2013年02月18日

世界秘史 第2巻『彗星とモーセの角』 第9章:善 対 悪 − 宇宙的なつながり(抜粋)

http://www.sott.net/article/258463-Celestial-Intentions-Comets-and-the-Horns-of-Moses

世界秘史 第2巻『彗星とモーセの角』 第9章:善 対 悪 − 宇宙的なつながり(抜粋)


「天の意図(クリューブ)」
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=66007535&comm_id=2590126


本シリーズの各巻の素材を集めるため、私は山のような文献を読んできた。その中には考古学や歴史学があり(偽りが多く、データから合理的に再構築する必要あり)、諸科学特に、天文学、地質学、遺伝子学(これらは考古学や歴史学と正確に対応する筈であるが、これまで論じてきた理由から普通そうは行かない)からのインプットが多かった。こうした読書の結果、ある事が徐々に明らかになってきた。すなわち、この地球には宇宙から、繰り返し何度も何度も様々なタイプの衝突があったのであり、最もよく知られているタイプが、ツングースカ上空における彗星の断片の空中爆発である。このような出来事は、文化、国家、文明さえをも繰り返し屈服させてきた。暗黒時代はその必然的な結果であるが、やがて人間社会が復興し始めると、神話が作られ、あるいは宗教が生まれ、ないしはツイストや歪みが加えられてよみがえり、前の時代の文明が滅んだ事実は常に、比喩や寓話のヴェールによって隠蔽されるのである。

どうして?これは何たる狂気の沙汰だろうか?

実はごく簡単なことなのだ。歴史上、人々が大気や地面、あるいは天候の乱れを目の当たりにし、またこれらがもたらす飢饉、伝染病、ペストに苦しみだすと、彼らは一人で、また集団でもって、自分達の指導者になんとかして欲しいと頼むのである。「聖王」の考え方はここから生まれたものである:王は民のため神に許しを求めることができなくてはならないのだ。もし王が取り成しに失敗すると、解決策を探さなくてはならない。生贄が捧げられ、儀式が行われても効き目がなく、神の怒りが鎮まらないときはもちろん、王は死なねばならないのだ。これはおそらく、何であれ脳に加わるストレスを和らげてくれるものを探そうと人々を駆りたてる、同じ脳スイッチが入るためなのだ:「神々が怒ったら、スケープゴート(生贄の羊)を見付けよ」というものである。国家の存亡に関わる危機なのだから、責任者である王とエリート達の罪であるのは全くもって明らかである。さらに重要なのは彼らが本能的に、このような反応が身の破滅をもたらすと知っていることだ。

反面、人類の歴史とはどうやら、多かれ少なかれ腐敗した支配者層エリートが出続けるのが特徴のようであり、このような腐敗こそ、文明が宇宙的大惨事を引き寄せるメカニズムであるのも当然であってみれば、そんなエリートを咎め失職させることこそが良い解決策である。しかし問題なのは、このような内在的メカニズムを人々が理解していないことであり、つまり、更なる破滅を防ぎたいならば、将来的に腐敗したエリートがのさばるのを何としてでも防ぐべきであるという知識が、人々に欠けていることを意味する。

結局、人々とエリートのいずれも、それぞれ理由は異なるものの、周期的な大惨事をないがしろにするような思考的枠組みを求めることになる。民の方は、確実にやって来るものの、予知が不可能な大惨事による圧倒的なストレスを緩和したいのであり、エリートはと言えば、権力の座に留まりたいのである。双方の目的に適う妥協が、エリートは民を災厄から守ることが出来るという妄想である。この妄想は様々な形をとる:神々を宥める儀式、斉一論的、平穏無事な人類進化を示すような歴史への改訂、そして、非常に沢山のプロパガンダである。

このような嘘は、大惨事と大惨事の間の平穏な時期にはうまく機能する。しかし歴史が示すのは、火山が噴火し、彗星が空を焦がし、流星群や異常気象が増加して、飢饉や地震、そして伝染病に見舞われて多くの人命が奪われる時には、この妄想も潰え、エリートの存在理由(すなわち、民を守ること)が崩壊して、最終的に槍玉に挙げられるのは常に支配者層であるということだ。連中もそれは知っている。だから、アナクサゴラスやソクラテスやクリティアスがこの不快な事実を述べる時、彼らは嘲笑され、中傷され、処刑すらされて沈黙させられたのだ。

飛来する彗星が増加している兆候は、エリート達によって組織的に、人為的な現象として隠蔽される。彗星が大気中に噴出する塵が高濃度であるためにできる軌跡は、政府機関によって撒かれる「ケムトレイル」と表現され、ますます頻繁に起こる頭上の彗星爆発はミサイルの発射実験と発表され、太陽の伴星の接近およびそれに伴う彗星群が引き金となった太陽の活動低下のせいで起こった気候変化には、「人為的な地球温暖化」というレッテルが貼られるのである。

このような宇宙に起因する出来事の原因を人為的なものだとすることで、エリート達は連中の作り出した妄想を維持管理するのだ。「ケムトレイル」は「散布」が終われば止むし、ミサイル発射実験は軍に強制力を働かせることで中止され、地球温暖化は人為的な温室効果ガスの排出を調節することで削減可能だという。

