2017年01月03日

2016年:グローバリストによる「リアリティとの戦い」が崩壊し始めた年

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2016年:グローバリストによる「リアリティとの戦い」が崩壊し始めた年
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ロブ・スレーン
ブログマイア
2016年12月29日

よく引用される21世紀の発言の中でも私のお気に入りの1つは、ジョージ・W・ブッシュ大統領の上級顧問兼次席補佐官だったカール・ローヴの残した傑作だ:


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アメリカは帝国なんだから,われわれが何か行動を起こせば,現実はそこで変化していく。そうやって出来上がった現実を,君のような現実コミュニティの住人は,一生懸命研究するだろう。だが,君が何の結論も出せない間に,われわれはまた行動を起こし,さらに現実を変えていく。それを君はまた研究することだろう。そういうものさ。われわれは歴史の主体であり,君たちジャーナリストや学者は,われわれの行動を研究するだけなのだ
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※徳川家広訳『ソロスは警告する』からの引用のようです:
http://blog.livedoor.jp/shabaizumi/archives/cat_206991.html


お気に入りとは言っても、決して支持している訳ではない。全く逆だ。私がこれを気に入っているのはこの言葉が、グローバリストの傲慢さや、この20年ほどの間に彼らが企んできたことを見事に要約しているからなのだ。確かに彼らは自分達の現実を「創造し」(変化させ)てきたのであるし、企図したことを実現させるやり方たるや、普通の人々にはまず不可能なものだったのである。私たちがそれを受け入れ始めた頃には、彼らは既に基地外じみた論法でもって、先へと進んでいて、次の新たな現実を創造することに余念がないのである。

もちろん、このような現実とは単なる嘘である。それは、ある見かけ倒しの独裁者が実際にはとても強大な権力を持っていて、実在しない兵器も保有しているので、私たちは命の危機に瀕しているというものかも知れない。それは、また別の見かけ倒しの独裁者が無辜の大衆を虐殺しようとしているので、私たちはその男をどうにかしなくてはならないというものかも知れない。それは、結婚生活に「妻」は必要ないというものかも知れない。それは、男は女に変身できるというものかも知れない。それは、この5年に亘ってシリアに侵入して、同国民をテロの恐怖に陥れてきたワハビ主義者は「穏健派」であるというものかも知れない。

だが、このようなとんでもないレベルの嘘をつくことの問題とは、嘘をついた人間が企んでいることを、ついには段々と多くの人々が受け入れるようになることなのだ。私が上で述べたことの全てに、世の人々は心底同意しないかもしれないし、ついて来れないかも知れない。だが、年々嘘の上に嘘が、ダマシの上にダマシが積み重ねられていくと、ゆっくりだが確実に何かが起きているという心配は募り、疑惑は深まるだろう。

そして、これが起こったとき、真実を述べるべき人々 ― 政府 ― や、政府がそうしないときに、責任を問うべき人々 ― メディア ― によって創造されてきた真空地帯は、他の者たちによって満たされることになる。左翼のこともあれば、右翼のこともあるだろう。これらの言葉に未だ意味があればだが。この真空地帯を満たそうとする者の中には、大ぼら吹き=注意を惹くためなら何でもかます気満々の輩も居るだろう。そしてまた、誠実な人々も居るだろう。世の中で起きていることをひどく心配して、聴く耳を持って居る誰に対してでも、文化の検閲者から真実を取り戻すべく、出来る限りの事をしようとする人たちだ。

そして、エリートと世界的なメディア・ネットワークが彼らの現実を創造し続け、真実を語る者たちと嘘を語る者たちの両方が、残された真空地帯を埋めるとき、一般の人々は「一体何が起こっているのだろうか?」と思いを巡らすことを許されるだろう。「私たちは気がふれてしまったのだろうか?何が真実で、何が嘘なのだろう?最早区別がつかない!」

2016年は、こうした全てが顕在化し始めた年だった。グローバリストやエリート主義者、新トロツキー主義者の一味が創造したパラレル・ユニバースが、3つの大問題によって、かつてなかったほどに暴かれた年だったのである。

1つ目はもちろん、ブレグジットである。これを「グローバリスト・エリートたちの異常な執政に反対する第一声」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A9%A6%E4%BA%BA%E3%81%AE%E7%95%B0%E5%B8%B8%E3%81%AA%E5%9F%B7%E6%94%BF%E3%81%AB%E5%8F%8D%E5%AF%BE%E3%81%99%E3%82%8B%E7%AC%AC%E4%B8%80%E5%A3%B0
と呼ぶとしよう。連中はこれの起こる気配を感じなかった。そんなことは起こり得ないので、備えを怠ったのだ。予測できただろうか?

