2015年08月24日

ザ・ウェイブ43章: ブランの頭

ザ・ウェイブ43章: ブランの頭
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http://cassiopaea.org/2011/11/26/the-wave-chapter-43-the-head-of-bran/


アークが当地に居た1997年の初頭は、興味深い出来事で一杯だったが、徐々に奇妙な状況が明らかになってきて、私はむしろ神経質になった。その恐ろしさは、思い起こすと未だに身震いするほどだ。空に現れたヘールボップ彗星は、集団自殺の前触れとなり、アリゾナにはUFOが出現、奇妙な人々が奇妙なアジェンダでもって私達をワナにはめようとし、シーズは至る所でヒントや手掛かりを漏らした。

アークのゲインズビルでの調査研究の1か月目、私達は客員教授/研究者専用の簡易アパートを借りた。近くにサウスフロリダ大学の図書館があったので、私は殆どの時間をシーズが指摘した事の調査に費やしたが、その結果幾つか新事実を発見することができ、それらは自分の考察と共に、研究日誌に記しておいた。

アークは数学棟にオフィスをあてがわれたが、それは共同研究を行う同僚のオフィスと目と鼻の先だった。彼らの1人が、駐車場問題を解決するため(駐車場は殆ど空いてなかった!)、自転車を貸してくれたので、彼は運動と思索のためにキャンパスじゅうをサイクリングして楽しんだ。

2か月目、私達は客員教授に利用可能な、もっと広い家をシェアしないかと誘われた。それがごく静かな森の中にあるのに何より惹かれた。アパートはかなりうるさい場所にあったのだ。

数学・物理学部には、他に何人か客員研究者が居たが、私たちのホストは楽しそうに、私達を様々なレストランに連れて行ってくれた。みんな、物理や数学の話をしていたが、私は専ら聞いていた。

ある時、私達のホストが、みんなで一緒にイチェタックニー川でカヌーをやろうと言った。そこは糸杉やリブオークの巨木が立ち並び、数多くの水鳥や亀が居る、フロリダでも屈指の風光明媚な場所だった。何匹かアリゲーターも潜んでいたに違いないのだが、私達は目にしなかった。アークは相当カヤックをして育ったし、私も十代の頃、流行していたカヌーで遊んでいたので、2人は優秀なカヌーチームであることが分かった。一度もひっくり返らなかったことをご報告できてうれしく思う!その後みんなで私の叔母叔父の家に行ったが、それは川に近い農場だった。2人は、物理学者や外国人ゲストの一団を迎えてハッピーだった。みんなは素晴らしい南部の料理とおもてなしを満喫した。その晩ゲインズビルに帰る途中、私達は暗い田舎道の脇にクルマを停めて車外に出、ヘールボップ彗星を凝視した。マジックのようだった。

その間、奇妙な事が起ころうとしていた。マトリックスは私たちの振動数にロックオンして、熱誘導ミサイルのように、この世の物とは思えないような出来事を繰り出し始めたのだ。

アークは奇妙なメールを沢山受け取っていたが、中でも最も奇妙だったのは、『新物理学会』なる団体からのもので、アークに対して、ナノテクノロジーの研究費用を手当てしようと提案していた。メールのあて先は彼のポーランドでの学会のアドレスで、差出人はスー・ブラナという名前だった。


970301
Present: Laura, Frank, Arkadiusz, Terry, Jan and Alice
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Q: (L) さて、アークは『新物理学会』なる団体からのメールを受け取ったんだけど、資金を提供してくれると言うのよ。彼はその気になってもいいのかしら?この新物理学会の背後に居るのは誰か教えて頂戴?

A: おそらく、あなた方が自分で見分けるのを手伝った方がいいだろう。そのメッセージはどこから来たのかな?

Q: (L) 分からないわ。。。

(A) いや、何やら手掛かりはある。「ゲイン(GAIN)」とあるからだ。でもウェブで調べても、「ゲイン」と名の付く協会は沢山あって、どれがこれなのか分からないんだ。。。

(L) ゲインズビルに居る時に「ゲイン」と名の付く団体からだなんて面白いじゃない?

(J) Yes, 私もそう思った。。。

(T) ダブル・ダブル・ダブル・ドット。。。違った。これはメールか。ということは。。。

(J) Oh, 「ゲイン(gain、利益、利得)」ということは、金融業者ね。。。

A: 金融業者とは何をする人々だろうか?

Q: (L) 金融業者が何をするか?ですって。おカネを呉れるわ。融資するのよ。。。

(J) 「儲ける(gain)」手伝い。。

(L) Yes.

A: 理由もなく矢鱈にそうするのだろうか。。。?

Q: (L) もちろん、理由もなく融資したりしないわ!下心があるのよ。何かが欲しいんだわ。

A: あははー!

Q: (L) アハハですって!?

(T) そうか、金を売るんだ!

(L) Well, all right. 出たとこ勝負で、何が狙いか探ってみましょうか。。。

A: 彼らにはアジェンダがあるだろうか?

Q: (L) もちろんよ!彼らには疑いなくアジェンダがあるわ。最近メールを寄越す人々はみなアジェンダを持ってるのよ!そういうのがよく来てねえ。。。

A: それは何だろうか?

Q: (L) 彼らのアジェンダは。。。

(J) アークの何かが欲しいのは明らかね。

(A) 彼らが言うには、私がポーランドに戻るころには、学会を案内する印刷物が出来るので、送るつもりとのことだった。。。

(T) その学会の場所はどこだい?言わないのか?

(A) ああ、言わなかった。

(J) Ohh, あなたは知る権利があるでしょう!

(L) まあ、成り行きに任せて、何と言ってくるか見てみましょう。。。

(J) 彼らが何か送って来るにしても、あなたがポーランドに戻るまで待たなきゃならないんでしょう?

(A) これはおそらく急成長中の組織かも知れない。これまでは、何か知らないけど何かの分野で稼いできていて、これからナノテクノロジーに投資を拡大したいんだろう。

A: あなた方が何かに接近するときには、後あとの計画に向けて、目を逸らしたり、邪魔したり、追跡したがる輩が常に居るものだ。。。得るに値する何かを探さなくてはならない。
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私達はもう少しスー・ブラナと話さなくてはと思った。そうしたやり取りの中で彼女は、自分が代表を務めていたグループの1つが、ニック・ベギーチが『悪魔の世界管理システム「ハープ」 (ムー・スーパー・ミステリー・ブックス)(直訳:天使はこのHAARPを弾かない)』を書くのを財政的に支援したと明かした。彼女は、自分達が「善玉」であり、普通でない思考やアプローチに対しても断乎門戸を開いていると言いたくて、このことを知らせたのだと思われた。

アークはオープンかつ率直が最上の策と決めていたので、彼女に対して、「ナノテクにはあまり興味ないんだが、ミステリー・サークル研究に投資してくれるなら、それにはとても興味があるよ」と言った。彼女は「ある種の工学的応用が可能かも知れない」と言って興味を示した様子だった。

だが、シーズに警告されていたので、私達は調べ続けた。丁度この頃、娘が私立探偵の下で働いていたので、必要な情報を彼女に伝えたところ、彼女は、新物理学会に出資していると思しき『ゲインシステムズ』社に関して、かなり気掛かりな情報を幾つか見つけたのだった。どうやら会社全体がフロントのようなのだ。だが何のフロントだろうか?確かにカリフォルニア州当局にはコンタクトアドレスも含めた登記ファイルがあったが、子会社、孫会社が幾つかあって、どれからもスー・ブラナ1人にたどり着くのだった。

