2013年06月20日

(その1)ザ・ウェイブ 第29章:3-5コード:エルサレムからピレネー山脈経由オーク・アイランドへの旅

http://cassiopaea.org/2011/02/10/the-wave-chapter-29-the-3-5-code-the-journey-from-jerusalem-to-oak-island-via-the-pyrenees/
ザ・ウェイブ 第29章:3-5コード:エルサレムからピレネー山脈経由オーク・アイランドへの旅


前巻で述べたように、3-5コードのテーマが最初に持ち出されたのは95年11月11日のことだった。この11がぞろ目の日の奇妙な出来事に関しては多くの人から質問されているので、話を進めて行くうちには、この謎を解く何らかの手掛かりを提供できたらと願っている。しかし、コード自体の検討に戻って来るまでには、側面的なテーマにも逸れながら進んで行くこととなろう。そしてそんな度々の迂回を、初っ端の今ここで始めたい。

ご存知のように、通説によればイエスが33歳で磔刑にかけられたとされることから、「33」の問題全体が始まっている。私がエクソシストとしての活動をしていた際、どんな場面でイエスに加護を求めても、(あったにせよ)ごく僅かな効き目しかなかったことを、身を以って経験済みである(そして、これは控えめに言っても、厄介なことだった)とは言え、それでも私は、どんなチャネリング・ソースについても、イエスやその教えに対する態度を吟味することが、そのソースの方向性を判定するのに役立ち、将来的に多くの問題に見舞われずに済むという、スタンダードとなっている原理主義的ニューエイジ的信念モードで行こうと思う。

多くのニューエイジの「長老たち」のように、私はまだエドガー・ケイシーを判断のものさしに使っていた。そこで私達は、カシオペアンズに対する一種のテストとして、イエスに関する質問を尋ねてみることにした。


940930 / 941005
(※940930については、これを邦訳して本邦にカシオペアンを始めて紹介されたHALさんに敬意を表して、HALさん訳によります。)
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Q: (L) ナザレのイエスとは誰だったの?

A: 進化した魂。

Q: (L) イエスは生まれたときから、サイキック能力とか特異な能力があったのかしら?

A: 近い。

Q: (L) 彼は自分の人生の最も早い時期から、自分はどこか特別だとか、選ばれているという認識はあったの?

A: はい。

Q: (L) イエスは、純潔な考えから生まれた、すなわち、彼の母親は男とセックスしないで彼を身ごもったの?

A: いいえ。

Q: (L) 彼女は彼を身ごもるために、男とセックスしたのね?

A: はい。

Q: (L) 彼の父親は誰なの?マリアはイエスを授かるのにセックスしたんでしょ?

A: トナサ(Tonatha)

Q: (L) このトナサは誰なの?

A: (マリアの)知り合い。

Q: (L) 何らかの理由があればこそ、他の存在かパワーかによって、彼はイエスの実の父親に選ばれたんでしょう?

A: 近い。

Q: (L) 彼について、もっと詳しく教えて。家系とか、出身地とか、色々。

A: 彼はホワイトセクトのメンバーだった。

Q: (L) ホワイトセクトって何?

A: アーリア人として知られる。[これについては詳しく聞き逃してしまった]

Q: (L) マリアはエッセネ派のメンバーだったの?

A: はい。

Q: (L) この男も、エッセネ派のメンバーだったの?

A: いいえ。

Q: (L) このトナサなる人物が、イエスの実の父親として選ばれたのね?

A: はい。

Q: (L) どうしてマリアは、彼と結婚しなかったの?[ローラったら!永遠のロマンチスト]

A: 極端に一時的な感情だった。テレパシーによる暗示のせい。レベル1の催眠状態。

Q: (L) 今のこちらのカレンダー・システムを遡ると、イエスはいつ生まれたの?

A: 紀元前14年、1月6日。

Q: (L) その日の何時に生まれたの?

A: 朝6時。

Q: (L) そのときは、星や惑星の配置になにか特別な配列とかはあったの?

A: いいえ。

Q: (L) 例の「博士」が贈り物を持ってきたということはあったの?

A: 近い。

Q: (L) 彼には誰が贈り物を持って来たの?

A: 3人の預言者(が来た)。

Q: (L) その預言者はどこから来たの?

A: イラン。ペルシャとしても知られている。[ペルシャ・コネクションは後に非常に重要であることが分かる]

Q: (L) その3博士が気が付いたという「ベツレヘムの星」というのは何だったのかしら?

A: 宇宙船。

Q: (L) どんな宇宙船?

A: 母船。

Q: (L) その母船はどこから来たの?

A: 別の領域。

Q: (L) 別の領域というのは、別次元とか別の密度域とかいう意味なの?

A: そう。

Q: (L) 私たちは、これらの別の領域で、他の星系や惑星として知っているものがあるかしら?

A: 部分的に。

Q: (L) イエスが12歳になって、このときミツバの儀式(ユダヤ教の成人式)を受けたというのは本当なの?

A: 彼がミツバの儀式を受けたのは10歳。アラム文化の儀式だった。

Q: (L) イエスは生長して、他の国に行って、誰か他の師匠に付いて勉強したの?

A: いいえ。

Q: (L) 彼はどこから自分の教えや修行法を受け取ったのかしら?

A: チャネリングによって受けた。

Q: (L) 彼は人生のどこかの時点でインドまで旅をしたの?

A: いいえ。[沢山のチャネリング・ソースがそう言っているので、この答えには驚いた]

Q: (L) じゃ、エジプトに行って大ピラミッドの中でイニシエーションを受けた?

A: いいえ。 [これも期待していたニューエイジのドグマに反する驚くべき答だった]

Q: (L) 彼は一生パレスチナで生きたの?[私はいくらか懐疑的になっていた!]

A: 近い。パレスチナ全域だ。聖書は完全に正確というわけではない。

Q: (L) イエスがカーナで結婚式に出たというけど、誰の結婚だったの?

A: これは起こらなかった。

Q: (L) イエスは、ちょっとしたパンと魚で何千人も食べさせたの?

A: いいえ。

Q: (L) 聖書の奇跡は全て伝説だと言ってるの?

A: この情報は、政治的及び経済的に利するために、事実に対して改竄された情報だということを銘記すべき。

Q: (L) イエスが実際にやったことを教えて欲しい。

A: 彼は精神の真実に飢えた人々にそれを教えた。

Q: (L) では、その精神の真実の根本とはなんだったの?

A: 高次元からのチャンネルされた情報だった。

Q: (L) イエスの教えた真実とはなんだったのかしら?

A: 全ての人は創造主から愛され、ひとつのものということ。

Q: (L) 彼は奇跡を起こしたの?

A: 少し。

Q: (L) それがどんなものだったか、一つ二つ教えてもらえる?

A: 治療。

Q: (L) 彼は実際に手を触れることで癒すことができたの?

A: はい。

Q: (L) 悪魔払いもやった?

A: 近い。

Q: (L) 彼の使った方法は、レイキやそれに近いものなの?

A: はい。

Q: (L) レイキ・エネルギーを高めて、今はかなり時間がかかるものだけど、短時間で病気を直す方法はあるのかしら?[イエスにはどうやらそれが出来たらしいので]

A: はい。

Q: (L) なにをすればレイキ・エネルギーを高められるのかしら?

A: 高貴な精神的純粋性を達成すること。

Q: (L) 奇跡は癒しに関係するものだけだったの?

A: いいえ。

Q: (L) 他にはどんな奇跡を行ったの?

A: 念力。

Q: (L) 水の上を歩いたとか?

A: いいえ。

Q: (L) 水をワインに変えたとか?

A: いいえ。

Q: (L) こういうのは全部作り話なの?

A: はい。

Q: (L) こういう奇跡の話はなんの目的があるのかしら?

A: 支配。

Q: (L) イエスは十字架に掛けられたの?

A: いいえ。

Q: (L) 誰かがイエスとして十字架に掛けられたの?

A: いいえ。

Q: 十字架に磔は無かった、3日後の復活も無かった、そういうこと?

A: 近い。

Q: (L) 了解、近いけどそのままではないと。この件については、なにが真実なの?

A: 彼は、エルサレム近郊の洞窟で96時間に亘り昏睡状態を続けた。目が覚めたとき、彼は弟子達に向けて預言を行い、洞窟を興奮させた。母船の出現を見て、27,000人の人々が集まり、彼は光のビームによって持ち上げられた。

Q: (L) いつ、彼はこの昏睡状態に入ったのかしら?単に、ある日洞窟に入ってベッドに入って眠り、それから宇宙船が来て彼を連れて行ったということ?

A: 近い。

Q: (L) じゃ、弟子たちには死んだように見えたということ?

A: 彼らは、そう思った。

Q: (L) 彼は目が覚めて、船に乗る前に誰かに何か言ったということ?

A: はい。

Q: (L) 生き返ったよ、、か何か言ったわけ?

A: そう。

Q: (L) そして、彼は弟子たちに長かった瞑想睡眠で見たことを話したと、、こういうこと?

A: 近い。

Q: (L) 了解。それから?

A: 幾つかの預言を行い、いつかまた戻ってくると宣言した。

Q: (L) それは、その「拡張された眠り」の期間に彼が得た情報なの?