「異常な執政に反対する第二声」はもちろんのこと、アメリカ史上最も堕落した大統領候補が敗れたことである。ブレグジットが嵐だとすれば、これは台風だった。

第三声は、最近起きた、東アレッポでの「穏健な」聖戦狂信者たちの敗北である。彼らはサウジアラビアの王室を含む「穏健な」イスラム教徒の一味から武器と資金を供与され、アメリカ、フランス、イギリスの支援を受けていた。これらの国々の唯一の目的は、さらに1つ主権国家を滅ぼすことだった。

グローバル・エリ−トたちには3重の打撃だった。もちろんのこと連中は、自分達がいさめられ、「謙虚」となるべきことを悟り、奥ゆかしく暗がりにコソコソと入って行って、家族を養い、庭の手入れをするのだろう。しまった、そんな連中ではないか?実際に連中が行うのは、「リアリティとの戦い」に対する賭け金を ― 100倍とはいかないまでも ― 2倍、3倍と増やすことなのだ。

ブレグジットが単なる偏見や憎悪、愚行によるものだったという主張は、今では奇異に感じられ始めている。私たちはあれ以降進んで来ており、新たな現実が、殆ど毎日のように創造されているのだ。つい先日、国会議員と思しきベン・ブラッドショーという人物が、イギリスの庶民院(下院)で立ち上がり、ブレグジットの投票はおそらく、ロシアのハッカーによって妨害されたのだろうと主張した。彼を笑う者は居なかった。「分かったか?偏屈で忌まわしいEU離脱支持投票者たち。諸君はソ連の継承国家であるEUが嫌いでEU離脱に投票した訳じゃないんだ。ロシアの大統領にそうするよう仕向けられたんだ」

もちろん、ブラッドショー氏とその仲間たちが住んで居る狂った宇宙から戻るとしよう。現実はどうかと言えば、ロシアの大統領はたまたま、選挙に干渉などしない、世界でも数少ない素晴らしい政治家の1人だったのだ。メルケル氏はやった。あいつもそうだ。大西洋を渡って来て、エリートに刃向うような投票は考え直すよう私たちに説教し(※この記事の著者は英国在住である由)、行儀の悪い学童のように「英国は列の後ろに並ぶことになる」と脅した奴だ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201605/CK2016050202000137.html
彼の介入は疑いなく、意図とは反対の効果をもたらした。結局彼はロシアのエージェントだったに違いない。

ドナルド・トランプがアメリカ大統領に選ばれると、一息入れて、クレヨンと工作粘土で小休止した後、連中はヒートアップして騒ぎだし、今では巧みにみんなのおはじきを失くすという挙に出ている。「ここにも、そこにも、至る所、ロシアのハッカーだらけだ。奴らが大統領選を妨害した。証拠はある。CIAがそう言ってるじゃないか。過去においても政府は、私たちに嘘をついて戦争を行ったことなどなく、制度化された拷問プログラムなど実施しておらず、1950年代以降に、他国の選挙や独立を妨害/干渉していないのだから、政府を信じるべきなのだ」

プリンの味は食べてみれば分かるという人は別として、いわゆる「証拠」というものを未だに待っている人も居る。確かに古風な考え方だが、中には未だにそれを好む人も居るのだ。熱弁や風説ではその代わりにならないし、FBIと国家情報長官事務局が、CIAの主張を支持するのを拒否したのだから、おそらくこれらの機関も、証拠がなければ疑わしきは罰せずという考え方に同意見なのだろう。そうかも知れない。というのも、元CIAのアナリストや
https://consortiumnews.com/2016/12/12/us-intel-vets-dispute-russia-hacking-claims/
英国のクレイグ・マレー前駐ウズベキスタン大使
https://www.craigmurray.org.uk/archives/2016/12/cias-absence-conviction/
が説得力のある主張を行っているように、それはハッキングではなく、内部犯行ではないだろうか?