しばらくして明らかになったのが、スー・ブラナはアークがまだポーランドに居ると考えているかも知れないということだった。というのも、全てのやり取りで、メールがアークのポーランドの学会アドレスに送られてきたからだ。彼女「私のグループは大麻栽培への投資を計画中で、私はポーランドで行われる会議に出席するつもりよ。その時、会えるかしら?」

この時、私達はこのミステリーの真相解明に興味を抱いていた。シーズが警告したからというだけの理由で、可能な限り自分たちの力で調べるのを止める気はなかった。

アーク「私は今、アメリカに来てるんだ。あなたはカリフォルニアだよね。もっと早く会う方が良くないかな」 アークがこう書いて送ると、急にトーンダウンするとはまさにこのことだ!という返事が来た。「急にスケジュールがタイトになったの」 スー・ブラナはポーランドでしかアークに会えないというのだ。これは何とも奇妙だった。とはいえ、必要な調査ができるなら苦労は厭わないつもりだったので、確かなチャンスかも知れない投資話を捨て去るべきだとは考えなかった。それに、HAARP本への出資に関わったことがあるという話を持ち出してきたことからして、きっと彼女は、ミステリーサークル調査という、類似したプロジェクトにも関心があるのではないだろうか?私たちはもう少し質問することにした:


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Q: (L) All right, さて、私にも訊かせて頂戴。私からの今夜最初の質問は、アークとメールのやり取りをしているスー・ブラナ(SB)についてよ。。。OK, 彼らの背後にある、投資の出所は何?

A: 私達は知っているが、誰だか当ててみては?

Q: (L) OK, 20問は質問させる気ね。誰かしらね?

A: リンデマンに訊きなさい。

Q: (L) それで黒幕が分かったわ。。。ロックフェラーね!じゃあ、ロックフェラー財閥のことなんだわ。

A: そうかな?あるいは、根拠のない噂では?

Q: (L) Well, yes, 根拠のない噂かも知れないわ。リンデマンの裏にロックフェラーが居るかなんて知らないもの。OK, じゃあ、これはどうかしら。黒幕はアメリカ政府?

A: そんなものはない。

Q: (L) じゃあ、訊き方を変えるわね。SBは確かな出資元なの。。。

A: 「確か」だ。無制限に投資できるのだから。だが本当の問題は:あなた方はこの機会を利用したいのか?ということだ。

Q: (J) どんな事がつきまとうの?

A: 実験の結果次第だ。

Q: (L) No, どんな事がつきまとうのか?と訊いてるのよ。私達の実験の結果次第なの?それとも彼らの?

A: 私達。

Q: (L) Yes.

A: もしあなた方が、本当に何か「世界を揺るがす」ようなものを発見したら。。。

Q: (L) つまり、もし私達が、本当に何か「世界を揺るがす」ようなものを発見したら、相当高くつくだろうってこと?

A: 多分。あるいは、あなた方は隔離されるかも知れない。

Q: (T) つまり、追い出され、連れ去られて。。。閉じ込められて、こき使われるんだ!

(A) 必要となれば、誰だって隔離されるんだろう。。。

A: 可能性の話だ。

Q: (L) OK, SBについて、他にコメントはある?彼ら今何て言ったっけ?多分リンデマンと同じ出資者が彼らの裏にも居るだろうってことだっけ?あなたたちがクォラムと呼ぶものはどうなの。クォラムが裏にいるの?

A: Yes.

Q: (L) OK, クォラムが私達の探すべきグループなの?

(T) 以前出て来た、このクォラムについて、何のことだったか訊かないとね。あまりに沢山のキャラが出て来るもんだから、『Xファイル』よりひどいよ!

A: No, ずっと面白い。

Q: (T) Yes, 確かにそうだ!

A: 世界的な銀行のコングロマリットだ。

Q: (T) 世界的な銀行か。

(L) そんな風に「所有」されたくないわ。。。

A: 避けるのは簡単ではない。

Q: (L) 避けるのが簡単じゃないのは分かってるわ。

A: じきにもっと難しくなるだろう。

Q: (L) 彼ら、不可能とは言わないのね。。。単に難しいとしか言わなかったわ。でも、そうは言うものの、「もっと難しく」なったらどうしたらいいか分からないわ。。。とても困難なことに。。。

(T) 。。。今は簡単なんだ!

A: 面白い事が沢山起こることになる。

Q: (L) 起こることになるの?どこで、いつ、どんな風に、どうして、そして誰に?

A: あなた方。および、あなた方の領域に居る全員に。。。新たな事実が明らかになると期待しなさい。
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少々先回りして述べると、アークがポーランドに発った後で私は、名前がサブリミナルな具合に、人々に対する何らかの理解につながるか、あるいは、超次元のリアリティとの何らかの関係を示しているかも知れないと思った。何かシンクロ的な事が見付からないか確かめようと、私は「ブラナ」という言葉をインターネットで検索することにした。数多くの奇妙なものに出くわしたが、一番面白かったのは、遺伝子の研究を行っているスウェーデンのバイオエンジニアリング会社に関係があるということだった。他の検索結果としては、私が未研究の領域だったケルトの神々との神話的関係が見付かったが、これは、聖杯伝説とは「ブランの頭」に関する物語を編集したものに過ぎないという理解へ至る道を開いた。もちろん、この情報に私はかなり興奮したが、このテーマに通じている人なら誰でも知っているのだとは分かっていなかった!


970412
Frank, Alice, Melissa (friend of VG), VG, Laura
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Q: (L) 昨夜、「ブラナ」という言葉を少々インターネットで検索したのよ。幾らか重要なのか調べてみたいと思ったのでね。そしたら、この言葉に関してとても面白い事が幾つか分かったのよ。これはブラックバードないしカラスを意味する古英語だったわ。あと、ユーゴスラビアとロシアの人名で、偉大なアイルランドの王様の名前でもあるの。このリストに更に付け加えることはある?

A: それらから、あなたは何が分かったかな?

Q: 出資元氏は多分、この国の人じゃないでしょうね。多分、ロシアでは?

A: 予想外の支援には気を付けなさい。

Q: 注意すれば、活用してもいいんじゃないの?

A: あなた方次第。

Q: 実際に権力基地外一派が世界を動かしてるのなら、ある国からお金を借りるのと別の国からとで何が違うの?

A: そこが重要なのではない:「権力基地外一派」を「動かしてる」のは誰かな?

Q: (L) それは。。。

(V) リジーよ、リジー。。。

A: Okay …

Q: それじゃあ、あなた達、基本的には私達がこのオファーを見限るべきだと遠まわしに勧めてるの?

A: そうではない。私達はあなた方がいつでも客観的であるよう努力すべきで、特にこのような危機的局面においてはそうであり、主観性あるいは感情あるいは慌ただしい考えないし決断に支配されるべきでないと、直接的に勧めている!

Q: この投資元の「ブラナ」が、いわゆるオリオングループにコンタクトしているということもあり得るかしら?

A: 何だって?

Q: 彼女のコンタクト先は、あなたたちが言っていたクォラムなんでしょ?

A: 錯綜した蜘蛛の巣を綺麗に作られた環だと感じないよう、常に用心しなさい。

Q: 他のセッションで、幾らかの時間とエネルギーをミステリーサークル問題に当てる必要があると勧めてくれたでしょ。

A: Yes …

Q: そのための資金を、ネットワーキング等々によって適切に見付けるのは、控えめに言って難しいわ。

A: 辛抱は報われる。。。「急いては事をし損じる」だ。

Q: 私達がこれをやろうとしてるのは、テクノロジーの発展に主眼を置いてる訳ではなくて、もっと宇宙的ないし神学的性質の情報のためよ。その結果テクノロジーの発展につながるとしても、それは別問題だわ。

A: 光り輝いて美味しそうに見えるワナに食いつく魚にならないよう、このオファーに「飛びつく」前に、それがどこからどのようになされたかをよく見直しなさい!