A: はい。

Q: (L) どのぐらいの間、彼は眠ってたの?ていうか、その半死状態だったの?

A: 96時間。

Q: (L) それから船が来て彼を連れて行ったと、こういうこと?

A: はい。光の筋に乗って。

Q: (L) イエスの名のもとに祈るときには、なにか特別なパワーとかアドバンテージはあるのかしら?

A: はい。

Q: (L) それでは、もし彼が死んでなくて、彼の霊を地球の磁力圏に放出したとしたら、このような能力はどこから与えられたものなのかしら?

A: 祈りが彼へ届く。

Q: (L) それで、祈りを聞き届けたときに彼は何をするのかしら?

A: 個々の人の霊的進化の背景に対するそれぞれの必要条件を決定する。

Q: (L) ということは、人がイエスに向かって祈るときには、イエスはある種の意志決定を行っていると、そういうこと?

A: はい。

Q: (L) じゃあ、何百万人の人々が同時に彼に向かって祈るときには、どうやってそんなことができるの?

A: 魂の分裂。

Q: (L) 魂の分裂とはどういう意味?

A: そのまんま。

Q: (L) それは、細胞分裂みたいに魂を複製するということ?

A: いいえ。

Q: (L) イエスの魂が分裂するの?

A: はい。

Q: (L) 何倍にも分かれるの?

A: 意識の投射として、無限に。

Q: (L) それで、この分裂もしくは投射された魂の断片には何が起こるの?

A: 魂の断片ではない。

Q: (L) それでは何?

A: 複製。

Q: (L) それぞれの複製はオリジナルと正確に同じものなのかしら?

A: はい。そして、いいえ。

Q: (L) 複製された魂のほうは、どんなふうにオリジナルと違うの?

A: 個別に違うと認識されることはない。

Q: (L) 私たちの誰かは、望めばこのような複製をつくることはできるの?

A: 状況によっては可能。このようなプロセスが働くのは以下のようになる:イエスが地球圏を離れる時、彼は別の次元もしくは密度域、または現実に移行する。そこでは、あなた方の現実で受容される全ての時間及び空間の認識に関する"法則"は完全に異なったものとなる。「タイム・ワープ繭」とでも呼べるものになる。時空間におけるこの時点では、彼の魂は未だ物理領域にあり(また、あった)、どこか、停止したアニメーションにも似た状態の進化した形態の無意識状態に置かれる。この時点から現在に至るまでにおいて、彼の魂は彼を呼ぶ、または一緒にいたいと望む、または話しかけたいと望む全ての人々が個人ベースでそのようにできるように、この無意識状態から魂を複製し続けてきた。彼の魂は、望むだけいくらでも複製できる。この複製プロセスはまた、魂の進化の個別のバージョン内にある超意識状態を生み出す。

Q: (L) じゃあ、イエスは実際に物理的な止まったアニメ状態で、ボランティアで、別の存在領域に入って、助けを求める人々のために地球上での人生を諦めて、ずっと自分の魂のパターンを複製し続けるために選ばれたということ?ある種の"テンプレート発生器"みたいなものなの?

A: はい。正確にそのとおり。

Q: (L) もし誰かが、一度以上彼を呼んだら、その人は倍掛けになるのかしら?

A: どういう意味?

Q: (L) もし誰かが、繰り返してイエスを呼んだとしたら、その人はたくさん複製に会えたり、余計に力をもらったりとかなんとかするの?

A: いいえ。一度一人が本当の接続を行えば、それで充分。

Q: (L) 面白い考えが浮かんだけど、誰か他の魂も志願してこんなことをしてるのかしら?

A: はい。"現在"において12人。

Q: (L) 名前を教えてもらっていいかしら?

A: ブッダ、モーゼ、シンタンヒルムーン(Shintanhilmoon)、ナガイリキーガ(Nagaillikiga)。その他いろいろな程度で。イエスが当面は最強。
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カシオペアンズがイエスについて語ったことは、一方では慰めになるものだった。というのも、あるテンプレートが利用出来るという説明は、多くの人々にとって、実に真実らしく感じられたし、また同時に魂の進化や自由意志を個人の責任としていたからである。他方、彼らは恩寵による救済を意味する十字架が存在しないとはっきり言い切っていた。

イエスは磔刑に処せられたのだろうか?それあればこそ、何百万という人々が「救われる」と信じているのであるから、これはかなりの大問題である。実のところ、この教義の帰結は排他的な我ら対彼ら的思考モードの例となりがちで、その結果、私達は自由意志の問題に連れ戻されるのだ ― 私達は選択が偏っているから選んでいるのだろうか?それとも、良い選択しかないのか?本当に自由意志はあるのだろうか?

既に述べたように、人間が救われ得る「唯一の道」という考え方はどんなものであれ、ナチス的霊性の産物である。にもかかわらず、カシオペアンによる説明だと、神秘的なイニシエーションの時間に続いて、何らかの畏敬の念を抱かせるような出来事が確かに存在したように思われるし、この出来事が後に神話化されて、受難の救世主が出て来るという宗教の歴史的一般方針に従う磔刑の物語になったということのようなのだ。これについてはどう考えたらいいのか分からない。

私がマンリー・ホールによる網羅的概論である『象徴哲学体系』中の以下の一節に出くわしたのは、それからさほど後のことではなかった:


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(邦訳書134ページ以下)
俗信によると、イエスはその生涯の33年目、洗礼に続く伝道の3年目に十字架に掛けられた。紀元後180年頃、リヨンの主教であり、前ニケア期の神学者のなかで最も著名な聖エイレナイオスは、グノーシス派の教義を攻撃して『異端に』を書いた。この作品でエイレナイオスは、使徒自身を典拠として、キリストが老齢になるまで生きたと述べた。以下その部分を引用してみよう。
「しかし彼らは、『一般に認められている主の年を明らかに示すために』、記述してあることについての偽りの意見を確実なものにしようとして、主が1年間だけ説教をし、12ヶ月目には殉教したと主張している。[このように語るとき]彼らは自分自身が不利な立場にあることを忘れている。彼らは、主のすべてのみわざを無にし、他のいかなるものよりも必要かつ名誉あるものである彼の年齢を奪っているのである。すなわち、その間に教師としても主が他の者たちに卓越していた、彼の高齢を奪っているのである。なぜなら、もし彼が教えることがなかったとすれば、どうして彼は弟子たちを持つことができたであろうか。また彼が達人の年齢まで生きなかったとすれば、どうして彼は教えることができたであろうか。なぜなら、彼がバプテスマを受けに来たとき、まだ30歳という年を終わっておらず、およそ30歳になろうとしていたからであり。。。
(※ルカによる福音書 / 3章 23節
イエスが宣教を始められたときはおよそ三十歳であった。)
(このような人々によると)彼はバプテスマの時から数えてただ1年だけ説教したとされている。30歳という年を終わるとき彼は殉教したのであり、その時はまだ若者であり、決して高齢に達することはなかったとされている。さて人生の初めの第1段階は30年をその期間とし、それがさらに延びて40年となることは何人も認めるであろう。しかし人は40歳そして50歳から衰えて老齢に向かう。この老齢をわれわれの主は持っていたのであり、『福音書』やすべての長老が証言しているようにその間にも彼は、『教師』としての仕事を果たしていた。主の弟子ヨハネと親交のあったアジアにいる人々は、ヨハネがそのことを彼らに示唆したと(主張している)。そして彼は、トラヤヌス帝の時代まで彼らとともにいた。さらに彼らの幾人かはヨハネのみならず他の使徒をも見ており、彼らからもまったく同じ説明を聞き、その説明の(真実性)を立証している。それでは誰を我々は信ずるべきであろうか。このような人々か、あるいは使徒を見たことがなく、夢においてさえ使徒のわずかな足跡をたどることのなかったプトレマイオスのいずれを信ずるべきであろうか」
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うーん、イエスが受難に遭わず、死んでもいないと証明するためにエイレナイオスは『福音書』を引合いに出しているが、この『福音書』はどう考えても現在失われてしまっている!しかし、


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前述の部分を注釈してゴッドフリー・ヒギンズは、このような声明をすべて削除することによって『福音書』の物語を一貫したものにしようとした破壊者の手を、それは幸運にも逃れることができたと述べている。彼はまた、磔の教義が2世紀においてさえキリスト教徒のあいだで論議の多い問題であったと記している。「エイレナイオスの証拠は修正されえない。健全な批判と可能性の教理のすべての原理から見て、それは非難すべきものではない」と彼は述べている。
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マンリー・ホールは次のように付言する:


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さらにエイレナイオスがイエスの伝道は1年だけ続いたという、当時のもうひとつの明らかな風潮を否定するためにこの声明を用意したということも注意すべきである。『福音書』の著者である聖ヨハネの死後80年のうちに著作をしたエイレナイオスは、すべての初期の教父たちのうちでもかなり正確な知識を持っていたのであろう。もし弟子たち自身がイエスは肉体的に高齢になるまで生きたと語っているなら、なぜ彼の生涯の長さを象徴するために33という神秘的な数が独断的に選ばれたのか。彼に先立つ多くの「救世主としての神」によって確立された類型にさらにぴったりと合せるために、イエスの生涯の出来事は意図的に変更されてしまったのか。
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カシオペアンズがイエスに関して語った内容の問題点 ― そして、他ならぬ初期教父の1人、聖エイレナイオスによる、このような確証 ― はさておき、以下に取り上げるのは私達の謎の1つである数字の33が、まさしく聖書の中に登場するという話である。しかしそれは単に数あるうちの始まりにすぎない。マンリー・ホールは数字と秘密の暗号という問題について、以下のように論じている:


