2016年04月26日

ヨウ素 − この栄養素に関する抑圧されてきた知識はあなたの人生を変えるかも知れない

ヨウ素 − この栄養素に関する抑圧されてきた知識はあなたの人生を変えるかも知れない
http://www.sott.net/article/307684-Iodine-Suppressed-knowledge-that-can-change-your-life


医学博士 ガブリエラ・セグーラ
ソット・ドットネット
2015年12月3日

実に多くの人々が、気付いてみるとひどく毒物に侵された状態にあること、私たちが住んで居る環境が急速に変化していること、そして、ヨウ素が人々の健康を強化し、生活を向上させるような、信じられない働きを持って居ることに鑑み、私は本テーマに関する手引きとなるよう、ヨウ素補給に関する以下の要約を書くことにした。ここで提供する情報は、我々のフォーラム内のヨウ素に関する議論のスレッド
http://cassiopaea.org/forum/index.php/topic,13371.0.html
で読むことが出来る予備的調査や、ブラウンスタイン博士
http://www.npo-jikenkai.jp/holisticseminar.html#top
の『ヨウ素:なぜあなたにはそれが必要か。なぜあなたはそれ無しでは生きられないのか(第5版)』および、
http://www.drbrownstein.com/Iodine-Why-You-Need-It-p/iodine.htm
リン・ファローの『ヨウ素危機』
http://www.lynnefarrow.net/book.html
という書物に基づいている。


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ヨウ素はあなたの健康を向上させる可能性を秘めている



ヨウ素は、必須の微量栄養素である。これは、どんな人のどの細胞も、これを必要とするという意味である。進化論生物学者の推測
http://www.sott.net/article/307495-Iodine-deficiency-linked-to-thyroid-and-breast-cancer-fibrocystic-breast-disease-infertility-obesity-mental-retardation-halide-toxemia
によれば、シーフードの摂取と、それによるヨウ素の吸収は、人間の脳の発達および進化において重要な役割を果たしてきたという。ヨウ素はまた、優れた抗菌/抗ガン/抗寄生虫/抗真菌/抗ウィルス性も持っている。

不幸なことに、現代の人々の殆どはヨウ素欠乏状態にあるのだが、それは、臭化物や、農薬/殺虫剤/殺菌剤、食品添加物のような我々の身の回りにある毒物が、我々の身体からヨウ素を押しのけているせいである。現代の農業技術もまた、土壌中のヨウ素や他のミネラルが欠乏する原因となってきた。かくして、ヨウ素が不足した土壌で育った作物もまた、ヨウ素不足となっている。

ある種の食事法やライフスタイルもまた、ヨウ素の欠乏を悪化させる原因である。ベーカリー製品(パン、パスタ等々)には、大量の臭化物が含まれており、これらを多く食べる人々はリスクに曝されている。ベジタリアンや、シーフード/海藻/塩を好まない人々もまた同じである。

『ヨウ素:なぜあなたにはそれが必要か。なぜあなたはそれ無しでは生きられないのか』の著者であるブラウンスタイン博士によれば、
http://www.drbrownstein.com/Iodine-Why-You-Need-It-p/iodine.htm
世界の人口の約1/3は、ヨウ素の摂取が不足している地域に住んでいる。彼をはじめとするヨウ素研究家は、何千もの人々を検査し、一貫した結果を発見した:検査を受けた人々の約96%がヨウ素不足だったのである。WHOは、ヨウ素の欠乏こそが、防げた筈の知恵遅れが世界中で起きている最大かつ単一の理由であるとしている。ヨウ素の欠乏は129の国々において公衆衛生上の重要問題とみなされており、世界の人口の72%までもがヨウ素欠乏に起因する体調不良状態にあるのだ。


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アメリカでは、甲状腺腫予防のため、食塩にヨウ素が添加されている。しかし、もう既にお分かりのように、これは他の多くの病気を予防し、埋め合わせるのに十分な量ではない。



以下の病気は、ヨウ素不足に関係がある:

・乳ガン
・甲状腺ガン
・卵巣ガン
・子宮ガン
・前立腺ガン
・自己免疫性甲状腺疾患
・甲状腺機能低下症
・繊維嚢胞性胸部疾患
・ADHD(注意欠陥・多動性障害、attention deficit hyperactivity disorder)
・慢性疲労
・線維筋肉痛

さらに、ヨウ素は以下の症状の手当に利用されてきた:

・ADHD/ADD(注意欠陥障害、attention deficit disorder)
・アテローム性動脈硬化症
・乳腺疾患
・デュピュイトラン拘縮
・粘液過剰産生
・乳腺線維嚢胞症
・甲状腺腫
・痔核
・頭痛/片頭痛
・線維筋肉痛
・慢性疲労
・高血圧症
・感染症
・ケロイド
・肝疾患
・ネフローゼ症候群
・卵巣疾患
・耳下腺管結石
・ペイロニー病
・前立腺疾患
・皮脂嚢腫
・甲状腺疾患
・膣感染症
・梅毒
・子宮筋腫
・重金属(水銀、鉛、ヒ素)中毒
・猩紅熱
・気管支炎/肺炎
・肥満症
・鬱病
・乳房痛
・湿疹
・マラリア
・生殖器-泌尿器病
・リューマチ
・扁桃腺炎
・咳
・胃痛
・鬱病の「思考に霧がかかった」感覚
・アレルギー
・生理不順
・歯肉感染症
・乾癬
・不整脈
・高コレステロール
・便秘
・薄毛
・2型糖尿病
・眼疾患
・GERD(胃食道逆流疾患、gastroesophageal reflux disease)
・多発性硬化症
・胃不全まひ
・小腸細菌異常増殖

等々である!!!

ヨウ素を補給することによって、広範囲に亘る症状が改善されることからも、この栄養素の重要性および、欠乏症が広まっている事が分かる。

『ヨウ素危機』
http://www.lynnefarrow.net/book.html
を書いたリン・ファローによると、ヨウ素の医薬品としての利用は1万5000年前に遡るという。19世紀には、腫瘍や原因のはっきりしない侵攻性疾患に対する治療の第1段階には、ヨウ素が用いられていた。さらにファローは、精製ヨウ素添加塩で1日の所要量が十分まかなえると考えられてきたのが、ヨウ素に関する最も危険な誤解であるとも論じている。ファローおよびブラウンスタインの調査研究によれば、精製塩に添加されたヨウ素のうち、吸収されるのはせいぜい10%だけである。しかも、こんにちでは殆どの人びとが、健康上の懸念や、(どんなものであれ)塩は心血管の健康に悪いという誤解から、
http://www.sott.net/article/232457-Low-Salt-Diet-Increases-Cardiovascular-Mortality
精製ヨウ素添加塩を避けているのだ。

ヨウ素のRDA(1日あたりの推奨摂取量、recommended daily allowance)が
https://en.wikipedia.org/wiki/Reference_Daily_Intake
150mcg(マイクログラム、0.15mg)であるという計算が確立されているが、これは甲状腺が甲状腺腫に罹らないのに必要な量に過ぎない。
http://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/goiter/basics/definition/con-20021266
他の臓器の所要量が、この数字には含まれていないのだ。そこへ持ってきて、前世紀に導入され広まった、ヨウ素を阻害する汚染物質の影響もこの計算では考慮されていない。


世界は毒だらけ

ヨウ素の必要量を摂取するため、たとえあなたが日に1.8kgほどの新鮮なシーフードをどうにか入手し食べることができたとしても、あなたが住んで居る地球の海はきれいな滴ではあり得ない。福島原発事故だけでも、食事法における重要なヨウ素源である世界中の海藻の多くに放射能をコンタミしてしまったであろう。それ以外にも、1940年代から1990年代の間、核爆発は世界中で2053回も起こっているのであり、
http://www.ctbto.org/specials/1945-1998-by-isao-hashimoto/
より最近では、劣化ウランを用いた兵器を米軍が戦争で使用している。チェルノブイリも忘れてはならない。
http://www.sott.net/article/226021-Detoxify-or-Die-Natural-Radiation-Protection-Therapies-for-Coping-With-the-Fallout-of-the-Fukushima-Nuclear-Meltdown
(※『デトックスするか死か:福島原発メルトダウンの放射性粒子に立ち向かうための自然放射線防御セラピー』
http://takapachi1962.seesaa.net/article/398908327.html )

