2016年01月16日

ザ・ウェイブ57章: それが経済というものだ

ザ・ウェイブ57章: それが経済というものだ
http://cassiopaea.org/2012/01/30/the-wave-chapter-57-its-just-economics/


他の天体の地球への衝突は、おそらく最近まで、興味深いけれども、地球に影響を及ぼす多種多様な地質学的過程の中でも重要でない部類の現象だと見做されてきた。だがそれも、ライエル、ラプラス、ニュートンが、
http://www1.kcn.ne.jp/~h-uchii/intro.PS/hist.html
このような考察に終止符を打ってから以降のことに過ぎない。いきさつはどうやらこういうことらしい。すなわち、彗星衝突という大災厄が繰り返すうち、人類は歴史というものを、低い、闇の地位に格下げしてきたのであるが、それでも自分達を取り巻く環境について、客観的に研究・分析を行う機運が高まった丁度その頃、宗教もまた介入してきて、このような思想に終止符を打ったのである。ヴェリコフスキーの著作は科学界で非難されたが、その直後に文明に異変が起こる原因が地球外生命体であると唱える諸説の猛攻があり、その後登場したのが言うまでもない、ゼカリア・シッチンで、彼の悪名高い「第10惑星ニビル」仮説は、これまでの科学が十分に隠蔽しきれなかった地球文明滅亡の謎を巧みに説明するものだった。

疑問なのは:なぜか?ということだ。PTBはどうして、さももっともらしい説を並べ立てて、こうした問題を隠ぺいしたがるのだろうか?世界中の目を見開いている人々には明らかな事から、人類の注意を逸らそうとするとは、何と病んだ心の持ち主だろう?この連中ときたら、何も起こりはしない、たとえ起こったとしても、それは十分に組織された機関が予めガラス張りの研究を長期間重ねた後のことになろうから、おそらく政府が「始末」できるだろう、というミスリードするような考えを熱心に推進して、庶民をなだめ安堵させるのである。

この「庶民をなだめ安堵させる」というのが手掛かりである。コントロールだ。

やれやれ!万事をコントロール下に置いておこうとするとは、何という狂人どもだろう?というのも、連中に何か考えがあったところで、連中は、自分達が隠ぺいしている、当のプロセスによって滅ぼされるだろうからだ。

だが、明らかに連中はそう考えていない。明らかに連中は、自分たちの計画が有効だと思っているのだ。これが意味するのは、何が進行中で、どういう事態になりそうかについて、明らかに連中の方が私達よりも多くの事を知っているということである。大衆にも入手できる、本件に関する「公式見解」は、こう述べる:


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しかし、衝突のプロセスが重要であるという考え方は、惑星探査によって、急激に変化した。惑星探査の結果、殆ど全ての惑星の表面が、惑星間天体の衝突によって形成されたと分かったからだ。。。太陽系の一部である地球も、他の惑星同様の衝突を経験していた。

しかし、地球上にかつて存在していた衝突クレーターの殆どは、地質学的過程のせいで、痕跡を留めていない。しかし、幾つかの例は残っている。これまでに、およそ150個の衝突クレーターが地球上に見つかった。知られているクレーターの殆ど全ては、1950年以降に見つかったものであり、毎年数個が新たに見つかっている。

隕石の欠片が見付かるのは、最も小さなクレーターにおいてのみであり、それらも地上という環境では、たちまち粉々になってしまう。。。地球上で知られている衝突クレーターの多くは比較的小さなものだが、保存されているサンプルは、衝突現象を理解する上で極めて重要な材料である。現在利用可能なグランドトルース・データ
http://www.science.aster.ersdac.jspacesystems.or.jp/jp/glossary/jp/ku/ground_truth.html
はこれらからしか得られないので、地質学的/地球物理学的/地球化学的に徹底的な研究が、これらに対して行われてきた。。。幾つかのケースでは、地上の衝突クレーターの巨大な直径は約300kmにもなり、その構造の全体像と巨大スケールでの誕生経緯を知るには、衛星による画像撮影/観測が必要となる。。。

従来の地質学においては、地質の変化要因として、衝突プロセスを軽視する傾向にあったが、これは1980年になって、真剣な見直しを迫られることになった。世界規模で存在している「白亜紀-第三紀(K-T)境界」は、この時代にあった大隕石の衝突のせいでできたものであり、その衝突が原因で生物種の大量絶滅が起きたとする説が唱えられたのである。K-T境界隕石衝突仮説は、たちまちにして地球科学学会内で一般的に受け入れられた訳ではなく、大論争の末のことだった。こんにちでは、K-T境界が大隕石衝突によって起きたと見做し得る証拠が豊富に存在していることを、否定する学者は殆ど居ない。しかしながら、当時の大量絶滅事件において、隕石衝突が果たした役割という点になると、必ずしも皆の意見が一致しておらず、大量絶滅が隕石衝突プロセスの直接の結果だとは認めない学者も依然多いと言った方が正確だろう。

K-T境界の衝突信号は世界じゅうで確認されている。というのも、巨大な衝突が起こると、衝突現場上空の大気が筒状に吹き飛び、衝突した火の玉によって、幾つかの衝突物質が大気中を上昇して、世界じゅうに拡散するからである。このような物質が拡散するには、大気の流れは必要でなく、比較的短時間のうちに地球全体の大気中に広がって、地球を取り囲む格好となり、最終的には、地表に降り注ぐのだ。このK-T境界を残した衝突は、メキシコのユカタン半島に直径180kmのチクシュルーブ・クレーターを穿ったが、モデルを使った計算の結果、これほどの規模の衝突が無くても、衝突物質の大気中への噴出は起きることが分かった。直径20kmのクレーターが出来るぐらいの、比較的小規模な衝突によっても、大気への噴出は起きるのである。。。

地球にクレーターが発生した時期の分布から見積もって、地球にK-T規模の隕石衝突が起きる周期は、5千万年から1億年の単位だと思われる。より小規模ながら、重大な衝突事件が、もっと短い時間スケールで起こり、地球の気候や生物圏に大小様々な影響を及ぼしているのだ。直径20kmのクレーターを残す程度の隕石衝突でも、核の冬にそっくりの太陽光減少と気温変化が起こるのである。。。

だが、現在の地球環境において、最も破壊されやすい構成部分とは、現代の人間文明である。文明は存在し続ける上で、組織化され、テクノロジー的に複雑なインフラに高度に依存している。。。文明が長く続くうちに、隕石衝突によって深刻に破壊されたり、滅びることもあるのはまず間違いない。。。

直径400mの隕石が大西洋のどこかに落ちると、両岸の海岸線から約100km以内の都市は高波によって壊滅する。1960年に起きたマグニチュード8.6のチリ地震によるツナミは、今世紀(=20世紀)最大のものとなるだろう。隕石の衝突によるツナミはこの10倍強力であり、数千年に一度繰り返し発生するものと思われる。

小さな隕石が落下して来る場合のエネルギーは空中炸裂のかたちで大気中に放出される。地上に衝突するか、空中で炸裂するかの分かれ目となるのは、落下してくる隕石の強度である。例えば、隕石が鉄で出来ている場合には、大気中でエネルギーを放出し地表に到達しない大きさの限度は直径32kmである;これに対して、金属以外で出来ている彗星なら、直径320kmまでは大気中で爆発してエネルギーを放出する。幸いなことに、このような空中炸裂の場合、地上まで大きなエネルギーが届くことはまれである。というのも、衝突の初期エネルギーの幾分かが宇宙空間に放出されるからだ。1908年に起きたツングースカ大爆発は、比較的小さい、数10mほどの隕石の空中炸裂だったが、その高度は10kmほどだった。この時放出されたエネルギーは、TNT火薬にして10-100メガトンと推測されている。この空中炸裂によって、シベリアの森林の樹木が、2000平方キロメートルの範囲でなぎ倒されたものの、人家が非常にまばらな地域だったため、死者は出なかった。ツングースカ大爆発のような事件は、数100年に1度の頻度で発生している。。。

次回地球に起こる大衝突は、「衝突の冬」をもたらし、あるいはK-T衝突規模にすらなるかも知れない。この点を強調するために採り上げたいのが、1989年3月に起こった、「1989-FC」という名前の小惑星のニアミスで、この星は地球の近傍70万kmを通過した。地球の軌道を横切ったこの星は、近傍を通過するまで発見されていなかった。この小惑星の直径は約500mほどと推定されるので、地球に衝突していたら、ジャマンシン・クレーター並みの痕を残すか、壊滅的なツナミを発生させただろう。近傍通過といっても70万kmも離れたところを通過したのだが、軌道速度から換算したニアミス度合いは、ほんの数時間差である。現時点では、このような接近を察知し、とりわけ、衝突の影響を和らげるためのシステムも手順も存在していないのだ。
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[C.R. Chapman and D. Morrison, 1989, Cosmic Catastrophes, Plenum Press, New York, 302 p. T. Gehrels (ed.), 1994, Hazards due to Comets and Asteroids. Univ. Arizon Press, Tucson, 1300 p. R.A.F. Grieve, 1990, Impact cratering on the Earth, Scientific American, v. 262, 66-73. A.R. Hildebrand, 1993, The Cretaceous/Tertiary boundary impact (or the dinosaurs didn't have a chance): Journal of the Royal Astronomical Society of Canada, v. 87, p. 77-118.]


『世界秘史』執筆後のリサーチによって私が達した結論は、内太陽系の各惑星は、かなり規則正しいスケジュールで、彗星/小惑星の群れの襲来に見舞われているということである。1つの大規模な彗星群が、3600年間隔で訪れ、それ以外にも小規模な彗星群が、それぞれ異なる間隔でやって来ているのだが、これらのサイクルは、何十万年、あるいは何百万年という間隔をおいてやって来る、ずっと大きな彗星の群れのサブサイクルなのである。12,000から12,500年前頃に、アメリカ東部を襲った巨大彗星群によって出来たカロライナ湾こそは、こうした大量かつ比較的小さな天体が、ツングースカ大爆発のように、地表近くでエネルギーを放出した証拠なのである。もちろん留意されたいのは、ツングースカ上空で空中炸裂した隕石が小さくて1つだけだったにもかかわらず、シベリアの森林の樹木が、2000平方キロメートルの範囲でなぎ倒されたことだ。これは、本件に関して、セッション980822でカシオペアンが行った発言を相当に裏付けるものである。


980822
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Q: (L) Okay, 有名なツングースカ爆発の原因は何だったの?

A: 彗星の欠片。
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これはまた、文明の中心都市が滅びて、歴史上、数多くの不連続が発生した理由も説明する(この場合、衝突クレーターが残るとは限らない)。このような出来事は、無学の人々には、「神々の戦い」に見えたことだろう。もちろんながら、より大きな小惑星タイプの天体もまた、地質学上はしっかり記録されており、その衝突クレーターが日々、発見されている。

(『世界秘史』でも述べたように)、
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2590126&id=40919896
カロリーナ湾のクレーター数は現時点で、約50万個に上っている。読者は、このことをよく考えてみて欲しい。ツングースカ大爆発が50万回起こったようなものだと。「巨大なもの」が一発だけ起きて、政府が私達を首尾よく助けられるような筋の『アルマゲドン』や『ディープ・インパクト』のような映画も忘れることだ。今述べているような事をより良く理解するためには、ビデオ店に行って、それらではなくて、ニューヨークに岩石が雨あられと降り注ぐ、『アステロイド/最終衝撃』を借りて見た方がいい。衝突の影響は似たものだが、ただ違うのは、地球全体に起こるかどうかだ。さらに考えて欲しいのだが、カロリーナ湾現象の方は、複数の州に跨って起きたのである。それと考え合わせて欲しいのは、これとほぼ同じ頃に、五大湖地方その他で、「核」爆発が起こったとされる証拠が見付かっている事実であり、続けて考えて欲しいのは、ごく最近のニュースで報じられている、実に興味深い事実だ:すなわち、2002年3月8日、最大級の小惑星の1つが、地球に接近し、約45万kmのところをヒューッと飛んで行ったことが分かっているのである
http://www.hayabusa.isas.jaxa.jp/j/index_30.html
― しかも、それから4日経つまで、誰も観測せず記録を残していなかったという。たしかに、「的に近くても当たらぬは遠く外れたと同じ」とは言うものの、このような「ニアミス」が起きる頻度は、近年益々増えてきているのである。これは、観測能力が向上した結果なのかも知れないが、あるいは、内太陽系には既にこのような彗星群が侵入していて、私達がその第1波を経験しつつあるということかも知れない。

2002年3月15日付けのニューサイエンティスト誌によれば、この天体は、「太陽から8,700万kmという、この小惑星の軌道の中でも最も太陽寄りの、内側の軌道上を移動していたため、見分けるのが難しかった。これが最も地球に接近した時は、月までの距離のほんの1.2倍しか離れていなかったため、太陽に近すぎて見えなかったのである。死角から接近して来る小惑星は、天文学者にも見えない。もし、地球と衝突するこのコース上を未知の天体が通って来ると、識別した時にはもはや、どんな迎撃策も手遅れとなるだろう」

これ以外に「死角」は幾つあるのだろう?

こんな「天体」は他に何個、ビュンビュンと飛んでいるのだろうか?こうした天体の幾つが「群れ」を成しているのだろう?というのも、1つでは「地球規模」での影響は無いかも知れないが、群れを成して飛んで来れば、私達の文明は広大な廃墟以外、殆ど何の痕跡も残さずに滅びてしまうかも知れないからだ。

このように、ざっと見て来ただけでも、人類の文明が、標準的な学説が認めるのとは、大いに異なる歴史を辿ってきたのにまず間違いないことは今や明らかだろう。本シリーズで示してきた証拠は、氷山のほんの一角に過ぎない。こうした証拠は、自ら熱心かつ徹底的に調査を行い、それとは対照的に、広くも深くも調査していないか、あるいは何らかのアジェンダを抱いているような著者の書いた、流行の大衆書が広めているような内容を受け入れるのを拒んでいる研究者ならば、手に入るものだ。確かに、それらは少々入手困難かも知れない。というのも、彗星/小惑星が周期的に降り注いできた事実については、政府の資金による数多くの研究があるようなのだが、それらは専門学会誌の付けるぼやかしたタイトルに隠され、あるいは、大学図書館のマイクロフィッシュの中にしまい込まれているからである。だが、辛抱強く探せば、こうした文書を入手して組み合わせて調べ、真実を推し量ることは可能だ。

ということで再び疑問に思われるのは、どうしてこのテーマは少なくとも極端な偏見を被り、多くの場合は隠蔽されてしまうのだろうか?ということである。どうして世に溢れる第10惑星や、地球年代に関係するという歳差による整列、スターゲート、銀河核での爆発等々に関する本は穏やかにしか批判されないのに、ヴェリコフスキーによる、彗星群が雨と降り注ぐだろうという提案は、あれほど悪意をもって中傷されるのだろうか?ここで想起されるのが、ヴィルヘルム・ライヒによる、実に興味深い1節である:


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数千年に亘り科学の、哲学の、あるいは宗教の体系を構築するうち、どうして人間はこうも頑なに道を踏み外し、破滅的な結末へと向かって来たのだろう?。。。人間が過ちを犯すのは必然なのだろうか?それは合理的なのか?全ての過ちは合理的に説明可能な、必然的なものなのか?人間の過ちのもとを調べてみると、いくつかのグループに分けられることが分かる:自然に関する知識におけるギャップは人間の過ちの中でも広い領域を占める。解剖や伝染病に関する知識が知られる以前の医療過誤は必然的な過ちだった。だが我々は、解剖の対象を、動物から初めて人間に広げた探究者達に対して行われた、生命に危害を加えるという脅迫もまた必然的な過ちであったかと問わねばならない。