しかしいずれにしても、賽は投げられた=新たな現実は創造されたのであり、MSMの流す風説を真実だと信じる人々は、今や文字通り何百万と居る。この人々はどうした訳か、民主党全国委員会(DNC)へのハッキングによって公開されたメールによってDNCが選挙プロセスを目茶目茶にしたことが判明したという事実を忘れてしまったのだ。

そういう訳だから、この激動の1年が終わろうとしている今、グローバリストによるプロジェクトを脅かす全てが、フェイクニュースのレッテルを貼られているのである。皆さん、用心されたい。シリアの体制変革派である新トロツキー主義者の動機やCIAの信用性を疑ってみれば、アレクサンドル・ソルジェニーツィンの名を思い出す間もなく、あなたは自分がロシアのエージェントだというレッテルを貼られていることに気付くかも知れない。

「フェイクニュースだと暴露された」最もおかしな例は、蓋を開けてみれば、2016年に盛んに囃し立てられた「フェイクニュース騒動」自体だった。11月にワシントンポストは、
https://www.washingtonpost.com/business/economy/russian-propaganda-effort-helped-spread-fake-news-during-election-experts-say/2016/11/24/793903b6-8a40-4ca9-b712-716af66098fe_story.html?utm_term=.2fb9ea131549
PropOrNotと呼ばれる「匿名の専門家集団」
http://www.propornot.com/p/home.html
を紹介する記事を掲載した。このグループは、「ロシアのプロパガンダを広める」200のウェブサイトをリストアップしたのだ。このリストに目を通すと失笑を禁じ得ない。というのは他でもない、リストには皮肉なことに元KGBのエージェントが含まれているからだ。元国会議員のロン・ポール;カトリック教徒のリバタリアンであるルエリン・ロックウェル;ロナルド・レーガン政権で経済政策担当の財務長官補佐を努めたポール・クレイグ・ロバーツ;これまたロナルド・レーガンの下で行政管理予算局長を務めたディヴィッド・ストックマン;そして、アメリカには残り少ないきちんとしたジャーナリストであるロバート・パリーだ。

私はこの人たちの書いた記事を定期的に読んでいる。全てに同意する訳ではないが、彼らの記事の多くが気に入っている。彼らは反体制派である。彼らはグローバリストが取り上げて欲しくない問題に疑問を投げかけ、グローバリストのメディア・ネットワークが隠そうとする以上に大局的な観方を示すのだ。私は彼らのウェブサイトにとても感謝している。だが、世界的なメディア・ネットワークによれば、私たちは彼らの記事を読んではならないのだ。「それらは危険だ。フェイクなんだ。云々」

と言う訳で、2016年も暮れようとする今、ある意味私はとても心配である。グローバリストのエリートたちは、3重の大ショックを受けて、頭に血が上っている。連中は怒っており、黙って見過ごしはしないだろう。この瞬間も連中は、ドナルド・トランプに対する、何らかの形のクーデターを企んでおり、連中はアリンスキーにインスパイアされた、新たな現実を創造するための本に載っているような手でもって反撃を行っているのだ。連中の新年の誓いは、愛しい自分達のプロジェクトによって手段を選ばずに世界を支配することなど忘れてしまおう、ということではあり得ず、その反対に、耳をつんざくような大音量までフェイクニュース・アンプのダイアルを回そうとしているのだ。2017年は検閲の命令が増えるものと思わねばならない。グローバリストのエリ−トたちや、世界的なメディア・ネットワークによって、連中の現実を受け入れ、反対意見への検閲に同意するよう求められた際の抵抗を弱められるものと思わねばならない。もちろんのこと、全てあなたのため、安全保障のためだと言われるのだ。
posted by たカシー at 16:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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