2012年09月12日

シーズのヒット・リスト07:太陽の伴星、歌う石、喫煙が見せるヴィジョン

シーズのヒット・リスト07:太陽の伴星、歌う石、喫煙が見せるヴィジョン
http://www.sott.net/articles/show/244819-The-Cs-Hit-List-07-Sun-Star-Companion-Singing-Stones-and-Smoking-Visions

ハリソン・ケーリ
Harrison Koehli
Sott.net
Mon, 30 Apr 2012 12:24 CDT


連載『シーズのヒットリスト』。今回は、「太陽には伴星があった」というテーマを扱った前回に省略した内容からピックアップして始めたい。 シーズのヒットリスト06の公表後、もう少し考えてみたところ、 「どうして我々の太陽には伴星があるか」という私の議論は、単に統計的にはあり得る というだけのことであって、多少弱いことが分かった。 たとえ、このような伴星が未だ発見されていないにせよ、問題はあれでおしまいという訳ではないのだ(もちろん、それが存在すると仮定して。だが、実際に発見されれば、議論されるであろう点だ!) 。

実際、これは新奇な考え方ではない。 ウィキペディアでいわゆる「ネメシス」仮説のページを調べてみて欲しい。 (追加のリソースとして、ここを見られたい。)
http://www.bibliotecapleyades.net/ciencia/ciencia_nemesis.htm#Contents
それは1984年、2つの天文学者チームによって導入されたもので、 (ホイットミア&ジャクソンと、デイヴィス、フート&マラー)
http://www.ids.ias.edu/~piet/act/geo/Nemesis/index.html
http://muller.lbl.gov/pages/lbl-nem.htm
地球の化石記録で観察される、周期的間隔での大量絶滅事件を説明しようとしてのことだった。 この説によれば、太陽の伴星がおよそ2千6百万年毎に、球状をしたオールトの雲を通過ないし接近するために、地球に向かって死をもたらす彗星群が送られてくるという。 それが存在すると仮定すると、いくつかの長周期を持つ彗星がランダムでない軌跡を描くことを説明するのにも、
http://www.scientificamerican.com/podcast/episode.cfm?id=whats-flinging-comets-out-of-the-oo-11-05-31
また、最近発見された、太陽系外縁天体 であるセドナ が描く、奇妙かつ予測できない楕円軌道を説明する上でも役に立つという。

最近、天文学者のダニエル・ホイットミアとジョン・マテーセは、 これらの現象、すなわち、 冥王星の外側にあり、おそらく最大では木星の質量の4倍あると予想される、未発見の第10惑星
http://findarticles.com/p/articles/mi_m1200/is_v127/ai_3607051/
を説明するために、『惑星X』モデルを論じている。 おそらくは時期尚早なのだが、現時点では純粋に理論上の存在であるこの星に彼らは、「テュケー(タイキ)」という名までつけている。 ネメシスと同様のオールト雲内攪乱メカニズムを用いつつ、 仮定的なガス巨星が存在すれば、「1898年以来太陽系に侵入が予想された彗星の1/5」にあたる数の侵入角度が、予想よりも高いことを説明できるという。
http://www.sott.net/articles/show/224044
マテーセとホイットミアは、NASAの広域赤外線探査衛星(WISE)の望遠鏡なら、このような天体を見つけ出す能力があることから、既に記録済みのデータが分析されれば、テュケー(タイキ)の存在が証明されるだろうと期待している。
http://arxiv.org/abs/1004.4584
(偶然ながら、WISEはまた褐色矮星を発見することもできる。)

ネメシスが太陽から最も離れる遠日点は、25,000から88,000天文単位(AU) の間にあると考えられる。
http://www.astrobio.net/exclusive/3427/getting-wise-about-nemesis
http://adsabs.harvard.edu/abs/1984Natur.308..713W
しかし、テュケー(タイキ)の軌道は(ウィキペディアの表現だと)オールトの雲の「内側に十分収まる」15,000AUにあり、その重力で、さまよっている彗星を太陽系内に引き込むものと考えられている。
http://en.wikipedia.org/wiki/Tyche_%28hypothetical_planet%29#Orbit
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%A5%E3%82%B1%E3%83%BC_(%E4%BB%AE%E8%AA%AC%E4%B8%8A%E3%81%AE%E6%83%91%E6%98%9F)
(外側の、球状をしたオールトの雲は太陽から20,000ないし50,000AUのどこかに存在すると考えられる。)
http://en.wikipedia.org/wiki/Oort_cloud#Structure_and_composition
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%88%E3%81%AE%E9%9B%B2
だが、円盤状の内オールトの雲ないし「ヒルズ雲」は、 黄道面に沿って外側へと延び、外オールトの雲につながっていて、3,000AUの近さにあると仮定されている。
http://www.gps.caltech.edu/classes/ge133/reading/oort.pdf
(セッション 980704  でシーズは、オールトの雲との境界は近い所で、平均8,206億km、すなわち、約5,500AUだと言う。)
という訳で、「惑星X」や伴星の軌道が「円盤型の」彗星地帯を通過すると言っても、 外オールト雲だけでなく、ヒルズ雲もまた彗星の弾薬庫なのかもしれない。 このテーマに関して読んだ記事のいくつかも、そのようにほのめかしていた。 これらの数字を覚えておいて、以下の、イタリアの天体物理学者ロレンツォ・イオリオによる最近の論文の要約を読まれたい。
http://arxiv.org/abs/1102.0212