だが、ケムトレイルは彗星の活動が活発化していることが引き金となって発生したのであり、頭上での彗星爆発や、宇宙が惹き起こした太陽や気候の混乱は、エリートにもどうすることもできない。それだけではない。もし大衆がこれに気付けば、彼らは「神々が怒っている」と考え始め、真の理由を探ろうとして、最後は権力を維持強化しようと企んだエリートによる改ざんと横暴によるものだという見方に落ち着くかも知れない。

もし人類の大多数が、このような現象の本当の原因を理解したら、その結果、エリートの無力さに対する理解、さらには「天命の終わり」に対する理解が生まれるであろう。

マイク・ベイリーはコメントしている:


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中国人は、帝が統治できるのは彼が天命を授かっている間、すなわち彼が「民の世話をしている」間だけだと信じていた;もし何らかの理由で、彼が民の福祉を図ることに失敗したら、天は帝の天命を撤回し、おそらく彼の治める王朝は廃されるだろう。。。空が暗くなり、穀物は凶作、飢饉が起って多くの人々が死ぬ事態となれば、天は天命を撤回したものと見做される。咎があろうとなかろうと、帝は民を裏切った責めを負うのだ。塵灰が広域をおおって日射を遮ぎる悲劇が起きると、天命が革まる結果、造作なく政権が廃されるのである。
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マイク・ベイリー 『出エジプトからアーサー王まで』


もちろん、このような苦境の訪れる当初、人々は自分達の政府 ― 王と支配層エリート ― が十分に強力あるいは清らかであって、洪水や山火事、地震、火山噴火といった天災をコントロールでき、これらは止んで万事正常に戻ると信じたがるだろう。そして、支配層エリートもこのような出来事の間、民の信頼に乗じて、他国、自国の少数派グループ、あるいは個人的な敵 ― こうした全ての災害はまさしく政府の腐敗のせいだろうと指摘する人々を含む ― の中から相応しいスケープゴートを見付けようと画策することで、作為または不作為によって自分達が罪を犯した可能性から、民衆の大部分の目を逸らそうとするのだ。つまり、このような期間には、長期の戦役やこれに伴う不可欠な課税の重荷、あれやこれやのグループに対する迫害、社会的なヒステリーや動揺の全体的な高まりといったことが相次いで起こるものだが、ある日ついにようやく、民全体が、自分達の支配者が行ってきた政治の極悪さに目覚め、真相を理解する結果、一切の責任を彼らに負わせるのである。自分達が万事コントロールしていると信じる人間中心の世界観のせいで、人々が ― 権力者さえも ―  文明を滅ぼす宇宙の出来事も含めた、この地球上に存在することの実相に気付くことができないとは皮肉である。

ビクター・クリューブは『宇宙の冬』でこう述べている:


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中世後期に黒死病が大流行する以前から、人類を襲う大惨事の大部分は始まっていた。実際には突然の寒波の方が。。。伝染病の流行よりも大分長期に亘っていたのである。歴史文献の中にはこのような数々の変動の記録が存在しており、これらの気候的ストレスが飢饉のみならず、大きな社会不安、戦争、革命、集団移動に関係していることを示す十分な証拠がある。
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モーセのHorn(角、ホルン):進行する機械化


こうして包括的ではないにせよ、西洋文明を支える思想の発達を検証するとき見えてくるのは、全てを機械化(※ウスペンスキー、ISOTM邦訳39ページ)しようという傾向が進行していることである。世界の現実の姿を「リアル」に ― 真に物質的に ― 見るのが、科学によるアプローチの基礎であるが、これを進めることで学者たちは巧妙かつ徐々に、宇宙およびその中にある全てを単なる自動推進システムにまで格下げしたのだ。このシステムは、実はこうして認識された本物の外部世界からは奇妙なことに影響を受けないというのだから、何とも頓珍漢な話だ!世界というシステムは、当該システム内にあって、それ自体の進化によって出来た進化の産物とされ、このような無想状態(mindlessness)以外の何か、とりわけ地球外の何かとは一切無関係であるというのだ!古代ギリシャでこのような思想が発達したのは、アレキサンダー(在位紀元前336年 - 紀元前323年)帝国形成期の混沌の中であり、哲学者など「不要」と見做す傾向と相俟って、自由な問いを発する時代に終止符を打った。この当時、ピロラオス(紀元前470年頃 - 紀元前385年)、ポンティカのヘラクレイデス(紀元前387年 - 紀元前312年)、サモスのアリスタルコス(紀元前310年 - 紀元前230年頃)による、太陽中心説を含む若干の宇宙学も見られたものの、これら諸説(偶然にも正しかった)はそれ以上進展しなかったのであり、アリストテレス学派が発達して、他の諸家が排除される結果となった。

