり、太陽系や惑星が電気的な影響を及ぼしあっていることが知られるようになる以前だったことに留意されたい。グルジェフは確かに時代の先を行っていたのだろう。

(写真13:greenland_sun_rising_early_300.jpg)
c Unknown

ポールシフトと地球の変化に話を戻すが、最近観察されたところによれば、今年、グリーンランドでは例年より2日早く極夜が明けて日が昇ったとのことである。
http://www.sott.net/article/221541-Strange-Phenomenon-Sun-rises-two-days-early-in-Greenland-sparks-fear
http://ooruri777.seesaa.net/article/219345762.html
今のところ、これは謎のままであるが、これを動物の大量死や磁極の移動と結び付けて論じる人は後を絶たない。

マッカニィが指摘しているのだが、地球の地殻には永久磁石ゾーンがあり、これらは概して、北を向いて並んでいるという。もし地球の磁場が、外部からの力によって、本当に変わりつつあるとするならば、地殻中のこれらの磁気を帯びた領域は最もシフトしにくいだろう。変化しつつある外側の磁場が、これらの領域を新たな方向に引っ張るに連れて、地殻が新しい構造に安定するまでは、地面の隆起や地震、火山噴火、そしておそらくは地面の標高の変化すら起こるかも知れない。もし、地面の標高が変わりつつあるなら、どうして今年グリーンランドに陽光が少し早く戻って来たかの理由も説明がつくだろう。これは、現在広まっている、地球温暖化による十把一絡げ的説明よりも、ずっと理に適っている。

一回りしてアーカンソー州ビービで起きたブラックバードの話に戻れば、彼らの大量死は火球か彗星の空中爆発によるものだろうという私の仮説は変わらない。この時期に衝撃を受けた天体は地球だけではなかっただろう。最近、中国の宇宙探査機が、月の表面にある隕石衝突の跡をビデオにおさめた。
http://www.sott.net/article/221328-Moon-Hit-by-Meteor-Caught-on-Tape
これより少し前、太陽に突進する彗星も数個目撃されていた。
http://www.sott.net/article/221566-25-Sun-Diving-Comets-in-10-days-
ワシントンD.C.にある米国海軍研究所(NRL)のカール・バッタムズによると、2010年12月13日-22日の10日間に、「NASAの太陽観測衛星SOHO(太陽・太陽圏観測衛星、Solar and Heliospheric Observatory)は、太陽に突進する彗星を25個観測した」。これは前例のないことだと、元記事の中でバッタムズは述べている。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/3686/?ST=m_news

マッカニィによれば、地球の近くを通過して、地球の磁場を完全に反転させるような、大きな電荷を帯びた彗星が存在するに違いないという。おそらく我々は来たるべき事態を少しだけ経験したのではないだろうか?もし巨大な(惑星か月のサイズという意味だ)彗星が地球をかすめて通ったら、数件以上の動物の大量死が起こると思って間違いない。その後で、自分が居る地表面の見分けがつくなら、幸運なことだろう ― 誰かがまだ生きていればの話だが。
posted by たカシー at 12:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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