医療で多く用いられる放射性ヨウ素が、ヨウ素欠乏問題をさらに悪化させることは知られている。そしてまた、それに曝される結果、ヨウ素が体内で結合するのを抑制するような化学物質が数多く存在する(例えば、臭化物、フッ化物、塩化物)せいで、問題はさらに悪化する。健康上有害であると証明されているにもかかわらず、多くの国々では未だに水道水にフッ素を入れているのだ。
http://www.sott.net/article/148371-Fluorine-Compounds-Make-you-Stupid-Why-is-the-Government-not-merely-allowing-but-promoting-them
さらに悪い事に、ヨウ素が欠乏していると、フッ化物の毒性が増すのである。


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そう、確かに彼らはこれを飲み水に入れるのだ



そこでグッドニュースだが、ヨウ素を適量補給することで、鉛や水銀のような重金属の尿中排泄が促され、フッ素/臭素/塩素の派生物の排泄量を増やすデトックス効果があるのだ。これはとても重要である。というのも、臭素、フッ素、塩素は有毒なハロゲン化合物となって、互いに競い合うようにして吸収され、体内のレセプターと結び付くからだ。

過塩素酸塩 ― 塩素化合物の1つ ― は、我々の身体の中のヨウ素輸送系にダメージを与える。低レベルでもこれに曝される結果、ガンになったり、免疫系が弱体化するおそれがあるのだ。クルマのエアバッグや、なめした革のような生活用品から、果てはロケット燃料に至るまで、過塩素酸塩が用いられている工業製品は数えきれない。

臭素中毒は、精神錯乱や、精神運動遅延(◆精神および身体の両方において発達が異常に遅れていること)、
精神分裂、幻覚に関わりがある。臭素を摂取した人は、だるさを感じたり、無気力になったり、集中するのが難しくなったりする。臭素はまた、憂鬱症や頭痛、神経過敏の原因ともなる。食事中に低レベルの臭素が含まれているだけで、このような症状を呈することになる。

ブラウンスタイン博士は、甲状腺および、その他のヨウ素が凝集している体内の全ての部位で、臭素がヨウ素の利用を妨害する仕組みを説明している。体内でのヨウ素の結合を妨害するため、臭素とフッ素は「甲状腺腫誘発物質」として知られている ― これらは甲状腺腫の形成を促進するのだ。臭素とフッ素は、我々の体内で何の治療に使われることもない有毒物である。発ガン物質として知られる臭素は、乳房内のヨウ素レセプターとも結合する。乳ガンに罹っている女性は、罹っていない女性に比べて、有毒なハロゲン(※第17族元素)である臭素とフッ素を体内にずっと多く持っている。他方、ヨウ素(※同じく第17族元素)には抗発ガン性がある。

女性の乳房は、ヨウ素の大量保管場所である。甲状腺および正常な乳房構造を十分に機能させるだけでなく、身体じゅうの全ての腺を正常な構造に保つ上でも、ヨウ素を適切なレベルに保つことが欠かせない。

ブラウンスタイン博士も、以下のように報告している:
http://www.drbrownstein.com/Iodine-Why-You-Need-It-p/iodine.htm


---
体内の全ての腺が最適に機能できるかは、十分なヨウ素レベルを保てるか否かにかかっている。動物実験の結果、ヨウ素が欠乏状態にあると、副腎、胸腺、卵巣、視床下部-下垂体軸、さらには内分泌系全体に問題が出ることが分かっている。実際、卵巣は人体内で甲状腺の次にヨウ素濃度が高い。ヨウ素欠乏状態は、ホルモン系にアンバランスを惹き起こす。適切にヨウ素を摂取せずにホルモン系のバランスをとる事は不可能である。
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ヨウ素は体内の他の部位にも大量に蓄えられる。そのようなものとしては、唾液腺、脳脊髄液、脳、胃粘膜、脈絡叢、乳房、子宮、目の毛様体が挙げられる。脳内でヨウ素濃度が高いのは黒質であり、この部位はパーキンソン病(※認知症の1つ)に関係があるとされてきた。
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医学界にはびこる「ヨウ素恐怖症」