Q: それじゃあ。。。

A: 洞察を再検討しなさい。。。それは訪れるだろう!
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どうなるかやってみようというつもりで、アークはスー・ブラナと4月22日にポーランドで会うことに同意した。彼はブラナ女史が、背の高いブロンドで、神経質で口数が多く、間違いなく言葉を弄ぶ性質だと描写した。
アーク「私が提案している類の研究は、必要とされている一方、コストもかかるんだ。それに、秘密保持契約を結ぶ訳にはいかない」
ブラナ女史「少し考えてから電話するわ」
アークは会合内容を書いて寄越した:


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件名:昨日の話し合い
送信日時:1997年4月23日火曜日 7:35

ハニー、

私は「後で電話するわ」というのは好きじゃない ― あの場で最終回答がもらえると思っていたんだ。実は、もう決まるものと思っていた ― だけど:決まるかと思うとつれない返事の繰り返しだ。。。様子を見よう。彼女はジム・シュナーベルの『サイキック・スパイ―米軍遠隔透視部隊極秘計画』と『ディスカバー・マガジン』を持ってきた。私は彼女に対して全く隠し立てしなかった ― だから、私達の話の本質的な部分は理解してもらえたと思う。彼女は銀行家かも知れないし(恐らくはそうだろう)、スパイかも、シークレットガバメントの代表かも、エイリアンかも知れない。それは分からない。彼女は驚くほど沢山の事を知っている。5月4日頃、彼女はアメリカに戻る予定だそうなので、そうなればもっと詳しい事が分かるだろう。。。

それと、量子論についても話したよ ― シーシーリサーチ社に持ち込むよりも前に(あるいは、代わりに)、素晴らしいコンピューターソフトを使ってEEQTについての本を書くことが認められるかも知れない。。。今のところ、どういう結果になるか分からないけどね。。。

あと、どうやら彼女は、ポーランドの「産業用大麻」に巨額を投資中のようだ。。。
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2年前、友人の何人かにこのちょっとしたエピソードを話すと、そのうちの1人が、少し調べてくれ、以下の面白い記事が見付かったのだった:


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『ウェスタン・プロデューサー(=西部農家)』誌、2000年3月16日

ヘンプ(大麻)会社に関する若干の下調べ
ウィニペグ支局 ロバータ・ランプトン


大麻産業は、『コンソリデーテッド・グローワーズ・アンド・プロセッサーズ社』(CGP、=栽培者と加工者の連合)』とビジネスを行う前に、もう少し下調べをしておくべきだった。

これは、カリフォルニア州バークレーの環境コンサルタントでCGP社の初代社長だったジェロ・レソンの意見である。CGPは最近ウィニペグにあったオフィスを閉鎖し、破産を申し立てた。

レソンは「CGPの大株主で取締役会長であるスーザン・ブレナと一緒に仕事をするようになったのは1997年のことだ。それ以前の彼女については殆ど何も知らない」と言う。「私に責任があるのは確かだが、他のみんなだって同じだ」と最近開催された『ヘンプ・カンファレンス2000』の際のインタビューで彼は語った。レソンが初めて産業用大麻と関わるようになったのは、1995年に彼が農作物に関する国際シンポジウムの運営を手伝った時だった。

ベンチャービジネス投資家だったブラナは、大麻プロジェクトに関心を抱き、翌年から彼にコンタクトを始めた。レソンは語る。「私は彼女にコンサルタントとして雇われ報酬をもらうようになった」 ウィニペグのヘンプストア・オーナーであるマーティン・モラフチークと共にブラナとレソンはCGPを設立した。1997年夏のことだった。レソンは語る。「目標は大麻の生産と加工を活性化させ、上場して一儲けすることだった」

レソンは語る。「この先端産業には資金が不足していた。ブラナがスケール・メリットを追求しようとしたのはグッドアイディアだと思ったんだ。だが、時が経つに連れて、ブラナの一番の関心事は、株による配当だと分かった。彼女は会社の大規模ビジョンを推進しようとした。だが、私はあまりに早急で大規模な事業拡大に困惑した。スー・ブラナは私がネガティブすぎると考えたのだ」

1998年4月、レソンは辞職を申し出たが、ブラナと条件が折り合わず、解雇された。レソンは語る。「経営哲学もスタイルも違うこともあって、離脱となった」

繰り返しインタビューを求めたものの、ブラナは返事を寄越さなかった。CGPが脚光を浴びている間も、ブラナは各社のインタビューに応じなかった。情報筋によれば、46歳になるブラナは、オハイオ州の農場育ちで、今でもアメリカに居を構えているという。CGPの会社資料にある彼女の経歴を見ると、1975年から1989年まで複数の銀行に在籍していたようだ。

つい最近、ブラナはロサンゼルス・オフィスで、『オルトキャピタル』という株式ブローカー/ディーラーの経営も始めた。この会社の住所と電話番号は、ブラナがオーナーであるペーパーカンパニー『ゲイン・インテグレーテッド・システムズ』と同じである。

同じ住所はCGPの他に、『デュガン建設事務所』北ハリウッド・オフィスとも共用されている。北ハリウッドの住所は『エヌテック』とも同じである。これは最近設立された、ナノテクノロジーの分野でCGPと合弁事業を行っている会社だ。


人の心を惹き付ける人柄

レソンは語る。「ブラナは産業用大麻の栽培面積を増加させるという自身のビジョンに確信を持っていた。ただ、私に言わせれば、CGPをあまりに短期間のうちに急拡大させようとし過ぎた。ヘンプ(大麻)オイルを1万ポンド買う人間をスー・ブレナが見つけて来るまでは、どっちの見込みが正しいか分からなかった。普通なら、不確定要素というものを見込むじゃないか」

CGPに居た頃から、レソンはこう言っていた。「紙パルプや繊維業界への参入には障壁があると分かった。これらの市場は、参入するには複雑過ぎるんだ」 CGPが1999年に契約した大麻の量を、この年の夏に知らされた時、彼は懸念を抱いたという。「これは誤解を招くと思った」

「ブラナが述べた様々な逸話を聞いて、ビジネスをスタートさせ経営を続けて行く上で、彼女はかなりの経験を持っているという印象を受けた。バラ色の話ばかりではなかった。だからこそ、彼女の実績は本物らしく思えたんだ」とレソンは語る。

レソンは語る。「CGPは詐欺でもペテンでもなかったと信じている。だが、業界のリーダーたるものは、私自身も含めてだが、ブラナの経歴をもっとチェックしておくべきだった。職務経歴書を見せるよう求めなかった私達全員に責任があると思う」
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かなり面白い話ではないか?シーズのご加護が無ければ、私達はかなり厄介な一連の活動に巻き込まれていただろうことが分かる。全てを考え合わせると、ブラナ女史が誰かのフロントであるのはかなり明らかだろう。そうでなければ、あれだけの現金をばら撒くことはできない筈だ;だが問題は黒幕が誰か?ということだ。それと、どうして巨額の資産家がワナをちらつかせる相手として私達を選んだのか?ということ。私達は、このナノテクという分野にはさして関心を抱いてなかったのであり、すっかり信用を損なう結果にならなかったとしても、時間とリソースをそちらに逸らされていたに違いないのだ。もう1つ当然の疑問がある:HAARP本は何だったんだろう?ということだ。

連中がニック・ベギーチに資金提供したのは確かだった。だが、そこで疑問なのは:何の目的で?ということだ。連中は一体何者であり、何をしようとしていたのだろうか?現在HAARPに関して言われている事の全ては、ベギーチの本が出版された結果「巷に」広まったものであり、彼もまた、この同じグループから資金を提供されてこの本を書いたのだ。この連中が私達にお金を払って、連中の思い通りにミステリーサークルを調査させ、さらにおそらくは、それで得られたテクノロジーも研究させて、これに関する考えを人々の頭に植え付けようとしたり、連中の考え通りに、誰それのいう事は正しいが、誰それは間違っていると指摘させようとしたのと、おそらく同じことが、ベギーチが書いたHAARP本にも当てはまるのではないだろうか?