地球が宇宙に固定されているという信仰は、自然法則に関する無知に根差した必然的な誤りだった。しかし、ジョルダーノ・ブルーノを火あぶりにして、ガリレオを投獄したのは同様に必然的な過ちだったであろうか?。。。ある時点における人間の思考が一定の限界に達しうるのみであるのは理解できる。我々が理解できないのは、どうして人間の知性がそこで立ち止まって、こう言わないのかということだ:「これが私の理解の現時点での限界だ。新しい眺めが開けるまで待つとしよう」。これは理性的で、理解可能な、意図的な考え方であろう。
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(Reich, 1949)
ヴィルヘルム・ライヒ『エーテル、神、悪魔』


ここで唯一問題なのは隠蔽されている真実を伝えるような文書が入手可能だと私達が発見したことである!見るべき目を備えた人々に対して、理解のための展望は数多く開かれているのだ!私達は出典を明記している。私達の地球に繰り返し、彗星/小惑星が雨と降り注いだ証拠となる写真や画像が存在している;本や論文、研究書、理論書の中に記録されて − 私達のものよりも遥かに進んだ文明が、この地球上にかつて存在していて、繰り返し滅びたという証拠は大量にある。人類には、現在の主流派科学によって受け入れられ、教えられているものよりも、遥かに偉大な時代がかつて存在したことを証明するような証拠は山と積まれているのだ。いずれの証明においても、証拠は無視され、異端視され、言い逃れ/言いくるめられ、このような情報が、より広く大衆によって公に利用できるようにと願った人たちは、一様に主流から外され、始末されてきた。さらに興味深いのは、既に述べたように、「主流派のオカルト主義者たち」が、斉一論支持に回り、大量のディスインフォメーションを精力的に広めていることだ。私達が隠蔽されている真実を語ろうとした結果経験したのは、いわゆる「オカルト主義者たち」による組織的攻撃だった。この連中はすっかり身を隠した上で、途方もない時間を費やしてネットじゅうを徘徊し、私達のリサーチグループを「カルト」だと糾弾し、個人の名誉を棄損するような、中傷的な投稿を公開し;そしてまた重大な事に、私達のリアリティについて理解する手掛かりとなる、カシオペアン文書を葬り去ろうとしているのだ。ライヒは、この問題について、このように述べている:


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驚かされるのは、最初の合理的な立場から不合理な幻想への突然の転換である。不合理さと幻想は、それらを表現する態度である、不寛容と残酷さによって明らかとなる。我々の観察では、人間の思考システムは現実に拘る限りは寛容さを示すものである。思考プロセスが現実離れして行けば行くほど、そのような考えを存続させるには、より多くの不寛容と残酷さが必要となるのだ。
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(Reich, 1949)


私達が物事を理性的かつ客観的に考え始める必要があるのは、まさにここである。もし、これほど多くの入手可能な証拠が存在するのなら ― 実際、存在するのだが ― どうしてそれらは、こうも速やかに攻撃され、追放されるのだろうか?どうして、こうした問題を提起し、証拠をも作り出した人たちを誹謗中傷し、虐げて滅ぼす必要があるのだろうか?特に不思議なのは、例えば政府や特定のアカデミック関係者の中に、こうしたディスインフォを研究し、政府の委託による報告書を作成し、データを集めているグループが居るのはなぜか?ということだ。一体何が起こっているのだろうか?どうして彼らは、第10惑星や銀河系爆発、あるいは、地球年代における歳差時計のような基地外じみた考え方を許し − いや、奨励しさえするのだろうか?純然たる事実は全く明らかだと言うのに。

ライヒは、「現象の表面に拘る傾向」は、「人間という動物の身体構造」に関係があると提言している。彼は、「明白な事実を避けよう」とする傾向が実に強力であるせいで、真実を求めるという人間の機能はどうにかして「埋もれて」しまうに違いないと考えたのである。この考え方を読むと思い出されるのはもちろん、カスタネダの「捕食者」である。


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「われわれには捕食者がいる。そいつは宇宙の深奥からやってきて、われわれの生活の支配権を乗っ取った。人間はそいつの囚人だ。。。「おまえは自分の努力のみで、古代メキシコのシャーマンたちが『主題の中の主題』と呼んだものに到達した」 ドン・ファンは言った。「これまでわしはずっと遠回しの言い方でおまえにほのめかしてきた。何かがわしらを捕虜にしているとな。実際、わしらは捕虜になっているのだ!これは、古代メキシコの呪術者たちにとってエネルギー上の事実だった。。。やつらが乗っ取ったのは、わしらがやつらにとって餌だったからだ。わしらが栄養物だからといって、やつらは無慈悲に搾り取る。われわれ人間が鶏舎で鶏を飼育するように、捕食者どもは人舎でわれわれを飼育する。そうしておけばいつでも食い物が手に入るってわけだ」。。。

「わしはおまえの分析的思考に長けた頭に訴えようと思う」とドン・ファンが言った。「しばらく考えてから、事を巧みに処理する人間の知性と、その人間の信念体系の愚かしさ、もしくは人間の一貫性を欠く行為の愚かしさとの矛盾を、どのように説明したらいいか話してみろ。呪術師たちは、捕食者がわれわれに信念体系や善悪の観念や社会的慣行を与えたのだと信じている。成功や失敗へのわれわれの希望と期待と夢とを仕組んだのは、やつらなのだ。やつらがわれわれに強欲と貪婪さと臆病とを与えたのだ。われわれを自己満足におちいらせ、型にはまった行動をとらせ、極端に自己中心的な存在にさせているのが、やつら捕食者どもなのだ」。。。

「われわれを弱く従順で意気地なしにさせておくために、捕食者どもは素晴らしい策略を用いる。素晴らしいってのは、もちろん、喧嘩好きの策士の観点からしてだぞ。受ける側からすれば、恐ろしい策略だ。やつらは自分の心をわれわれに与えるのだ!おい、聞いているのか? 捕食者どもは自分の心をわれわれに与える。そしてそれがわれわれの心になる。捕食者どもの心は粗野で矛盾だらけで陰気だ。そして、今にも発見されてしまうのでないかという恐怖に満ちている。。。そこで心を通して、それはつまるところやつらの心なのだが、捕食者どもは人間の生活のなかへ自分たちに都合のいいものを注入する」
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(Castaneda, 1998, 213-220)
『無限の本質』結城山訳。


もちろんながらライヒは、「人間が不必要な過ちを犯す」のは、「人間の特質に含まれる病的性格」のせいだと断言している。実際これは、カスタネダが述べていた:「捕食者どもは、自分の心をわれわれに与えるのだ」という言葉ともピッタリ合う。ライヒはまた、極めて理性的に、宗教や、教育、社会的慣行、愛に対する真の理解に対する抑圧等々も、この性格の兆候に過ぎないと指摘している。これらを踏まえてライヒはこう結論する:「答えは、組織化された宗教によって深く覆い隠された、我々の手の届かない存在領域のどこかにある。すなわち、それはおそらく、人間を支配する宇宙エネルギーと我々との関係の中にあるのだ」。

既に述べたようにライヒは、超次元のリアリティについて述べるという危険な方向に接近していった。その結果、彼もまた、公然たる不寛容と残酷さを味わうことになる。彼は正しくもこう述べる:「不合理さと幻想は、それらを表現する態度である、不寛容と残酷さによって明らかとなる。。。思考プロセスが現実離れして行けば行くほど、そのような考えを存続させるには、より多くの不寛容と残酷さが必要となるのだ」。

この最後の言葉の中に、問題の手掛かりがあるのに気付く:不寛容と残酷さは、「隠蔽」を担保する上で必要なのだ。ある種の「人間」たちが、この隠蔽のための活動をしている。ある種の人間たちが、『神々による秘密のゲーム』(※後出のナイジェル・ペニックの著書名)
http://takapachi1962.seesaa.net/article/359543574.html
の駒として活動しているのだ。カシオペアンによれば、これは経済と何らかの関わりがあるという。

となると思い出されるのは、『第3の選択(オルタナティブ3)』と呼ばれる、もう1つの奇妙な代物である。これは聖杯や契約の箱、周期的な彗星による破滅を含む人類の真の歴史といった考えが隠蔽されていることと、どうしたものか一緒に取り沙汰されるのだ。ここで、2つばかし、カシオペアンとの実に奇妙なやり取りを挟ませていただこう。先へと進む際、読者はこれらの内容に留意していただきたい:


951021
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Q: (L) Okay, 契約の箱は、今どこにあるの?

A:「第3の選択」。

Q: (L)「第3の選択」というのは、賢いエリート連中だけを地球外に脱出させて、他のみんなは地球に置き去りにして滅びるにまかせるという計画のことよね?

A: 多分そうだし、多分そうではない。

[この「多分そうではない」は、次の質問を発している最中にもたらされたもので、本来は次の質問に対する答えである。だが、間違いなくここに置くべき返答内容であり、よって私は文脈を正すべくここに移した]

Q: (L) それは今どこにあるの?

A: 探しなさい。

Q: (L) あなた達とやりとりして、探そうとしてるんだけど。そんな曖昧なものを、他にどうやって調べるのよ?随分と曖昧な質問をしてるとは思うんだけど。

(SV) 「第3の選択」を推進してるのは誰なの?ローラ。

(L) かなりややこしいのよ...

(SV) 多分、連中の仕業じゃないの。

(L) あなた方、何か教えてくれるの?

A: 答えを見つけるために、「第3の選択」を勉強しなさい!
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後で分ったのだが、奇妙なことに、まさに次の質問が「第3の選択」のテーマに関連していたのだ。このときは分からなかった。


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Q: (L) OK, 『マトリックス文書』
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2590126&id=78948311
によると、ヘンリー・キッシンジャーが、現在のMJ-12の委員長だというんだけど、正しいの?

A: No.

Q: (L) つまりは、ただのデマなの?

A: Yes. MJ-12は、最早MJ-12ではない。

Q: (L) MJ-12は、今、何になってるの?

A: 高等学院。

Q: (L) ブルッキングス研究所のことなの?それか、ブルックヘブン国立研究所?

A: そうではない。

Q: (L) 高度な学びのための特定の研究機関なの?

A: Yes.
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そして、すぐに私たちは、「第3の選択」はHAARPとも相当関係があると知ることになるのであった。


960217
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Q: (L) このHAARPとかいうものについて質問するよう頼まれたのよ。。。どうもアンテナか何かみたいなんだけど。。。

A: 他のものの偽装。

Q: (L) その、他のものって何?

A: EMウェイブ理論を境界移動に応用するプロジェクト。

Q: (L) どういう意味?

A: 設計通りに使えば、物が見えないようにコントロールすることや、地下でも地上でも密度間を簡単に行き来することができる。

Q: (L) 誰が製作を担当してるの?

A: 複数の団体。

Q: (L) どのグループ?

A: インベルコやユニコンが偽装に使われている。あと、銀行業者。

Q: (L) インベルコやユニコンになりすましてるのは誰?どっちも隠ぺいのためのダミー会社なんでしょ?

A: Close.

Q: (L) 設計製造してるのは人間の組織なの?それともエイリアン?一緒にやってるの?

A: 表面レベルは人間。。。

Q: (L) これについて、もっと教えてくれないの?

A: HAARPは気象や天候とは関係ない。気象や天候は前にも言ったように、第4密度から生じている。。。

Q: (L) じゃあ、HAARPは天候とは関係ないの?

A: そして、報告されているように、EMも天候に関係がある。

Q: (L) それで、このHAARPという代物は、いつ稼働するスケジュールになってるの?

A: Open.

Q: (L) 今も動いてるの?

A: 試験的に。

Q: (L) 連中はいつからこれに取り組んでるの?

A: 1920年代から。

Q: (L) 何ですって?! 1920年代?

A: Yes.

Q: (L) 確かに奇妙な話だわ。
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それでは、「第3の選択」とは何なのだろうか? 1977年6月20日、イギリスのアングリア・テレビは、毎週制作していた科学ドキュメンタリー・シリーズ『サイエンス・リポート』の最終回を放送した。このシリーズは高くリスペクトされている科学レポーターによって制作され、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、ギリシャ、ユーゴスラビアで同時放送されていた。最終回のタイトルが「第3の選択」だったが、これがアメリカで放送されたことはない。PTBが、ここアメリカでは放映させなかったと言う人も居る。

このドキュメンタリーでは、以下が「事実」と称して提示された:


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一般人には到底知りえないような、秘密の米ソ合同宇宙プログラムが存在する。1962年に宇宙飛行士が火星に着陸している。宇宙には我々人間以外の知的生命体が存在することが分かっている。地球は死にかけている。我々人類による汚染は修復可能な域を超えてしまっている。進行する「地球温暖化」の影響で、南/北極の氷冠や氷河が溶け出し、洪水となって陸地に押し寄せるだろう。

人類にとっての解決策としては、以下の3つがある:

第1の選択:直ちに環境汚染を止め、オゾン層に2つ巨大な穴が開くよう大気を吹き飛ばす。ただし、この結果、過剰なUVが地上に届くようになり、数百万の人々が皮膚ガンで命を落とすだろう。

第2の選択:直ちにエリ−ト[「ニューワールドオーダー」か?] ― 救うに値するとみなされた幸福な人々 ― のための地下都市を掘り始め、残り数十億のウジャウジャいる人間たちは、汚染された地上で死んでも放置する。

第3の選択:宇宙船を建造して、エリートを地球外 ー 月と火星 ー に連れて行く。「普通の」人々も幾らか誘拐して、奴隷労働者にするため連れて行く。彼らをコントロールするには、「マインドコントロール」テクニックを使えばよい。残りの人類は汚染の中でのたうちまわらせておく。
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TVショーの放送後に、同名の1冊の本が出たのだが、それは3人の人物の共著となっていた:レスリー・ワトキンズ、ディビッド・アンブローズ、クリストファー・マイルズである。クリストファー・マイルズは、ドキュメンタリーの監督と脚本の共著もつとめた人で、女優のサラ・マイルズのきょうだいである。この小説版の実際の著者であるレスリー・ワトキンズは、第3の選択の前にもスリラーを幾つか出していた。後にフォーティアン・タイムス誌に掲載された記事で、小説版を出版したスフィア・ブック社の当時の編集担当役員だったニック・オースチンは、マレー・ポリンジャーという本物のエージェントのために、レスリー・ワトキンズに対して執筆を依頼したのだと明かした。

それにしても疑問なのは、この内容にはフィクションに留まらない真実が何か含まれているのだろうか?ということだ。警官と撃ち合いになって死んだビル・クーパーは、「第3の選択」から多くの要素を彼の陰謀論の中に取り入れていた。そのせいもあって、議論は白熱し、「第3の選択」は、フィラデルフィア実験の神話に結び付けられ、アル・ビーレク他によって広められたモントーク実験となって行った。実に興味深いのは、小説版の著者が公表している、出版後に読者から受け取った手紙に関する、下のコメントである:


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実際、驚くべき、山のような数の手紙が、殆ど世界中から寄せられた。すると、その中には、責任ある立場の知性の高い人々が数多く含まれていたので、私は自分が図らずも、極秘となっている様々な真実の領域に侵入してしまったことを確信した。

こうした手紙によって、ドキュメンタリーを裏付ける証拠が数多く寄せられたので、私はシリアスで完全ノンフィクションの続編を書くことに決めていたのだ。ところが残念な事に、こうした手紙の山を入れていたチェストが、不思議な事に、4年ほど前に引っ越した時、他の荷物共々輸送中行方不明になってしまったのだ。私がそれらの手紙を受け取ったロンドンから、今住んでいるニュージーランドに来る前に居たオーストラリアのシドニーに引っ越した時にである。第3の選択の初版が出た後、しばらくの間、うちの電話が盗聴されていた証拠があるし、そういう経験をした人たちに話を聞いてみた結果確信したのだが、複数の諜報機関が、「私はおそらく知り過ぎた」と考えていたのだろう。

第3の選択を、BBCの時事番組「パノラマ」で放送された「スパゲッティの木」についてのいたずらレポートなんかのイカサマと一緒に、簡単にお蔵入りにするのは間違いだ。これが、番組の中で名前が出て来た当の諜報機関が裏の裏をかいて、世界中の人々に対して手の込んだ方法で吹き込もうとした情報で、超大国が本当に種の保存のために、傑出した人間たちを地球外に作ったコロニーに移住させようとしているとしたらどうだろうか?
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(※ローラはレスリー・ワトキンズに、代名詞”she”を使っていますが、梶野氏による邦訳書『第3の選択―米ソ宇宙開発の陰謀』の訳者あとがき(375ページ)では、「本人の手紙」に基づいて、著者には夫人が居ると紹介されています。)


レスリー・ワトキンズが、彼の小説は「極秘となっている真実」と何か関係があるのだろうと言っているだけに、彼には何か心当たりがあるかと思うのだが、ディスインフォメーションが広められる際の手口を考えると、「真実」とは、物語で広められている内容の通りであるとは限らないことに気付かねばならない。それは、ワトキンズが言うような「種の保存のために、傑出した人間たちを」移住させるために地球外にコロニーをつくることとは、殆ど無関係かも知れないのである。

1つ目の「事実」に注目して、これがディスインフォメーションだと見做すことで、何が隠蔽され、何から私達の注意を逸らそうと仕組まれているか推測できるだろうか?


