2016年12月03日

まるで現代のモッキンバード作戦:「私に同意しない者はみなロシアのプロパガンダ活動員だ」

SOTTフォーカス


まるで現代のモッキンバード作戦:「私に同意しない者はみなロシアのプロパガンダ活動員だ」
https://sott.net/en335293


ハリソン・ケーリ
ソット・ドットネット
2016年11月29日

これらの報道媒体からの「フェイクニュース」に注意
(写真キャプション)

ソット・ドットネットは最近、ロシアのプロパガンダ媒体であると汚名を着せられる栄誉を得た。
https://www.sott.net/article/334991-Behind-the-Headlines-Fake-News-About-Fake-News-WaPo-Blacklists-SOTT-net-as-Kremlin-Disinfo
匿名の専門家集団により作られた”PropOrNot(プロパガンダか否か)”という不審なサイトが、SOTTを含む、200近いウェブサイトを ― 意図的であるかは兎も角、クレムリンのプロパガンダ活動員にダマされているとして ― リストアップしたのである。ありがたいことに、その殆どは良い仲間たちだ。PropOrNotというサイトの言うことを真剣に受け止めるべきかの判断は難しい。このPropOrNotというサイトを見る限り、出来過ぎた作り話なのだろうという印象を受けるが、とりわけワシントンポストがPropOrNotの言うことを真剣に受け止めているとすれば、何とも滑稽である。と言うのも、バカバカしいことだが、PropOrNotサイトを見て、最初に目につくのは、プロパガンダ活動員に扮した2人の俳優に対してサマンサ・ビーというコメディアンが行った偽のインタビューなのだ!
https://www.sott.net/article/333717-We-were-playing-with-them-Pro-Trump-Kremlin-trolls-on-Samantha-Bee-exposed-as-hoaxers
(※もうPropOrNotのトップページには載ってないようですが、Googleにキャッシュがありました。)

だが、これ以外にも、PropOrNotは内容豊富である。思い付くようなオルタナティブ・ニュースサイトの殆ど全てが、リストに含まれているのだ。PropOrNotの論理は次のようなものである:

1. 西欧諸国の政府とメディアはAと言っている。(Aは正しい。)
2. ロシア政府とメディアは非Aと言っている。(非Aは正しくない。)
3. オルタナティブメディアも非Aと言っている。
4. ゆえに、オルタナティブメディアは、意図的であるかは兎も角、ロシアの嘘を受け売りしている。

第一に、これは西欧諸国のメディアおよび政府が真実を述べているものと仮定している。第二に、これはロシア政府が常に嘘をついていると仮定している。だから、オルタナティブメディアは不当な立場に位置付けられることになる:ロシア政府が真実を述べ、オルタナティブメディアが同様の主張をしているときには、後者の主張は全て単なるロシアのプロパガンダとして片付けられるのである。これは全くナンセンスだ。PropOrNotを運営している人々がこのように考えているということは、たとえ彼らが自分達の主張を真剣に考えているとしても、彼らが自分達の読者を間抜けだと思っていることを雄弁に物語るものだ。

ウェイン・マドセン(彼の記事はintrepidreport.com(「勇敢な報告」)や、strategic-culture.org(「戦略的カルチャー」)で読むことができるが、どちらのサイトもPropOrNotのリストに載っている)が、最近述べている通りである:


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PropOrNotの主張を繰り返す、ワシントンポストの記事は、冷戦時代のモッキンバード作戦たけなわの頃に、同紙が延々と繰り返していた、CIAの手になるプロパガンダに匹敵するものだ。
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https://www.sott.net/article/335164-Fake-news-eclipses-conspiracy-theory-But-the-real-fakes-are-the-MSM


上にリンクを掲げたウェイン・マドセンの記事では、PropOrNotが「真実の報道者」と呼ぶ媒体で報じられた、偽の物語の典型的なものが幾つか紹介されている。さて、大局的に眺めてみよう。主流派媒体の全てが悪い訳ではない。地方紙や調査報道のレポーターだって良い仕事をすることもある。それは問題ではない。問題点は1つの略語で要約することができる。大量破壊兵器(WMD)だ。

