2017年01月17日

どうして細菌病原体説はインフルエンザに関する新発見によって覆されるのか

SOTT ヘルス&ウェルネス


どうして細菌病原体説はインフルエンザに関する新発見によって覆されるのか
https://sott.net/en339597


セイヤー・ジ
グリーンメッドインフォ
2017年1月9日

(写真:インフルエンザ・ウイルスのエキソソーム)

インフルエンザ・ウイルスには致死性があると言われ、私たちはそう信じてきたが、そのような説明は制度化された迷信/神話に基づくものかも知れないことが、画期的な研究によって示されている。

細菌病原体説は世界じゅうで極めて有力であり、握手から、果ては国のワクチン接種スケジュールや世界的なポリオ撲滅キャンペーンに至るまで、日常的な交流のあり方全てに影響を及ぼしている。
http://www.greenmedinfo.com/blog/vaccination-agenda-implicit-transhumanismdehumanism
http://www.greenmedinfo.com/blog/how-technology-has-made-global-polio-eradication-impossible
だが、こうした「病原体」の正体が一体何であり、どうやって私たちに感染するのか、ということに関する基礎的な研究が未だ行われていないとしたらどうだろうか?細菌、特にウイルスの危険性に関して仮定され、信じられてきたことの多くが、最先端の細菌学における新発見に照らしたとき、土台からすっかり崩れ去るとしたらどうだろうか?

以前にも私は、比較的最近の微生物叢の発見によって、「細菌は私たちの敵である」という考え方がなぜ打撃を受けるのかについて書いたことがある。ご存知の読者も居られよう。背景については、どうか「微生物叢はいかにしてエゴ、ワクチン政策、家父長制を打倒したか」
http://www.greenmedinfo.com/blog/how-microbiome-destroyed-ego-vaccine-policy-and-patriarchy
を読まれたい。

本稿で私は、少々哲学的なアプローチを採用し、生物医学と生命科学の分野で起きたコペルニクス的パラダイムシフトの具体例としてのインフルエンザに焦点を当ててみたい。体制派は未だ完全には認めていないものの、昨今、私たちはこのパラダイムシフトにすっかり夢中なのである。


人を死に至らしめるインフルエンザ・ウイルス:ワクチン接種か、死か?

こんにちの公衆衛生当局の言い方によれば、インフルエンザ・ウイルスには人を死に至らしめる威力があり、生後6か月以上の全ての市民は、このウイルスに罹って死なないよう、毎年ワクチン接種を受ける必要がある。さらに悪いことには信仰や思想、良心的理由からワクチン接種に反対する人々は、集団免疫(証拠の慎重な研究によって完全に誤りだと暴かれた考え方である。それを裏付けるような証拠は存在しない)
http://www.greenmedinfo.com/blog/herd-immunity-flawed-science-and-mass-vaccination-failures
を否定する結果、他人に危害を加えるものと見做されているのだ。例えば、下に掲げたインタビューでビル・ゲイツは、サンジェイ・グプタに対して、ワクチン非接種者は「子どもたちを殺している」との考えを述べている。

https://www.youtube.com/watch?v=gh94iMD_gy0

しかし、外部から私たちに襲いかかる捕食者と思しき、強固な病原媒介者という意味での「インフルエンザ・ウイルス」のようなものは存在しないと言ったら、どう思われるだろうか?

第一、この点を考慮していただきたい。権威あるコクラン共同計画
http://www.cochrane.org/
は、インフルエンザ・ワクチンがターゲットとしているA型インフルエンザ・ウイルス以外にも、A型インフルエンザに似た症状を呈する、様々なインフルエンザ・ウイルスが数多く存在すると認めているのである。


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200種以上のウイルスによって、インフルエンザとインフルエンザ様疾患が起こり、同じ症状(熱、頭痛、筋肉と節々の痛み、咳、鼻水)となる。臨床検査を行わなくては、医師もインフルエンザとインフルエンザ様疾患を区別できない。どちらも何日も続くことはなく、死や深刻な疾患に至ることはまれである。ワクチンが効くのはせいぜいA型とB型インフルエンザに対してだが、これらは流行しているインフルエンザ・ウイルスの10%ほどに過ぎない。
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出所:コクランサマリー
http://summaries.cochrane.org/CD001269/vaccines-to-prevent-influenza-in-healthy-adults