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一般人には到底知りえないような、秘密の米ソ合同宇宙プログラムが存在する。1962年に宇宙飛行士が火星に着陸している。宇宙には我々人間以外の知的生命体が存在することが分かっている。
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最初の部分は、「米ソ合同宇宙プログラム」が政治的駆け引き/策略によって隠蔽されている、というものである。ここで考えなくてはならないのは、ディスインフォメーションにおいては一般的に、「嘘の中に真実が包み込まれている」ということであり、確かにいずれかのレベルにおいては、「ワンワールドガバメント」が存在していて、アメリカとロシアが一致協力して行動しているとは推測される。しかし、上の言明が、人間の政府による活動がメインであるという考え方を推進しようとしているのは疑う余地が無い。この言明はどうやら、超次元の存在が高度に進んだ技術力を持っている事実から私達の注意を逸らし、幾らか進んだ人類の技術にフォーカスさせようと意図するものらしい。この言明の中で、次にディスインフォメーションとして挙げ得る部分は、公表されているより遥かに進んだ宇宙プログラムが存在しているというところである。UFOや地球外生命体との協調的な活動を隠ぺいするために、他にどんな言い方があるだろうか?そんなことは何としても否定しなくてはならないので、UFO等の存在に別の理由を与えようとしたのであろう。

次は:「1962年に宇宙飛行士が火星に着陸しているし、宇宙には我々人間以外の知的生命体が存在することも分かっている」という部分だ。

ここに見て取れるのは、リチャード・ホーグランド、ゼカリア・シッチン、コートニー・ブラウン、その他大勢によるプログラムである。この知的生命体が「火星人」であるとか、「第10惑星」に関係があると言われていたら、存在がずっと受け入れられやすいだろう。結局、それが私達のリアリティに存在しているという考えの中にあるのは、それが多少とも「私達に似ている」ということなのだ。このような考え方は、私達の注意を、この「知的生命体」の超次元的性質から逸らし、その本当の能力を隠すものだ。「エイリアン」が幾分か私達と似たような肉体を持って居て、同じような限界もあれば、人間志向のテクノロジーに同様に信頼を抱いているということになれば、誰しも気が休まるものなのである。それだけではない。これは、私達が火星や月の上に住むと、説明しがたいような異常を来すかも知れないという事実を隠ぺいしている。もし、地球の歴史に注目し始める人があまりに多くなると、人びとは何か恐ろしい事を発見するかも知れず、そんなことになってはならないのだ。万事は「火星人」に起きたことにしておけば、この地球上で人類に対して行われているような、何千年にも及ぶ操作の問題は扱わなくてもよくなるのだ。結局、背の高いブロンドの火星人ないしアヌンナキが社会的には受け入れられやすく;本来の姿で出現した超次元の存在は、最高のパーティーには招かれざる客なのである!火星由来の隕石が地球上に存在していると発表された際に
(※Wikipedia:1996年、火星起源であると考えられている隕石「ALH84001」を調査していた研究者が、火星の生命によって残されたと思われる微小化石がこの隕石に含まれていることを報告した。  ※※)、
カシオペアンがセッションで指摘した通りである:


960811
Frank, Terry & Jan
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Q: (L) OK, この火星からの隕石に関するスクープはどうなの?。。。この隕石は火星由来なの?

A: Yes.

Q: (L) 火星から来た隕石が地球にあると、どのくらい前から彼らは知ってたの?

A: 12年。

Q: (T) 彼らがマリナー計画の探査機が採取した土壌を分析するには、そのぐらい時間が掛ったんだね。

(L) OK, どうして突然、彼らは、火星の隕石についての情報を明かすことにしたのかしら?こうも操作的にね?

(T) 全くその通りだ!

A: もうあなたは自分で解明済みだ。。。

Q: (L) Well, OK, でも、この火星の隕石についての情報開示のコンセプトは、エイリアンと決定的かつ公然たる交流を行うための下準備なの?

A: 徐々にだ。。。隕石についての発表があるまで、火星探査機のことなど公表されていなかったことに気付いたかな?

Q: (T) それこそが新情報なのかい? 。。。

A: 掘削用のロボット宇宙船だ。探査機1機が既に途上にあって、もう1機がこれに続く。火星探査機が「失われた」ことについては、これ以上の説明は無い。

Q: (L) 火星探査機に何が起こったの?

A: 電源停止。「あまりにリスキー」だったんだ。性急に多くを求め過ぎた。ホーグランド他がプレッシャーを与え過ぎた。

Q: (T) 僕の見たところ、彼らは既に火星に行って居て、何があるのか知ってるんじゃないかな。

A: No. 彼らの宇宙服では、(古代ローマの)トーガよりも簡単に細菌が入り込んでてしまう!。。。

Q: (T) OK, 今、地球からは既に火星探査機が発射されたと言ったね。新型火星探査機なんて誰も知らないよ。公表されてないからね。秘密の探査機って訳だ。どこの国のなんだい?

A: アメリカのシークレットガバメントのものだった。。。

Q: (T) 探査機の目的は何だろう?

A: 生命体が居ることを映して見せるための掘削。

Q: (T) 映して見せるんだって?

(L) Yes, 表向きはね。つまり、隕石を持ってるだけじゃなくて、今では。。。があるという証拠を示すのよ。。。

(T) Oh, 彼らがそれを見つけて、掘り出すところをカメラで「映して見せ」ようっていうんだね!

(L) Yes!

(T) コニー・クーリックがインタビューするんだ!

(L) そうよ!

(F) 最初は「証拠がない」と言ってたけど、そのうち、「決定的ではない」になって。。。それが今度は、一体何を発見したと言うんだ!暴露として、まずは化石からかな。次に。。。

(L) それじゃあ、彼らが火星の生物を映して見せようとしてるのは、次のステップに慣れさせるため...

A: Yes.

Q: (L) じゃあ、つまり、このプロセスはどんどん続いて行って、これを次から次へと暴露してる連中は、エイリアンの着陸に。。。

A: でも、顔は見つからない。

Q: (L) 「火星の人面岩」は無いんですって?見せないつもりなのかしら...

A: 明かされることはない。火星探査機に何が起こったと思うかな?

Q: (L) 火星探査機に何が起こったの?

(T) まあ、まあ。当てて見せよう。。。

A: ホーグランドが無理にやらせた。

Q: (T) 火星探査機には何が起こったんだろう?連中がチャンネルを切り替えたんだろう。通信アンテナを別のに替えたんだ。連中のやりそうな事だよ。連中がそんなやり方をするので、NASAの方でもホントは何が起こるか知らないんだ。だから聞かれても「我々にも何が起こったか分からないんだ!」と言うつもりなんだろう。だって、本当に何が起こったのか知らないんだから!

(L) 攻撃と言えば、前にも言ってたんだけど、トランスワールド航空800便墜落事故=アトランタオリンピックを狙った航空機テロその他の諸々。。。こうして火星探査機に何かやったのだって。。。これってみんな、第4密度から人間の心を操作したんでしょ。。。

A: Yes.

Q: (L) 。。。実際に、物理体を持った実体が私達の存在する次元に入って来てやった訳じゃないでしょ?

A: そうではない。。。

Q: (T) 質問なんだけど、彼らが映して見せるつもりの「生命体」って、どんな感じのヤツなんだい?大きさとか、進化の度合いとか。

A: ごく小さなものだ。

Q: (T) それじゃあ、微生物のことなんだね?

A: Yes.

Q: (J) じゃあ、私たちに向かって手を振ったりできないわね!

A: でも、生命は居るということになる。進歩してるのが分からないかな?信心深いサリー婆さんや株式投資家を怖がらせたくないんだ!
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またしても、コントロールの手段として、経済への言及がなされている。だが、「第3の選択」で次に事実だと言われていたものの検討に戻るとしよう:「地球は死にかけている。我々人類による汚染は修復可能な域を超えてしまっている。進行する『地球温暖化』の影響で、南/北極の氷冠や氷河が溶け出し、洪水となって陸地に押し寄せるだろう」

天候に関して、絶対何かが進行中なのは、明らかな事実である。だが、ここに明らかに見て取れるのは、私達の注意を超次元の操作から逸らそうとする試みだ。同時にまた、この操作が狙っているのは、私達が最悪の状況に置かれていて、そこから抜け出すにはビッグブラザーの手助けが必要なのだと私達に感じさせることである。

いつだったか私は、気候変動こそがおそらく、こんにちの人類が直面している、最も差し迫った課題だろうと書いた。これがどれほど緊急かと言うと、「卓越したリーダーたち」がこの問題に大至急、適切に対処しないと、人類のおそらく90% ― 60億人以上 ― が、ごく近い将来、おそらくは10年以内に、死ぬ危険があるだろうと私は確信しているのだ。ところが、彼らときたら、無辜の人々を滅ぼすこと以外頭にないのである。

その一方で、この戦争挑発者たちは、その陰に1つのアジェンダを隠し持って居る:資源を掴みとることだ。しかし、あなたや私のために資源を確保しようという訳ではないのでご安心を;それは、トップに上り詰めた、人類の「6%」にあたる「エリート」のためであり、この連中の遺伝子など伝えられるべきではないのに、彼らがここで生き残るためなのだ。

気候変動という混乱要因はヒートアップしているのである。

イギリスのチャンネル4は、「地球温暖化詐欺」に関する特集を2007年3月8日に放映した。これは、「世界の人々を騙して、地球温暖化は人災だという説を受け入れさせるために広められてきた気候変動に関する神話を暴こうとするものだった」

その限りにおいては、このスペシャルはなかなかのものだった。しかし、この番組は、事の一部始終を述べてはいなかった。確かに気候変動は実際に起きており、深刻な脅威だが、その理由は言われているものとは違うのである。

忘れないでいただきたい。これは単に人々の気を逸らすためのもの=大衆を忙しくさせておいて、真のアジェンダが見えないようにするためのもの ― 大衆を「蚊帳の外に置く」のが狙いなのだ。というのも、大衆はこの騒動のせいで、時を違えずに来たるべきものに備えるべく、堕落したリーダーたちを追い出すよう行動できなかったからだ。

皆さんの中で、ホイットリー・ストリーバーとアート・ベルの共著に基づいて作られた映画『デイ・アフター・トウモロー』をご覧になった方は、どれぐらい居られるだろうか?ご覧でない方のために、映画のテーマをご紹介しよう。地球温暖化のせいで、北極地方の広い範囲で氷が溶けるため、北大西洋は大量の水で薄められ、水層の密度が変わって、熱塩循環
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%86%B1%E5%A1%A9%E5%BE%AA%E7%92%B0
の流れが妨げられる。この結果、北半球では急速かつ不自然な寒冷化が起き、それが一連の異常を惹き起こして、ついには、ハリケーンのような3個の巨大なスーパーストームが生まれ、これらが超巨大な「グローバル・スーパーストーム」システムとなる。このグローバル・スーパーストームが熱を吸い尽くして、上層大気を超寒冷化させて地表近くに下ろし、最終的に地球は、「インスタント氷河期」に入るのである。

この考えは新しいものではなく、ホイットリー・ストリーバーとアート・ベルが言い出したものではない。2004年の、あるNASA報告書によると「国防省のベテラン・プランナーであるアンドリュー・マーシャルは最近、近い将来海流に起きるシフトの結果、国家安全保障がいかに危うくなるかを詳細に述べた、機密扱いでない報告書を公表した」

2003年の、ある報告書の中でウッズホール海洋研究所の所長ロバート・ガゴシアンは、「樹木の年輪や氷床コア等、地球の気候が過去において、突然ドラマチックにシフトしたという証拠が、急激に増えている」と述べている。例えば、約12,500年前、前回の氷河期が終わり、世界が温暖化した時、溶けた大陸氷河のせいで、海流というコンベアが急停止し、「ヤンガードリアス期」と呼ばれる1300年間の氷河期的状態に世界を逆戻りさせたようなのである。この「小氷河期」には、メキシコ湾流も流れが弱まったことが知られている。

2005年12月6日、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の大気科学教授であるマイケル・シュレシンジャーは、リサーチチームの研究結果をこう語った:「熱塩循環の停止という出来事は、大被害/低発生率が特徴とされてきた。この問題に関する不確実性を踏まえた我々の分析結果が示しているのは、この出来事が、大被害/高発生率であるということだ」。また、「海流が遅くなると小氷河期のおそれが高まる」という記事
https://www.newscientist.com/article/dn8398-failing-ocean-current-raises-fears-of-mini-ice-age/
も参照されたい。

地球温暖化がもたらす危険はもう1つある:北極海の海底に埋まっているメタンハイドレートや、地球が何とかシフトを起こしてバランスを保とうとする結果、他の地下資源からも発生する大量のメタンガスである。メタンは地球温暖化の原因ともなるが、極めて不安定な気体だ。多くの場合含まれる不純物のせいで悪臭がし、死亡事故の原因ともなる。2006年9月の「ウクライナの炭鉱でメタンガスが漏れ鉱夫死亡」という報告を見てみよう:「ウクライナ緊急事態省の広報長官であるイーホリ・クロールは、 『石炭とガス』 ― 後にメタンと判明 ― 『の混合物が、今朝、深さ1kmの坑道内で突然爆発。。。』と語った。。。」

さらに調べてみると、炭鉱事故の相当数はメタンガスポケットに着火したり、鉱夫がその毒にやられた結果であることが分かる。

つまり、メタンガスの巨大な気泡が地面から放出され、鳥の群れがたまたまその辺りに居たとすると、彼らは数分以内にあっけなく死んで地面に落ちて来るのである。さて、もちろんのこと、メタン自体は無臭である。だが、これは有機体の腐敗の副産物であり、それゆえ、しばしば硫化水素を伴い、「腐った卵」のような悪臭を放つのだ。臭いがした時には、おそらく危険なレベルだろう。

もちろんながら、これに関しては激しい論争があり、このような説を鼻で笑う批判者も数多く(そのような科学者の何人かは誠実さに疑問がある)、彼らは依然としてこんな風に言い続けている。「それは全て地球温暖化のせいであり、温室効果ガスの排出を削減し続ければ、そのうち、事態は安定してくるだろう」

そうはなりそうもない。

どうして私達はそう考えるのか?