CIAおよび、ピーター・デール・スコットが言う「国家の内部における国家」が戦いを仕掛け、自分達のルールに従わない他国の指導者を悪魔扱いし、他国を不安定な状態にしようとするとき、連中は、メディアが意図的かどうかは兎も角、つく嘘に頼ることになる。オルタナティブメディアが大量破壊兵器などたわ言だと言っていたので、我々はどちらが正しいか知ることが出来た。この10数年の間には、他にも数え切れないほどの事件で、大量の嘘が撒かれてきたのだ。カダフィ大佐に関する嘘もまた、典型的な例の1つである。またしても、オルタナティブメディアの正しいことが証明されたのだ。
https://www.sott.net/article/332409-Years-after-NATOs-destruction-of-Libya-British-parliament-report-reveals-there-was-no-evidence-of-Gaddafi-attacking-civilians

こんにち大手メディアがついている最大の嘘は、ロシアとシリアに関するものである。だから本物のプロパガンダ活動員には、読者が彼らのたわ言に興味を抱かず、信じ(buy)ないのは(文字通りにも比喩的にも)我慢ならないのだ。シリア軍が東アレッポ市民の40%を、アルカイダおよびその関連組織の手から解放したのに呼応するように、西側諸国の指導者たちが更なる対ロシア制裁を呼び掛けていることに至っては、笑止千万である。全く馬鹿げている。西側諸国の指導者たちとプロパガンダ活動員たちはどうやら、8万人以上の市民がテロリストたちの人質にな(って、ロシア/シリア軍による、「故意に」市民と病院「を狙った無差別的な」空爆に晒され)る方が、市民たちが上述の空爆を逃れ、病院での手当て(というのも、東アレッポの「最後の病院」が破壊され、「2人の小児科医」しか居ないからである)や、食料、シェルター等による保護を受けられる、シリア政府のコントロール下に入るよりもいいと思っているようだ。それが彼らの望みなのだ。どう転んでも損をしないという訳だ。

上で述べたダイナミズムを視覚的に見て取れるのが、下のビデオで、これはプロパガンダ活動員の最高司令官であるジョン・カービー国務省報道官をフィーチャーしたものだ(警告:ロシアに関するプロパガンダに注意!)
https://www.youtube.com/watch?v=cZfI_cnNtDw
(※ビデオタイトル:「見下げ果てたやつだ。アメリカ国務省記者会見。2016年11月28日」)

もう1本のビデオを掲げておく。シリアとその同盟軍によって、アルカイダから解放された東アレッポ住民に対するインタビューの模様である。
https://www.youtube.com/watch?v=3SZh-im0HAs
(※ビデオタイトル:「東アレッポからのレポート。2016年11月27日。敗走するジハーディストたち」)

実は、私はロシアを少々腹立たしく思っていると言わねばならない。長年に亘り、真実を述べているオルタナメディアはいずれも、「陰謀論者」と呼ばれることに耐えねばならなかった。だが今では、ロシア政府が真実を述べる折に、我々は彼らに同意しなくてはならないという居心地の悪い立場に立たされるのだ。彼らもせめてルーブルを流通させてくれても良さそうなものだ。これで全部だなんて口先だけだろう。

オルタナメディアはロシアのプロパガンダだと非難されているが、実際には西側メディアこそが、アメリカ/ヨーロッパの「国家の内部における国家」のプロパガンダであるとは皮肉なことだ。上に引用した1節でマドセンが指摘していたように、これは今に始まったことではない。発足以来、CIAはメディアの中に自発的な密告者を持ってきた。例えばSOTTに記録されている以下の記事をチェックするようお勧めする:


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ウィキリークスと帝国による世論動員 − CIAの「マイティワーリッツァー」(=20世紀初頭から40年代くらいまでサイレント映画の伴奏に使われていたというオルガン。3000種もの音が出すことができた)
http://yukoyoshida.net/blogblog%20may.html


ザヒール・エブラヒム
人間本位主義プロジェクト

「マイティワーリッツァー」という言葉は、CIAの工作本部長だったフランク・ウィズナーの敬称だった。彼が(沢山の鍵盤が付いている巨大なオルガンのように、)CIAのための沢山のフロント組織やニュースメディアの密告者を巧みに操って、その時必要などんなプロパガンダ曲でも奏でる様子を表現するものだったのだ。更なる詳細は、モッキンバード作戦を暴露した以下の記事で知ることができる。
http://www.spartacus.schoolnet.co.uk/JFKmockingbird.htm
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https://www.sott.net/article/218995-Wikleaks-and-Imperial-Mobilization-The-CIAs-Mighty-Wurlitzer