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(邦訳第3巻233ページ以下)
暗号の使用は軍事、外交面では不可欠のものと認められて久しいが、文学と哲学にあって暗号の演じた重要な役割を近代世界は見過ごしてしまった。

暗号解読術を普及できれば、その結果、古代、中世双方の哲学者が有していながら、これまであるなどとは思われなかった多くの知恵が発見されよう。それは、一見すると冗長で漫然と思われる多くの著者が言葉を隠すために言葉数を多くしたことを証明しよう。暗号文はこの上なく巧妙に隠されており、印刷本の紙の透かし模様に隠されていることもあろうし、古書の表紙の装丁になっていることもあろうし、不完全な丁付けの数字の奥に隠されていることもあろうし、数学の方程式や一見するとわけの分からない文字のなかに巧みに隠されていることもあろうし、田舎者たちの戯言から抽出されたり、炙り出しによってインクで書いたものが見えてくることもあろうし、単語による暗号、文字による暗号、あるいは、注意深く繰り返し読むと初めて意味の分かる、一見すると両義的な陳述のこともあろうし、初期の印刷本の精巧な花文字の語頭の文字から発見されたり、単語や文字の数を計算する過程で分かってくることもあろう。フリーメーソンの研究に興味を持つ人たちがこの主題を真剣に考えたら、16、17世紀の印刷本や写本の内に、古代世界の「密儀」とここ3世紀間の「フリーメーソン組合」とのあいだのギャップに橋渡しをする上で必要な知識を見出すこともできよう。

古代の「密儀」の奥義は象徴という媒体による以外、俗人には決して知らされなかった。象徴体系は、密儀に参入していない者から神聖な真理を隠し、象徴を理解する資格を与えられた人たちにはその真理を啓示するという二重の務めを果たした。諸々の形は無形の神的原理の象徴で、象徴体系は「自然」の使う言語である。うやうやしく賢者はヴェールを見抜き、より明晰な視力でもって実在を観照するが、無知な者は虚偽と真理の区別ができずに象徴界を眺めている。「自然」 ― 「大地母神」 ― は、事物の表面に絶えず不思議な文字を描いているが、最年長の最も賢明な息子たちにしか、その信仰と献身の報酬としてこれらの描いた文字の意味を解く鍵となる暗号の文字を知らせない、と言われるのも無理はない。

(235ページ)
。。。最近になってやっとロジャー・ベーコンの入り組んだ暗号体系が解明され、この初期の科学者が細胞理論に精通していたという事実が判明した。この托鉢修道士の暗号の手稿を翻訳したウィリアム・ロメイン・ニューボールド博士はアメリカ哲学会で講演し、断言した。「ベーコンが顕微鏡を使って見たという推論を下すのに抵抗しがたい程、ある物体の実際の外観を実に正確に描いた図があります。。。これらの図は精子、体細胞、細精管、卵子でして、それらの核が明示されています。9つの大きな図があり、その少なくともひとつは受精した細胞のある発育段階に相当類似しています」 (1921年7月の『評論の評論』を見よ)。

(237ページ)
。。。あらゆる文字暗号のうちで最も有名なものは『学問の進歩』でフランシス・ベーコン卿が説明している有名な2字暗号である。ベーコン卿はまだ青年の身でパリに在住しているあいだにその体系を考案した。2字暗号は2種類の活字を使う必要があり、ひとつは普通の字面、今ひとつは特製のものである。この2種の活字の相違点は多くの場合ごく微小なため、それを発見するには強力な拡大鏡が必要である。。。ベーコン卿は、専門家でも区別しがたい程に違いのわずかな2種類の活字体の文字を特別に作らせたと信じられている。

「シェイクスピア」の最初の4種類の2つ折判を注意深く調べてみると、全巻にわたってごく些細な点だが、はっきりと違う数種類の活字が使用されていることが分かる。「シェイクスピア」の2つ折判全部の本文中に暗号が行きわたっていることも可能である。これらの暗号文は原作の劇に書き加えられたのかもしれない。劇は当初の4つ折判より2つ折判でずっと長くなっており、いくつかの場合完全な場面まで加えられているからである。

しかしながら、2字暗号はベーコンと「シェイクスピア」の著作に限らず、ベーコン卿の生前と死後1世紀近いあいだに出版された多くの書物に出てくる。2字暗号に言及した際、ベーコン卿はそれを全てにまさるものと名付けている。暗号文は1冊の書物全体に行きわたり、原著者の知らないうちに印刷時に組み入れられることもある。そうすると単語や句読点を変える必要がなくなるからである。この暗号文が政治上の目的のために17世紀中に出版された多くの文書や書物のなかに挿入されたこともありうる。ニケア宗教会議の昔からすでに暗号が同じ理由で使われたことは周知のところである。

(246ページ)
。。。さまざまの順序の数字が文字や単語、あるいは完全な思想の代用にまでなっている多くの暗号体系が作られてきた。数字暗号体系の解読は、通常、特殊な配列をした関数表を所持しているかどうかにかかっている。『旧約聖書』の数字暗号体系は非常に複雑なために、ユダヤの律法に精通する少数の学者しかその謎を解こうとしなかった。。。

最も単純な数字暗号は、アルファベットの文字を普通の順序で数字で置き換えるものである。。。

(247ページ)
著者たちは時に自分の名前の数的価値を暗号体系のもといとした。例えば、フランシス・ベーコン卿は暗号数字の33 ― 彼の名前と数の上で等しい ― を再三再四使った。
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※ホール『象徴哲学体系』第3巻、山田訳


いつ頃だったか、どこかで読んだことがあるのだが、ジェームズ王は、数多くの翻訳者が参画したプロジェクトであった欽定訳聖書の草稿の全てをフランシス・ベーコン卿に預けたという。その文書はベーコンの手元に1年近くの間置かれていたが、その期間中の出来事については、何の情報も得られていない。イエスが30歳で活動を開始し、1年間、聖職者としての勤めを行ってその1年の最後、33歳の時に十字架に掛けられたという事実が、ベーコン卿の署名なのだと言われる。キング・ジェームズ訳聖書の初版本を手に入れてどこに暗号化された情報がありそうか調べたらきっと面白いだろう!

後に私は、新約聖書の中にベーコン卿の暗号化された署名があるのは、イエス伝説の誕生にはメーソンの陰謀が関与していることの証拠である、という記述にも出会った。ベーコンはまた、薔薇十字の設立にも関わったと考えられているし、彼が「哲学的な死」と呼ばれる死に方をしたと言う者もある。つまり、彼は錬金術の大いなる業を達成し、成功した研究者として不死という贈り物を授かったのであり、彼の墓には丸太か岩石の入った箱が埋められたということだ。こんな風に死んだふりをする人々は、実際には何が起きたかについて何らかの手掛かりを残すと言われる。そして、ベーコン卿が大いなる業を成し遂げた手掛かりとは、彼が腐った雄鶏を食べて死んだとされることだろう。雄鶏は古代錬金術のシンボルなのだ。

「葬儀」の後、今や超自然的なパワーを持つ新しい偉大な錬金術師は、既に新たな存在状態にアセンドした人々の序列の中で己の席に着き、それ以降は、もっと深遠な指示を受ける準備ができた、その働き、意志、意図で自らの価値を証明した人々の元に、現れるのも居なくなるのも意のままなのだ。

こうしたこと全てがとても面白く思われたので、私は錬金術や、シェイクスピアの作品に暗号が含まれているらしいという説、そしてまた、シェイクスピアというのが他ならぬベーコン卿か、あるいは、次世代が解読するよう秘密を保存するプロジェクトに従事する錬金術師グループの偽名と思われるという説について書かれた本を何度も読み返した。

ところで、私は、フリーメーソンが世界を支配するために陰謀を企んでいることや、彼らが何かに関与しているとき、いかに数字の33が繰り返し現れるかということに関して、賛否両方、いずれの立場から書かれた本も数多く読んできた。JFKの暗殺さえも、世界を支配する ― あるいは、少なくとも世界を陰で支配する ― ためのフリーメーソンの計画の一部であると言われ、数字の33が繰り返し現れているなどとあれこれ基地外じみた主張や推測を行う連中だらけなのである。
(※JFKと33:アイク『大いなる秘密』下巻334ページ以下)

昨今では、デビッド・アイクが登場し、ダイアナ妃が死んだのはフリーメーソンの生贄になったのだとか、ヨーロッパの貴族は全員フリーメーソンの極秘会員であり、シェープシフトする血に飢えたレプティリアンであると主張している。その一方で、フリーメーソンやシュライナーは、小児科病院を建てたり、慈善事業一般を行っており、私自身を含めて、家系にフリーメーソンの1人や2人居ない人はごく僅かだろう。