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38年9ヶ月に及ぶ月レーザ測距で得られた
http://www.miz.nao.ac.jp/rise/instruments/llr
データの最近の分析によって明らかになったことだが、 月の軌道の離心率(e)が異常に増大しているという。。。 地球と月のいずれに関しても、その内部で起こっているエネルギー散逸現象について、こんにち存在するモデルでは説明できないのだ。 我々がデータ分析モデルには表れないような、いくつかの動的効果を、 重力の長期修正モデルや標準的なニュートン/アインシュタイン・パラダイム・モデルの枠組みに照らして検討したところ、 離心率を実測時間で積分した値が、これらのいずれにも収まらないことが判明した。 それらの多くでは離心率の長期的変化を導くことすらできない; このような効果を導くことのできるモデルもあったが、 得られた値の大きさが離心率を実測時間で積分した値(de/dt_meas)と一致しない結果となった
[これは、「離心率(月の軌道の楕円率)の時間変化」を表す]。
http://answers.yahoo.com/question/index?qid=20110630021903AADKAwt
特に、地球の角運動量に起因する月の一般相対論的重力磁場の加速の大きさは正しいのだが、 離心率に対する、長期的なレンス・ティリング効果はゼロとなるのだ。 ニュートン主義が生き残る可能性を見出す候補として挙げられるのは、冥王星外の大重力天体(惑星X/ネメシス/テュケー(タイキ))である。 というのは、これが存在すれば、長期的偏差の消失なしで、離心率に影響を与えるだろうからである。 一方で、このような仮説上の天体の物理的、軌道的パラメータの値は、 離心率を時間で積分した値が非現実的なものとならぬよう、適切な大きさである必要がある。 さらに、そのような値は、 遠く離れた、惑星サイズの天体の存在を想像させる、最新の理論的シナリオとも、 天体の運動から動的に推測される、モデルに依拠しない制約とも、ピッタリとは一致しない。 かような次第で、月の離心率に関する異常な振る舞いに対する満足な説明を発見するという問題は未解明のままである。
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という訳で、伴星によってなら、異常の説明は可能だが、 仮説的な惑星Xタイプの天体として受け入れられるようなサイズや軌道では無理なのである。 イオリオが論文に書いているように、 「例えば、地球サイズの天体がほんの30AUのところにあり、同時に、木星くらいの質量を持った天体が200AUの所に無くてはならない」 (太陽サイズの天体は9,000AUぐらいにあるのだろう。)
http://www.universetoday.com/29083/constraining-the-orbits-of-planet-x-and-nemesis/
つまり、マテーセとホイットミアがある(というよりはむしろ、あるに違いない)と言っている場所ではないのである。 だが、ずっと大きな天体が、おそらくはずっと離れた軌道を回っているというのはどうだろうか? ある程度の「ノイズ」には晒されているものの、 このように高い離心率と長大な軌道を持つことはどうやら可能であり、長い時間の経過にも耐えて安定しているようなのだ。
http://muller.lbl.gov/pages/nemfornem.htm
http://adsabs.harvard.edu/abs/1986acm..proc..215D
このような情報を全て勘案すると、 太陽の伴星モデルの方が、ガス巨星モデルよりもずっともっともらしいだろう。 (だがそうは言っても、両者は互いに相容れないものではない; 私の推測では、惑星はもっと存在しうるのだが、それらは「ネメシス」に関係した特定の現象の説明とはならないだろう。) 一体、他のどんな図式がイオリオの計算結果に叶うのか、 そして、それらは褐色矮性説に適合するのかどうか、興味は尽きない。 (数学者たちよ、励みなさい!)