2006年12月、ほぼ1週間に亘って、メキシコ湾流がヨーロッパへと北上する流れが止まった。さて、この日時を頭においた上で、以下に掲げる幾つかの記事ヘッドラインを見てみよう。熱塩循環の流れが一時的に反対向きになっていた最中およびその後の日々のSOTT気象ニュースアーカイブから選んだものだ:


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2006年12月14日:「アイダホ州でアヒルが激減し、恐怖で物議を醸す」

2006年12月19日:「アイダホ州ルイストンでカラスが大量死、住民は狼狽」

2006年12月21日:「コロラド州民、吹雪に耐え忍ぶ」

2006年12月26日:「フロリダでクリスマスに竜巻、惨状をもたらす」

2007年1月2日:「コロラド州各地、依然雪に埋まったまま」

2007年1月3日:「ブルックリンで季節外れの桜が開花」

2007年1月3日:「記録的大雪に埋まるアンカレッジ」

2007年1月4日:「暖冬で薪売れず、冬の商売悲惨な目に」

2007年1月4日:「5月は史上最高の暑さに、と科学者」

2007年1月5日:「大嵐で2名死亡、ルイジアナ南部を竜巻が吹き飛ばす」

2007年1月8日:「ガスのような臭い、マンハッタンに広まる」

2007年1月8日:「ベトナム南部でアヒルが大量死」

2007年1月8日:「オースティンで死んだ鳥が大量に落下」

2007年1月8日:「ガス放出:タンカー船長、前代未聞のメタンガス増加を証言」

2007年1月8日:「ニューヨークでガス臭、電車は停止、人々はビルから避難」

2007年1月8日:「狂った暖冬でバランスを崩す生物たち。鳥は渡りを行わず、蜂は巣から出て来る」

2007年1月9日:「12月の暖かさで2006年は記録的な年に」

2007年1月10日:「スコットランドの海岸に打ち上げられるネズミイルカの死体、これまた地球温暖化の証拠か?」

2007年1月10日:「竜巻のような奇妙な嵐、カリブ海バルバドス島を襲う」

2007年1月12日:「イギリスじゅうに暴風雨警報」

2007年1月13日:「凍てつく寒さがアメリカ中西部を襲う」

2007年1月13日:「記録的寒波、南カリフォルニアに雪!」

2007年1月13日:「ルイジアナでガス放出の悪臭」

2007年1月13日:「米スタテン島でまたもや悪臭、ガス放出か?」

2007年1月14日:「強力な嵐による雹と大雨、米中部で6人死亡」

2007年1月14日:「アメリカ各地で氷雨を伴う暴風、20人死亡」

2007年1月15日:「ハリケーン並みの嵐、またもバルト海諸国を襲う。『一生に一度』クラスが2年連続」

2007年1月17日:「シュワルツェネッガー・カリフォルニア州知事、柑橘類等への氷害で、連邦政府に激甚災害援助を求める」

2007年1月17日:「アメリカ全土を襲った氷雨を伴う暴風で停電続く」

2007年1月17日:「アメリカ全土を襲った氷雨を伴う暴風で停電続き、数千人が震え、死者51人に」

2007年1月17日:「カリフォルニアの氷害による柑橘類等への被害1200億円」

2007年1月17日:「オーストラリア南部で山火事」

2007年1月17日:「アメリカの厳冬で死者多数、加州柑橘類にも打撃」

2007年1月17日:「イギリス全土に大暴風の予報」

2007年1月17日:「ロシアの陽気でクマ目覚める」

2007年1月18日:「ロサンゼルス近郊の海岸地域マリブになんと雪!!!」

2007年1月18日:「暴風雨、ヨーロッパ北西部を襲う」

2007年1月18日:「猛嵐でヨーロッパの空/鉄道/海上輸送に影響」

2007年1月19日:「ハリケーンによる強風、東ヨーロッパを襲う」

2007年1月19日:「嵐で北ヨーロッパでも死者27人」

2007年1月19日:「ドイツ、死者10人を出した嵐からの復旧難航、最大瞬間風速56m」

2007年1月19日:「死者29名を出したハリケーン・キリルがロシアに接近中:映画『デイ・アフター・トウモロー』の予言的中か?」

2007年1月19日:「専門家も出所分からず、不思議なニューヨークの異臭」

2007年1月19日:「嵐に備えるオクラホマ、ミズーリ、テキサス」

2007年1月19日:「アメリカ各地で氷雨を伴う暴風、65人死亡」

2007年1月19日:「ドイツにハリケーン接近、外出控えるよう警報」

2007年1月20日:「嵐に見舞われ大破した貨物船、ようやく救出され接岸、ヨーロッパに大損害」

2007年1月20日:「未だ停電続く米南部大平原に忍び寄る新たな冬の嵐」

2007年1月21日:「吹雪が平原に吹き荒れ米3州で8人死亡」

2007年1月25日:「アメリカ北西部で気温低下、まるで(北極海に飛び込む)ポーラー・プランジ進行中のよう」

2007年1月25日:「米アラスカ州アンカレッジで平年の2倍の降雪」
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難問はこれだ:12月にメキシコ湾流が逆転した事と、空から鳥たちが死んで落ちてきたという沢山の報告と、1月前半の死者を出した大荒れの天候との間には、つながりがあるのだろうか?

そして、次に疑問なのは:こうして挙げた僅かな例から考えても心配な事で、今でも全く不安定なメキシコ湾流なのに、北方のヨーロッパへと流れ込むのが完全に止まったら、何が起こるのだろうか?

一方、ブッシュ大統領は1月23日に、アメリカの連邦議会に対する一般教書演説の中で、「我々は地球の気候変動という難局に立ち向かわなくてはならない」と述べている。しかし、彼の演説は、連邦議会およびアメリカ国民に対して、イラク戦争をエスカレートさせようとする彼の計画にチャンスを与えて欲しいと訴えることに主眼が置かれていた。

さて、ジム・ウェブ上院議員(民主党、バージニア州選出)が、この途方もない演説に対して、「国民の大部分は、この戦争をもはや支持していない;軍人の大部分もそうだし、連邦議員の大部分も同様だ」とブッシュに反論したのは妥当だったものの、ウェブ上院議員自身もおそらく、貧富を問わず、世界各国の人々全てに対して不気味に迫りつつあるまことに大きな危険には、気づいていなかっただろう。
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2007/01/post_a2ec.html
ローマが大火に見舞われた際にネロ帝が酔っ払っていたのと同様、私達の世界のリーダーたちは、政治ゲームを行う時間は無制限にあるかのように振る舞うのだ。

疑問なのは、ブッシュ他の世界のリーダーたちが、戦争や経済に関して際限なく議論を行っているような状況では、地球温暖化が一転して氷河期に転じる際、世界の文明が陥る危機を果たしてどれくらいの人々が生き残れるだろうか?ということである。私達の環境変化に関して言えば、本当の敵は「あちらの世界」に居るのではなく、「この世界」に居るのであるということを、私たちは皆、できるだけ早く理解する必要がある。全ての人がだ。剣が降って来るときには、石油王の億万長者だって、第3世界の自作農以上とは言わないものの、同程度の苦しみを味わうことになるのだ。

ここ数年、私達は宇宙には何かがあり、今後数年は普通ではない事が起こりそうだと、繰り返し述べてきた。それが何であるかについて、PTBが一般大衆以上に気付いており、実は連中が大多数の人類から沢山の事を隠しているということも考えられる。

こう考えて来ると、これは人口問題およびエリートの「生き残り」のために最善を尽くすよう促すため、「インサイダー」の外側を取り巻く人々の多くにすら広められている、層を成す「ディスインフォメーション」の1つであるというのがどうやら本当らしい。科学者たちに、地球の将来は、この宇宙変動次第だと確信を抱かせるのに比べれば、エリート生き残りプロジェクトに取り組ませる方が、どれだけ上策であることか。つまり、彼らがシェルター建造に明け暮れ、問題を「乗り越える」ためのテクノロジーを探し求め、この問題を解決しコントロールするためのインフラ作りに励んでいるのだと噂されようが、それは実際には、全く違う何かのためのものなのである。

こうしたプロジェクトが取り組む主な問題の1つである世界の人口問題への対処策をもたらすのが、どうやら経済学であり、その中でも「ゲームの理論」ということらしい。そこで想起されるのが、ジョン・フォーブス・ナッシュであり、彼がゲーム理論の新説を考え出したプリンストン大学時代のことである。もちろん、ここで留意されたいのが、前巻で論じたストックホルム症候群の「経済学」である ― それは、監禁した被害者がその状況を気に入るようにし、暴行を手伝わせるまでにできれば、ずっとエネルギー効率がいいというものだった。全ては経済性の問題なのである。

私達がジョン・ナッシュおよび、彼の人生、そして、「経済学」というテーマとの関係、さらには、私達の目に見えるリアリティの陰に潜む謎に関する洞察へと導かれたのは、奇妙な「偶然の一致」が重なったせいだった。

それは第55章(『第6巻 未知なるものとの遭遇』所収)を書き終えた直後のことで、その時の私にとっては、どんな切り口で過去を振り返るか ― 「反復」 ― が問題だった。私は、新しい章を書き始める準備としていつもしていることをした。すなわち、家の周りを歩き回って辺りの物を観察し、あちこち少々掃除したり、多分、料理やガーデニングも少し。その他何であれ、本能的に惹かれることを行うのである。こうして暫し心を休ませた後、「流れ」が再び始まり、私は、手掛かりへの扉を開くような何かへと向かう「衝動」に駆られるのだ。

今回のプロセスで、私はこのリアリティの深いレベルについて詳しく説明するのに役立つような本を読んだ事があるのを思い出した。というのも、第4密度について理解するには、多くの人々には越えられない大きな溝があるようだからだ。その本とはナイジェル・ペニックの『神々による秘密のゲーム』だった。

私は本棚からこの本を引っ張り出して、机の上に置いた。その少し後で、アークと私は、物理学と数学の境界線上の研究に従事していて、普通でない最期を迎えた ― 急死であれ狂気であれ ― と思われるマリノフ以外の人々について議論した。いつも特に私達の興味をそそる1人が、微細構造定数に取り組んだスイスの数学者アルマンド・ワイラーである。アークはまた、ヒュー・エヴェレット(量子力学における「多世界解釈」の提唱者)も、不思議な事にアカデミックな物理学の世界を去って、その後比較的若く51歳で死んだのだと言った。

第55章の内容を振り返る度、私はM1/G5の問題や、「経済」への言及を思い出した。これらの事が、最近のエンロンの崩壊や、eグループでの幾つかの議論もあって、頭に浮かび続けていた。「経済」が一体何とどう関係すると言うのだ?エンロンは関係あるのだろうか?目下起こっている、こうした事の全ては、単に『神々による秘密のゲーム』における駒の動きに過ぎないのだろうか?

ヴィンセント・ブリッジスが私たちの人生に直接姿を現わし、フランク・スコットが退出するほんの少し前に、私達のもとを1人の経済学者が訪ねて来た事を私はじっくりと考えてみた。彼は1976年にノーベル経済学賞を受賞したミルトン・フリードマンの下で博士号を取得していた。

1つ気になったのは、私が近々、この経済学者の訪問を受けそうだとブリッジスに最初に書き送った時、彼がこの人物について知らないフリをしたことだった。実はこの頃ブリッジスは、私を訪ねて来てセッションに参加する計画を練っていたのである。私が「この経済学者に会ったら楽しいのでは?」と書き送っても、ブリッジスは10日ほど、返事を寄越さなかったのだ。経済学者が訪ねて来ても、ブリッジスからは何の音沙汰もなく、彼も来るのかどうかも、来ないとしたら何故なのかも分からなかった。すると、さらに困惑させられたのだが、経済学者の訪問から、ほんの10日後、ブリッジスはこう書いて寄越したのである。「あなたが『ヤバイ』事をしているので、私は闇の勢力から ― 物理的およびエーテル的な ― 激しい攻撃を受けていたのだが、あなたにそう言うのも憚られたので、言わなかったんだ!だが心配には及ばない!私は、何とかしてあなたを助けることに決めたんだ。あなたが私の助けを ― 早急に ― 必要としているのは、もちろん明らかだ!」この時、ブリッジスは、ヒプノセラピストであり、政府/悪魔主義者のマインドコントロール・プログラムに関する専門家でもある彼の施術/助力が必要なのだと考えるように、私を「挑発」し始めていた。

7か月後、私は、コインテルプロの作戦行動 ― その頃の私はまだそう呼んでいなかったが ― に従事しているのが誰か見極めようとして、この経済学者のことを再びブリッジスに書き送った。すると突然ブリッジスは、1995年に彼がエジプトに行った際、この男とは同じ「ツアー・グループ」で会ったことがあると明かしたのである。ブリッジスは「この経済学者は、ただの『無害なニューエイジ・ファン』だから、心配には及ばない!」と述べて、私が抱いた疑念をうまいこと逸らしたのである。

留意していただきたいのだが、この頃のブリッジスは私に、私の周りに居る誰もが、私をやっつけるために放たれた「エージェント」であり、私が信頼できるのはブリッジスただ1人であると信じさせようと熱心に取り組んでいたのである。その一方で、eグループのメンバーによる、実に奇妙な行動が続いたので、私は周囲の状況からして、ブリッジスの言っている事はいずれも裏付けられたように感じていた。

だから、疑問はこうなる:どうしてブリッジスは、私の家を訪れたこの経済学者から私の注意を逸らそうとし、その直後にブリッジスが、私達の信頼を獲得して、交信文や私をコントロールしようと、真剣に工作し始めたのか?このことは、それと殆ど同時にフランク・スコットが、想像し得る限り最も馬鹿げた理由で、突然離脱したこととどう関係するのか?そしてこれはまた、ある者たちが突然に姿を現わし、私達のeグループへの参加を希望し、リサーチグループの中に入り込んでおいて、後から私達に悪意からの攻撃を加えて、事実上、ウィリアムズ/ブリッジス一味の付和雷同者となったことと、どう関係するのか?こうしたシナリオの全体は、ブリッジスが上位密度レベル勢力のため、何らかの目的を果たすべく、私を窮地に追い込めるよう、そうした勢力によって仕組まれ、筋が練られ、コントロールされていたものなのだろうか?彼および他のプレーヤーが、その作戦に気付いていなかった可能性はあったのだろうか?