これだけ混乱を極め、あれやこれやの「証拠」が挙げられると、全てを解き明かし、「一番は誰なのか」決めるのは至難の業だ!フリーメーソンこそ皆の自由に対する陰謀を抱いている、地球上で一番邪悪な一味であると確信した途端に、全く同じ位の数の証拠を並べて正反対の事を主張する記事や本に出くわすといった具合だ。そうした過程で、1冊の小冊子にめぐり合ったのだが、これによると、新約聖書は「ローマの貴族カルプルニウス・ピソ家の創作物だった」のであり、その諸書はAD70年から140年の間に書かれたという。この小冊子によると、このことを知っている「内輪の組織」が存在し、この組織には、「ボッカチオ、シェイクスピアことベーコン、セルバンテス、ラブレー、トルストイ、ミルトン、スペンサー、テニソン、サッカレー、キップリング、スティーブンソン、ポー、オルソン、ブラウニング、ノイズ、ルイス・キャロル、A・コナン・ドイル、ベルヌ、トールキン、等々が含まれる」という。
(※デーヴィッド・アイク『竜であり蛇であるわれらが神々 上』、安永訳 477-482頁)
http://www.asyura2.com/07/bd51/msg/636.html

彼らの挙げる証拠は非常に説得力があると認めざるを得ない。この小冊子が例証していることが1つあって、数字の22が「クリストス」の、数字の19が「ピソ」のコードだという。数字の24が「イエス」だと、彼らの解釈ではなるのだ。この著者達が誰であれ、彼らは蒸気船の広告から連載マンガ『ディック・トレイシー』に至るまで、あらゆるものに暗号化されたメッセージを読み取るのである!

おおよそこの頃、1人の友人がフリーマーケットで1冊の中古本を手に入れたのだが、私が古代の謎、特にノアの大洪水に興味があることを知っていたのでその本を持ってきてくれたのである。タイトルは『大洪水を生き残った神々の正体』で作者はゲルト・フォン・ハスラーといい、ドイツ語原書からマーティン・エボンが翻訳したものだった。これにはイエスに関係することなど書かれていないと思われるのではないだろうか?しかし、私達はイエスが語ったと言われる言葉を思い出すべきである。すなわち、この世の終わりは「ノアの時と同じ」(※マタイによる福音書 / 24章 37節)ようにしてやって来るのだと。 だから、私の中ではこれら2つが何らかの形で、相互に関連し合っているのだ。読み進めて行って、以下の節が出て来た時には、鳥肌が立ったものだ:


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聖書に曰く:「さて、地上に人が増え始め、娘たちが生まれた。
神の子らは、人の娘たちが美しいのを見て、おのおの選んだ者を妻にした。
主は言われた。「わたしの霊は人の中に永久にとどまるべきではない。人は肉にすぎないのだから。」 こうして、人の一生は百二十年となった」(※創世記 / 6章 1-3節)
この聖なる命令により、神々およびその直系の子孫が900歳以上まで生きていた黄金時代は終わりを告げた。

何百年もの間、この1節は宗教学者を悩ませてきた。それは直訳した字義通りだと「神の子ら」となる言葉のためである。彼らが人間の娘に求婚したというのだ。その結果、聖書の概念にも天なる創造主の概念にも相応しくないが、適切な解釈をもたらすような観念を受け入れるため、幾多のインスパイアされた、複雑な説明を考えるのに約2,000年が費やされてきた。

すなわち、大洪水以降、我々は神のような半不死性を失い、近親相姦 ― インカ皇帝やファラオがいずれも行っていたような ― によって血液の神性を高めようとする努力も失敗に終わることになったのである。。。神の血は薄まってしまったのだ。しかし、神は人間に、神と等しい聖性を望んだ。聖書ではこう言われている:「神は言われた。『我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。。。』」(※創世記 / 1章 26節)

「我々にかたどり人を造ろう」というのは、神々の一族における民主主義的多数による支配的な決定らしく、世界じゅうの神話に見られる。

これは我々に極めて重要な疑問を提起する。聖ボニファティウスが754年7月5日、フリジア人に伝道を行った際、これは確かに生死に関わる、論争を巻き起こす疑問だった。彼は剣で殺されてしまったのだ!こんにちの我々は剣を突きつけられることなく、この問いを発することができる;すなわち:創造主たる神は何という名前だろうか?大洪水以前から地球を統べていた神の名前は何だろうか?神々の中の神、神々の父そして、人類の父と呼ぶにふさわしい神の名は?

もっと簡単に言えばこうだ:もし、ある高度に発達した文明が1万年以上前に存在していて、当時人々が住んでいた諸地域を治めていたのなら、そしてもし、神の如き王が居て、大洪水による滅亡から当時の人々が生き残るのを助けたとすれば、この支配者の名前は、きっと生き残った人々の子々孫々まで伝えられているに違いないのである:それは誰だろうか?

我々はギルガメシュ英雄叙事詩の記述から、大洪水を起こしたのが恐ろしいエンリルであることを知っている。他の神々は彼を敬わなかったが、かなり恐れていた。彼の影響はメソポタミアから他地域に広がることはなかった。彼の敵対者、太陽神シャマシュはより大きな威光を持っていた。彼は依然として、特にアジアではこんにちでも、魔力を持った人物、シャーマンの典型とされている。

しかし、初期のエジプト人ですら、彼らの太陽神をラーという違う名前で呼んでいた。だが、これは必ずしも重要ではない。というのもプラトンによれば、エジプト人がユニークで高度な文明を発達させたのは、知られざるそれ以前の文化に反発してのことだったからだ。

エジプト語の「ラー」は、初期のペルー語に取り入れられた。それは年に一度の太陽の祭りラミないしライミに見ることができる。しかし、この翻案が行われたのは、せいぜい大洪水後にまで遡り得るだけなのは疑いない。ゲルマンの神「ヴォータン」も同じである。

このことから我々はしっかりとした境界線を引くことが可能となる:我々は文化の創造者、街々の築き手、魔術師あるいは農学者として、大洪水後の文明から発生した神々を全て取り除くことができる。我々が探し求めている唯一の神は、このような大洪水後世代の神々の父 ― あるいは祖先 ― でなくてはならない。ちょうどマンヌスの父、トゥイストーが、ゲルマン文化の始祖であるように。

トゥイストー(Tuisto)だって?本当にそうなのだろうか?それともタキトゥスはこの名前を正しく理解していなかったのだろうか?我々の言語の中で最もあいまいで軽い母音の奇妙な繋がりから思い出されるのは、奇妙な関連性である。

そう!それはテュール(Tiu)である。初期のゲルマン人が暦を作るときに彼を思い出し彼にちなんで名付けた曜日が:チューズデーである。そうでなくても、彼は常に天界最高の支配者であるヴォータン/オーディンによって影が薄くなってしまった。

この交代が起ったのは、遅くとも、ユーラシア大陸の人々を大混乱に陥れた民族大移動の時だった。精力溢れるヴォータンが人間の想像や思考の中に位置を占めたのは、ただ単にテュール(あるいはツィーウ (Ziu))が天から除かれたと言うだけの理由からではないだろう。 ヴォータン自身も、彼の霊が宿るカシの木を、伝道者に切り倒される運命だったのだ。

テュール/ツィーウはヴォータンがそうだったようにアース神族であった。そして、アース神族はエジプトおよびメソポタミアという敵対的な世界に、太陽や神の知恵を表わすものとしてこっそり入り込みさえした。。。しかしながら、原初の創造神の元々の名前についての我々の探求はこのような細部にかかずらわって立ち往生すべきではない。我々が聖書やそれ以前のギルガメシュ英雄叙事詩その他の伝説から知ることのできる大洪水を生き延びた者たちは、彼ら自身がそれ以前の世界の神々の生き残りである。。。数千年に亘って、彼らは数多くの名前で呼ばれてきた。正確にはどれだけの数の、どれどれの名前が元々彼らを意味していたのかは、疑うまでもなく、悠久の時が過ぎるうちに単に忘れられてしまったのだ。

ツィーウ神のような神的存在に注意を向ければ、以下の諸点に気付く:

・ツィーウ(Zius)は北ヨーロッパの最高神だった。

・ゼウス(Zeus)として、彼は古代ギリシャの最高神だった。

・ジュピター(Jupiter = Iu-Pitar = Tius-Pater)として、彼は古代ローマの神々の父だった。

・(神’Deity’の由来である)デウス(Deus、ラテン語で神)として、彼は天なるものの基本概念であり、教会のラテン語祈祷書における唯一の神であり、神学(theology)のようにロマンス語でもまた神を意味した。

・オメテオトル(Ometeotle、これまたtheologyによく似ている)として、彼はマヤ文化の最高神だった。

・トウモロコシの神センテオトル(Cinteotl)として、彼は白い神ケツァルコアトルと同一視しうる。

・トナティウ(Tonatiuh)として、彼はアステカの戦死者のために一種のヴァルハラを提供した。

・シウテクトリ(Xiuhtecutli)として、彼は古代メキシコの火の神だった。

・ポーニー族の最高神ティラウ-アティウス(Tirawa-Atius)として、彼は世界に「巨人」を住まわせた功績を讃えられた。

・大洪水を惹き起こし、水を支配した怪物ティエホルツォディ(Tieholtsodi)として、彼はナバホ・インディアンの伝説中に存在する。

・スゼウカ(Szeu-kha)として、彼は大洪水を泳いで生き延びたピマ族インディアンの創造神の息子である。

・グアテマラ・インディアンのハヤブサの神であるティウティウ(Tiuh-Tiuh)として、彼はヘビの血をバクの血と混ぜ、それをトウモロコシ粉と捏ね合せ「こうして人間の肉体を創造した」。この種族によれば、彼は海の向こうの太陽の地トゥランからやって来たという。