上の引用から分かるように様相は複雑であって、ワクチン接種によって正真正銘の免疫が得られるとの前提に立つ公衆衛生政策は根底から揺さぶられることになる。それなのに公衆衛生当局は、社会的な責任ででもあるかのようなキャンペーンを繰り広げ、公衆に対して暗に集団予防接種という儀式への参加を強制しているのだ。

ワクチン接種のことを「免疫付与」と呼ぶ言い方自体が、非常に誤解を招くものである。この言葉が使われた途端、有効性が前提とされ、非接種者は免疫を持たないかのような印象を受けるが、実際はそうではない:そのような人々は清浄な空気や食品、水、日光によって免疫を得られるのであり、自分たちや健康な子どもたちの身に、理論上の利点しかない、「不可避的に安全でない」医療処置を施されたくないだけなのだ。


なぜインフルエンザ・ウイルスは(言われているようなものとしては)存在しないのか

だが、2015年に発表された、「インフルエンザのビリオン(◆ウイルス粒子)構造が持つ、組み込まれた宿主依存的な特性について」
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25226414
http://www.natureasia.com/ja-jp/research/highlight/9470
という論文の研究成果を考慮に入れたとき、このテーマは一層興味深くなる。これは、インフルエンザ・ウイルスを構成しているものについて分子レベルまで立ち入って論じた初めての研究であった。驚くべきことに、長きに亘ってワクチンが使用され、その接種が奨励されてきたにもかかわらず、インフルエンザ・ウイルスにはどんなタンパク質が含まれ、それらはどこに由来するのかについての完全な説明は行われたことがなかったのである。インフルエンザ・ウイルスの基本的な構成要素について知らなかったにもかかわらず、一体どうしてインフルエンザ・ワクチンに毎年何十億ドルも投資でき、この宿敵ウイルスを消滅させようと世界的なキャンペーンを展開できたのだろうか。理解に苦しむものの、それが真相である。

この研究論文の要約は、次のような、実に挑発的な一文で始まる:

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ウイルスは宿主間で広まるためにビリオンを用いる。それゆえ、ビリオンの組成はこのウイルスの伝搬性と免疫原性の主たる決定要素である。
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ビリオンは「ウイルス粒子」の名でも知られ、ウイルスの核酸が移動し、生物間で「感染する」ことを可能にする手段である。ウイルスDNAという乗客を乗せて走り回る、ウイルス粒子というタクシーが無ければ、ウイルスは無害だろう;実際、この理由から、ウイルスというものは、生物と無生物との中間に位置づけられる:ウイルスは自らエネルギーを生み出すこともないし、宿主生物なしでは伝染することもない。それで、著者たちは1行目で、ビリオンの組成は、このウイルスがどれぐらいの感染性を持ち、感染した宿主の免疫機構にどんな影響を与えるかの主たる決定要素でもあることを明らかにしているのだ。

この区別は重要である。というのも私たちはしばしば、ウイルスを単に病原となる、DNAあるいはRNAの糸だと考えるからだ。もちろん、皮肉なことに、私たちが致死的だと見做す、当のウイルス核酸は生きてもいないし、他の構成要素(タンパク質、脂質、ウイルス外核酸)の全てが無ければ、生命体に感染することもできないのだが、これらは厳密には元来ウイルスそのものではないのに、プロセスに参加しているのである。それでは、元来ウイルスではない構成要素が、ウイルスが害をなす上で欠かせないのだとすると、どうして、私たちが直面している相手が、私たち=受身的な犠牲者に「感染すべく世の中に」存在している、強固な病原体だと主張し続けることができるのだろうか?こうしたことが分かってくると、このような主張は基本的に無意味となろう。これはまた明らかに、ワクチン支持派の人々が専ら信仰に基礎を置くワクチン接種という儀式を耐え忍ぶよう、大衆に強制する上で不断に用いられる恐怖に基づく論法を、土台から崩す事実でもある。

(写真:インフルエンザ粒子)

この研究によって明らかになった内容を、もっと立ち入って見てみるとしよう。。。

要約の次の文で述べられているのは、私たちがこの記事の最初に見た事実:すなわち、深く多様なビリオン組成のレベルには、大いなる複雑性が存在している、ということである:


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しかし、数多いウイルスのビリオンは複雑かつ多形であり、詳細な分析を困難にしている。
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だが、インフルエンザのビリオン組成が大いに多様であるからこそ、この研究は行われたのだ。彼らはこう説明する:


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そこで我々はウイルスのタンパク質を質量分析法によって識別・定量化し、インフルエンザ・ウイルスの多形なビリオンを構成している、ウイルスおよび宿主がコード化したタンパク質の完全で定量的なモデルを数百個作ることで、この問題に対処した。我々は、インフルエンザ・ビリオンに組み込まれる構造は、宿主のタンパク質および、ウイルス蛋白質NSI
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-09670326/
を含むもので、豊富な宿主依存的特性によって生み出されることを示した。結果的に、哺乳類と鳥類を宿主として生み出されたインフルエンザ・ビリオンは、互いにはっきりと区別可能なタンパク質組成を持っていた。
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つまり著者たちは、インフルエンザ・ウイルスとは、そのウイルス本来のウイルス遺伝物質だけでなく、それと同じぐらいの量の、そのウイルスが「感染した」宿主に由来する生体物質で出来ていることを解明したのである

となると私たちは、インフルエンザ・ウイルスが全くの「他者」だと、どうやって区別すればいいのだろうか?インフルエンザ・ウイルスが、「そのウイルス自体の」タンパク質に加えて、鳥類や昆虫類のような、他の宿主となる生物のタンパク質なしでは存在できないとすると、知的誠実性は無傷では済まされないだろう。

インフルエンザ・ワクチンの製造もまた、重大な問題を提起する。現在、人間のためのインフルエンザ・ワクチンの抗原は、昆虫や鶏卵から作られている。つまり、これらの宿主から抽出されたウイルス粒子は、異生物のタンパク質を含んでおり、そのため、人間が罹るインフルエンザ・ウイルス粒子に期待されるものとは異なる、ないしは予期できないような免疫学的反応を人体内で起こすだろうと思われるのだ。鳥インフルエンザの中から見つかる、何十という外来のタンパク質が、人体内で抗原を作り、それが人間自身の構造と交差反応する結果、自己免疫性疾患を惹き起こすということも理論的には有り得る。現在のところ、安全性試験でもこのような交差反応まではテストしていない。今回の発見が、充分に分析されていない潜在的な問題の詰まったパンドラの箱を開けたのは明らかだ。というのも、「インフルエンザ」の伝搬性と免疫原性が、完全に宿主に依存するのかは未だに分かっていないからだ。


インフルエンザ・ウイルスは本当に、「乗っ取られた」エキソソームなのか?

最後にこの研究は、さらにもっと驚くべきことを明らかにしている:


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最終的に我々は、インフルエンザ・ビリオンがエキソソームと共通の根本的タンパク質組成を持っていることに気付いた。これが示唆するのは、インフルエンザ・ビリオンが微小小胞体(=エキソソーム)の「生産」を覆すことによって、タンパク質を形成しているのだろうということだ。
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この研究者たちが発見したと言っているのは、ビリオン粒子が、エキソソームと呼ばれる、あらゆる生体細胞が作っている自然発生的な、ウイルスに似た粒子と驚くほど似ているということだ。エキソソームは、多くのウイルス(すなわち、エンベロープウイルス)のように被膜の中に包まれていて、50から100ナノメートル以下の大きさである(ウイルスは20から400nm)。エキソソームもまた、タンパク質や脂質のような、生物学的に活性な分子や、RNAのような情報を担う高分子を含んでいる ― 確かに、ウイルス粒子の内容物そっくりなのである。

下の基礎的ビデオを見て、入門知識を得られたい:

https://www.youtube.com/watch?v=sE2krsErbwI

人間のゲノムの大部分の発現を調整する上で欠かせないRNAの運搬役であるエキソソームと重ね合わせてウイルスを眺めてみると、ウイルスの機能が「情報の運搬役」として、有益ではないにしろ、いかにニュートラルであるかが分かってくる。エキソソームとウイルスはいずれも、実は生物圏内における種間/王国間のコミュニケーション/調整の担い手なのかも知れない。両者が生命体間における垂直的な情報転送を助長し仲介する役目を果たす様子からして、そう思われるのだ。
http://www.greenmedinfo.com/blog/genetic-dark-matter-return-goddess-and-post-science-era
このようなエキソソームを含んでいる果物の1片を食べることによってさえ、私たちの体内の極めて重要な遺伝子の発現が変化するのである。
http://www.greenmedinfo.com/blog/amazing-food-science-discovery-edible-plants-talk-animal-cells-promote-healing