万事が実に奇妙なコースを辿っていた。ジャンなどは、耐えられる異常さのレベルを日々上げて行かないとついて行けない、と冗談を言い続けていた。

この時、かなり奇妙な事が起こり始めた。人生のこの時点まで、私は常に眠りが深い方だった。眠りが深いだけでなく、寝ている間に寝返りを打ったり動いたりということも滅多になかった。寝心地が悪くなって、姿勢を変えねばならなくなったときには、いつもちょっとの間目覚め、姿勢を調整し、すぐにまた眠りに戻ることができた。物音は ― 相当うるさくても ― 邪魔にならなかった。明るくても大丈夫だった。一旦眠ってしまえば、それで終わりだった。もちろん、時々そこまで辿りつくのが困難な事もある。思索を巡らすのはいつだって楽しいから、眠れるスピードまで落とすのが難しい事もしばしばある。だが長年のうちには対処法を開発したので、極端なストレスを抱えていない限り、20-30分も横になっているうちにはどうにか眠ることができ、何が起ころうと眠り続けるのだ。

私は寝言を言うこともないし、異常な行動もしたことがなかった。

だが、突然それが変わってしまった。ゲインズビルの雑木林にある一軒家に移ってから1週間かそこらで、私の眠りは何かに妨げられるようになった。眠りながら私は格闘していて、アークが安眠妨害を鎮めようと苦労して私を起こすのだった。1週間ほどの間、最初のストレスの兆候が出たら介入できるよう、彼は寝ずに起きて、私を監視していた。

この問題が始まるや、私達はこれをセッションに持ち出したが、それはほとんど素粒子の話題にかかりきりの回だった。だが、このセッションの真っ最中に、ある風変わりな出来事が起こり、それが後々奇妙なつながりを見せることになる。


970315
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Q: それじゃあ、プロトンは神の意識のちょっとした顕われなの?

A: No.

Q: これは最高に研ぎ澄まされた感覚での理解なのよ。どうか正しい事を教えて頂戴。

A: 複雑過ぎる。

Q: (L) OK.

(F) 蜘蛛だ!

(A) 本当だ!蜘蛛だ!

[恰もこの瞬間を狙ったかのように、1匹の蜘蛛が天井から糸を伝って降りてきた]

(L) ちっちゃい蜘蛛ねえ。。。

(A) スパイだ!

(F) Yes, だけど、第2密度だよ。

(A) でも沢山のプロトンで出来ている!

(F) 第7密度とつながっているということか。

[蜘蛛は救助され、どこかに置かれた]

(L) さあ、質問に戻るわよ。。。ここ幾晩か、眠っている間の私に、とても奇妙な事が起きてるのよ。ギョッとして目が覚めたり、戦ったり、何かに触られる感じがしたり。。。何が起こってるの?

A: 墓場。

Q: 私たちの泊まってる場所が、かつては墓地だったってこと?

A: 400年前。

Q: まあ、素晴らしい!!それを聞く必要があったのよ!この活動に歯止めをかける手立てはあるの?

A: No.

Q: これは取り立てて何か害があるの?それとも、単に迷惑なだけ?

A: 多分に後者。

Q: (L) どうして私はこれに悩まされるのに、アークは大丈夫なの?

A: 感受性プロファイル。
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私達は気付いていなかったのだが、蜘蛛が天井から降りて来、安眠が妨害されていたのと丁度同じ頃、偶然にも奇妙な事がアリゾナで起きて居た。フェニックス上空で、複数のUFOが目撃されたのだ。

後にこの目撃事件を知った時に私の心に浮かんだイメージは、テレビドラマシリーズ『V』の一場面だった。それはエイリアンの宇宙船が地球に接近して来たとき、野生の状態ではヘビに捕食される動物たちが、飼われている檻の中で気が狂ったように暴れ出すというものだ。その後私は、マーシャ・シェーファーという女性が書いた『銀河宇宙人類学者の懺悔』という本を読んだのだが、そこで彼女が宣伝していたのが、レプティリアン・アジェンダだった。彼女の報告によれば、私が全く普通でない睡眠体験をしていたのとほぼ同じ頃、大規模なアブダクションがあったという。そこで私は、本件をセッションに持ち出すことにした(ずっと後のことだが)。


990828
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Q: この本のばかげた内容の殆どは措くとして、不安になるような事が1つ書いてあるのよ:彼女、1997年3月19日に大規模なアブダクションに遭ったと言うの。彼女曰く、「私は数百人の同胞と共に出席した集会を思い出す。今にして思えば、この記憶はずっと悩みの種だった。レプティリアンが言うには、私達は彼らのテクノロジーが有効であり、私たちの幾つもの生に跨って行われた特定のトレーニングを思い出せるかテストされていた。私達はいずれもパートナーと一緒で、小型の3人乗り宇宙船を起動するよう指示された。他の人々が何を言われたかは知らないが、自分に起こった事は憶えている。彼らは沢山の情報を持っており、それを断片的に伝えられたのだ。私が言われたのは、もはや私の著作を他の惑星の住人に読ませないでおくことは許されないということだった。彼らが言うには、その時が来たのであり、私は記憶をすっかり取り戻していなくてはならないのである。彼らは私に、ある生の回想を見せた。この時の生で私が行った他の星への訪問と、行った先々でのやり取りを明かしたのだ。彼らがこれを始めようとした時、私は彼らと興奮して議論したのを覚えている。実際私はこう言ったのだ。『やめてよ、忌々しい!そんなもの見るもんですか』 今にして思えば、妙に幼稚な事をしたものだと思うが、私は彼らを罵倒したのだ。テレパシーで返事が返ってきた:「定めだ!」 つまり、私に選択の余地はなく、これは起こることになっていたのだ。この事件の間、私の願いは概して尊重されていたが、今度ばかりはそうではなかった;彼らが言うには『その時が来た』のであり、私はスケジュールに従って「完全活性」させられたのである」

この事件が起こったのは丁度フェニックスで大量のUFOが目撃された頃で、私の記憶が正しければ、その頃あなたたちは、物事がヒートアップして行こうとしているとコメントしてたんだけど、私達はゲインズビルとの行き来に忙しくて、目撃に気付かなかったの。あなたたち、これはアークと私が一緒に居た事と何か関係があって、ついに何やら壮大な運命のステージが始まって、落ち着くべき所に落ち着くんだって言ってたわ。

[私たちはその月の15日の夜にセッションを行っており、その前の幾晩かに亘って私が眠っている間に、手荒な目に遭い酷い気分になり、部屋の中に居る何かに触られたり、戦ったりして、ギョッとなって目覚めた出来事について質問していた。同じセッションでは、プロトンについて質問している最中に、蜘蛛がテーブルに降りて来るという出来事もあった]

このマーシャ・シェーファーに起こった事と、この頃私達に起こっていた事とは何か関係があるの?

A: この本と著者については、読んだ事と想像した事を融合させたと考えるのがベストだ。
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彼らは私の体験についての質問には答えなかったが、この「銀河宇宙人類学者」のディスインフォメーションについての手掛かりを与えてくれた。プロトン/蜘蛛セッションからしばらくすると、状況が変わったに違いない。というのも、あるセッションの終りに、シーズの方から奇妙な具合に、このテーマを再び持ち出してきたからだ。


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Q: (L) 何か伝えたい事があったら、質問されたことにして頂戴!