こうして絞り込んで行った結果導かれる結論 ― とは言え最終的なものではないが ― とは:古来よりお馴染みの火曜日の神テュールは、原初時代の支配神であり、彼の名前は大層深く人間の記憶に刻み込まれているため、それは悠久の昔から生き残っているのだ。
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カシオペアンズが教えてくれたイエス伝説の裏に隠された、真のイエスの父親の名前は何だっただろうか?トナタ(Tonatha)である。驚くほどトナティウ(Tonatiuh)と似ているではないか。この小さな手掛かりに出会ったまさにこの時、私は錬金術師が実際に大いなる業と不死性を達成できたかどうか、そしてそれがどのようにイエスに関係しうるのかに関する証拠を目の当たりにしたのである。よって、この検討から生まれる疑問とは、カシオペアンズが ― このイエスの実際の父親の名前によって ― 数千年も前のメンバーから成る実在したセクトに関する手掛かりを持っているのかどうか、ということになる。この神々の名前の奇妙なコレクションを見出した今、不思議に思われてくるのは、トナタという名前を示すことによって、カシオペアンズは私達に、このような不死の存在がイエスの生物学上の父親だと言っているのだろうか?ということだ。

こうして辿り着くのは、イエスの「血筋」に関する興味深い話題である。最終的にこれはどこに繋がるのだろうか?最古の神の1つの名前を持つ、この「トナタ」とは一体誰であり、何なのだろうか?

指摘しておきたいのは、カシオペアンズからの、ほかならぬこの情報 ― この時には私達が全く知らなかったこの名前 ― が、有史以前の靄の中に遡る情報と、後に結び付いたということである。そう、この情報は確かに、私達が受け取る以前から、ある組織では知られていたのだが(フォン・ハスラーはそれについて書きたくなかったのかも知れない)、いずれにしても私たちには全く分からなかったのである。

これによって、カシオペアンズは実際に彼らがそうだと称する存在であることが証明されたことになるだろうか?そうはならない。しかし少なくともそれは、何らかのソースとの繋がりを示すものだろう。たとえそれが単なる宇宙の意識、あるいは「アカシック・レコード」であろうとも。

ところで、別の方向も調べるようにと与えられた手掛かりが、最終的には奇妙な具合に結び付いたため、私達はここで立ち止まって、そっちの方向も検討するとしよう(言った通り、込み入った展開になるのだ!)初めて私がオーク・アイランドの話を聞いたのはまだ子供の頃だった。

祖父は何冊かの雑誌を予約購読していたのだが、そのうちの1冊(『アーゴシー』誌だったと思う)に、オーク・アイランドの謎に関する記事が出ていたのだ。私はこの記事に完全に魅了され、これは多年に亘って心の片隅にあった。

カシオペアンズが現れた後の私は、キャンディー・ストアの子供状態だった。蔵書を調べては世界の謎について、あらゆる事について次々に質問するのは楽しかった。ある意味これは彼らがそうした事について何というか聞いてみようという一種のテストだったが、彼らの言明に何の愛着を抱くこともなかった。というのも、多くの場合、それは確かめようが無かったからである。これらの謎に関しては、どの説も甲乙つけ難かった。最初は単なる好奇心から、後で分析しようと大量の交信文を残そうとし、矢継ぎ早かつ行き当たりばったりに聞きまくった。同じテーマがセッションのあちこちに散らばり、編集する手間が増えて、後々頭痛の種になるとは思わなかったのである。ちぇっ、カシオペアンズが私の人生にどれほどのインパクトを及ぼすか分からなかったのだ!最初の1ダースかそこらのセッションは記録さえ残さなかった。そんなに重要だとは思わなかったからである!

しかし、オーク・アイランドの謎に関するカシオペアンズのコメントに行く前に、これに関して、正確にはどんな事が知られているのか手短に要約しておくのが有益だろうと思う。


オーク・アイランドの謎

オーク・アイランドはノバ・スコシア州の海岸部に位置しており、かつて島に点々と生えていた沢山のカシの木が島名の由来だろうと考えられている。家を建てて住んでいる島民が2人居り、最近では本土と島をつなぐ土手道が造られており、事実上もはや島ではなくて半島となっている。(原注1)


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原注1:オーク・アイランドに関する本や記事は(ハードコピー版の=)参考文献を見られたい。
(※なお日本語サイトでは、 http://www.voynich.com/oak/index.html が詳しいです。)
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他の伝説と同様に、オーク・アイランドの発見に関しては真偽のほどが疑わしいバージョンも数多く存在している。一説によれば1795年、数名の少年たちが、冒険ゲームで、あるいは挑発に乗るかして、島に漕ぎ渡って探検を行った。彼等は島の謎解きに魅了された。というのも、島から奇妙な光が見えるとの報告があり、地元のインディアンも幽霊が出ると主張していたからである。

このような物語が語り継がれる背景を知っている地元民は、この島には間違いなく幽霊が出る、しかも危険なヤツが出ると考えていたのだった。島のあるチェスター地方の、ある女性は、母親が初期の入植者の1人だったのだが、彼女の報告によれば、ある時、炎と灯りが見えて、船一杯に乗り込んだ男たちが探索に向かったが、跡形もなく消えてしまったという。こんにちの都市伝説みたいではないか。

物語のどのバージョンにも出て来る少年たちの名前は、ダニエル・マッギニス、ジョン・スミス、アンソニー・ボーンの3名だ。

少年たちが発見した物の話になると、またもや幾つかのバリエーションがある。大きなカシの木があって、突き出た枝から大型船の滑車がぶら下がっていたという説と、枝に「焼け焦げた跡」があり、恰もそこからロープで重荷がぶら下がっていたようだったという説である。木の下や周り一帯の草木の詳細についても、刈り取られていたとするものと、新しく生えたものだったとするバージョン違いがある。

少年たちはどうやら、海賊が埋めた財宝を見付けたと思ったようで、埋まっているのが何であれ掘り出そうと、採掘道具を取って来た。彼等は直径4mの丸い坑道を掘った。すると、基本的な物語によれば、様々な深さに奇妙な物 ― 仕切り ― が見つかった:1.2mのところに敷石が;3mのところにしっかりとしたカシの木の台が;6mと9mのところにも、カシの木の台があった。

3人の少年にはこんな深く掘れないのは明らかである。確かに謎めいた何かがありそうな気配が感じられた最初の発見の後、少年たちは地域の大人何人かに助けを求めたらしい。しかし全ては無駄に終わった。というのも、彼らが宝に辿り着いたと思うや、突然坑道が水で一杯になったからだ。9年が経過した。1804年、シメオン・リンドは宝探しのための会社を組織して掘削を再開した。12m地点には、パテを塗ったカシの木の層がまた見つかった。さらにそこには、木炭の層もあった。15m地点では、ヤシの木の繊維に被われたカシの木の台があった。深さ18m、21m、24mにカシの台があり;伝えられるところでは、深さ27mには90cm x 30cmの平らな石版が見つかった。この石はこの地の産でない上に、奇妙な印が刻まれていたという。

この石に関する物語は幾らか込み入っている。これは多年に亘って暖炉の背面に据え付けられていたと言われる。後にこれは「修復され」、掘り進めるための資金を集めるために公開された。言語の専門家が暗号を解いたと主張、彫られた記号を「3m下に、2百万ポンド」と訳した。この世紀の初期にこの石を見た別の人の記憶では、彼が見た時には奇妙な記号など無かったという。それは消えてしまっていたらしい。

深さ29mのところで、水が流れ込み始めた。どうやら坑道には石を並べて芯にヤシの繊維を詰めた水路が海から引かれているようだった。1849年には新会社が結成され、5つの穴を掘った。彼等は29mの深さに厚さ13cmのトウヒの台があるのを見付けた。その下には30cmの空間があり、それから10cmのカシの層、さらに55cm掘ると金属片が出てきた。金属の鎖3本も回収されている。

この出来事は掘削者たちを興奮させた。というのも、鎖は金で出来ていて、古代のもののようだったからだ(だが、実際にこれを見た人が書いた報告を私は読んだことがない − 常に噂なのだ)。その後も掘削者たちは掘り進み、20cmのカシ、55cmの別の金属片;10cmのカシ;15cmのトウヒ;さらには2mの粘土の層が出てきたが、そこまでだった。ある時、ジェームズ・ピットブラドがドリルの刃先に見つけた何かを着服したと報告されているが、これが本当に起こったのか、そうだとしてそれが何だったのか、確かな所は分からない。

1859年、別の試みがなされた。繰り返し坑道を水で一杯にしていた水路が発見されたのだった。浸水トンネルが見つかったことで、多くの馬鹿者たちは、素晴らしい財宝が存在すると確信したのだ。彼等の推論によれば、ありふれた宝ならば、隠すのにこれほど面倒な事をする人が居ようとは思えなかった!もちろん、より理に適った理由とは、決して掘り出すつもりがないということは、つまり、それは宝であろう筈がないということなのだが。