ガイ・アブラハム博士は、
http://beach-press.go-naminori.com/?p=7248
「ヨウ素恐怖症」 ― 自然の生物に由来しない非放射性のヨウ素/ヨウ化物を使用したり勧めたりすることに対する、根拠のない恐怖 ― は、肉体的/精神的健康を保つ上で最適なヨウ素の1日当たりの摂取量に関する有意義な臨床的研究が避けられてきた事と相まって、人類に両次の世界大戦以上の惨状と死をもたらしてきたかも知れないと述べる。


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甲状腺の機能がとても重要であり、健康を良好に保つことに成功するためのコツの1つかも知れないなどと、一体誰が教えてくれただろうか?



ヨウ素に関する指導的研究者の1人であるアブラハムは、全身に十分なだけのヨウ素を維持するのに必要な1日あたりの摂取量は13mgだと言う。甲状腺にとって十分なヨウ素の保持量は約50mgであり、これを維持するために日々摂取すべきヨウ素は、約6mgで十分だ。乳房には、最低5mgのヨウ素が必要であり;残りの2mgはこれら以外の身体の各部のための量である。ガイ・アブラハム博士の調査研究に依拠しつつも、健康を維持するために必要なヨウ素の摂取量は、1日あたり1から3mgだとする学者もいる。
http://www.sott.net/article/307495-Iodine-deficiency-linked-to-thyroid-and-breast-cancer-fibrocystic-breast-disease-infertility-obesity-mental-retardation-halide-toxemia
それでも、一般的に言われているヨウ素のRDAである150ug=0.15mgより遥かに多いのだ!

ヘルスケアの専門家の多くは、生化学および生理学を知らないせいで、ヨウ素を怖れているのである。彼らは、実際には甲状腺の機能を正常にするのに役立つヨウ素を、甲状腺機能低下症の原因だと信じ込まされてきたのだ。このような誤解が生まれた理由の1つは、ヨウ素セラピーを施す結果、甲状腺刺激ホルモン(TSH、Thyroid-stimulating hormone)が高いレベルとなるせいである。TSHは甲状腺の機能を監視する際の評価基準である。普通、甲状腺機能低下症を発症すると、このホルモンの分泌が増えるのである。しかし、ブラウンスタイン博士の説明はこうだ:


---
TSHには、甲状腺ホルモンの産生を刺激する他に、もう1つの機能がある。それは、ヨウ素を輸送する分子 ― ナトリウム・ヨウ素共輸送体(NIS) − を産生するよう、身体に刺激を与える役にも立つのだ。十分な量のNISが無いと、ヨウ素は細胞内に入って利用されることが不可能となる。。。ヨウ素不足の患者の身体は、大量のNISを必要としない。というのも、細胞内に運ばれるべきヨウ素が殆ど無いからだ。しかし、このような人もヨウ素を補給し始めると、増えたヨウ素を細胞内に運ぶことが必要になる。身体がこの目的を達成する手段の1つが、より多くのNIS産生を刺激するために、TSHの産生量を増加させることなのだ。。。

TSHの値はどれくらいの間上昇したままになるのだろうか?私が調べた結果、正常レベルに低下するまで、最長で6か月間、TSH値は上がったままだった。TSHはどれぐらい高いレベルまで上がるのだろうか?TSHの正常レベルは、0.5から4.5 mlU/L(ミリ・国際単位・パー・ミリリットル)の間とされる。私はしばらくの間、患者のTSHレベルが5ないし30 mlU/Lまで上昇するのを見たことがあり、時には、正常な範囲に低下するまで6か月かかる例もあった。甲状腺内にヨウ素が行き渡った後、TSHレベルは妥当な範囲まで低下するのである。
---