そう、何かが進行中なのだ。 地球自転速度の着実な低下、 ポールの蛇行的シフトの進行、 気候変動、 「地軸歳差運動」の傾斜率の増加、 火球や隕石目撃数の増加、
http://www.sott.net/articles/show/244543-Second-Rare-Daytime-Fireball-Explodes-Over-US-This-Month-Van-sized-Meteor-NOT-part-of-Lyrid-Shower
奇妙な電磁気現象、
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52034765.html
そして、太陽系じゅうの惑星で起こっている同様の影響/効果や異常、 その中には、不可解にも非対称となった太陽磁場の反転も含まれるのだが、
http://www.sott.net/articles/show/244654-Scientists-Stumped-By-Sun-s-Asymmetrically-Reversing-Magnetic-Field
http://mainichi.jp/select/news/20120421k0000m040072000c.html
これらについて考えるとき、私が思うのは、我々が目の当たりにしているのは、原因が共通でありながら、徐々にエスカレートしていく、あるものの影響であり効果なのではないだろうか?ということである。

褐色矮星仮説が「検証されたことを暴露する」というアナウンスが既になされている。
http://www.nowpublic.com/tech-biz/g1-9-confirmed-binary-red-dwarf-star-6
たしかに、この説には、シーズのモデルの多くの要素(例えば、褐色矮星が、すぐ冥王星の向こうまで最接近している、等々)が含まれているし、 また、NASAが幾分ぞんざいにこれをデマとして斥けているとは言え、 私には「出来過ぎていて信じられない話」に思われる。 私に言えるのは、 先に声明を行ったスペイン天文学者チーム「スタービューワー」は、 元々2010年2月に公表するスケジュールだった、本テーマに関する、彼らが証拠と称するものが載っているという「最終報告」を今のところ公表できないでいる、ということだけだ。 (スタービューワーによる論稿のいくつかの訳を、ここ
http://astrobiology.nasa.gov/ask-an-astrobiologist/question/?id=11926
から読むことができる。) 本件をどう結論付けるかは、読者各位の判断にお任せしたい。
http://satellite2500.seesaa.net/article/189090343.html


彗星群と恐竜

オールトの雲をかき乱す天体が、約30年程に亘ってその辺りをうろついているという風に考えると、 彗星は少なくとも密集している可能性があり (もう1つのモデルがクリューベとネイピアによる、巨大彗星がバラバラになったというものだ)、 また、1994年にはシューメイカー=レヴィ9彗星がバラバラになった後、その断片が木星に衝突したことを我々は経験しているにもかかわらず、 メディアにおける殆どの議論は未だに、彗星ないし小惑星が単体で衝突する危険を強調している。 すなわち、巨大彗星が大爆発を起こしながら地球に突っ込み、結果生じる塵の覆いが、寒期をもたらし絶滅を惹き起こすというものだ。 その上「アメリカ学派」は、危険をもたらす原因としては彗星を斥け、代わりに小惑星に焦点を当てる傾向がある。 だが、早くも1994年9月30日には、 シーズは彗星群が少なくとも一部は、地球で起きてきた周期的な天変地異の原因だったという考えを提示し、 先に挙げたような諸研究に同調している。


940930
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Q: (L)「滅亡」が定期的に起こることの原因が、太陽じゃないって本当?

A: 時として。多くの原因による。

Q: (L)じゃあ、時計仕掛けみたく起こる原因は何? 定期的な波動のようなものが原因なの?

A:彗星群。

Q: (L)その彗星群はどこからやって来るの?

A:群れ毎に公転している軌道から。
[筆者注:clusters(群れ)と複数形になっている点に注意。 公転周期の長い太陽の伴星は、いくつもの周期の短い彗星群をはじき出すのだろう。 シーズによれば、このような群れの1つの周期は3600年だという。 これについては第3部で論じた。 ]
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1994年10月7日に、ローラは恐竜の絶滅(従来の年代決定では6千5百5十万年前とされる)について詳しく尋ねている:


941007
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Q: (L)(2千7百万年前が正しい時期だとあなた方は言うけど、)何のせいで大型恐竜は滅びたの?

A:彗星の衝突。

Q: (L)その彗星はどこから発生したの?

A:彗星群。

Q: (L) どのくらいの間、その彗星群は、この太陽系に居るの?

A: 8億9千万年前から。
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2010年8月27日に、BBCは以下の記事をウェブサイトに掲載した:
http://www.bbc.co.uk/news/science-environment-11112417


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6,550万年前に恐竜を滅ぼした小惑星の衝突は、1度ではなく、少なくとも2度あった、との説が新たな研究によって示された。

従来科学者たちは、恐竜を滅ぼした出来事とは、メキシコ湾にある巨大クレーターを残した衝突だとしてきた。

今、ウクライナで第2の衝突を示す証拠(写真)が明らかとなったのだ。。。

この新発見は、学会誌『地質学』の中で、アバディーン大学のデビッド・ジョリー教授率いるチームによって公表された。

小惑星の衝突のために恐竜が滅びたという説が1980年に最初に提起された時には、大論争が起こったものである。 だが後に、アメリカのメキシコ湾でチクシュルーブ・クレーター
http://montessorimuddle.org/wp-content/uploads/2011/06/Chicxulub.jpg
が発見されると、これこそ同説の「動かぬ証拠」であるとしてもてはやされたのだった。