1865年にはさらに別の試みがなされた。この一団は元々の坑道の傍に斜めのトンネルを掘って、浸水路に対するダムにしようとしたのだ。失敗だった。

1894年、新たな1団が浸水トンネルを爆破した。彼等が坑道にパイプを降ろすと、39mの深さで鉄の層にぶつかった。障害物を掘り過ぎると、深さ46mでセメントの箱にぶつかった!箱の中を貫通したドリルは5cm先で13cmのカシの木の層、その次に「大きな金属製の物体」、「柔らかい金属」、さらには「もっと柔らかい金属製の物体」を貫通した。

私にはどうも、何かの大きな機械がそこには埋めてあって、それを彼等は単にドリルでバラバラにしていたようにしか思えない。1931年と1963年にも発掘が試みられ、幅24m、深さ40mの穴が掘られたが、何も見つからなかった。

1990年代、水中TVカメラによって、3つの金庫と1つの切断された手らしきものが映し出された。ダイバーは深さ70mまで潜ったが何も見つからなかった。ここで疑問なのは:どうしてそんなところに切断された手があったのだろうか?ということである。200年に亘る坑道掘削の試みの間に亡くなった人々数人の遺体は、全て回収されていた。いずれにしても、撮影の照明が悪かったし;大きさが分かるようなものも映っていなかった。金庫らしきものは5、6cm四方の木片だったのかも知れない。このフィルムで幾分なりとも証明されたのはただ1つ、何らかの坑道が存在しているということだけで、それが採掘が行われる前からあったのかどうかは何とも言えない。

さて、私が明らかに疑問に思うのは:財宝を埋めた誰かさんはどうして、標識になる石や地面の窪み、木についたしるし、その他、上に述べたような、財宝を隠したという明らかなサインを残したのか?ということである。あまり意味がないのではなかろうか?

物語、伝説、仮定、信念そしてウィッシュフル・シンキングの全ては、大金を得るために掘削資金を得ようという下心のあるトレジャー・ハンターたちが作り上げてきたものだ。やがて、この謎を、聖杯探求や契約の櫃、等々の伝説と結び付ける人々が出てきた。信じる証拠となるような人工物は何ら存在せず、この遺構自体、真剣な考古学者なら混乱を収拾しようとなど夢にも思わないくらい、欲のために破壊されてきたのである。

どの本、記事、調査の噂にも、貪欲と強欲が濃い影を落とし、事実を隠している。私達は好き放題にウィッシュフル・シンキングを行えるけれど、だからといって物語が真実になる訳ではない − その通りには。だがこれが最も重要なことなのだ。煙のある所には、たとえほんの小さいものではあれ、何かの火種があるものだ。オーク・アイランドに関して、答を知りたい真の疑問点がある。

当然ながらまず疑問なのは、そもそも謎はあったのだろうか?ということだ。1862年に新聞記事になるまで、オーク・アイランドに坑道が存在しているという確かな証拠は無かったのだから、最初の報告文は多少とも正確であると信頼できるのだろうか?もちろん想定できるのは、記事を書くのを正当化するような何らかの証拠があって、それが確認されたのだろうということである。

最初の発見が1795年に行われたということは、それが語られるまでに67年が経っていたことになる。物語を読み返してみると、この67年の間には数えきれないくらいの努力がなされたと主張されているのが分かる。

発見を行った少年たちの物語を考えると、67年間というのは、出来事の記憶を持っている人が生きていて語るのに長すぎるということもないだろう。だから、この話は切り捨てる訳にはいかない。

1859年に多大な努力が為されたと主張されているが、これは新聞記事になる3年前であり、もし現場に、いわば何かがそこにはあるという何らかの証拠が無ければ、1865年および1894年の努力は試みられなかったものと思われる。

かくしてどうやら、最後の考察に基けば、この物語には一理あるという可能性が出てきた。それでは次の疑問に移るとしよう。

もし、語られているような元々の坑道があったとすると、それは誰が掘ったのだろうか?それを掘る能力があったのは誰なのか?それは保管庫だったのだろうか?もしそうだとしたら、何が保管されていたのだろう?それが保管庫ではなかったとすると、元々あったらしい景観の乱れについては、他にどんな説明があり得るだろうか?今になって、ありったけの嘘と混乱をかき分けて調べることが可能だろうか?

最初に掘られた時に報告されている、木の枝の焼け焦げた跡あるいは滑車、そして弾痕についてはどう説明すればいいのだろうか?これは海賊や財宝の証拠だろうか?あるいは火薬庫の?しかし、もしそうだとしたら、どうしてこんな極端な手段を講じたのだろうか?これではお宝に素早くアクセスするのはほぼ不可能ではないか。これは納得できない。もしこれが少年たちの犯したただの悪ふざけだとしたら、確かに史上最も手の込んだ、寿命の長いイタズラの1つである!

どうやら私達は、200年に亘って筋力と頭脳による解決を拒み続けている大いなる謎に直面しているらしい。さて、このテーマについて、既にこんなにも多くを語っているのだが、それにもかかわらず、この謎は具体的に検証可能な方法で解決されていないのだ。これ以上さらに混乱させるような考察を、どうして私が付け加えられようか?私としては、カシオペアンズの注釈を述べるのみである。多くの事がこれらの手掛かりの結果分かったのだ。

初めてオーク・アイランドの謎についてカシオペアンズと議論したのは、実は幾分似ている謎についてのやり取りをしていて、その中で後知恵的に思い付いたからだった。似た謎というのは、私が古いフェート・マガジンの記事を読んでいたところ、次のように書かれていたのである:「チェコの山中深く隠されて、古代の坑道と塔が存在していた。どうやら進んだ技術によって建てられた模様だが、絶滅した獣の骨よりも古い代物のようだ。。。」

筆者のアントニン・T・ホラークが綴った洞窟探検アドベンチャーは、チェコのレジスタンス・メンバーによるもので、第2次大戦中の1944年10月に起った。ホラーク氏はこの報告を1965年にチェコスロバキアの友人たちに確認してもらったと述べている。物語はアメリカ洞窟学会の1965年3月会報として出版されたが、それは他の洞窟学者に探検に着手する興味を起こさせようとしてのことだった。洞窟学会誌に物語を語ったスロバキア人のレジスタンスの隊長は、どうやらこの洞窟の中に隠れていたらしい。一緒に居た仲間は怪我をしていて、これはプラヴィンスやリュボフニャといった村々の近く、北緯49.2度、東経20.7度の所で農夫にやられたのだった。農夫はスラベクという名だった。


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スラベクは裂け目の中に岩を動かして、この広々とした洞窟への入り口である低い割れ目を開いた。マーチン(負傷した仲間)を隙間に置いてきた我々は、スラベクの儀式ばった動作に驚いた:彼は自分自身に、我々1人1人に、そして洞窟に対して十字を切ると、深く一礼したが、その後ろにある壁の穴に私は注目した。。。スラベクは彼の洞穴のこれ以上先に行かないようにと私に頼んだ。彼が言うには、父親や祖父と一度だけこの洞窟に入ったことがあるが;これは巨大な迷路で、落とし穴だらけ、毒気のたまり場があるし、「確かに幽霊が居て」、探検したいなどとは思わなかったという。
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言うまでもなく、我らが隊長は非常に興味を抱き、文盲の農夫をかくも迷信深くさせた、この洞窟を探検することに決めたのだっだ。


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私はライフル、ランタン、たいまつ、ピックを携えて洞窟ツアーを始めた。さほど曲がりくねってもおらず危険でも無い道だが、ところどころ狭くなっている。常に道の、最も楽な側を選び、目印を付けながら進んで行くと、約1時間か1時間半で長い平らな道に出、行き止まりにはドラム缶ほどの太さの穴が開いていた。這いながら膝を曲げて進むと、私は驚きのあまり凍りついた。そこには巨大な、白く縁どられた黒いサイロが立っていたのだ。。。これは奇妙な自然の絶壁か、黒い塩か氷か溶岩のカーテンだと思った。しかしよく見るとその外観からは周りを取り巻く岩に支柱が張り出していて、これが人工の構築物らしいのに気付いた私は、当惑し畏敬の念を抱いた。

美しい円筒状にカーブを描いたそれは、直径約25mの巨大な形をしていた。この構造物と岩との接点では、巨大な石筍と鍾乳石が白く輝く枠を形作っていた。

壁はむらの無い濃い藍色である;素材はおそらく、鉄と火打石、ゴムを合わせたような特性を備えていると思われる。ピックで叩いてみたが何の跡も残らず、強く弾き返されてしまう。

塔のような大きさの人工物が、人目に付かない荒地にある山の中腹の岩に組み込まれているのだ。これは伝説にも出てこない遺跡であろうか、それとも、長年かけてできた洞窟の堆積物に覆われた、成長し過ぎた鉱山の成れの果ての姿かと考えると途方に暮れてしまう。衝撃の事実だ。