ヨウ素が原因で甲状腺機能低下症が起こっているのではない。反対に、主な甲状腺ホルモンであるT4とT3が産生されるには、十分な量のヨウ素が必要なのだ。甲状腺機能低下症が起きるのは、ヨウ素が足りないときである。というのも、T4およびT3を産生するのに十分なだけの原料が無いからだ。ヨウ素を補給することによって、合成薬剤を使わずに、甲状腺の機能を向上させ、あるいは甲状腺機能低下症を治すことさえできるのだ。さらに、調査によって分かったのだが、ヨウ素が欠乏している際に、甲状腺ホルモンを摂取する結果、身体の代謝速度が上昇するせいで、ヨウ素欠乏の状態が悪化することがある。ブラウンスタインは、ヨウ素が欠乏している人が、甲状腺ホルモンを摂取する結果、乳ガンや、おそらくは、他のガンのリスクが上昇する様子について報告している。身体のヨウ素備蓄量を低下させたり、身体のヨウ素所要量を増加させるようなものは何であれ、事態を悪化させると予想できる。

もう1つの誤解は、ヨウ素が、バセドウ病や橋本病(=chronic thyroiditis)
http://takenouchimari.blogspot.jp/2013_03_01_archive.html
のような自己免疫性の甲状腺疾患にとって禁忌であるというものだ。実際には、ヨウ素が足りない人こそ、甲状腺を攻撃する抗体を生み出すリスクが高いのである。甲状腺の場合を含む自己免疫疾患は、体内の酸化ストレスが過剰となる例だ。酸化ストレスは体内の炎症であり、火が燃えるのに似ている。火を消すには、適当な量の「水」:酸化防止剤や、精製されていない食塩/栄養素、抗炎症性の食事法(グルテンフリーで、遺伝子組み換えでない、糖質制限の、動物性脂肪たっぷりの食事)を用いればよい。自己免疫性甲状腺疾患に苦しむ人々は、酸化ストレスが多く、ヨウ素を欠いた食生活によるダメージを修復するため、ヨウ素を含む特効的な栄養素を摂取する必要がある。

ヨウ素を摂取することが本当に危険な状態というものはあるのだろうか?それは確かにあるのだが、極めて稀である。私もかつてヨウ素に関して懸念していた、このようなケースについて、ブラウンスタイン博士は著書で以下の内容をシェアしている:


---
ヨウ素セラピーのせいで甲状腺機能亢進症になることはあるのだろうか?私は医学部でそうだと、特にバセドウ病や橋本病のような自己免疫性甲状腺疾患に苦しむ患者の場合はそうだと教えられた。こんにちの若い研修医も未だにそう教わっている。それでは、この質問に答えたい:そういうケースは極めて稀だ。両親の代と私の代で12年以上に亘って診てきた数千例の患者のうち、ヨウ素セラピーで甲状腺機能亢進症になった患者は10例以下である。

私が医師たちに講演を行う際には、ヨウ素セラピーによって甲状腺機能亢進症になりやすい、独特な1つの状態について述べることにしている。それは、患者に、自律性機能性甲状腺結節がある場合である。甲状腺スキャンで時折、高摂取結節(hot nodule)と呼ばれるものだ。

自律性機能性甲状腺結節には、下垂体や視床下部によるフィードバックコントロールが効かない。この結節は、甲状腺とは無関係に機能するのだ。ヨウ素があると、この結節はヨウ素を吸収して、大量の甲状腺ホルモンを産生する。その結果、甲状腺機能亢進症となるのだ。この状態は甲状腺スキャンで診断可能である。しかし、こうした診断が最も頻繁に行われるのは、ヨウ素セラピーの試行の際であり、患者は最初の2服で甲状腺機能亢進症になる。

自律性機能性甲状腺結節のある患者はどう扱うべきだろうか?このような患者は、結節の摘出が済むまでは、ヨウ素剤も、(海藻のような)ヨウ素を多く含む食べ物も避けなくてはならない。
---


ヨウ素のような極めて有益な物質に関して誤解が蔓延していることを考えると、なんと偉大な知識とその利用が、意図的に抑圧されているのだろうかという思いを禁じ得ない。ソット・ドットネットで以前、注視・観察・分析したように、薬学において主流となっている、西洋の逆症療法的アプローチのせいで、真に健康的な生活を求めながら、殆どの人は道に迷っている。こうした記事で我々は、ローカーボで高動物性脂肪の食事法や、ビタミンその他の不可欠な栄養素、デトックスの仕方とそれが必要な理由等々について見てきた。しかし、大手製薬会社や健康関連産業が、人びとを病弱なままにしておいてまで、膨大なカネと権力を得ることに固執している現状を考えれば、我々の同胞の実に多くが、未だに真の健康を手に入れられないのも何ら不思議ではない!