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モッキンバード作戦はまだ続いており、あなたの観るテレビ番組の中でも行われている


ロリー・ホール
デイリー・コイン

もしあなたが、モッキンバード作戦、すなわち、主流派メディア ― CNNやFoxニュース、CBS、NBC、ABCといったテレビ局や、トリビューン、LAタイムズ、NYタイムズ、ロイター、その他多くの「新聞」 ― をCIAが操作している作戦に気付いていないなら、どうかこれを説明してみて欲しい:

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ワシントンポストの元社主であるフィリップ・グラハムは、「出版界の役割とは、殆どの場合において、政府の政策への同意を集めることであり、広く実践されるようになった、CIAによるジャーナリストの利用と操作を計画立案することだと信じていた」。このスキャンダルは、モッキンバード作戦というコードネームで知られている。元ワシントンポスト記者であるカール・バーンスタインは、ある元CIA副長官の次の言葉を引用している。「フィル・グラハムが何かと手助けしてくれる男だということは広く知られている」。つい最近もワシントンポストは、CIAのジョセフ・フェルナンデスを次のように擁護したと言われている。「ワシントンポストはコスタリカ支局長だったこの男が、立場を利用して犯した犯罪のせいで起訴されるまで1年以上も彼の本名を掲載するのを拒んだ」
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http://whatreallyhappened.com/RANCHO/POLITICS/MOCK/mockingbird.php#axzz3Nr0kvgOI

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「ジャーナリストは素晴らしいコールガールよりも安く利用できる。月に200ドルも出せばいい」 ― CIAのプロパガンダや作り話を喜んで言いふらすジャーナリストが存在しており、利用するにはいくらかかるかというテーマで、CIAのスパイと議論した際の、元ワシントンポスト編集者フィリップ・グラハムの言葉だ。
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デボラ・デイビス著『エカテリーナ大帝』
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https://www.sott.net/article/291216-Operation-Mockingbird-is-alive-and-well-and-living-in-your-TV

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ディスインフォメーションとプロパガンダ25の掟

クリスタン・T・ハリス
アメリカ諜報報告
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https://www.sott.net/article/319148-The-25-rules-of-disinformation-and-propaganda


モッキンバード作戦は1950年代から70年代にかけて行われたが、70年代半ばに、CIAのサイコパス的行動の数々がチャーチ委員会によって暴露されると、規模が縮小された。
https://en.wikipedia.org/wiki/Operation_Mockingbird
要するに、CIAは、自分達が欲するようなストーリーを掲載させるための「ジャーナリスト」をリクルートしていたのである。この作戦によって、雑誌や学生団体の形での完全なメディア・ダミー会社が幾つも設立された。モッキンバード作戦と、その現代版の正体を暴く、ロシアのプロパガンダをもう幾つか掲げておこう:

https://www.youtube.com/watch?v=fQl9H-gi9NE
(※タイトル:「CIAによるメディア潜入とモッキンバード作戦。洗脳最新情報」)

https://www.youtube.com/watch?v=0KZjxjlI4x8
(※タイトル:「モッキンバード作戦:CIAによる主流派メディアに対するコントロール − その一部始終」)

https://www.youtube.com/watch?v=wfQ6wYiGQak
(※タイトル:「モッキンバード作戦:CIAによるメディア操作」)

こうした情報を踏まえれば、次の記事の言うこともなるほどとうなずけるだろう:


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どうしてアメリカや西側メディア媒体はそんなにRTを怖がるのか?