リサーチチームとeグループが本件を調査し、関係する様々な団体から私達がそれぞれ個人的に受け取ったメールを照らし合わせてみた結果、「筋書き」が明らかになった。これに関与していた者たちは、私やグループ全体が、ある反応を起こす「トリガーとなる」ようにメールしたり、行動するという筋書きだったようなのである。メールを時系列に並べ、スレッド同士を比較した結果、それらの背後にある、1つの意図が明らかに浮かび上がったのだ。しかしながら、私達のeグループに参加する前から、彼らが皆互いに知り合いであった、あるいは、何らかの人間によるコインテルプロ・オペレーション(作戦)に関係していたと断定できない以上 ― どうもそうではないようだった ― 達しうる唯一の結論は、彼らはいずれも程度の差こそあれ、「エイリアン反応マシン(※思いもよらぬ反応をするマシン、とも)」あるいは、「神々による秘密の」ボードゲームの駒なのだろう、ということだ。

中でも面白かったのは、彼らが共通して口にしていたテーマが、「タイムトラベル」および「深い秘密」の探究だったことであり、こうしたテーマを軸に、彼らは私の感情のボタンを押し、操作を行い、そのうち脅しや脅迫を行うことで、情報を引き出そうとしたのである。

とはいえ、ブリッジスが件の経済学者とのつながりを書いて寄越す段になっても、私には何もひらめかなかった。私達がこの人々の間にあった数多くの繋がりを探って、コズミック・コインテルプロ・オペレーションとでも言うべきものに気付くまでは、まだ数か月かかったのである。これが、人間の指揮したオペレーションだということはあり得るのだろうか?確かにそれはあり得る。漠然としたものではあるが、「プレイヤーたち」の全てが、人間のレベルで、互いに知り合い同士だったことを示すのに十分な繋がりを、私達は確かに見つけていた。それでも私としては、これらの団体の殆どが、超次元から操作されていて、その幾つかは、自分達の行動が「エージェント志向」であることに気付いてすら居なかったのだと思われてならないのである。彼ら全員が、証拠から分かるほどの悪意を抱いて、邪悪で操作的な事を行っているとは信じられないのだが、それもまたおそらく私の弱点なのだろう。だが、これは読者の判断にお任せするとしよう。

私達のもとを訪れた、この経済学者は、彼がドランヴァロ・メルキゼデクや、そして、今やお馴染みの「鳥類飼育場」(『第6巻 未知なるものとの遭遇』で論じた)のメンバーたちと親しい間柄であるとも明かした。彼はまた、映画『ハンガー18』
(※直訳すると第18格納庫。
http://movies.yahoo.co.jp/movie/HANGER%E3%80%8018%EF%BC%8F%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%BC18/18739/
飛行中UFOを目撃した二人の宇宙飛行士は、その事実が隠蔽されている事を知る。独自に追跡調査を始めた彼らは、政府の抵抗に遭いながらも墜落したUFOを捕獲している空軍基地に突き当たるが……。 ※※)
の元となった伝説で有名なライトパターソン空軍基地で、機密取扱許可を持って働いていたのだとも主張した。彼は、そこにあった地下の格納施設 ― ゴルフコースの下だったと彼は語った ― に関する物語で私達を楽しませ、そこには「エイリアンの宇宙船」が格納されていたという噂は本当だと請け合った。このような機密取扱を許され、明らかに知的な人間が、UFO神話という奇妙な物語を信じていることに、私達は当然の如く感動した。彼は、実に興味深い会員要件を持つ、全米サイバネティクス協会の元理事でもあった。

彼が自身について語っている時には気にならなかったのだが、経済学者がライトパターソンで一体何をしていたのだろうか?基地の方でも、一体何のために経済学者が欲しかったのだろうか?

第55章をネットにアップした後、私はこれらの事をアークに尋ねてみた。
彼「確かにこれらの事にはいずれも何か奇妙な点があるので、考えてみないとね」
ナイジェル・ペニックの本を机の上に置いた直後に、私はそれを読み続けるよりも、サムズ・クラブに行って、うちの息子が雇い主と一緒に参加することになったウェブマスター・カンファレンスに着て行くのにいいシャツがないか探したい衝動に駆られた。それは、次の日に行っても間に合った。しかし、この時はどういう訳か、すぐに行きたかった。例によって、何かしたくてたまらない、「落ち着かない」気分になったのである。

買い物に出掛けて、シャツを見つけた後、本売り場前の通路に通りかかった時、アークはシルヴィア・ナサーの『ビューティフル・マインド 天才数学者の絶望と奇跡』という本があるのに気付いた(以下のナッシュに関する記述はナサーの本(塩川訳)からの引用である)。彼はこの本を取り上げると、裏表紙に書かれた宣伝文句を読み上げ ― 本書は、精神分裂症患者として生涯の殆どを過ごし、エイリアンが自分に話しかけてくると考えていた男が、ゲーム理論への貢献によってノーベル経済学賞を受賞するまでの数奇な運命を描いた伝記である −、「私が思うに、おそらく、この本を読めば手掛かりが得られるんじゃないかな、ローラ」と言ったのである。私達はその本を買った。プリンストンが「数学における宇宙の中心」(※数学者ハロルド・ボーアの言葉。ナサー邦訳書68ページ)として隆盛を極める歴史に関する叙述と、ナッシュがジョニー・フォン・ノイマンやアインシュタインと行ったやり取りは実に啓発的である。米CNNは、2002年3月18日付けで、以下のような書き出しの記事を載せた:


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映画『ビューティフル・マインド』(本作はアカデミー賞を複数受賞したばかりである)のロン・ハワード監督は、作品賞を含むアカデミー賞8部門にノミネートされていた彼らの映画が同賞を受賞するのを妨害しようとする中傷作戦の中で繰り広げられているナッシュ批判に対して反論した。
http://eiga.com/news/20020319/7/

CBSが17日に放映予定の番組「60ミニッツ」のインタビューの中で、ナッシュと妻のアリシアさんは、ナッシュが同性愛者で反ユダヤ主義者の残念な父親だったという疑惑を否定した。
http://homepage1.nifty.com/melon/ebeautifulmind.htm
1988年に映画の原作となった同名の伝記を出版した、シルヴィア・ナサーも、先週のロサンゼルス・タイムズ紙の特集記事に寄稿し、AP通信他による、ナッシュの人生についての数多くの間違った記事を批判した。ナッシュとナサーはいずれも、ナッシュが妄想障害の間に反ユダヤとみなされるような発言をした可能性はある、と述べている。。。

60ミニッツの中で、ナッシュ(73歳)は、こう語っている。「ある時期、私は奇妙な考えを抱いていたことがあるんだ。あれは実際には、私の潜在意識が話す声だったんだ。実際にはね。今はそうだと分かるんだよ」

映画には描かれていないが、ナッシュにはアリシアと結婚する前に、別の女性との間に設けた息子が1人居たし、ナッシュとアリシアは後に離婚している。離婚した2人は、その後も長年に亘って同居を続け、結局2001年に再婚しているのだ。。。ナサーはナッシュが同性愛者だったという指摘についても誤りだと批判した。ナッシュは1954年に、公衆トイレでのわいせつ行為によって逮捕されており、ナサーの本でも同性の気を惹くような行為を行っていたことが間接的に描かれていたにもかかわらず、彼女は、彼が異性愛者であると自認しているという。わいせつ罪での起訴も後に取り下げられた、と彼女は言う。
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ナッシュと彼の妻が、彼は「同性愛者で反ユダヤ主義者の残念な父親だった」という疑惑を否定したというくだりを読んだ時、私は唾が気管に入って息ができなくなった。というのも、この本は、ナッシュがこうしたことばかりしでかし、彼の妻がイネイブラー(◆助けてあげるつもりでやったことがかえって相手のためにならないようなことをする人。身近な人が悪癖や犯罪などに染まっていくのを黙認ないしは放置している人)
に違いないという話で一杯だからだ。上に引用されていたナッシュの言葉 ― 「ある時期、私は奇妙な考えを抱いていたことがあるんだ。あれは実際には、私の潜在意識が話す声だったんだ。実際にはね。今はそうだと分かるんだよ」 ― は、彼の潜在意識はどうしてそんなものを「受信」したのか、という重要な問題を提起する。もちろん、ごく一般的な「子供の頃、両親に虐待されていた」という決まり文句を、これの裏付けとして彼は援用している ― だが、何と言っても、彼の両親は都合の良いことに、もう亡くなっているのだ。もし彼が自分の潜在意識に浮かんだ「政治的に正しくない」テーマについてついての考えを「奇妙」だとしてけなすのなら、同じソースからもたらされたアイディアによって彼がノーベル賞を受賞したことについては、どう考えればいいのだろうか?本書のプロローグでは、ナッシュとハーバード大学教授ジョージ・マッキーとの、以下の興味深いやり取りが述べられている:


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(邦訳単行本8ページ)
「どうしてきみほどの人間が。。。数学者として、理性と論理的証明に身を捧げてきたきみが。。。宇宙人がメッセージを送ってくるなどと考えるんだね?この世界の救世主として、エイリアンに自分が白羽の矢を立てられたなどと信じるんだ?きみは。。。」

ナッシュは。。。答えた。「超自然的、存在という、考えは、数学の、アイデアが、湧くのと、ちょうど、同じように、ひらめいた。だから、ぼくは、それを、真剣に、受けとめ、たんだ」
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(Nasar, 1998)


『ビューティフル・マインド』を読んでいる間じゅうずっと不思議だったのは、一体どのあたりからビューティフルな話になるんだろう、ということだった。この本で述べられているのは、何やら不快で冷淡な、かろうじて人間(barely human)の姿ばかりだからだ。ジョン・ナッシュは確かに頭脳明晰である!しかし、最後まで読んでも、彼の思考や生き様に関して「ビューティフル」な点は1つも出て来なかった。実は読み進むうち、私はあることに気付いて、全身に悪寒が走ったのだ。私が読んでいる人生の物語は、フランク・スコットのものにそっくりだったのである。

ジョン・フォーブス・ナッシュは、聡明でハンサムだが傲慢な大男だった。彼は殆ど社交上の嗜みが無く、それを埋め合わせるような取り柄も無かった。人間の価値というものを熱心に教え込まれたであろう筈の環境で大事に育てられたにも拘わらずである。彼は確かに、人間の理性を至高の価値に掲げる数学界におけるスターだったのであり、プリンストンでの最初の10年間は神童の類だと見られていた。この間の業績として、彼はゲーム理論と数学との境界を押し広げたほか、経済学の競争理論、コンピュータ・アキテクチャー、偏微分方程式と幾何学的空間/数論等々で新境地を開いた。「特殊な閃光」を放つタイプ(塩川訳9ページ)だったと言う人も居た。だが、この伝記を読む限り、彼は彼自身という人間については殆ど分かっていなかったと思われる。それはビューティフル・マインドというには程遠い、生命なき効率マシンである;不自然かつ謎だらけなのだ。

すると興味深いことに、30歳ぐらいになった時、彼は突然「妄想型精神分裂病」を発症し、一時期は精神病院への入退院を繰り返したのである。妻と離婚し、母が亡くなって、彼の姉も彼の精神病にもはや耐えられなくなると、彼は20年に亘って、プリンストンのホールと廊下を「幽霊」のように、うろつき回っていた。そこに棲みついたイディオサバンだったのだ。実におかしな映画『天才アカデミー』(※” Sheer Genius”となってますが、” Real Genius”の間違いでしょう)を観られた方は、奇妙な「バーンアウトした天才」キャラのラズロを思い出されるだろう。彼は、大学当局の目をくらますために、寮の部屋のクロゼットを入口にした地下研究室に隠遁していた。
http://movie.walkerplus.com/mv6129/
これは、プリンストンで精神異常の状態にあった時の、幾分同情的でかなり理想化されたナッシュの描写である。

1990年代になると、ナッシュの「病気」は幾らか「寛解」する。ここで浮かぶ疑問は:彼は本当に精神分裂病(統合失調症)だったのだろうか?ということだ。精神に異常を来したからといって、必ずしも精神分裂とは限らないということに関して、現在、精神医学者の間に異論はない。かつまた、明らかな精神病の兆候が無いからといって、患者が治ったとは限らないのだ。こうした人たちは、まだ罹患していると思って間違いないのだが、それとやって行くことを学び、症状を隠すことができるのである。「ナッシュは自分の病気について、絶えまない白昼夢と奇怪な信念に取りつかれた、という言いかたをしている。これは、一般に精神分裂病患者にはきわめて顕著に見られる傾向である。。。しかしたいていの場合、彼はそれを理性の衰退と表現している。事実。。。他のものに対して、以前にくらべればかなり弱まってはいるが、快復後でもまだ妄想観念や幻聴に取りつかれている、と語っているのだ」(塩川訳526ページ)。彼は自分の「快復」について、思考を統制し、妄想観念を認めたら、退ける術を学んだかのように言っている。


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(530ページ)
「わたしは少しずつ、妄想に縛られた一連の思考を理性的に拒否するようになった。その思考は、それまでわたしが、自分の態度を決定する際の基準としていたものだ。基本的に無益な知的浪費でしかなかった政治的思考を退けたときに、こうした解放がはじまったと見ることができる。。。

「重要な第一歩は、自分の秘密の世界における政治を、無益だと悟って気にしないように心に決めたことである」。。。

これを契機に、宗教問題や教義に関わること、あるいは、人に教えを説こうとする意志も捨て去るようになった。
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(Nasar, 1998)


ナッシュの次男も、妄想型精神分裂病と診断されていた。(塩川訳526ページ) この次男がある日「姿を消した」時、彼の病気が発覚した。「ある日、彼は姿を消してしまい。。。戻ってきたときには頭をそり上げ、信心深いクリスチャンになってい(た)」。(同514ページ) 彼は「憑かれたように聖書に読みふけって。。。根本主義の小集団(原理主義カルト)ウェイ・ミニストリーの会員と行動をともにしはじめ」た。「そのうちに彼が幻聴を耳にし、自分が宗教的に重大な人物である、と信じこんでいることが明らかとなった」。彼は「ときおり、話が脱線して現実離れし(地球外生命体の話になり)、あるときは歴史学の教授に脅迫めいたことを口走ったこともあった」と言われる。(同、518ページ) しかし、彼は「高校あるいは大学の卒業証書もないのに。。。ラトガーズ大学の大学院に、奨学金による全面援助という条件付きで迎えられる」。この事自体、問題を提起するものだ。

さて、しばらくナッシュの話は中断して、アルマンド・ワイラーに戻るとしよう。物理学/数学には、「微細構造定数」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%AE%E7%B4%B0%E6%A7%8B%E9%80%A0%E5%AE%9A%E6%95%B0
と呼ばれるものが存在する。微細構造定数は137に非常に近い値をとり、多くの物理学者はこれが、時間/空間/物質の基本的な特性を示すものと考えている。そんな中現れたアルマンド・ワイラーは、この数は、7次元時空間の幾何学的特性を正しく表すもので、その正確な理論値が1/137.03608であると唱えた。さらに彼はこの数字を、陽子と電子の質量比
http://physics.nist.gov/cgi-bin/cuu/Value?mpsme
と関連付けた。

ワイラーが導き出した数値は実験データに近いものの、彼がこの数と関連があるとして特定の量を選んだ物理学的理由は明らかでなかった。フリーマン・ダイソンはワイラーをプリンストン高等研究所に1年間招き、彼が自説をより明確な言葉で表現できるか見ようとした。プリンストンで起こった事に関して一般に言われているのは、彼もここまでだったということである。というのも、ワイラーはそもそも数学者であり、この任務を果たすことが出来なかったからだ。彼は自分が何のために何を行っているのか説明できなかったので、当然ながら、彼の導き出したものは「数秘術」の結果として片づけられた。


981226
Laura, Ark, Frank
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Q: (A) ふと頭に浮かんだんだが、キミたちが可変的物質性について語った時、アインシュタインは自分の研究してきた事とそれを関連付けて理解し、その結果に恐れをなしたという事だった。この事について考えたんだが、アインシュタインはもともと、未来は過去と現在によって決定されているに違いないと断言していたんだ。ところが、彼は未来は決まっていないという見解に至ったので、これを却下した。恐ろしくなったんだろう。可変的物質性ということの数学的な意味だが、過去と現在が与えられても未来を選ぶ自由が存在していることだ、という推測は当たっているだろうか?

A: Yes.

Q: (A) それは、2次ではなくて、もっと高次の微分方程式を用いるべきである事と関係あるのかな?

A: Yes. アインシュタインが見つけたのは、未来が未定だということだけではなく、現在および過去もそうだということだった。それで恐れをなした!!

Q: (A) キミたちがここまで言ってきた事は、「アルマンド・ワイラー」という名のスイス人の説を暗示するものだ。ワイラーは、実験的に見付けられた微細構造定数と呼ばれる値を幾何学によって計算する方法を発見した。その後、当然ながら彼は、自説を説明するようプリンストンに招かれたんだが、どうやらうまく説明できず、精神に異常を来し、精神病院で最期を迎えたようなんだ。質問だが:もし私が彼の考え方を継承したら、この微細構造定数というものの本質を首尾よく導き出し、理解できるだろうか?

A: Yes.

Q: (A) もしやるとしたら、精神病院で最期を迎えないためには、そのことを秘密にしておくべきだろうか?