現代医学界の大部分が、ヨウ素の使用やその他のホリスティック医療アプローチを知らないのが、単なる無知のせいなのか、極悪非道な企みのせいなのかは兎も角、ヨウ素に関するかけがえのない知識を得た今、我々はこの強力なアプローチによって、自分の健康状態について自分で責任を取る道を選べることとなったのである。しかし、これを選び実践するのはもちろんのこと、我々自身だ。


ヨウ素セラピーのプロトコル(手順)

十分なヨウ素を摂取することだ。上で述べたように、一般に言われるヨウ素のRDAでは、まず不十分である。殆どの人は、ヨウ素とヨウ化物の組み合わせを1日に12から50mg、ルゴール液(複方ヨード・グリセリン)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A4%87%E6%96%B9%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%82%BB%E3%83%AA%E3%83%B3
あるいは、その錠剤のかたちで摂取する必要がある。もっと少なくて済む人も居る。ルゴール液の濃度には何種類かあるが、悩むことはない。下の表を大まかな目安にするといい:


Lugol.jpg
c breastcancerchoices.org



朝食後にルゴール液を1滴服用するところから始めて、全般的な健康のバランスが取れるまで、3日毎に1滴ずつ増やして行くこと。最小の服用量から始めて、デトックスのリアクションに対処しながら、量を増やして行くのが、妥当なやり方である。午後4時以後はルゴールを服用しないこと。あまり時間が遅いと、元気になってしまい眠れなくなるからだ。細菌を殺しつつルゴール液とヨウ化カリウムを摂取する方法についても、フォーラムのヨウ素スレでは議論されている。
http://cassiopaea.org/forum/index.php/topic,13371.0.html

NADPH(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸、nicotinamide adenine dinucleotide phosphate)系が適切に機能するよう刺激するため、ビタミンB2(リボフラビン)とB3(ナイアシンアミド)を摂取すること。こうすることで、ヨウ素が適切に代謝され、甲状腺にダメージを与える自己抗体の産生量を少なくし、ATPの形で十分なエネルギーがきちんと生成される役に立つ。量は?B2を100mg、B3を500mgずつ、1日2回摂取すればいい。

酸化ストレスによる損傷の炎を和らげるために、酸化防止剤を摂取すること。1日にビタミンCを3から10gだ。ルゴールを服用してから少なくとも1時間後、できれば2時間後に、ビタミンCを3g摂取する。ヨウ素のせいで起きるデトックスのリアクションが強い場合には、腸許容量の範囲内で、繰り返し飲んでもよい。
(※腸許容量について、下のURLに「ビタミンCを1回にまとめて摂りすぎると、軟便の原因となる。健康状態が良ければ、一度に2〜3 g摂っても、こうした問題はないかもしれない」とあります。)
http://www.iv-therapy.jp/omns/news/42.html
ビタミンCの午後4時以後の摂取は避けること。元気になってしまい眠れなくなるからだ。

1日に300から600mgのマグネシウムを摂取すること。マグネシウムは、体内にある300以上の解毒経路に働きかけてデトックス・リアクションの緩和に役立つ。マグネシウムはまた、酸化ストレスを増幅する細胞内のカルシウム・レベル過剰も阻止する。グリシン酸マグネシウムが好適である。