A: あなた方のゲインズビル・ロケーターのエネルギー。

Q: (T) そこのエネルギーがどうかしたのかい?

A: ネガティブ。

Q: (L) Yes, 相当なものだったけど、それが。。。

A: No. 家だ!

Q: (T) その家にネガティブなエネルギーを生じさせているのは何だろう?

A: ポルターガイスト。

Q: (L) 私たち、まだしばらくそこの借用期間が残ってるんだけど、大丈夫かしら?

A: 多分。

Q: (A) Yes, でも、前回質問した時、彼らはそこは古い共同墓地の跡だけど、重要な事では無いと言ってたんだ。

(J) それが変わったのかどうか訊いたら。

A: Yes. 足を骨折するかも知れないので注意。

Q: (L) 誰が?

A: ローラ。

Q: (L) あなたじゃないに決まってるわ、アーク!いつだって落っこちるのは私なんだから!私があなたのオフィスに行って、1日中そこに居るのが明らかに名案ね。

A: 気を付けているのは名案だ!!
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結局どうなったかと言うと、私達が泊まっていた家のオーナーが、ある日、私たちの外出中にやって来て、幾らか修理をしたのだが、その際落ちて骨折したのだった。シーズが私に関する健康問題を述べて、それが私の接触していた別の誰かに起こった事が後になって明らかになるのは、これで2度目だった。

同じ頃、トム・フレンチとシェリー・ディーツのジャーナリスト+カメラマンコンビがオハイオに来ていた。確か数年前に妻と娘2人を殺された男に対する総括インタビューをしていたのだと思う。これはグレン・エドワード・ロジャースによる連続殺人事件を扱うトムのプロジェクト中の1本で、後にこれだけを別立てで書くことにし、それでピューリッツァー賞を受賞したのだ。

だが、不思議な事に、たまたまこの頃、オハイオ出張を終えていた彼らは、ゲインズビルにやって来て、ロジャース事件をテーマに、私達と少々議論したのである。2人とも、本件に関して集めた全く気の滅入る情報に幾分圧倒されていたため、この時期、「ストレスの溜まるテーマはもう沢山」と思った際にトムがよくしていたように、私たちの居場所を探して、いわばバッテリーを「充電」しに会いに来たのだった。

同夜私達は、何年も前に前夫の家の私道に出現したミステリーサークルタイプのイメージについても議論した。どういう訳か、私はそれを、雑木林の中で暮らしている際に起きたあらゆる奇妙な出来事と結びつけて考えたのだ。私は、それが警告サインの類だとは分かっていたのだが、すっきりと整理できないでいた。

トムが私たちの記事を書こうとネタを集めていた数年の間に起こった数多くのシンクロの1つは、(シェリーを含めた)私達3人ともが全く同じ時期に同様にして離婚を経験していたことだった。今にして思えば、これはある意味コミカルだった。というのも、トムは離婚しようとしていると私に話すのを怖がっていたからだ。私は実際1995年のクリスマス直前にその夢を見て、そのことを彼に話した。その時、彼の顔に浮かんだ奇妙な表情は忘れられない。だがその時でさえ、彼はそれが正夢になりそうかどうか話そうとしなかった。私が離婚することにしたと彼に言った後になってようやく、彼は安堵のため息をつきながら白状したのだった。彼はそのことで私が彼について何らかの判断を下すと思っていたようだが、誤解にもほどがあった。だがその後、シェリーも離婚するつもりだと言い出したので、私達3人は、別々ながら似たような理由で、全く同じ時期に、全く同じトラウマを味わっているのだと分かって実に奇妙に思ったものだ。3人とも、離婚を決める前は、結婚生活に全てを捧げていたのだ。だからこそ実にトラウマ的だったのである。真の愛、一途な愛を信じ、どう見ても、いつも不満ばかり言っているタイプとは思えない3人が、時には愛が愛でなくなり、往々にして愛は不十分であるという、同じ辛い学びと向き合ったのだ。

だからある種の絆が生まれ、離婚が成立するまでの間、私たちは互いに支え合ったのである。試練ではあったが、全員が乗り切ったのだ。

トムとシェリーはアークがポーランドに戻る前の最後のシーズとのセッションに参加し、この時、これらのスレッドがいわば一点で交わったのである。

1997年の3月には、もう1つ奇妙な事が起こった。3月25日に、アークと私は午後休暇を取って、幾らかリラックスするため、ゲインズビルのローカルな公園に散策に出かけたのだった。この公園の自慢は、『デビルズミルホッパー(悪魔の製粉落下機)』
http://blogs.yahoo.co.jp/anragi2hiro/27084864.html
と呼ばれる巨大なシンクホールで、周囲を小道や木製の散歩道や、地面の巨大な窪みから流れ出るせせらぎに架けられた小橋が取り囲んでいる。辺りには誰も居ないようだったので、散策するうちに橋まで来た時、私は前に読んだことのある結婚式の風習を幾つかアークに説明した。それらの1つで要求されているのは、結婚の誓いを述べている間、カップルは水の中に立って居なければならないということだった。アーク「私達は実際に水の中に立っては居ないけど、水の上には立ってるじゃないか?」 確かにそうだった。

その翌日(※1997年3月26日水曜日)には、カルト組織ヘブンズゲートのメンバーによる集団自殺というショッキングなニュースがあり、ヘールボップ彗星の飛来が、エイリアンによる大量着陸あるいはエイリアンによるラプチャーの前触れだとせっせと宣伝していたインターネット上の人々全員に対して、私は腹が立って仕方が無かった。私達はジェイソン・ダンラップなる人物がやっている小さなサイトからインタビューを受けていたのだが、私達がこんなものは全て、噂やヒステリーを利用した商売だときっぱり述べたのが、彼は面白くなかったのである。アークが苦労して、友人の友人であるプロの天文学者にコンタクトし、スクープ的な内部情報を手に入れたので、私たちはそれについてシーズに質問した。それに対する彼らの答えや、加えて自分達でも調査を行った結果について、私たちは繰り返し注意を喚起したのだが、所詮、噂という山火事をバケツ1杯の水で消そうという程度の試みだった。

その週の金曜の夜遅く、私達が自宅に到着すると、ニューヨークタイムズのリポーターが電話して来て、ヘールボップ彗星の件で、私にインタビューしたいと言っていると、娘が興奮しながら教えてくれた。私はすっかり呆気にとられてしまった。その件で誰かが私にインタビューしたいだなんて、どうしてだろう?それに、そんな人が居たとして、どうして電話番号が分かったのだろうか?この時、番号は電話帳に載せておらず、しかも母親名義になっていたのだ。
私「相手の電話番号は訊いた?」
娘「『母から電話させましょうか?』と言ったんだけど、『いや、結構。かけ直します』と言われたわ」

だが、これは単に不可解というだけではなかった。この頃の私たちの「ウェブサイト」のコンテンツは、アークがポーランドの学会のサーバー上にアップした幾つかの記事しかなかった。毎週末、彼はサーバーにアクセスして、訪問者および彼らがどの記事を読んだかに関する統計ログをダウンロードすることにしていた。それで、ヘールボップ彗星集団自殺事件のあった週末も、淡々とこの業務をこなしていたのだが、実に驚くべき事に気付いたのである:私たちのサイトへの訪問者が2倍どころか、まさしく文字通り1000%増えていたのだ!そればかりか、訪問者のアカウントを見るとその殆ど全てが政府や軍、あるいは、ボーイングのような航空会社の関係者のものだったのである。そしてまた、私が「ブラナ」という語で検索したときに見付けた、例の実に奇妙なスウェーデンのバイオエンジニアリング企業からの訪問者も数多く来ていた。だが、何と言っても一番奇妙だったのは、訪問数がピークに達したのが、ヘールボップ集団自殺の前日だったことだ。しかも、ヘールボップという言葉は、数ページしかなかった、私たちの当時のささやかなサイトのどこにも出て居なかったのである。だから、私たちは、一体何が起こっているのだろうか?と不思議だった。