A: ワイラーの場合、問題だったのは話し手ではなく、聞き手だった。

Q: (A) どういう意味だろう?

(L) 彼が説明できなかったんじゃなくて、話した相手の人々が理解できなかったんでしょ。彼は本当に気が狂ったの?それとも、気が狂うように誰かが「手伝った」の?

A: 彼は「神経衰弱」になるよう仕向けられた。
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発狂したからということで、ワイラーがプリンストン高等研究所(※ニュージャージー州プリンストン市)に幽閉されていた事実はあまり知られていない。私達も、当時、隣のニューヨーク州の都市であるジェニーバに居て、この事件を直に知っていた、彼の元同僚のスイス人物理学者から直接話を聞いたから知っているだけなのだ。ある日、この元同僚学者とランチを共にしていた際、彼はこう語った。「ワイラーはプリンストンでキレてしまったため、家に帰され、施設送りになったんだ」

ここで疑問が浮かぶ:ナッシュが発狂した時、彼は何に取り組んでいたのだろうか?ナサーのナッシュ伝には、次のような興味深い1節がある:


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その年のナッシュが、高等研究院で少しの時間も惜しんで、物理学者や数学者と量子論について議論に熱中したのはまちがいない。だが、彼が選んだ話し相手の頭脳は、けっして明晰とは言えなかった。その相手とは、一定期間研究所で指導にあたっていた、フリーマン・ダイソン、ハンス・リューイ、エイブラハム・ペイズなどである。オッペンハイマー(に宛てた書状で)。。。彼は自分の目標について。。。きわめて明確に示している。「わたしが、ハイゼンベルクの論文で一番すぐれていると思うのは、観測できる量を限定していることです。ただしわたしとしては、観測できない領域をイメージする異なった方法を見出したい、と考えています」

(1996年、精神科医を前にした)マドリードでの講演でナッシュ当人が、自分の精神病の引き金、と指摘するようになるのはこの試みを指している。つまり、57年夏に量子論の矛盾を解決しようとしたことで「おそらく背のびをしすぎて、心理的に不安定になったのでしょう」と述べているのである。
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塩川訳320ページ。


このような研究プログラムは注目されるものだと思う人も居るかも知れない。そしてまた注目すべきなのは、ワイラーとナッシュのどちらのケースでもフリーマン・ダイソンが出て来ていること、そして、2人とも超次元物理学上の証明に夢中になっているうちに発狂したということである。

ワイラーについてはここまでとし、エヴェレットに移るとしよう。

エヴェレットの名前は、量子力学の数学的基礎に関する、正統的な「コペンハーゲン」解釈のライバルである、「エヴェレット・ホイーラー」解釈という言葉で読者にもお馴染みだろう。エヴェレット・ホイーラー説はまた、「多世界解釈」という名でも知られている。

ヒュー・エヴェレットはアメリカカトリック大学の学生として化学工学を学んでいた。1950年代のプリンストン大(ナッシュが居たのと同じ時期)で、ホイーラーの下、学部生としてフォン・ノイマンやボームの教科書で数理物理学を学んでいた時、彼は波動関数の収縮
http://www.h5.dion.ne.jp/~terun/doc/hadoukansu.html
という考え方に釈然としないものを感じた。プリンストンでチャールズ・W・ミズナーやオーエ・ペテルセン(当時プリンストンに招かれていたボーアの助手)と議論するうち、彼は「相対的状態」を定式化した。
http://taste.sakura.ne.jp/static/farm/science/many_worlds_interpretation.html
ホイーラーは彼の研究を激励し、1956年1月には、彼の論文の査読前原稿が多数の物理学者に配られた。彼の論文の縮約版は、1957年1月に、ノースカロライナ大学チャペルヒル校で開催された「物理学における重力の役割」カンファレンスの論文集に収録された。

それから間もなく、エヴェレットはニールス・ボーアに会うためにコペンハーゲンに飛び、自説について議論したのだが、ボーアはおざなりな態度をとるばかりで、彼の言う事に耳を貸さなかった。だが、これは世の物理学者一般が彼に示した反応だった。博士号取得後、エヴェレットは物理学から離れ、ペンタゴンの兵器システム評価グループで防衛アナリストとして働くようになり、後にはコントラクターとして独り立ちした。彼は大成功して億万長者になった。1968年にエヴェレットは、現在はゼネラルリサーチ社の子会社となっているラムダ社(バージニア州マクレーン)を設立した。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/03/01/2677368
この時期の彼は、リソース配分の最適化、核軍拡状況下における殺傷率の極大化といったテーマの論文を公表している。

1970年代の終わりに、世間で「多世界解釈」に対する関心が着実に高まってくると、エヴェレットは量子論における計測にもっと取り組むためにアカデミックな世界に戻る計画を立て始めた。1970年代末、彼はホイーラーか、あるいはブライス・デウィットの招きで、テキサス州オースティンに赴き、量子力学の講演を行った。それから間もない1982年に、彼は心臓発作で死んだ。まだ52歳の若さだった。

私はラムダ社でエヴァレットがどんなことを研究していたのか興味があった。文献を調査していて最近見付かったのが、ジョセフ・ジョージ・コールドウェルが書いた『迎撃手段が不完全な場合における多数攻撃目標攻撃/防御の最適化』という論文だった。


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この記事は、以下の報告書の一部に加筆の上、若干表記を改めたものである:J・G・T・コールドウェル、T・S・シュライバー、S・S・ディック『レーダーが攻撃を受け迎撃手段が不完全な場合における弾道ミサイル防衛上の諸問題』、ラムダ社(本社バージニア州マクレーン、ゼネラルリサーチ社のグループ企業)による、軍備管理軍縮庁向け1969年5月、報告書番号ACDA/ST-145 SR-4(特別報告4)。

この記事の結論は、以下の報告書の付録Fとしても公表された:J・G・コールドウェル『戦域/戦術的空中戦の方法論:シナリオ自動生成』、ビスタ・リサーチ社による、アメリカ空軍 空軍システムコマンド 航空システム部向け1989年7月、最終報告、契約番号F33657-88-C-2156。
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この論文のサマリーでは以下のように述べられている:


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この記事は、迎撃手段が不完全な状況下で、一連の目標に対して攻撃を行う際の最適な防御のあり方について述べたものである。この場合の解決策は、二当事者間の戦略核戦争を、リソースに制約がある場合の最適化問題として数学的に表現することで得られる。攻撃側も防御側も、互いの全兵力を知っており、攻撃側が「最後に動く」、すなわち、防御側による目標に対する迎撃のための兵器配備を観察した上、その後に攻撃側が目標に差し向ける兵器を配備するものと仮定する。一対一(すなわち、一斉射撃側を一方に固定する)照準ドクトリンを仮定する。攻撃側のゴールは、目標に対するダメージの合計を極大化することであり、防御側のゴールは、このダメージを極小化することである。どの攻撃目標が被るダメージも、以下に定義するダメージ「指数関数」によって正しく記述できるものと仮定する。
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これは純粋数学 ― 実際はゲーム理論 ― が、戦略論に用いられていている証拠に他ならず、エヴェレットを指導したホイーラーが、かつてマンハッタン計画に参加していた事を思い出させるのは措くとしても、ジョセフ・ジョージ・コールドウェルには、他の理由からも少々興味を覚えるのである。彼はウェブサイトで、以下のような考え方を提唱している:


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地球に優しい持続可能な人口とはどれぐらいだろうか?私は、長期的に見て持続可能な人口とは千万のオーダーであるという説を提唱したい。しかも、数カ所のセンターに集中した、合計5百万の人口を持つ、技術テクノロジー的に進んだ1つの国と、世界中に散らばった約5百万の原始的な人々の組み合わせが望ましい。私がこの人口規模に到達したのは、人類にとって長期的な生存が十分可能な最低限の数を算定しようというアプローチによってであり、(通常行われているような)地球が支え得る最大限の人口を算定しようというアプローチは行わなかった。どうして私が、人口を最低限にするアプローチを採用したかというと、生物圏に人間の工業活動が与えるダメージを最小限に抑えるためである。というのも、人類の工業活動は「自然」によっては代謝できない大量の廃棄物を産み出し、人口を最大に増やそうとすると、生物圏を全滅のリスクにさらすことになるからだ(目下「6度目の大絶滅」が進行中であると言われるようにである)。
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ここで立ち止まって1つ疑問を挟ませていただく:「6度目の大絶滅」というのは、この種の研究を行っている人々の内輪では一般的に「知られている」事なのだろうか?
(※エリザベス・コルバートによる同名の本が出たのは、本稿初版の書かれた2002年3月
http://www.foundationwebsite.org/HistoricalNote1.htm
から10年以上経った後の2014年のようです。)
彼らがこのような研究を行っているのはそのせいなのだろうか?彼らは、私達が知らない、どんな事を知っているのだろう?と言うか、彼らは、私達に何を知らせずにおこうと考えているのだろう?コールドウェルは書いている:


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技術的人口論の役割とは、「地球管理」:すなわち、原始人の人口規模が拡大しないようにすることである。それでもある程度の数の原始人を残しておくのは、局地的なカタストロフによって、全人類が滅び去る可能性を減らすためだ。5百万という原始人の人口規模を選んだのは、大体これくらいの数を(実際は2百万から2千万と見積もられる)地球は何百万年もの間支えてきたからである。すなわち、これは長期的に見て持続可能な人口数であると実証済みなのだ(数学用語で言えば、最適化問題に対する「許容解」である)。技術的に進んだ人口の規模として5百万を選んだ理由だが、私見では、地球規模の惑星を実際に管理するには、技術的に進んだ人口がこれぐらいは最低限必要だからである;これまた私見だが、地球の「太陽エネルギー収支」からしても、いつまでも支えることができるのは、5百万の原始人と5百万の「工業化された」人々がせいぜいなのだ。
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www.foundationwebsite.org


コールドウェル氏の説はテクノロジー代表制による共同統治政体論であり、「スターゲートの陰謀」を理解する上での真の手掛かりとなるものだ。実際どうやら、本や映画、文化的テーマによって、人類の思考を方向付けようという実に不思議な動きが世界じゅうで進行中のようなのだが、今の私達には、これらの殆どが嘘とディスインフォメーションを広めるものだと分かる。望むらくは、「インサイダーたち」が、自分達は知っていながら私達には言わない事について、幾らかでも知りたいものだが、こうして調査を続けるうちには、何らかの手掛かりがおそらくは得られることだろう。

プリンストンはしばしば、「数学における宇宙の中心」と言われる。だが、常にそうだった訳では無い。ロックフェラー一族が、1920年代半ばに科学研究に資金を提供するようになるまでは(1920年代半ばと言えば、カシオペアンが、「第3の選択」や「契約のアーク」と関わりのあるHAARP関連の「プロジェクト」が始まったと言っていた時期であることに留意されたい)、優秀な学生が数学や科学を学びたくても、せいぜい地元のハイスクール止まりだったのである。ここでは、ロックフェラーがこうした動きをとった背景には立ち入らないでおく。というのも、そうしたリサーチは既に十分行われているからだ。この領域に関しては、読者自身でリサーチされることをお勧めする。そこに意図的な陰謀があったのかどうか、私には何とも言えない。

とはいうものの、陰謀について考える際、このような活動を厳密に人間の観点で考えるのは極めて難しい。確かに実行するのは彼らだが、「なぜ」、何が彼らをそう駆り立てるのか?というのが本当の問題なのである。

実際、プリンストン大学からはほんの目と鼻の先のところに、プリンストン高等研究所はある。このアカデミックな象牙の塔は、「シンクロ的な」慈善活動の結果なのだ。この研究所は、1930年に、ニューアーク・デパートで財を成したルイとキャロライン(フェリックス・フルド氏の夫人)のバンバーガーきょうだいが出資して設立されたが、彼らを指導したのは著名な教育家エイブラハム・フレクスナーで、そのコンセプトに従って研究所はつくられた。もともとバンバーガーきょうだいが財産を寄付しようと決めた時には、歯科学校を建てようと考えてフレクスナーに相談したもののようである。

フレクスナーは、とあるハイスクールの校長で、アメリカの大学に関して報告書を書いていた。この報告書が注目され、彼の兄(既存の医学校にコネのある病理学者だった)の推薦もあって、彼はカーネギー財団から選ばれ、世紀の変わり目直後にアメリカ医療教育の研究を行った。
http://magicsam.exblog.jp/19374526/
フレクスナーは、アメリカじゅうの医学校を訪問したが、1校評価するのにまる1日掛けるという綿密な調査だった。彼はリソースを提供してくれた米医師会(A.M.A.)と密接に連携しつつ作業に励んだ。彼は客観的なものだと主張するものの、彼が1910年に出した有名な報告書、フレクスナー・レポートは、正統的な医学校を是認し、ホメオパシー医療やオルタナティブ・セラピーを非難するものだった。つまり、逆症療法(異症療法、アロパシー)およびA.M.A.寄りのものだったのである。

これは、医学校や医師に対する支配権を握り、さらには、特定の薬を広めることにより、人間を支配し、その行動を変えて、国民全員をも支配しようとする陰謀の証拠なのだろうか?それは私には何とも言えない。私としては、「偶然一致する」流れが実に沢山あって、それらが組み合わさった結果、この地球の住民たちにとっては、その背後にある「グランド・デザイン」を見極めるのが実に難しい、現在の状態に至ったのだと気付くのがせいぜいである。だが、こんな事が人間に仕組めるものだろうか?そうではないだろうと思う。時空を遡って、このような陰謀の跡を辿ってみると、現在の状態に向けての土台作りが、相当な長さに亘って ― 先史時代の靄の彼方までにさえ及ぶ ― 行われてきた、大量の史実が見付かり、人間の活動ないし人間の本性から行った結果だとは到底思えないものである。

いずれにしても、フレクスナー・レポートはアメリカの医療に甚大な衝撃を与えたので、バンバーガーきょうだいも歯科学校を建てるための寄付を行おうとした際、彼にアドバイスを仰いだのである。彼らが歯痛に悩んでいたから歯科学校だったのだろうか?それは誰にも分からない。

フレクスナーはもっと優れたアイディアを持っていた:どうして、教師も居なければ、生徒も居ない、クラスもないような研究所を設立しないのか? ― 研究者たちだけが居て、彼らがそこにたむろして、実世界の心配事に煩わされずに偉大な思考を産み出せるようなものをである。

正直な話、これは偉大なアイディアだと思う!ただ1つ問題なのは:誰が1番目(ファースト)だったか?ということだ。一体誰の「影響」でこうした考え方が出て来たのだろうか?一体どんな考え方が奨励され報償を受けたのだろうか?これから見るように、これは分かり切った事ではない。

フレクスナーのアイディアに関してもっと興味深いのは、当初彼は、経済学部が研究所の中核を成すべきだと考えていたのに、より「基礎的」だという理由で数学に決めたことだ。

研究所の構成が決まると、フレクスナーは人材の発掘に着手した。これは、ヒトラーがドイツ政府を支配し、それまで数学と科学の高等教育の中心地だったドイツの大学からユダヤ人が大量に追放されたのと、「偶然にも同じ時期」だった。アインシュタインをリクルートするためのネゴが始まり、ついに彼は、この研究所の数学部門の2人目の教授になることを承諾したのだった。それから、クルト・ゲーデルがやって来て、ヘルマン・ワイルが続き、ワイルはフォン・ノイマンを誘った。つまり、一夜にしてプリンストンは、新たなゲッティンゲンとなったのである。


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Q: (A) 解せないのは、どうしてアインシュタインが、数年後にこのUFTを完全に捨ててしまって、全く別の解決に向けた研究に打ち込むようになってしまったのかということなんだ。もし彼が。。。を知っていたら。。。

A: コントロールされていた。

Q: (A) 人をコントロールして、みすみす数年を。。。に費やさせるなんて。。。Oh! マインドコントロールか!彼は連中の手に落ちたんだ!