即座に見分けられないが、下の方から来ている岩の割れ目は幅20から25cmで、2から5cmの幅に先細りになりながら、洞窟の天井へと消えている。その内側の左右は、真っ暗で拳ほどの大きさをした、鋭い窪みと裂け目になっている。割れ目の底は、かなり滑らかな、黄色い砂岩でできた溝になっていて、急な勾配で壁を下っている。

私は火のついたたいまつを投げ込んでみた;落ちて行ったそれは大きくパチパチ鳴った後、シュッと言って消えた。まるで白熱した鋤の刃をバケツの中に落としたようだった。自分の痩せた身体なら、この逆さまにした鍵穴のような穴を通り抜けられると思った私は、冒険心に駆られ中へと入った。
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彼は動けなくなってしまい、苦労して抜け出すと、あきらめて仲間の元へ戻った。1944年10月24日に戻って来ると(手記は日記からのものである)、隊長は再び目的地を目指した。彼は服を脱ぎ、ヒツジの脂にくるまると、難儀しながらも何とか塔の中に入った。中は曲がった黒い坑道になっていた。

隊長は沢山の灯り ― たいまつ、ランタン等々 ― を携えていた。だが、全ての灯りを合わせても天上を照らし出すには至らなかった。日記によれば、彼は立ち去ると翌日も戻って来て、再びヤギの脂を身体に塗りつけると裂け目に向かった。

今回、隊長は、上に向けて銃を撃ち始めた。音が反響したために、殆ど鼓膜が破れそうになったが、弾が何かにぶつかる音がしなかった。それから彼はいくらか上の方の壁自体を撃った。すると青緑色の火花とゆらぐ炎が見えた。床を掘ってみると、化石化した動物の歯が見つかった。

10月26日、またもや戻って来た隊長は、ランタンをずっと高く差し上げるための棒を持って来たが、それでも天井は見えなかった。この時、仲間が亡くなったので、彼は自由になって自分の部隊に復帰し、物語は終わる。

未知の材料で出来でいて、その周りに、かなり古い山が「後から出来上がった」という、人工構造物に関するこの冒険談が、私の好奇心をグッと刺激したのは言うまでも無い。一体誰、あるいは何のせいで、こんな物が出来たんだろう?そこで私は尋ねた:


941210
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=30613322&comm_id=2590126
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Q: (L) 私がとってる、あそこのフェイト・マガジンの中にあった話なんだけど、ある人が、洞窟の中に巨大な構造物を発見したのね。彼は第2次大戦中に負傷して、そこに隠れてたの。チェコスロバキアのタトラ山脈の坑道にね。この男が洞窟で見つけた、これって何だったの?

A: トカゲ生命体によって造られたマグネシウムの壁。309,448年前に造られた。
(※いわゆる「309,000年前」と言われるエデンの落下は、309,882年前
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=27760103&comm_id=2590126
基地の一部だった。天変地異の間に埋まった。
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答が出てしまった!確かに検証することはできないにしても、「埋まった」という言葉が引き金になって、私は最近読んだオーク・アイアランドのことを考えた。オーク・アイランドに関する一切も同時に片付けてしまえばいいではないか?シーズがそれについて言うことを信じる必要はないが、他の誰もうまく説明できないのだから、誰かが傷つくこともないだろう。私はまさかパンドラの箱を開けようとしているとは知らなかった!


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Q: (L) オーク・アイランドに埋まってたのは何?

A: 再生器

Q: (L) 再生器って何?

A: 再分子化装置

Q: (L) 誰がそこに設置したの?

A: トカゲ生命体。

Q: (L) いつそこに置いたの?

A: 大体1万年前。

Q: (L) 連中は、時々それを使ってるの?

A: No. [私達は他の誰かが使っていないか聞かなかった]

Q: (L) 未だ動くの?

A: かも知れない。

Q: (T) その再分子化装置の目的は何?

A: 物質を再生する。

Q: (L) 物理体とかを?

A: Yes.

Q: (L) じゃあ、そこに行って傍に立つか、中に入るかなんかすると、自分が再生される訳?

A: どんな物でも。

Q: (L) そんなのを倉庫に置いといたら本当に便利そうねえ。それをそこから持ち出す方法はある?

A: 多分。探検の計画を立てるのかな?

Q: (L) No, ただの好奇心よ。どのくらい深く埋まってるの?

A: 深い。

Q: (T) それをトレジャー・ハンター・マガジンに送れば、志願者はどのくらい深くまで行かなくちゃならないか分かるだろう。

(L) そうね、それが何なのか教えてあげたら、本気で掘り出そうとするでしょうね。

(T) そう、これは再生器なんだ。
「何だって?」
「再分子化装置だけど、何か?そんなことも知らなかったのかい?再生されたいと思ったことは無いのかい?時間の支配者にだってなれるんだぜ!」

(L) 友達をびっくりさせよう。敵を困らせよう。どんな娘だって遠くから暗示にかかっちゃうんだ。だって強力なパワーなんだぜ、キミの。。。[声を揃えて]再生器は!

(T) ワァオ!見ろよ、奴の再生器のでかいこと!www センキュー。

A: Good Night.
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ご覧のように、もはや手遅れであり、私達は皆少々いかれてしまっていた。この後が大変な事になろうとは、殆ど分かっていなかったのだ!

数か月後、上の交信文を読み返した私は、これについてもう少し質問しようと決めた。シーズは既に、次元間原子再分子化(Transdimensional Atomic Remolecularization, TDARM)について、それはタイムトラベルの方式であり、次元間や密度間を移動するのに使われる技術だと言っていた。彼等が言うには、再分子化とは、超新星の働きによって第4密度以上の「思考」を形質変換して、第3密度の物質を組み立てる方式なのである。それで私は、オーク・アイランドに埋まっているのもてっきりTDARMだろうと思い込んでいた:


950422
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=50806911&comm_id=2590126
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Q: (L) 先日少しばかりオーク・アイランドについて話したでしょ。交信内容を読み返してみたんだけど、私達、ある事について突っ込んだ質問をしてないのよ。それについて、今、聞いてもいいかしら?

A: Yes.

Q: (L) OK, あの時あなた方、次元間原子再分子化装置がオーク・アイランドに埋まってるって言ったのよね?

A: Yes. [そう、私の仮定は正しかった]

Q: (L) 誰がそこに埋めたの?

A: 学びなさい。 [彼らが前回、トカゲ生命体がやったのだと言っていたことに注意。それなのに、今回は見かけ以上のことがありそうな口ぶりだった]

Q: (L) 学ぶ準備は出来てるわ。だってあなた方、これから教えてくれるんでしょ?

A: あなた方は既にツールを持っている。

Q: (L) 私達が既にツールを持ってるってどういう意味?

A: 私達は、あなた方の最も貴重な品を使うよう教えてきた。

Q: (L) つまり、もちろんのこと、頭よね?

A: その通り!
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疑問点を自分で調べるよう、私達は初めてはっきりと言われたのだった。時が経つに連れて分かって来たのだが、このタイプの質問 ― 私達が解明しなくてはならないもの ― とはどうやら、私達の「運命付けられた」ミッションに関係があるらしい。これは私独自の仮定にすぎず何の根拠もないという訳ではなく、手掛かりが組み合わさって来ると、読者も自分なりの評価ができるようになるだろう。

カシオペアンズが言っていたことが本当であると何とか解明できるよう、私はオーク・アイランドというテーマに関してさらに幾らか調べてみた。だが、様々なソースを読むほど、混乱するばかりだった。そこにあるのは、情報や人工物に関する嘘、操作、改ざん、そして本件にまつわる歴史の到る所にある、信じられない程の貪欲さを示す証拠だった。どうやら本件に関わりのあった全ての人々が、そこには大量の資金が埋まっていると信じ、自分がそれを掘り出すためなら何だってやると思っていたようなのだ。結果はひどい混乱だった。私はこのオーク・アイランドの謎というものは全く理解できないだろうと確信した。


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Q: (L) OK. オーク・アイランドに関して読んでみたんだけど、1703年以前には光が目撃されたという伝説があるわ。 [少年たちが島に漕ぎ渡り、のこぎりで切り取られた木の枝にロープ跡があることや地面が窪んでいることを発見したのが1795年だったことを思い出されたい]

A: Yes.

Q: (L) 1703年以前ということは、少なくともそれまでには何かがそこに埋められたことになるわ。地元の人々が目撃し報告している光とは、地球人ではなく、異星人の乗り物の光だったの?

A: 電磁気の特徴。

Q: (L) 1795年、少年たちが初めて窪みを発見した時の状況としては、窪みの上にあった木の枝がのこぎりで切られていて、そこには滑車が使われたようなロープの跡があったのよ。

(T) もし、人類より進んだ生命体が穴を掘ったのなら、吊りチェーンと滑車は使わないだろう。

(L) それは私も分かるわよ。だから、木の上にこの類のものがあった証拠が本当なら、そこで何かやっていた誰かは人間程度の技術しか持ってなかったのよね?

A: Yes.