セレン(※原子番号34)、すなわち、それを含むアミノ酸であるL-セレノメチオニンを1日に200mcg(マイクログラム)摂取すること。安全範囲は:100から400mcgである。セレンのレベルを適切に保つことは、甲状腺の機能とヨウ素代謝を正常化する上で必要不可欠である。もしセレンが欠乏していると、自己免疫性甲状腺疾患に罹るおそれがある。セレンは甲状腺ホルモンを活性化するために重要で、ヨウ素セラピーの副作用を減らす働きがある。

肝臓を保護すること。N-アセチルシステイン(1日600から1200mg)か、α-リポ酸(同200から600mg)、あるいは、オオアザミのエキスを摂取しなさい。

臭化物をデトックスするために、水を充分に飲みつつ、精製されていない塩を溶かした水を摂取すること。塩化物は、有毒な臭化物の効果的な競合阻害剤であり、非精製塩は塩化物の1種である塩化ナトリウムである。非精製塩を日に小さじ1杯から1杯半程度摂取しないと、体内の臭素化合物を減らすことはできない。非精製塩を体内に摂取することはまた、酸化ストレスによる炎症を最低限に抑えるためにも欠かせない。朝起きたら、237mlの水(お湯)に最低小さじ1/4杯の非精製塩を溶かして飲み、それを少なくとも1日2回は行いなさい。ルゴールの摂取と塩水の摂取とは、少なくとも40分から1時間、間を空けること。

つまり、


---
朝起きたら、大きめのグラス1杯の水に小さじ1/2から1杯の塩を溶かして飲む。

朝食または昼食後にルゴール液(少量から始めること)を摂取する。(眠れなくなるので)午後4時以後は避ける。
200mgのビタミンB2(リボフラビン)を摂取する。2服に分けて、ルゴールと一緒に飲んで構わない。
1000mgのビタミンB3(ナイアシンアミド)を2服に分けて、ルゴールと一緒に摂取する。
200mcg(これ以上はダメ!)のセレンを朝のルゴールと一緒に摂取する。
3から10gのビタミンCを、2服に分けて、ルゴールの1時間後に摂取する。
500mgのマグネシウム(グリシン酸マグネシウムが優れている)を夜に摂取する。
NAC(N-アセチルシステイン)か、ALA(α-リポ酸)、あるいは、オオアザミのエキスを摂取して肝臓を守る。
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デトックスのトラブルシューティング

たとえ低レベルでも、食事の中に臭化物が入っていると、臭化物中毒の症状が出る。(※ブリタニカ国際大百科事典:「臭化物の経口摂取による中毒。臭化物は,胃に入って胃酸と接触すると臭化水素となり,刺激性の酸として作用する。主として中枢神経系および腎臓が侵され,嘔吐,下痢,腹痛,傾眠,昏睡,けいれん,高血圧,乏尿,血尿,溶血などの症状が現れる」)
ヨウ素が欠乏していると、臭化物中毒は昂進する。不幸なことに、臭化物中毒はごく一般的に見られる。臭化物はプールや温水浴の抗菌剤として用いられているし、農薬その他の薬剤にも入っている。臭化物中毒は、自己免疫性のものを含む甲状腺疾患を惹き起こす。身体は、十分にヨウ素が利用できない限り、臭化物を除去できないのだ。

ルゴール液を1滴飲む事から、体内に蓄積された臭化物のデトックスを始めよう。ヨウ素で臭化物をデトックスする際の反応には以下のものがある:

・瞼の痙攣
・足の痙攣
・手足の疼痛
・気分が暗くなる
・鬱病
・不安症
・多情多感
・口内炎
・にきびに似た発疹(亜鉛
http://www.nutweb.sakura.ne.jp/webdemo/JZinc.htm
が有効なことがある)
・皮膚疾患
・脱毛症
・鬱病の「思考に霧がかかった」感覚
・各部の疼痛
・発疹
・口の中で古い硬貨のような金属味がする
・膿瘍
・サクランボ色血管腫
・鼻水
・頭痛
・頭がボーッとしたり、眠気がする過剰な鎮静
・嗜眠
・嚥下時の違和感
・体臭
・尿の色や臭いの異常
・口の乾燥
・尿道口痙攣
・頻尿。尿路感染症の結果と誤解されることが多い
・下痢
・便秘
・視力低下
・神経過敏
・唾液の増加
・悪夢
・ホルモン異常
・腎臓痛
・乳房の圧痛