確かにアリストテレスは哲学の多くの分野で弁の立つ男だったが、彼の天文学と宇宙学(性差に関する説は言うに及ばず)は、底無しの無知を露呈している。彼は大気を、湿気と熱性を含む蒸気(vapor)と、地から上騰する乾燥した熱気(exhalatio)に分けたが、
http://8803.teacup.com/saland/bbs/2028
大気中や空中に見られる現象の全てを、この2つで説明した。それからこう付け加えている:「古えの父祖たちが神話という形で後世に伝えようとした伝承とは、天の星々こそが神々であり、宇宙は神々に取り巻かれているということだ」(『形而上学』1074b)
http://book.geocities.jp/ruichi_nagao/AristotlePolitics.html
つまり、彼に言わせれば、始原物質とは神であり、それは天上に位置していたのだが、やがて火の元素が上昇して行って天候になると、それは下降して大地の唯一の構成元素となったのだ!
http://page.freett.com/kepler/chapter11.htm

アリストテレスの後、宇宙学的考察が衰退したのは言うまでもない。アリストテレスの宇宙論はキリスト教のアレクサンドリア学派
http://kotobank.jp/word/%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%82%B9%5B%E3%82%B5%E3%83%A2%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%B1%E3%81%AE%5D
http://www.d-b.ne.jp/mikami/cle.htm
によって採用され、既に述べたように、約2000年間疑問視されることもなく君臨した。



次巻の計画

本シリーズの次巻では歴史の隅から隅まで彗星探しをやってみようと思う年表を作るつもりなのだ。内容的には、私達の歴史上の出来事に関して、その極めて重要な環境要素、とりわけ天文学的環境要素を取り上げて強調する。この年表は、集められる限りの、環境的、天文学的、地質学的、気象学的出来事の総合目録となるだろう。こうした記録の中には、中国の天文学者が明かした、空中での沢山の出来事に関するものもある。これらはどうしたものかヨーロッパでは誰も記録していないか、記録されていたとしても、ほんの僅かな例外を除いては、偶然かそれとも故意にか「失われ」た。このような文献と、選び抜いた社会的・政治的出来事とを交互に示すことで、最後には地上の出来事と天上での出来事との間に関係があるのかどうか見極めることができよう。

次巻における私の最初のターゲットは、前回の暗黒時代の犠牲となったローマ帝国となるだろう。この時期について考古学は、壊滅的な人口の減少と、歴史年代的にも長期に亘る、いわゆる文明過程
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%82%B9
の終焉があったことを明らかにしている。

筆を進めて行くうちに、私達は、実際に(いろいろな意味で)秘密の歴史が存在する証拠を集め、評価することになろうが、その際私は、年表のための文献を集める過程で行った、いくつかの非常に興味深い発見についてもシェアしたい。私の発見は、真に暗黒時代をもたらしたものは何かに関する知識を含む、ある記録がわざと削除された事実を証明するものだ。本巻で私達は、理性と政治のために尽くしたギリシャ人がリアリティに関する知識を得るためにどんなことをしたか見てきた;歴史自体の中で、ギリシャ文明という基礎に対して、後代に行われたことが、西洋文明史中の1人物であるモーセを主役とした、驚くべき退行のプロセスであったことを示すことができたと思う。

他でもない、原始的であまり知られていなかった中東の部族神が、西洋文明の創始者の意識の中に大きな位置を占めおおせたという事実は、原始的なサイコパスが、20世紀中ごろのドイツで政権の座につき、地球全体を屈服させたという事実に比すべき驚愕的なものである。実際2つの出来事にはある共通の事情があったのだろう。ヒトラー ― および同様の目標に向けて邁進している現在の暴君ども ― は、モーセとその捻じ曲げられた世界観が存在しなかったならば、彼らが行った事を成し得なかっただろう。この世界観は、中東的帝国主義の諸モデルの組み合わせと、ギリシャのプラトン主義的天体崇拝者達の抱いた妄想およびローマのエゴとが結び付いた結果生まれたものであった。

私は古代のソースから重要な点を選んで描くことになろう。このようなソースは問題の時期に属するものだが、読まれれば分かる通り、選択はむしろ万古通貫/話題本位で行った。このようなやり方によって実際、そんなソースの1つからは驚くべき新発見が生まれ、そしてまた、2000年来の謎が解決したのである。このような視点から眺めた歴史に、読者はエンジョイされるものと心底思う。というのも、過去および現在の真実に関するあらゆる種類の競合するアジェンダが存在している中で、「本当に起こったこと」を解明しようとするのは、実際、犯罪捜査のように楽しいからである!


ローラ・ナイト=ヤズィック

ローラ・ナイト=ヤズィックは7世のフロリダ州人、歴史家/神秘主義者であり、14冊の著書のほかにも、印刷物やインターネットで多くの記事を公表している。彼女はSOTT.net(ソット・ドット・ネット)の創設者であり、カシオペアン実験を支える霊感の持ち主である。彼女は現在フランスで、夫のポーランド人 数理物理学者であるアルカジス・ヤズィックおよび、5人の子供達のうちの4人、さらに家族同然の仲間達や8匹の犬、5羽の鳥、1匹の猫と共に暮らしている。
posted by たカシー at 05:20| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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