アークと私の時間は併走していたが、私達は、アークがもうすぐ飛行機に乗らねばならず、6か月の間別れ別れになることをあまり考えないようにしていた。その日が近づくに連れて、私の眠りは段々と妨げられるようになって行ったし、今では我が家に居てもそうなのだった。アークの研究の全日程が終了し、彼が出発する前の数日間、私達はリラックスして過ごした。この時、私はあの「体験」をしたのである。

私は必死に戦っていた。アークはもう目を覚ましていて、私が眠っている間じゅう、「何が起きてるんだい?何が見える?何をしてるんだい?」と私に話しかけていた。私には彼の声が聴こえたが、それはまるでとても深い井戸の上の方から聞こえるような感じだった。私は井戸のずっと底の方に居るのだが、この井戸の底に重要な物が埋まっていて、上昇してここを出るともうこの事を覚えていられないと分かっていた。というのも、そこに何があるか理解する上で、その場に居ることが不可欠だったからだ。

それでも私は憶えていようと必死で、それには何かの道具か手掛かりが必要だと分かっていたし、それを持って戻れれば、それを頼りに答えを導き出せるとも分かっていた。私は深い井戸の中を立ち去る前に、その場所から全力で話そうとしたが、何とか発することが出来た言葉は、「3枚のドミノ、私に忘れさせないで!3枚のドミノ」だった。それから私はロケットのように井戸を飛び出して、「何が起こったんだい?」と問いかけるアークの腕の中で目覚めたのである。


970405
---
Frank, Alice, Tom F {St. Pete Times writer}, Cherie {St. Pete Times photographer}, Tom H, Ark, Laura


Q: ちょっとテーマを変えるわね。昨夜私は奇妙な体験をしたの。夢とは呼べないと思うんだけど、2週間前に起きたのとそっくりなのよ。この体験で、私は「3枚のドミノ」としか言えなかったんだけど、これは極めて重要だと思ったのよ。でも今では、どういう意味か全く分からないわ。3枚のドミノとはどういう意味で、私の体験は何だったのか、手掛かりを頂戴?

A: 1つあり得る意味としては:ゲーンズビルにある3軒のドミノピザチェーン店だ!

Q: All right, 他にはどういう意味があり得るかしら?

A: あなたのドミノセットから無くなった3枚のドミノ。

Q: OK, 他には?

A: あなたの番だ!

Q: それが何だとしても、潜在意識のとても深いレベルから発せられたもので、手掛かりを持って出なければ、分からなくなってしまうことは分かってたのよ。OK, あの出来事が起きた時。。。

A: 重要な夢ではない、ローラ。

Q: 多分重要な夢ではないでしょうけど、同時に何やら深刻な事が起きてたのよ。。。私は何をしてたのかしら?

(A) キミは戦っていた。

(L) それは前にもやっていた事なのよ。死に物狂いで戦ってたの。自分で知っている限り、これまでの人生でこんなことをしたことはないわ。私は単相睡眠だと思われてたのよ。

(A) どうやって知ったんだい?

(L) そう言われてきたからよ。寝た時のままの、ぴったり同じ場所で目覚めて、掛け布団さえ乱れなかったものよ。

A: 家が「影響を受けている」

Q: この家が影響を受けてるの?

A: No.

Q: 私達がゲインズビルで居た家?

A: Yes.

Q: それがそこから持ち越されたの?

A: Yes.

Q: それは何に関係あるの?

A: オークの森の道路。

Q: 私達が昔住んでた家は片田舎にあったわ。。。

A: ベッドの中で向きが変わっていた。

Q: それは、夜中に目が覚めたら、ベッドの中で頭とつま先が逆転していた時のことね。あの時は寝間着の膝から下が濡れてたのよ。でも上下逆転なんてできる訳がなかったのよ。だって、私は壁に向かって眠ってたから、十分なスペースがなかったもの。あの時の記憶が表面化したと言うの?

A: 運動性の記憶。

Q: 身体の記憶?

A: Close.

Q: こないだの夜、アークと私は、何年も前に、[前夫の名]の家の私道に出現したシンボルについて話してたのよ。

A: 有翼の王笏。

Q: (A) 知りたいんだが、どうしてキミたちは、それをグレイに関係があると言いながら、アブダクションは起こらなかったと言ったんだろう。その後、L[ローラの前夫]はアブダクトされなかったと言ったじゃないか。それじゃあ、一体これらはどういう関係なんだろう?

A: 繋がりは、「時間順」とは限らない。

Q: アークは、それはおそらくLには全く関係ないんだけど、現在の私達へのメッセージだろうと言ってるのよ。誰に対する、どんなメッセージなの?

A: メッセージではない。しるしだ。

Q: これは、さっきあなたたちが記憶に関係あると言ってたのと同じ意味でのしるしなの?

A: Close.

Q: このしるしは誰に影響を与えるためのものなの?

A: 正しいコンセプトではない。

Q: 何が正しいコンセプトなの?

A: 全ての出来事は、知覚が学びの触媒になるときにのみシンクロする。

Q: (TH) この文脈において、シンクロとはどういう意味だろう?

A: 学びが完了したときにのみ分かる。

Q: (TH) 全ての出来事は時間の外側に存在していて、僕達の方で順番に体験してるだけだということかな?

A: Close, Tom.

Q: どうして私達はゲインズビルの家で起きた事を議論していたのかしら。。。

[トム・フレンチのノートPCが「さよならまたね、ベイビー」と言って、バッテリーの残量低下を知らせた]

(TH) これはあなたたちの答えだ!機械仕掛けの神だ!

(L) どうして、このシンボルの議論が出て来て、おおよそシンクロ的に関係ある、私が戦う夢の話になり、それから、あなたたちが運動性記憶とオークの森の道路の出来事について述べたのかしら。。。

A: よく考えなさい。どうかまだ退席しないで、フレンチさん!

Q: どうしてトムに出て行かせたくないの?

A: 彼に言いたいことがある。

Q: 何?

A: まだだ。

Q: シェリーは行かなくてはならないわ。彼女、タバコの煙でアレルギー反応が出てるのよ。

A: 本当?前回話した時に、あなたに関して言及した変化については、どう感じるかな?

Q: (TF) あれは必要なものだった。去年終わって。。。嬉しいよ。

A: あれはまだ終わっていない。

Q: (TF) Yes, 確かにまだ幾らかすべきことはある。。。

A: 沢山の変化がまだこれからやって来る。

Q: (TF) その通りだ。

(L) トムはそれらの少なくとも50%についてはポジティブに感じることになるの?

A: 約100%だ。結論が出たとき、あなたは分かるだろうが、トムよ、迫っている千年紀の始まり/終わりの感じ方に関する「戦い」あるいは「挑戦」は、あなたの潜在意識があなたという存在の変容を検討する上で必要なプロセスを始めるために開いた扉だった。

Q: (TF) それじゃあ僕は、このテーマをフォローしようと決めた時、自分の潜在意識で動機を抱いていたのかな?それは自分のためだったのだろうか?

A: Yes.

Q: (TF) 実際には、沢山の苦痛な出来事があったんだ。

A: 苦痛と共に「更新」がやって来る。

Q: (TF) 今年の始めに罹った病気についてはどうだろう?