A: そもそも、なんで彼がアメリカに移住したんだと思う?

Q: (A) それは驚くには当らない。彼はノーベル賞の受賞者だったんだが、アメリカはできるだけ沢山のノーベル賞学者を集めていたし、ユダヤ人ゆえの迫害も受けていたんだから、自然なことだ。

A: その他にも事情があった。フロイトはどうだろう?

Q: (L) 連中はフロイトは欲しくなかったでしょ!彼はUFTなんか知らなかったもの!

(A) どうやら、フォン=ノイマンもUFTの応用に従事していたらしい。だけど、我々の知る限り、フォン=ノイマンは、全く別の類の数学理論を研究していた筈。彼は実のところ、微分幾何学にさえ詳しくなかった。全く違うこと[正確に言えばゲーム理論]に打ち込んでいたからね。一体どうして、アインシュタインが発見したUFTに、フォン=ノイマンが関わったんだろう?フォン=ノイマンはこのプロジェクトにどんな貢献をしたんだろう?

A: フォン=ノイマンはプリンストンでレベル7の機密取扱許可を得ていた3人の1人で、邪魔されることのない予算承認権限を持っていた。

Q: (L) フォン=ノイマンと言えば、質問なんだけど、彼はタイムマシンの製作に取り組んでたのよねえ?

A: Yes.

Q: (L) そのプロジェクトは成功したの?

A: Yes.

Q: (L) じゃあ、なんで彼は脳腫瘍を悪化させて死んじゃったのかしら?最早助かる見込みが無いと知った彼は、赤ん坊みたいに大声でわめいたんだって読んだわよ。タイムマシンが使えたんなら、狂ったように騒いだりしないで、どうにかできなかったのかしら?彼の叫び声はそりゃあ恐ろしく響き渡ったそうよ。自分の偉大な才能にも、もう終わりが近いと悟ったのね;でもタイムマシンが利用できたんだったら、死んだりしないように全力を尽くしそうなものじゃないかしら。

A: No ローラ、それは、そういう役には立たない。それに、脳腫瘍に罹ってたんだから、少々精神的におかしくなるぐらい許してあげなさい!

Q: (L) 分からないのよ。自分が病気だと知ってたのに、なんでタイムマシンを使って、未来に行って治療したり、過去に戻って原因を正したりしなかったのかしら...

A: タイムマシンは彼の持ち物ではなかった。

Q: (L) じゃあ、連中は彼に必要なそれを取り上げて見殺しにしたのね。

(A) それはわからないよ。突然ガンから脳腫瘍を誘発しておかしくなったのかも知れない。

(L) それもそうね。
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上で述べたような、プリンストンを数学の中心にしたり、科学の天才をアメリカに呼び寄せるたりするための資金提供は、「第3の選択」というアイディア実現の真相の一部である。これは紛れも無い、ヨーロッパを襲った「頭脳流出」だった。あるテーマに貢献できる天才の全てが、アメリカへと連れて来られプリンストンに落ち着いたのだ。この結果、科学界には激震が走った。これで分かるのはもちろん、アメリカで科学革命が起きた時期が、多くの陰謀論者が信じたがっているように、第2次大戦後ではなくて、もっと前 − 正確には1920年代だったということである。

このような動きを刺激する何かが起こっていた。ロックフェラーや、その他の金持ちたちが「アメリカにおける教育」に多大な貢献を行い、ヒトラーによるドラマの準備が進行中だった1920年代には、これと関係あったかも知れず、なかったかも知れない、もう1つの出来事が起きて居た。ヘッゼルの『ジーレイター(熱心者)』には、この出来事が暗示されている。ヘッゼルの同書第5章には、こう書かれているのだ:


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「前世紀(=19世紀)の終わりに、秘密の学派におけるメンバー同士の意見が対立した結果、ある驚くべき暴露が行われた。これまで油断なく、内部の位階の最奥に居た人々によって保護されてきた情報が公にされたのである。開示された秘密は、この学派によってこれまで外部に明かされてきたものよりも ― この啓蒙された時代においてさえ ― 遥かに深い知識レベルに関するものだった。

我々のここでの目的は、公にされた、この思想がいかにエソテリックに深いものだったか示すことではないし ― この思想を公にしたことが、賢明だったかどうかを評価することでもない。こうした一切のことを扱った文献は。。。
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(Hedsel and Ovason, 2000)


ヘッゼルの本における語り手である彼の師は、この奇妙なテーマについてリサーチしている本の名前を教えると約束していたのだが、果たさぬまま亡くなった。彼は後ろの方で、アルフレッド・パーシー・シネット
http://blogs.yahoo.co.jp/fumitakakarasu/55202361.html
について述べているので、ヘッゼル自身は、この思想とはA・P・シネットとヘレナ・ブラヴァツキーによる神智学思想だろうと推測している。だが、私は賛成できない。というのも、彼の師は次のように述べているからだ:


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「要するに、学派同士の闘争の過程で公になった事とは、我々の月が、もう1つの領域との間で釣り合いを取るためのおもりの一種であり、もう一方の領域は普通には見えないままであるという真実だったのだ。この釣り合いを取るべき領域は、エソテリック・サークルにおいて、「第八領域(Eighth Sphere)」と呼ばれている。

「実際のところ、第8領域は、物理的次元にある、我々に馴染みの何物にも関わりがなく、その存在を言い表そうにも、我々は自分達の語彙を用いるしかないのだ。この領域にぴったり合う言葉を用いるとしたら、真空と呼ぶべきだろう。確かに、領域よりも真空の方がふさわしい言葉だ。というのも、得体の知れない第8領域は、何でも中に吸い込んでしまうからである。
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月と言われて思い出すのは、モーリス・K・ジェサップの死によって広まった、いわゆるフィラデルフィア実験へとつながる、月をめぐる一連の所見である。フィラデルフィア実験は、地球・月・太陽という三体系内にある無重力ゾーンに関するジェサップの説から目を逸らすものであり、ジェサップ説もまた、18.6年のチャンドラー章動周期に関係していたし、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%A0%E5%8B%95
http://www12.plala.or.jp/m-light/technical/Time.htm
18.6年の章動周期は、19年毎にストーンヘンジで「神々が踊る」という、いわゆるメトン周期
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2590126&id=42101376
と関係があった。こうして分かってくるのはもちろん、これら全てが、聖杯や契約のアーク、そして、境界移動が実に容易に達成される ― 本質的にサイクリックな ― 一定の周期に関係していることである。ジェサップの書いていたことを思い出されたい:


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宇宙内に島のように散らばるこれらの点はおそらく、地球と月が、自分達の便宜のために用いていると思われるのだが、これらが自然かつ永久に存在しているのは、月の軌道内という近い場所にある、地球・月・太陽という三体系内の無重力点上だと考えられる。

逆二乗法則が存在するにも拘わらず、かつては、天体からの重力が、その天体の中心から一様な連続性をもって発生していると考える必要はないとみなされていた。このような考え方は、こんにちの物理学や天文学からすれば、無茶なものである。。。

太陽系惑星の太陽からの距離は簡単な数列で表せる、というボーデの法則を純化すると、重力場におけるノードの存在が示唆される。惑星、小惑星、そしておそらくは彗星や隕石もが落ち着く傾向のある点である。この理論を大型惑星の衛星系に拡張すると、もっとスケールの小さい、同様のノード系の存在が示唆される。そこにおいては、太陽ではなく惑星が重力の中心である。。。このような重力ノードはある程度まで、宇宙空間を航行可能な構造物によって占められているのであろう。。。

研究者の多くは、ボーデの法則を拡張し、中心となる大型惑星の表面近くまでこのようなノードが存在していると想定し、しかも、ノード同士をどんどん近付けて行ったので、大型惑星から近距離のところに、これらが多数存在するだろうと考えられているのである。かくして、ボーデの法則および、その派生原則を重視すると。。。月と地表の間の軌道上に、こうしたノードが多数存在することになろう。。。

重力に関して利用できる手掛かりならあるかも知れない。例えば、光の伝搬に関しては、波動説と粒子説の議論があるが、未だ最終的な決着を見ていない。波動説には必須の媒質であるエーテルが、正体は判然としないが重力場と同一であると仮定すれば、対立する両説は調和することとなろうし、この場合、光の素粒子は重力場における、単なる波動あるいは揺らぎということになろう。宇宙空間を航行可能なUFOの運動を徹底的に研究すれば、このような問題についての決め手となる手掛かりが得られるかも知れない。
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(Jessup, 1955)
ジェサップ『UFOの実証』


ここで引用を止めて、上の言明について考えてみよう。ジェサップは「光の素粒子は重力場における、単なる波動あるいは揺らぎということになろう」と言っている。これは、カシオペアンによる言明の幾つかに直接結びつくのである。これらの言明は奇妙にも、スーフィズムについて質問を行う中でもたらされたものだった:


960615
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A: それでは、不安定な重力波について、可能な限り、学び、読み、調べなさい。瞑想もすること!あなたに言ってるんだ、ローラ。研究の一環として、不安定な重力波について瞑想しなさい。不安定な重力波こそ、量子物理学における未解明の秘密を、水晶のごとく明らかにするものだ。

Q: (L) 重力って、物質の属性よね? 。。。

A: および、反物質のだ!

Q: (L) 反物質の属性である重力が「反重力」なの?それとも、言わば、向こう側の重力みたいなもの?

A: バインダーだ。。。重力は、不安定な重力波によって、あらゆる物質的なものと、あらゆるエーテル的なものとを結び付けている!!!。。。

Q: (L)光は重力の放射なの?

A: No.

Q: (L) 光とは何?

A: 重力だ。。。重力が全てだとしたら、そうでないものとは何だろう? 光だって重力によって作られるエネルギーの現れだ。。。

Q: (L) 私が理解できる限りでは、光速では物質は無く、時間も無く、重力も無いんでしょう。これってどういうことなのかしら?

A: 物質は無く、時間も無いが、確かに重力はある。

Q: (L) フォトンにも重力はあるの?

A: 重力が光速に取って代る。
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ジェサップのコメントに戻ろう:


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重力は、持続的でもなければ、非物質的でもなく、不明瞭ということもないのであって、利用したり操作したりコントロールしたり出来ないくらい全く手に負えない訳ではない、ということを示す有力な証拠が次第に出始めている。目撃記録として残っているUFOは、光や円盤、星雲等々の形をしたものだけではなく、石や紙、洗濯物かご、その他多くのものも、明らかな理由もなしに地面から浮き上がって行くのを目撃されている。古代の巨石構造物が持ち上がったのもまたきっと、空中浮遊に成功したものに違いない。。。

ノアの洪水以前の昔には、物理力や法則を研究した結果、あるいは、思いがけない発見によって、このような何かが行われていたと私は信じる。このような物理学は未だ文明の第二波の科学者達に対しては明らかにされていないのであるが。。。

重力をコントロール、ないし、少なくとも減衰させうる可能性は、本書に挙げた現象によって、強く示唆されるものと私は信じる。

どうやら、天体や宇宙に起因する周期的な出来事が存在しているようだ。これは早くも1949年のジョン・フィリップ=ベッサーによるサタデー・イブニング・ポスト紙の記事によって、我々の注意を惹くところとなった;だが、このデータを分類し、このようなサイクルの存否はもちろん、ましてや周期や原因を見極めた者はまだいない。このような現象がサイクリックだとしても、特に驚くべきことではない。天文学的な出来事は殆ど全てが周期的だからだ。もしこの現象の周期性が確証されたら、それだけでこれが真実であること、そして、我々の有機世界の一部であることの証拠となろう。

これらを説明するのに、火星や金星、あるいはアルファ・ケンタウリからの訪問者としてのエイリアンを持ち出す必要はない。UFOの乗員たちは我々の近親者 ― 地球-月連星系の一部 ― なのである。彼らは遥か数百万キロの彼方からやって来る必要はないのだ。彼らは何千年も前からここに居たのである。我々が家畜のような彼らの持ち物なのかどうか、あるいは、互いに共通の起源と友好関係を持っているのかどうかは興味深い問題だが、一緒に落ち着いて考えればすぐ解決するだろう。

最後にまとめれば、UFOは長きに亘って我々の周りに居たのであり、おそらくは地球文明の第1の波と我々とを繋ぐものだろう。
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(Jessup, 1955)
ジェサップ『UFOの実証』


さて、となると疑問なのは:ヘッゼルの師が言っていた、19世紀の終わりに「偉大な、秘中の秘」を明かしたというのは誰なのだろうか?ヘッゼルの本には、シネットとブラヴァツキーだと考えるよう誘導する記述があったのだが、私達は既にそのような戦術に乗るほど愚かではない。ここで明らかにされたことが何なのか知るには、「誰が暴いたのか」知ることが重要である。それが分かったら次は、その知識をもとに何が行われ、それがこんにちの私達にどんな影響を及ぼしているか、理解することだ。

私達はまた、このようなソースが活動していた時期に注目するようにも誘導されていたので、手掛かりが秘められていないか、この時期の一連の文献にも注目してみたい。遠く広くまで網を掛けるようにそれらの文献をおさらいしてみたとき、この記述に「ぴったり合う」唯一の文献が存在するのが分かる:グルジェフによる「月の食料」の喩えだ。実際、P・D・ウスペンスキーが『奇蹟を求めて』の後半部に記録した師グルジェフとの対話の中には、グルジェフが明かした情報が、実はサイクリックなカタストロフおよび、超次元の存在と関係していると、彼が請け合う箇所が存在しているのだ。それはまた、彼が何かを「知っている」ことも請け合っている:


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(浅井訳51ページ)
G − 太陽の知性は神秘的なものだ。しかし地球も同じようになることができる。ただし、もちろん保証されているわけではなく、何も達成しないまま死滅するかもしれない。

Gの答えはひどく曖昧だった。

あることが為されるには、あるはっきりした期間が定められている。もし、ある時までに為されるべきことが為されないなら、地球は達成しうることもしないまま死滅してしまうだろう。

「その期間はわかっているのですか」

G − それはわかっている。
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(Ouspensky, 1949)
P・D・ウスペンスキー『奇蹟を求めて』浅井訳


ヘッゼルの師が言っていた、「古代の智慧」が存在していて、それは秘密の管理人、すなわち、マスターたち(大師方)によってガードされていたのだが、それが暴かれたというのは、しばしば、ヘレナ・ブラヴァツキーの行いによってだと言われる。実際、彼女の弟子であるアニー・ベサントは、著書の中でそのように述べている。30年後には、マハートマー書簡 ― こうした「大師方」の2人からA・P・シネットに宛てたものと言われる − が刊行されている。ブラヴァツキーとシネットをめぐる状況を慎重に探究するうち、思慮深い人ならば、この2人は、「ウィッシュフルシンキング」によって取り込まれていたか、あるいは、彼女たち自身もディスインフォメーション・キャンペーンの推進者の一部だったと結論付けることだろう。残念な事に、いわゆる「オカルト主義者たち」の殆どは、知ってか知らずか、ブラヴァツキーとシネットの解釈を踏まえて自分達の説を構築しているのである。

ジョスリン・ゴドウィンは著書『北極の神秘主義 ― 極地の神話・科学・象徴性・ナチズムをめぐって ― 』および、
http://takapachi1962.seesaa.net/article/297291815.html
『ルクソールなるヘルメス同胞団の公準』
http://takapachi1962.seesaa.net/article/373547638.html
の中で、このような知識の守護者という考え方の源流となったソースを突き止めようと試みている。ジェフリー・アッシュの『古代の叡智』(※邦訳のある『アトランティス伝説 -失われた大陸/古代の叡智- イメージの博物誌』の原書は” Atlantis: Lost Lands, Ancient Wisdom (Art and Imagination Series)”という別の本だと思われます ※※)
も、同様の試みを行っているが、こちらの方がずっと優れた結論に至っている。アーネスト・スコットは『目に見えぬ秘密の守護者たち』の中で、歴史の盛衰は、高度な理解レベルを持つ存在の、目的ある指示に従うものであるという伝説のかたちでこの問題を述べている。このプロセスは、知性のヒエラルキーによって操作されており、その最下層レベルが人類と物理的にコンタクトするのだという。