アダム・H・ジョンソン
ザ・ネーション

RT(旧称:ロシア・トゥデイ)が外交政策に関して、クレムリンと歩調を合わせているのと全く同様にして、RTはアメリカでは社会的に無視された問題や声も取り上げている。例えばRTは、最近起こった刑務所でのストライキ ― アメリカ史上最大のもの ― を2度も取り上げている。
https://www.rt.com/usa/358870-prison-protests-work-strike/
https://www.rt.com/usa/360081-24000-prison-inmates-prison-strike/
これまでのところ、CNNもMSNBCもNPR(=ナショナル・パブリック・ラジオ)も、コラムニスト、ジム・ルーテンバーグを擁するニューヨークタイムズも、全く取り上げていない。RTは早くから「ウォール街を占拠せよ」運動を積極的に取り上げていたが、他のアメリカ企業メディアは遠くから無視していたのだ
http://www.huffingtonpost.com/2011/10/06/occupy-wall-street-erin-burnett_n_998494.html
(この取り組みが認められて、RTはエミー賞にノミネートされた)。
http://www.prnewswire.com/news-releases/rts-occupy-wall-street-coverage-brings-second-emmy-nomination-167234015.html
ルーテンバーグや、RTの載せる記事を深く憂慮する人々はおそらく、どうしてここにニーズを満たすべき市場があるのか分かっているのだろう。色々な意味で、RTの成功は、それが邪悪なクレムリンのディスインフォメーションの表現であるとされるのと同じくらいに、それがアメリカの企業メディアに対する告発となってきたことによる。。。そしてまた、RTに対する言動に欠けているのは、大局的な観方だ。数十年に亘ってアメリカは、自らのアジェンダを推し進めるために、海外で似たような戦術を一貫して展開してきた ― そうした戦術としては、ボイスオブアメリカが各国語版放送を取り揃えてきたことから、「民主化」運動が西側諸国のNGOやシンクタンクの支援の下、外国メディア媒体に書いている専門家に対する資金援助というかたちで、しばしば一斉に資金を注ぎ込むことまでが挙げられる。心を痛めている専門家階級は、はっきり区別している:アメリカが支援するメディアは誠実であり、高い基準を堅持しているというのだ。これは厳密な意味で正しいとは言え、多くの場合にこれは単に、アメリカは情報戦が苦手であるどころか、それに長けていることを意味するに過ぎない。公にしていないものの、CIAは『アルゴ』(=1979年から1980年にかけて発生したイランアメリカ大使館人質事件を題材とした2012年のアメリカ映画)
と『ゼロ・ダーク・サーティ』(=ウサーマ・ビン・ラーディンの捕獲・殺害ミッションに挑む特殊部隊を描いた2012年のアメリカのアクション・サスペンス映画)
という2本のCIAを称賛するコマーシャル映画の製作を支援した。
http://www.theatlantic.com/entertainment/archive/2016/07/operation-tinseltown-how-the-cia-manipulates-hollywood/491138/
アメリカ政府は、国際開発庁(USAID)を通じて秘密裏に、偽のSNSサイトを立ち上げたり、キューバのヒップホップ・シーンに潜入して、「不安を煽り」、カストロ政権を転覆させようとした。
https://www.theguardian.com/world/2014/apr/03/us-cuban-twitter-zunzuneo-stir-unrest
https://www.theguardian.com/world/2014/dec/11/cuban-hip-hop-scene-infiltrated-us-information-youth
国防総省は、「アラビア語、ペルシア語、ウルドゥー語、パシュトー語」で同時に複数の人間が活動しているように見せかける、偽の操り人形=自作自演機能を備えたソーシャルメディアを海外で運営するという、1億ドルの計画を進めていた。
https://www.theguardian.com/technology/2011/mar/17/us-spy-operation-social-networks
こうした行動に気付いているアメリカ人はどれぐらい居るだろうか?おそらく、プーチンの邪悪なケーブルネットワークについて知っている人よりもずっと少ないことだろう。
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https://www.sott.net/article/329343-Why-are-American-and-Western-media-outlets-so-afraid-of-RT


「外交政策に関して、クレムリンと歩調を合わせている」というのは、しばしばそれがディスインフォメーション路線でないことを意味する。それは正しい情報なのである。ウクライナの独立広場で起こった出来事は、アメリカの支援によるクーデターだった。クリミアはロシアに併合されたかった。シリア穏健派反乱軍とはジハーディストなのだ。時として、真実を述べるのは有利である。あなたの「パートナー」が明らかに嘘をついている場合はなおさらだ。


ハリソン・ケーリのプロフィール

ハリソン・ケーリは、SOTTラジオネットワークの『真実の観方』という番組の共同司会を務めており、また、レッド・ピル・プレスの編集者でもある。彼は「悪の発生学」を研究した論稿に関して、北米でいくつかのラジオショーからインタビューを受けてきた。音楽と書物に加えて、ハリソンの好物はタバコとベーコンであり(しばしば同時に味わう)、嫌いなものはケータイ電話と野菜、それにファシストである。
posted by たカシー at 18:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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