Q: (L) 一方で、私の考えでは、歴史上坑道が作られた時点でそれが出来たのは人智を超えた技術が使われたからなのよ。構造図からすればかなり明らかだわ。

A: 既知の技術を超えていた。

Q: (L) でも、滑車を使った証拠からすれば、何か掘り出そうとした活動には人間が関与していたんでしょうね。

A: Bingo. 「高次の」パワーと心を通い合わせている人間は常に存在してきた。私達が言っているのは、この事件などにおける、意識の交流のことだ。

Q: (L) OK, この坑道を建造するにあたっては人間と他のパワーとの意識の交流があったのね。これを行ったのは人間のどのグループ?

A: 学ぶのは楽しい。

Q: (J) 海賊かしら?

A: No.

Q: (L) インディアン?

A: 続けなさい。ネットワークだ。

Q: (L) フランス人とイギリス人が居たのよね。バイキングは?

(F) No, バイキングはこの600年前だ。

(T) 穴らしきものが掘られたのがどれくらい前なのか分からないな。

(L) 木の上のロープの焦げ目に直接関係ある穴が掘られたのはいつなの?

A: 1500年代。国籍は問題ではない。

Q: (T) この再分子化装置は1500年代に掘り出されたんだ。誰かが高次のパワーから、掘るように言われたんだ。

A: セクト情報にアクセスしなさい。

Q: (L) それじゃあ、宗教団体かも知れないのね。

A: さて、交流を主張していたのは誰だろうか。ローラは大量の読書で吸収したメモリーバンクの中に情報を持っている。
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私は思い出せなかったことを白状しなくてはならない。1500年代の北アメリカをブラブラうろつき回って、高次のパワーとこのような意識の交流を行っていた「セクト(宗派)」など全く思い付かなかったのだ。「高次のパワー」という風に引用符を付けたのがシーズであること、そして元々彼らは、装置を埋めたのが「トカゲ生命体」だと言ってもいたことに注意されたい。ヨーロッパのマグネシウムの壁も同じようにして出来たと言われていた。坑道から何かを掘り出すのに関与していたのは人間かも知れないという私の推測は肯定され、私達が今議論しているグループが必ずしも装置を埋めたグループではないということだった。

となると問題は:私達が探している、交流を求めていたグループが、「正義の味方」だったのか「悪党」だったのか?ということである。トカゲ生命体が埋めた物は盗まれた後だったのだろうか?それとも、彼らの手中にあったのか?オーク・アイランドに何かを埋めた人々と1500年代にそこを掘っていた人々とは全く別だと思われた。あるいは同じだったのだろうか。


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Q: (F) その時代に交流を主張していた宗派が存在したのかい?

A: Yes.

Q: [この時、私は全く闇雲に質問していた]
(L) おそらくこれは、後にケージャン
(◆米ルイジアナ州(テキサスの東側)に住むアケイディアンAcadian移民の子孫。Acadianは、カナダ(Nova Scotia)(旧・フランス植民地)からの移民)
として知られるようになる、当時そこに住んでいたフランスの宗派と関係があるのよ。。。アケイディアンのことだわ。。。この地域はアケイディアと呼ばれてたの。。。これはケージャンでしょ? [もちろん、後にケージャンとなったフランス人入植者という意味である]

A: 多分。 [今では分かるのだが、「多分」というのは単に「近くはなっているが、まだ外れだ」というヒントである]

Q: (L) さて、この記事によると、この坑道を掘るには、100人の人々が6か月間毎日働く必要があったということよ。。。

A: No.

Q: (L) またこの記事によると、これは1780年に掘られたに違いないと言ってるわ。。。 [この記事は、1703年以前に島から奇妙な光が見えるという報告を考慮していないものだった]

A: No.

Q: (L) 彼等が坑道をドリルで掘った時、幾つかの金の欠片と1枚の羊皮紙、それと多分他のがらくたが幾らか出てきたのよ。これらは何だったのかしら?

A: 錬金術。
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この答えでもって、シーズは数多くの大いなる謎に対する最も重要な手掛かりを与えてくれていたのだが、当時の私達には分からなかった。何であれ、そこに隠されていたものは錬金術に関係があるという。もしそうなのだとすると、「トカゲ生命体」と仲間達によって盗み出されて隠されていたということなのだろうか?それとも、最初から連中のものだったのか?私の推測では、連中のものだったのだとすると、こうまで徹底的にそれを隠す必要は連中にはなかったろうと思われた。連中がこのように行動した理由として唯一思い付いたのは、何であれこれは、連中には何らかの理由で使えない ― あるいは破壊できない ― 何かなのだが、誰かが使うのも邪魔したいものだろうということだった。


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Q: (L) これらの人々がこれに関与していたのだとすると、彼らはどうしてそれをやったの?

A: そうするよう指示された。

Q: (L) 彼等が接触していた高次のパワーに指示されたのね?

A: Yes.

Q: (L) 彼等はそれをどうするつもりだったの?いずれ誰かがそれを取りに戻って来るつもりだったの?

A: No.
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さて、明らかに問うべきだったのに問われなかった質問は:もしそれが1万年前にリジーによってそこに埋められて、この人々がそれを掘り出し、また埋め直すように指示されたのだとすると、彼等は1500年代にこれをどうするつもりだったのだろうか?あるいは、そもそも彼らはこれを掘り出すのに失敗したのだろうか?


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Q: (T) これは特別な理由があって、この場所に埋められたのかな?

A: もちろん。

Q: (T) 場所自体も、これが埋められた目的に関係あるのかな?

A: 磁気的。

Q: (T) 地球には他にもこれが埋められてるのかな?

A: Yes.

Q: (T) 何らかの幾何学模様を描いて並んでいるんだろうか?

A: 多分。

Q: (T) これらは協働的に機能するのかな?

A: 多分。

Q: (J) 他のはどこに埋まってるのか教えて頂戴?

A: 頭を使いなさい。そのためにあるんだから。

Q: (T) 僕らは頭を使ってるさ。それで、これについて君たちに話しかけてるんだ。友達だからね。

A: 都市への近道。

Q: (T) そういうことか!僕らはまだ第3密度に居るんだ!頭を使っても。。。

A: 母なるカシオペアをからかうべきではない!

Q: ww
(T) これが埋まっているパターンを辿れば、次のに行き当たるかな?

A: 試してみなさい。

Q: (L) OK. これの機能の話に戻るわよ。あなた方、これは掘り出されるために埋められたんじゃないって言ったわね。本当にそこに置いておくために埋められたの?

A: Yes.

Q: (L) なるほど、それでこんな埋められ方をしてるのね。おそらくある深さで、彫刻が施された石が見つかったらしいわね。不注意で壊されたものよ。何が書かれてたのか知りたいわ。これにアクセスして何て書かれてるか教えて頂戴?

A: 測量標識。

Q: (J) もしかしてこの装置はアトランティスのクリスタル・ピラミッドと何らかの関係があるの?

A: 少しは。

Q: (J) ピラミッドはこの装置に動力を供給することに関係してたの?

A: Yes.

Q: (L) この装置は引き続き稼働してるの?

A: No.

Q: (L) これはどんな刺激があると稼働するの?って言うか、想定されてるのは。

A: 磁気異常。

Q: (J) 地震によっても?

A: あり得る。

Q: (L) 自然に起こる磁気異常のこと?

A: 両方。

Q: (L) それじゃあ、地球上で自然に起こるものでも、何か他のソースから発生したり刺激されたものでもいいの?

A: Yes.

Q: (J) この装置はこの密度に入って来る入り口なの?

A: そのようにも使用可能。

Q: (T) これはスタンド・アローン・マシンかな?それとも他のとつないで使うのかな?

A: どちらか。

Q: (T) 小さいのが起きたときには2つだけが起動するけど、大きいのが起きたときには可能な限り多くが稼働するように配置されてるのかな?

A: OK.

Q: (L) 誰のものなの?誰が建造したの?

A: 自分で答えを見付けなさい。もうこのテーマは十分だ!!!

Q: (J) きっともう質問お断りなのね!
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彼等が既にレプトイドがこれを建造して、元々そこに置いたんだと言っていることを考えると、私が馬鹿な質問をしているのはさておき、本当に考えるということを学び始めようとする様子をご覧になって、それが確かに苦闘であることがお分かりいただけただろう。仮定を取り除き、創造的思考のプロセスが流れるようにするワークとは大変なものなのだ。しかし、この後私を待ち受けていた、僅かな手掛かりに基く探求に比べれば、こんなものはまだまだ大したワークではなかった。

結局、「宗派(セクト)」、「アケイディア」それに「錬金術」、そして時期が1500年代であるという手掛かりについては、どれも自分で調べて行くしかなかったのだ。それで私は再び猛勉強したのだった。普通に利用できる文献では望むような知識は得られないと分かった私は、錬金術につながる手掛かりを探し始め、次々と辿って行った。人名と年代、そしてあやふやな引用をリストにして、それらを辿り始めたのだ。文献の数は大変なものだった。

曖昧な錬金術の文献を手に入れても、奇妙な暗号化されたメッセージと風変わりな絵が一杯で、理解する洞察力のある人には何かが明かされているものらしかった。私はどうやらそんな人間ではないらしく、来る日も来る日も、セクシャルなニュアンスを帯びた実験に関する、基地外じみた記述から何らかの意味を見出そうと奮闘したのだが、こうした文献の殆どは、その冒頭で、真理は平易に語られるだろうと宣言していた!

(続く)
posted by たカシー at 16:53| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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