そしてこれから、目下のテーマである、「第3の選択」および「神々による秘密のゲーム」との関連で私達が見るのは、「地球の進化」や「秘密の学派」、さらには、エソテリック/エクソテリック(外部)な教えに関するグルジェフのコメントである。これから見るグルジェフの言葉こそが、「極秘事項」の驚くべき暴露だと私は思う。ここで語られているのが、「これまで油断なく、内部の位階の最奥に居た人々によって保護されてきた情報」であり、これによって、「この学派によってこれまで外部に明かされてきたものよりも ― この啓蒙された時代においてさえ ― 遥かに深い知識レベルに関する」秘密が開示されたのである。これをゆっくりと読み;熟考し;また読み直して;第8領域の住人達なら、この暴露にどう反応し、その結果どんな影響があるか、考えてみて欲しい。人間の中に紛れ込んでいる彼らの「エージェントたち」は、これを隠ぺいし、歪め、無効にし、そして何より無に帰そうとして、これに対してどんな操作で対処するだろうか。

グルジェフは、標準的な科学学説は私達に「人生とは偶然的なものである」と教えていると述べる。このような学説は、自然の中に、偶然や不必要なものなどなく、全ては明確な機能を持って、宇宙の意識が抱く明確な目的に仕えているという事実を考慮し損なっているのだ。グルジェフは、『奇蹟を求めて』の後ろの方で、こう述べている:


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(471ページ)
前に言ったように、有機生命体はさまざまな種類の惑星の影響を地球に伝え、また月への食料供給も行い、月が生長して強くなるのを可能ならしめる。しかし地球もまた生長している。といっても大きさが増しているのではなく、より高い意識、より鋭い感受性という意味で生長しているのだ。ある一時期には地球にとって十分であった惑星の影響が、今では不足してきた。地球にはもっと上質の影響が必要だ。上質の影響を受けとるためには、もっと上質で敏感な受信装置が必要だ。だからこそ、つまり惑星と地球の必要に応ずるために、有機生命体は進化発展したのだ。同様に月もある時期には有機生命体から与えられる一定の質の食料で満足できたのだが、後になるとその食料では満足できず、生長もできないで空腹を覚えはじめるときがやってくる。。。これはすなわち、その目的に応えるためには有機生命体は進化発展し、惑星、地球、月の必要とするレベルにまで達しなければならないということだ。

ここで、以前考えたように、<絶対>から月までの創造の光は木の枝、生長する枝のようなものであることを思い出さなければならない。この枝の先、新しい若芽が芽生える枝の先、これが月だ。もし月が生長しなければ、つまりもしそれが新しい若芽を出さず、出す約束もしないとなれば、それは創造の光全体の成長がストップするか、あるいは何か横枝のようなものを出してその生長に別の道を見つけなければならないということを意味する。。。

もしこの有機生命体が消滅するか死ぬかしたら、木全体がすぐに枯れてしまうか、少なくとも有機生命体より先にある枝は全部枯れてしまうだろう。もし有機生命体がその発展を、その進化をはばまれ、課せられた要求に応えることができなければ、同じことが、ただもっとゆっくりではあろうが起こるにちがいない。枝は枯れるだろう。。。

全体的な生長は<枝の先>が生長するという条件のもとでのみ可能なのだ。あるいは、もっと正確に言えば、有機生命体の中には進化しつつある組織があり、またその進化しつつある組織に食料や媒体として仕える組織があるのだ。そして進化している組織の中には、進化しつつある細胞と、その進化しつつある細胞に食料や媒体として仕える細胞がある。進化している細胞の1つ1つには、進化する部分とそれに食料を供給する部分とがある。しかし、進化は保証されているわけではないこと、それはただの可能性があるだけでいつでもまたどこでも止まりうることを、常にいかなることにおいても覚えておかねばならない。

有機的生命体の進化する部分とは人間である。人類もまたその進化する部分をもっている。。。もし人類が進化しなければ、それは有機生命体の進化の停止を意味し、それはまた創造の光の生長が止まる原因にもなる。それと同時に、もし人類が進化をやめたら、それは人類創造の目的という観点からすれば無用のものになり、その結果滅ぼされるかもしれない。そんなわけで、進化の停止は人類の滅亡を意味するかもしれないのだ。。。

人類の生活を歴史的に考察することによって、我々は人類が円環運動をしていることに気づかざるをえない。ある世紀にあらゆるものを破壊したかと思うと別の世紀には創造している。また過去百年間の機械的な事物における進歩は、おそらく人類にとって最も大切な多くのものの犠牲のうえに進められたのだ。全体的に言えば、あらゆる点から見て人類は行きづまっており、この行きづまりからは下降と退化への1直線の道が続いていると考えられる。。。

一定の方向に進んでいる平衡のとれたプロセスは、変化が必要な瞬間にも変化することはできない。それはある「十字路」でのみ変えられ、新しい道を始めることができるのだ。「十字路」と「十字路」の中間では何もすることはできない。それと同時に、もしプロセスが、「十字路」を通り過ぎるときに何も起こらず、また何も為されないならば、後では何もできず、プロセスは機械的な法則に従って進む。しかも、たとえこのプロセスに加わっている人々があらゆるものの不可避な滅亡を予見したとしても、何1つ為すことはできないだろう。もう1度くり返すが、私が「十字路」と呼んでいる一定の瞬間においてしか、何かを為すことはできないのだ。。。


もちろん人類の生が、彼らの信じるあるべき方向に進んでいないと考えている人はたくさんいる。そこで、彼らによれば人類の生全体を変えずにはおかないさまざまな理論を編みだす。。。むろんこれらの理論はみな全く空想的なもので、その理由は主に、彼らが最も重要なことを、つまり宇宙のプロセスにおいて人類と有機生命体が演じている従属的な役割を考慮に入れていないことにある。

知的な理論は人間をあらゆるものの中心に置く。すべては人間のために存在しているのだ。。。そしてひきもきらずに新理論が現われ、それがまた別の相反する理論を喚起し、そしてこういった理論やその他の論争がみな、今あるような状態に人間をひきとめておく力の1つになっているのはまちがいない。。。

自然界のあらゆるものはそれ自身の目標と目的をもっており、人間が不平等であり、その苦しみが不平等であることにもまたその目標と目的があるのだ。不平等の破壊は進化の可能性の破壊を意味する。苦しみをなくすということは、第一に、人間がそれゆえに存在している一連の知覚全体を殺すことであり。。。このことはあらゆる知的理論についても同様だ。

進化のプロセス、人類全体にとって可能な進化は、個人に可能な進化のプロセスと完全に相似している。しかもそれは同じものから始まる。つまりある細胞群が徐々に意識的になることから始まるのだ。それからその細胞群は他の細胞をひきつけ、従属させ、そしてしだいに全有機体をその最初の細胞群の目的に仕えさせ、ただ食べ、飲み、眠るだけという状態から連れだすのだ。これが進化であり、この他にはいかなる進化もありえない。人間においては個人においてと同様に、すべては意識的な核の形成から始まる。生のあらゆる機械的な力は、この人間の中の意識的な核の形成に抗して闘う。ちょうどすべての機械的な習慣、嗜好、弱点が意識的な自己想起に対して闘うように。

「人類の進化に対して闘う意識的な力があると考えることはできませんか」と私(ウスペンスキー)は聞いた。

G − ある観点から見ればそうも言える。

普通「退化」と「進化」と呼ばれる2つのプロセスがある。その違いは次の点にある。退化のプロセスは「絶対」から意識的に始まるが、次の段階ではもう機械的になり、しかも進むにつれてどんどん機械的になる。一方、進化のプロセスは半意識的に始まるが、進むにつれてどんどん意識的になる。しかし退化のプロセスのある時点で、意識と、進化のプロセスに対する意識的な抵抗とが現われることもある。この意識はどこからくるのだろう。もちろん進化のプロセスからだ。進化のプロセスは中断せずに進行しなければならない。いかなる停止でも元のプロセスからの離脱をひきおこす。そのような発展途上で停止した意識のバラバラな断片は、結びつけることもでき、少なくともしばしの間は進化のプロセスと闘うことによって生き延びることもできる。しかし、結局それは進化のプロセスをもっと興味深いものにするだけだ。

機械的な力に対する闘いのかわりに、ある時点で、先程のかなり強力な意図的抵抗に対する闘いが起こることもあるが、もちろんその抵抗力は進化のプロセスを導く力とは比較にならない。これらの抵抗力は時には勝ちさえするかもしれない。なぜなら、進化を導く力には手段の選択範囲がより限られている、言いかえれば、ある手段、ある方法だけしか使うことができないからだ。抵抗する力は手段の選択範囲が限定されておらず、あらゆる手段、一時的な成功しか生み出さないような手段でも使うことができ、最終的な結果として進化、退化の両方を、今問題としている時点で破壊してしまうのだ。。。

たとえば、人間の生は意識を有する一群の人々によって支配されていると言うことができるだろうか?彼らはどこにいるのだろう?彼らは何者なのだろう?我々はちょうど正反対のことを目にしている。つまり生は最も意識の低い人々、つまり、最も深く眠っている人々に支配されているのだ。

生において、最良で最強、最も勇気ある諸要素が優勢であるのを目にしていると言うことができるだろうか?とんでもない。それどころか、あらゆる種類の粗野や愚かしさの優勢を目にしている。

また、単一性への、統一への熱望が我々の生の中に見てとれると言えるだろうか?もちろん言えはしない。我々はただ新たな分裂、新たな敵対心、新たな誤解を見るばかりだ。

そういうわけで、人類の現況には、進化が進みつつあることを示すものは何1つない。それどころか、人類を個人と比較してみるなら、本質を犠牲にして人格が、つまり人工的で真実でないものが生長していること、また、自然で真実なその人本来のものを犠牲にして外部からきたものが生長していることをきわめてはっきりと見ることができる。

これらとともに我々は自動性の増大を目にする。

現代文化は自動機械を必要としている。そして人々は獲得した自立の習慣を疑いの余地なく失い、自動人形に、機械の一部になりつつあるのだ。これらすべてがどこまでいったら終わるのか、また出口はどこにあるのか、いやそれどころか終わりや出口があるかどうかさえ言うことはできない。1つだけ確かなことがある。人間の隷属状態は拡大しつづけているということだ。人間は喜んで奴隷になっているのだ。彼にはもう鎖はいらない。彼は奴隷であることを好み、誇りさえ感じているからだ。これこそ人間に起こりうる最もいとわしいことだ。

しかし前にも指摘したように、人類の進化はあるグループの進化を通してのみ可能で、そのグループが残りの人々に影響を与え、導くのだ。

そんなグループが存在しているなんて言えるだろうか。ある徴候をそう考えればおそらく言えるだろう。しかしどちらにせよ、それは非常に小さなグループで、少なくとも他の人を従わせるにはきわめて不十分であることを知らなければならない。あるいは、別の視点から見れば次のようにも言える。つまり、人類は意識的なグループの指導を受けいれられない状態にあるのだ、と。

「その意識的なグループには何人くらい入れるのでしょうか」と誰かが聞いた。

G − それを知っているのは彼らだけだ。

「それは彼らはみな互いに知りあっているということですか」と同じ人が聞いた。

G − それ以外考えられるかね。多数の眠っている人々の真只中に2、3の目覚めた人がいると想像してみなさい。彼らはまちがいなく互いに知り合うだろう。しかし眠っている人は彼らを知ることはできない。彼らが何人かだって?わからない。我々自身が彼らのようになるまでは知ることはできない。前にはっきり言ったように、人間は自分自身の存在のレベルしか見ることができないのだ。しかしもし彼らが存在し、しかもそうすることを必要かつ道理にかなったものであると考えるなら、意識的な200人で地上の生きとし生けるものすべてを変えることができる。しかし今は、彼らの数が十分でないか、彼らが望まないか、おそらくその時期がまだきていないか、あるいは他の人々があまりに深く眠っているかのいずれかなのだ。
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(Ouspensky, 1949)


さて、興味深いことに、この、「人類はエイリアンのランチである」という考え方は、UFOリサーチや都市伝説で、繰り返し浮上してきたものである。事はそう簡単ではないが、カシオペアンによれば、魂が物理体から分離するときに解放されるエネルギーというものが存在する。上位密度の存在が、大災害や戦争中にしばしば観察されるのも、表向きはこの理由からだ;連中は、この気付き/意識を食べているのである。ここで、連中が食べているのは魂ではなくて、気付きのエネルギーだという点に注意して欲しい!サイクリックなカタストロフという考え方も、この観点から見るようにしなければならない。

聖書の『黙示録』に曰く:


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また見ていると、ひとりの御使(みつかい)が太陽の中に立っていた。彼は、中空を飛んでいるすべての鳥にむかって、大声で叫んだ、「さあ、神の大宴会に集まってこい。そして、王たちの肉、将軍の肉、勇者の肉、馬の肉、馬に乗っている者の肉、また、すべての自由人と奴隷との肉、小さき者と大いなる者との肉をくらえ」。。。その肉を、すべての鳥が飽きるまで食べた。
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ヨハネの黙示録第19章17,18,21節


こうして気付くのはもちろん、本章の冒頭で発した問いに対して答えが得られたことである。


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疑問なのは:なぜか?ということだ。PTBはどうして、さももっともらしい説を並べ立てて、こうした問題を隠ぺいしたがるのだろうか?世界中の目を見開いている人々には明らかな事から、人類の注意を逸らそうとするとは、何と病んだ心の持ち主だろう?この連中ときたら、何も起こりはしない、たとえ起こったとしても、それは十分に組織された機関が予めガラス張りの研究を長期間重ねた後のことになろうから、おそらく政府が「始末」できるだろう、というミスリードするような考えを熱心に推進して、庶民をなだめ安堵させるのである。

この「庶民をなだめ安堵させる」というのが手掛かりである。コントロールだ。

やれやれ!万事をコントロール下に置いておこうとするとは、何という狂人どもだろう?というのも、連中に何か考えがあったところで、連中は、自分達が隠ぺいしている、当のプロセスによって滅ぼされるだろうからだ。

だが、明らかに連中はそう考えていない。明らかに連中は、自分たちの計画が有効だと思っているのだ。これが意味するのは、何が進行中で、どういう事態になりそうかについて、明らかに連中の方が私達よりも多くの事を知っているということである。
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こうして微かながら、経済学とゲーム理論が、どんな風に全体の図式にはめ込まれているのか分かってきた。ゲーム理論の戦略こそが、経済に対するコントロールの手段に他ならないのだ。というのも、私達のリアリティにおいては、金が力であり、経済を制するものが世界を支配するからである。

さらに分かってくるのは、どうして、この星の「エリート」たちが、この事実を知らされるや即座に、自分たちが脱出する手段を発見しようと取り組みだすかということの理由である。どうして彼らが、プリンストンその他の高等教育機関に寄付をして、世界じゅうの頭脳の全てを「輸入」するのかと言えば、ある時点で、境界移動を起動させるための方法を考案しようとしてのことなのである。そしてまた分かってくるのは、どうして彼らが、人類の大部分を見えず聞こえず物言えずの状態にしておこうと一致協力してきたかの理由である:人類は、「ゲームの達人たち」が脱出している間、「月の食料」となる羊なのだ。

(本章終わり)
posted by たカシー at 09:54| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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