A: 蓄積された、感情的/霊的な「毒」の浄化。

Q: (TF) 確かにそうだと分かるよ!Yes, 全くその通りだ。だが、あなたたちはもっと多くの事を暗示していた。さらに何が起こるというのだろう?

A: ついにあなたは先に進めるようになり、これまで想像しなかったような重要な進歩を遂げるだろう!
---


確かにそれは本当だった。この時のトムは知らなかったが、ピュリッツァー賞の受賞はそう遠くない将来のことだったし、もっと多くの事が起こるのだろうと思う。

アークの出発準備に集中しなければならない朝がついにやって来た。2人とも、この結果、辛い時期が来ることを知っていた。一生掛った出会いの後、一緒に居られるのがたった2か月というのは不十分だった。これが単なる一時的な別居で済むような計画を立ててはいたのだが、2人とも、色々な事が起こる結果、二度と会えないかも知れないと思っていたのだ。

彼の荷物を詰めていると泣けて来て、スーツケースに入れたもの全部の上に涙がポタポタと落ちた。私は彼の服を全部洗って、慎重に詰めておいた。彼の好きな曲を私が歌ったテープも彼に渡していた。私と子供たちの写真が一杯入った大きな封筒もあった。写真の幾つかは、もうネガの無い最後の1枚だった。彼の最新の日記帳と、ブラナ女史との手紙は一番上に詰めた。彼のビタミン剤と、思い付いたちょっとした品々も荷物を開けたときのサプライズにと押し込んでおいた。最後に、パスポートとチケットが上着のポケットからすぐ出せるようにし、道中何かあったときのための多めの現金も持たせた。荷物を全てバンに積み込んでから、皆でキスをしてさよならを言い、彼の運転するクルマに同乗して空港に向かった。帰り道は一人で運転しなくてはならないことは考えないようにした。

私は手荷物カート越しに彼を見送っていたが、やがて最後にもう1度振り返って私を見ると、彼の姿は視界から消えた。私は飛行機を見ようと空港の屋上に急いで向かい、機体が滑走路から飛び立つと、その場でワッと泣き崩れてしまった。ようやく落ち着きを取り戻すと、私はクルマを運転して家に帰った。何とも辛い日々が始まったが、私は泣き暮らすことはしないと約束していたし、約束は守るつもりだった。時間が潰れるよう、できるだけ多くの調査研究を行おうと誓った私は、毎日日付を線で消すためのカレンダーも既に準備していた。日付の所には、あと何日待たなくてはならないか分かるよう数字を書いておいた。

もちろん、たちまち物事はおかしな具合になって行った。アークはアメリカからドイツのフランクフルト行きに乗り継がねばならなかった。フランクフルトからはワルシャワ行きに乗り継ぎ、ワルシャワからはブロツラフ行きの列車を予約していた。だが彼がワルシャワに着くと、どういう訳か彼の荷物が無くなっていた。

荷物の場所を突き止めさせようとして出来る限りの事をした後、彼は案内窓口を後にしてブロツラフ行きの列車に乗り、そこから電話してきて、私に状況を説明した。すぐに私は航空会社に電話して、こちら側からも督促を始めた。すると突然、荷物の「在り処が分かった」 航空会社の説明によれば、それらはフランクフルトからの後の便に積み込まれたとのことだったが、私には信じられなかった。彼らは荷物をブロツラフへと空輸し、アークの元へ届けて寄越すと言う。アークは学会に届けるようにとはっきり言ったのだが、彼らはそうしなかった。彼らはそれを別居中の彼の妻に届けたのだ。「別居中」というのは、文字通りの意味である!

ここでポーランド側の状況に関して若干背景を説明する必要がある。私はアークの前妻について語ることはできない。彼女を知らないからだ。私は、彼女の行った事によってしか彼女を知らないのだが、その殆どは、個人的な事なので、立ち入らないでおく。だが、次のような事実を述べれば、読者は彼女がどんな人物なのか幾らか察しがつくかも知れない。彼が離婚話を切り出した2日後、彼女は銀行に行って、全財産を引出してしまい、以後このお金の行方は分からないのである。

さて、ここで言っているのは「はした金」のことではない。読者はアークが彼のキャリアの殆どを、ヨーロッパにある世界でも一流の大学を渡り歩きながら研究して過ごしてきたことを思い出されるべきである。彼はたんまり給料を受け取ってきたのだが、ポーランドでの諸費用は安かった(当然支出も)。彼はできるだけ沢山銀行に預金できるよう、常々経済的に暮らしてきたのであり、節約のために何週間もホットドッグとインスタントのマッシュポテトだけで暮らすこともしばしばだった。有利な為替レートのお蔭で、彼はかなりの財産を築くことができたのである。彼は賃貸の高層マンションに住み、クルマを2台持っていて、基本的に裕福だと思われていた。さらにその上、1995年にフンボルト賞を受賞したのだが、賞金はかなりの額だった。
http://kokuhoken.net/jsbm/news/news_20120719.html

それが全部無くなったのである。彼女は一言も言わずに、黙って銀行に行って、全部を取ってしまったのだ。彼がポケットマネーのために、昼食時間に銀行に行って、小切手を現金にしようとした時、もう口座も定期預金も何も無いと言われたのである。全部無くなってしまったのだ。

当然ながら彼は無私かつ慎重に管理して貯めた30年分のおカネがどこに行ったのか知りたかった。彼女「あなたが離婚を求めるような邪悪な影響を受けたようだから、あなたの魂を救ってもらうためのミサの費用として、全部教会に払いました」 もちろん、彼が離婚を求めたのに対する財産分与請求の話はなかった。彼女は常に完璧だったのである。だから、彼女の行った事を記録してある彼の30年来の日記の記載について述べる気はないが、これだけは言っておく。彼女はアークとの間に生まれた娘が結婚した相手の男の身辺を洗うために私立探偵を雇っていた。というのは、彼女はこの男が気に入らなかったからで、娘の人生に対する支配を再開できるように、彼が娘との離婚に同意するよう脅すためのネタを見付けようとしていたのだ。この件についてはこのぐらいにしておこう。

いずれにしても、アークはおカネを失ったのであり、狂乱状態になった彼女が自らを傷つけて家から飛び出し、彼に殴られたと叫ぶかも知れないと(経験から)知っていた。そして、そのようなことが起こるのを未然に防ぐため、決して一人で彼女の前に現れてはならないと彼は知っていた。彼は着の身着のまま、実家で暮らそうと母親の元に戻った。この時以降、彼の前妻は6回の本人尋問がスケジューリング済みであるにもかかわらず、出廷を拒んだ。彼女は弁護士の選定も拒否していた。彼女は繰り返し「病気」だと言って、医師の診断書を提出していた。

出廷しない相手と離婚することはできない。しかも、彼女が出廷して来ないことには、衡平法による財産分与決定もできないのだった。アークは弁護士から彼女を刑事告訴するようアドバイスされた。彼女が彼のお金を盗んだのが犯罪を構成するからだ。彼が離婚したいと申し立てた以上、裁判所が財産分与決定を行う前に、彼女が何かを自分のものにしてしまうのは違法なのである。だが、アークには告訴できなかった。アークは私に「キミが見付かって彼女の元を去れる事には大金をはたく価値がある」と言った。彼がアメリカに来れないまま、一冬が過ぎた。彼が雪の中をとぼとぼと歩いているのを尻目に、もうじき前妻となる筈の女性は、彼が数か月前に買ったばかりの新車でその傍らを走っていた。彼女は、彼に衣服を引き渡すのさえ拒んだ。彼がポーランドに戻っている間、このような有様だったのだ。

航空会社は、チケット購入時に記載されていた、彼の旧宅住所に荷物を送ったのである。


970412
(※上の方に既出。Frank, Alice, Melissa (friend of VG), VG, Laura)
---
Q: 荷物が無くなったのは、誰の責任なの?