(写真)
エキソソーム

このようなポスト細菌病原体説の観方からすると、ウイルスとは、染色体を探している情報の欠片だと言うことができよう;生まれながらの「悪役」ではなく、それどころか実際には、ウイルスは生命体内で遺伝子型/表現型の関係を仲介するという不可欠な存在なのである。生命体が絶え間なく変わっている環境条件の中で生き残るためには、リアルタイムでそれに適応していかなくてはならない;だが、専ら私たちのDNAというヌクレオチド配列内で起こる遺伝子変化は氷河のようにゆっくりとした速さなので、そんなことはとても無理だ(例えば、タンパク質でコード化された遺伝子配列が変化するには、長いと10万年を要するのに対して、ウイルスあるいはエキソソームRNAによる調節によって、タンパク質でコード化された遺伝子の発現が変わるには数秒しかかからない)。

だからと言って、ウイルスに「問題が無い」訳でもない。時として、ウイルスのコントロールできない環境条件が重なると、ウイルスのメッセージは、それを浴びる細胞にとって、難問や誤報を提供することになり、この結果、「病的症状」を呈することになるのだ。しかし、注意を怠らなければ、このような病的症状は、常にとはいかないまでもしばしば、身体が自己調整し、最終的には発達して、自らを癒す試みとなるのである。

つまり、ウイルスのビリオン組成とはどうやら、インフルエンザDNAの影響を受けながらも、細胞が通常のエキソソーム(別名、微小小胞体)生産/輸送を行う際の副産物のようなのである。ウイルスとは単なる病原体ではなくて、エキソソームと同様な、細胞間における細胞外コミュニケーションの手段なのかも知れない。人間が健康を保つ上で生体内ウイルス集団が果たす役割の研究において、「はしか(麻疹)」のウイルスを始めとする、いわゆる病原菌が顕著な健康的効果をもたらすことを示す研究結果が蓄積してきている理由はこれによって説明できよう。[参照せよ:「はしかの健康的効果」と「細菌の治癒力?」]
http://www.greenmedinfo.com/blog/unreported-health-benefits-measles
http://www.greenmedinfo.com/blog/germ-theory-more-theoretical-evidence-based

他の研究者たちも、エキソソームとウイルスとの関係について、同様の発見をするようになってきたのであり、時には、エキソソームの放出経路をウイルスが乗っ取るという、「トロイの木馬」仮説が展開される。HIVはこのような一例を提供するものだろう。
http://www.pnas.org/content/100/19/10592.short


結語

インフルエンザ・ウイルスのビリオン組成が宿主依存的特性を持つという、最近の並外れた発見は、知的な氷山のほんの一角に過ぎない。その全貌はまだ完全に明らかにはなっていないものの、船は既に「沈みつつある」;言うならば、パラダイムの船である。

このようなパラダイムの1つが、細菌は敵性戦闘員であり、ウイルスは私たちの健康にとって何ら根本的な役割を果たしておらず、できれば薬品とワクチンによって地上から撲滅すべきである、というものだ。

しかし、このような信仰は受け入れることが出来ない。微生物叢および、そのうちの生体内ウイルス集団が持つ不可欠な役割が発見されるに至って、私たちは、人体と環境は根本的に切り離せないという全く新しいエコロジカルな観方に到達したのである。皮肉なことに、インフルエンザが命取りになるのは細菌病原体説だけかも知れない。

この点についての徹底研究としては、下に掲げた生体内ウイルス集団に関するレクチャーをご覧いただきたい。ご覧になればきっと、もはや細菌病原体説が揺るぎない真実だとして支持できなくなること請け合いである。さらには、ウイルスの中には「私たちの友人」だと考えるべきものもあり、ウイルスが私たちを必要とする以上に、私たちが彼らを必要としている理由についても理解されることだろう。

https://www.youtube.com/watch?v=TRVxTBuvChU

ワクチンや細菌病原体説、そしてそれらが医学や個人の自由について持つ意味合いについて、もっと知りたいと興味を抱かれただろうか?本テーマについて、セイヤー・ジほか30人の専門家が論じる、10日から公開予定のドキュメンタリー『暴かれたワクチン』をご覧いただきたい。
http://www.vaccinesrevealed.com/landingii/


著者について

セイヤー・ジはグリーンメッドインフォ・ドットコム
http://www.greenmedinfo.com/
の創設者で、「人間のための栄養および機能的医薬国際ジャーナル」の評論家、
http://www.ichnfm.org/publications/index.html
シストーム・バイオメッド社の共同設立者でCEO、
http://www.systomebiomed.com/
国民健康連合の副理事長、
http://www.thenhf.com/
世界ノン遺伝子組み換え食品協会の運営委員である。
http://www.gmofreeglobal.org/en/steering-committee
posted by たカシー at 12:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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