等々。

デトックスの副作用として現れるこれらの症状を緩和するには、充分な量の塩水を飲み、少なくとも上に掲げたサプリメントを摂取することだ。ヨウ素はパルス投薬してもよい(※「パルス療法とは、薬を服用する期間と服用しない期間を周期的に繰り返す治療方法である」)。
https://www.kango-roo.com/word/5846
身体や腎臓から臭化物が無くなるまで、最低48時間はヨウ素の摂取を止めるのだ。言っておくが、ヨウ素の服用量を増やすに連れて、デトックスの副作用が悪化するようであれば、元の少ない量にいつでも戻して構わない。

遠赤外線サウナ毛布
http://www.sott.net/article/221518-Infrared-Saunas-An-Easy-Way-to-Lose-Weight-Lower-Blood-Pressure-Detoxify-and-Improve-Brain-Function
を使うことで、ヨウ素によるデトックス効果を高めることができる。


あなた自身で常に調査研究すること

本稿は、ヨウ素セラピーに関する医学的アドバイスには該当しない。すなわち、ヨウ素セラピーに関して適切な知識を得るために、あなた自身が調査研究する代わりにはならない。

我々が達した結論は、ヨウ素の数多くのご利益についての知識が広まるのが抑圧されているということだ。ヨウ素自体は一般に知られているとしても、それがいかに甚だしく過小評価されており、それが人体を健康な状態に変える潜在的な可能性がいかに知られていないかが、今や明らかとなったのである。


参考文献

ブラウンスタイン博士『ヨウ素:なぜあなたにはそれが必要か。なぜあなたはそれ無しでは生きられないのか(第5版)』
http://www.drbrownstein.com/Iodine-Why-You-Need-It-p/iodine.htm
リン・ファロー『ヨウ素危機』
http://www.lynnefarrow.net/book.html
カシオペアン・フォーラムの「ヨウ素とヨウ化物」スレ
http://cassiopaea.org/forum/index.php/topic,13371.0.html
オプティモックス・ドットコム
http://www.optimox.com/iodine-research
に公開されているヨウ素セラピーに関する文献
ソットの以下の記事:

・ヨウ素は乳ガン他に効く 確かな証拠
http://www.sott.net/article/305942-Iodine-treats-breast-cancer-and-more-overwhelming-evidence
・ヨウ素が欠乏すると起こる病気:甲状腺ガン、乳ガン、繊維嚢胞性胸部疾患、不妊症、肥満症、知恵遅れ、ハロゲン化物中毒
http://www.sott.net/article/307495-Iodine-deficiency-linked-to-thyroid-and-breast-cancer-fibrocystic-breast-disease-infertility-obesity-mental-retardation-halide-toxemia
・毒だらけの世界での生活を救うヨウ素
 http://www.sott.net/article/306508-Living-in-a-toxic-world-Iodine-to-the-rescue
・健康によいヨウ素
 http://www.sott.net/article/226366-Iodine-for-Health
・ヨウ素:昔からある救命医薬品を再発見!
http://www.sott.net/article/306573-Iodine-An-old-life-saving-medicine-rediscovered


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SOTT編集部コメント:ソット・ドットネットは、読者自身がこの物質について調査研究されるようお勧めする。いつもながら、ヨウ素補給を試みる前に、まずはかかりつけの医師に相談されたい。
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医学博士 ガブリエラ・セグーラ (プロフィール)

ガブリエラ・セグーラは中米の多民族家族に生まれ、ミラノ大学を卒業して心臓外科医となった。医学と代替医療の冒険を続ける彼女は、コスタリカ、スペイン、カナダ、ウズベキスタン、フランス、イタリアを移り住んできた。彼女のお気に入りの趣味は、SOTTドットネットを通じてこの世界の本性を調査研究することと、自然の中で過ごすことである。彼女は自らのサイト『ヘルスマトリックス』
http://www.health-matrix.net/
を立ち上げ、論稿を発表している。
posted by たカシー at 15:38| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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