A: ポーランド当局。

[…]

Q: 荷物の話に戻るけど、ポーランド当局のどこの部署?

A: 秘密警察。

Q: 彼らは何を探してるの?ちょっとした物?

A: Yes.

Q: 破壊的なものが入ってなくて、彼らは満足したの?

A: Yes.

Q: じゃあどうして、彼らは荷物を今ある場所に届けたの?

A: うっかりミスした。

Q: (L) リジーがミスさせたの?

A: そういう意味ではつまるところ、あなた達のSTSロケーター内に、リジーが誘発させなかったものは殆ど無い。

Q: 荷物を受け取った人はどんな反応をした?

A: 唖然とした。

Q: テープを訳す人間を見付けようと大急ぎしたんじゃない?

A: むしろ、「弁護士を見付けなくちゃ」と大急ぎだった。

Q: この情報は彼にとって不利に利用されるのかしら?

A: Yes.

Q: 荷物は戻って来るの?

A: 静観しなさい。。。「シートベルトを締めて。チャンネルはこのままだ」等々。。。

Q: 今夜眠れるよう、もっと何か教えてくれないの?

A: 訊きなさい。。。

Q: 本件のせいで審理は長引くの?

A: Open.

Q: 彼女は尋問に現れるの?

A: おそらくは証拠になる「新情報」が出そうだと言って、延期を申し出るだろう。

Q: アメリカでも離婚できると彼に勧めるのはいいアイディアかしら?

A: グッドアイディアだ!!

Q: 彼女の耳に入るように明かしてやるべきかしら?

A: どうして慎重に進めないのかな?

Q: 金銭問題を追及するのは賢明かしら?

A: アークは、過ぎ去った過去ではなくて、新たなスタートのことだけ考えた方が賢明だろう。。。

Q: つまり、彼はポーランドでは、法的問題を片づけられないだろうって事?

A: これは複雑な状況だが、ポジティブな、前向きなやり方で対処するなら、適切な展開となろう。

Q: 前向きというのは、未来に目を向けるって事?

A: Yes.

Q: 彼の関心事に注意を向けるって事?

A: 前問への回答を参照。

Q: 私は元々、彼はそんなものには背を向けて、彼女にやってしまうべきだと思ってたのよ。それ以外の展開もあり得るのね。

A: 先の事を考えて、振り返らないことだ。

Q: 彼が荷物を取り戻した時には、写真とテープは無くなってるでしょうね。

A: 静観しなさい。

[私は正しかった]

Q: どうして彼女は、荷物の中身を見て唖然としたの?

A: 荷物の中身を全部考えてみれば、その質問に対する答えは分かるだろう。

Q: 写真の事?

A: 前問の回答を参照。妄想は役に立たないのだよ!

Q: 妄想なんてしてないわ!興味があるのよ。

A: 心配しないで、くつろいでショーを楽しみなさい!

Q: 彼女が彼を苦しめるだろうと思うと、楽しめないわ!

A: このテーマについてはここまでだ!
---


2日間留守電でやり取りした結果、ようやく彼は何が起こったのか分かった。彼は荷物を取り戻さなくてはならないと知り、学会の教授仲間に持ち物を受け取りに行くのについて来てもらえるよう手筈した。

不愉快な会見の末、ようやく彼はスーツケースを開けて、荷を解くことができた。税関の封印がそのままだったので、誰もカバンを開けていないのは確かだった。それなのに、テープ、日記、写真の入った茶封筒、スー・ブレナとやり取りした手紙の束は全て無くなっていた。

シーズの予言は的中した。次回の尋問は6月17日に決まったのだが、それはまさにアークがディジョンに向けて出発する予定の日で、その後引き続き、ゲッティンゲンに滞在し、さらにフィレンツェへと向かうスケジュールだった。だが、その前から、彼はビーレフェルトで2週間過ごす予定だったのだ。その一方で彼は、近日に迫っていた第10回マックス・ボルン・シンポジュームの詳細について最終的な詰めを行う作業で大忙しだった。作業は2人の同僚と一緒に行っており、後援にはポーランド、英国、ドイツの著名な組織が名を連ねていた。確かに彼はかくもハードな出張スケジュールをこなすのに手一杯だった上に、来たるべきカンファレンスの舵取りに日々悪戦苦闘していたのである。世界でも著名な25人の物理学者の講演スケジュールを調整し、出張と宿泊を手配し、きちんと全員の要求を満たすようにするのは、いくら手があっても足りない大仕事だった。アークは可能な限りスタッフに任せたのだが、結局、重大な決定は彼が行わなくてはならなかった。

ついに尋問の期日が来ても、もうじき前妻となる筈の女性はまたしても現れなかった。今回も彼女は延期を求める書面を提出したのである。しかし、法廷はこのような審理操作にはかなり業を煮やしていた。アークは本件についてメールを寄越した:


---
件名:ニュース
送信日時:1997年6月17日火曜日9:52

Aは現れなかった。彼女は書面を提出して、4か月の期日延期を申請したんだが、「メンタルヘルス」上の理由だという。法廷は、離婚しようとしている人は誰でも精神的に緊張するものだと言って、申請を却下した。期日は7月22日にリスケされ、Aが欠席しても開廷されることになった。

Aは書面の中で、彼女が日記とテープを持っている事を認めたよ!

彼女の書面の一部によれば、私はマインドコントロールカルトに心を奪われてしまったという。というのも、私の「学際的な関心」すなわち全て、が彼女にとっては「奇妙」だと言うんだ。彼女の手紙によると:


------
このような関心(私の学際的な関心だ)の結果、彼は最近、すなわち、1996年6月以来、あるグループとの接触を保っている。彼らは、カシオペアンなる地球外文明とコンタクトしていると主張している。このようにして彼は、ローラという名の女性と懇意になり、彼女の影響下に取り込まれてしまったままだ。

この時以来、彼は同僚たちにローラを愛しているとか、彼女と一緒に暮らす計画であると語るようになった。彼は、彼女との子供を作り、彼女の5人の子どもたちの面倒をみたいと言っている。

証拠:[証人名]

彼は日記で、自分の感情状態およびローラに対して感じている超自然的な愛につき述べている。彼は彼女にアドバイスを求め、彼女は彼に対して星占いを行い、「その気にさせる」内容を録音したテープを送っている。彼の日記から、彼が、カシオペアンとコンタクトしている、このローラおよびグループメンバーたちによる事業企画に出資している事も分かる。

証拠:[1996年10-11月の日記]
------


何てことだ!

バーナード、彼の夫人、そして他の2人の友人が、Aのために証言していて、私が彼女に、もし離婚に応じてくれたらマンションとクルマと現金の半分を与えると申し出ていると言うんだ。

それから彼女は、彼女がお金を盗んだのは、「グループ」に寄付されないよう保全するためだと書面で論じている。。。

どういう訳か彼女は、私の荷物を取り上げたのが罪にあたると、彼女の弁護士も含めた誰の目にも明らかであることに全く気付いていないんだ。そして、これだけで十分な離婚原因になる。また彼女は、私が自分のお金を使うのを彼女が邪魔していることにも全く気付いていない(彼女の弁護士も彼女に説明できていない)が、これまた十分な離婚原因になると私は期待している。

マレクはすぐにこの2つに気付いた。

きっと判事も気付いたと思う。裁判長は素晴らしい事に、4か月の延期要求を断固却下した。
---


ということで次回期日はたとえどんな障害が起ころうとも(※直訳、地獄や高潮が来ようと)、7月22日実施とスケジューリングされた。

ところがふたを開けてみると、その両方がやって来たのだった。

(本章終わり)
posted by たカシー at 13:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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