(イギリス放送大学の)ケリー教授は続けて、「将来、衝突があったことを示す証拠がさらに見つかる可能性は大いにある」と述べている。

研究者たちは、恐竜が一度の衝突で滅びたのではなく、何千年以上にも亘って降り注いだ隕石群の犠牲になったものと考えている。

このような隕石弾を惹き起こしたものが何かについては全く定説がない。
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ということで、科学者たちは少なくともこの可能性に注目し始めており、また、 彗星の破片群という考え方は、 最近、全米科学アカデミー会報(PNAS, Proceedings of the National Academy of Sciences)に、イザベル・イスラデ=アルカンタラ他が、 『新ドリアス期寒冷化の原因に関する彗星衝突仮説を支持する、中央メキシコで発見された証拠』
http://www.sott.net/articles/show/243089-The-Younger-Dryas-Impact-Hypothesis-Revisited
という論文を発表したことで勢いづいている。 過去においてはどうやら、科学者たちが考えているよりもずっと、このような出来事は一般的だったようであり、 このような天変地異との遭遇に関するメカニズムの1つは、まさにシーズの言うとおりだったのである。


月のエサ

彗星群は1994年10月22日にも別の文脈で出てくる。今回は月に関連してである:


941022
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Q: (L)地球はいつどうやって月を手に入れたの?

A:巨大彗星群の定例的な通過があったが、そのせいで起こった重力の混乱のために、当時は未だ幾分柔らかかった地表面から大きな塊がもげ落ちて、地球の周りを周る軌道に固定された。

Q: (L)それが起こったのはいつ?

A:これはおよそ30億年前に起こった。
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ついこの3月の「サイエンス・ナウ」のレポートである:
http://www.sott.net/articles/show/243427-Findings-Cast-Doubt-on-Moon-Origins


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殆どの科学者は地球が、 ごく初期の時点で、火星程の大きさのテイアと呼ばれる仮想上の天体と衝突し、 この結果、地球の周りを回るマグマの円盤が生じ、これが後に合して月となったものと考えている。。。

この仮説を検証する方法の1つは、月から持ち帰られた石の中の特定の元素の同位体(アイソトープ)を調べることである。。。 しかし、隕石と、火星のような他の惑星とでは、普通同位体が異なっている。 だからもし、サンプルの酸素同位体が地球のそれと同じ組成であると分かれば、そのサンプルは我々の住む世界に由来するものにまず間違いない。

これまでの調査の結果、月からのサンプル中の酸素同位体が地球産のものと区別がつかないことが立証されている。 月の40%がタイア由来であると推測されているだけに(そして、タイアは同位体の組成が異なるものと推定されるゆえに)、これは大衝突仮説にとっては問題だった筈である。

ネイチャー月刊『地球科学』で本日ネット公開された、新たな調査では、 イリノイ州にあるシカゴ大学のジュンジュン・チャン率いる地球化学者たちは、 スイスのベルン大学のメンバーと共同で、 月の石や土壌から別々に採取した24のサンプル中のチタン同位体を調べた。 チタン50とチタン47の割合が、またしてもサンプルが地球由来であるという良い指標となり、 研究者たちは、酸素同位体の場合と同様に、月の組成は実質的に地球のそれと同じであって、太陽系のどこか別の場所由来ではないことを発見した。 チャンの説明によれば、地球がマグマ・ディスク(円盤)とガスを交換することはまずなかったろうと説明する。 理由は、チタンの沸点が非常に高いからだ。 「酸素同位体の組成は、酸素が非常に不安定な物質であることから、たやすく均一化され得ただろう。だが、チタンを均一化させるのは至難の業である」

それでは、大衝突仮説では月の由来を説明できないとすると、それはどうやってあそこにやって来たのだろうか? 1つの可能性としては、地球に一撃を加えて通過した天体のせいで、地球が高速回転したあまり、 砲丸投げよろしく地球の一部が宇宙に投げ出され、 出来た円盤が合して月となったと考えられる。 こう考えれば、どうして月が地球と素材的に全く同じつくりらしいかの説明になろう。 だが、このモデルにも問題があり、 例えば、月が出来上がった後、余分な角運動量は皆どこに行ったのかは説明が難しく、 研究者たちは大衝突仮説を破ったとは主張しないつもりだ。
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歌う石と先人の見ていたもの

月の石からのつながりでストーンヘンジの話題に行こう。 その元々の目的については諸説ある: 儀式のための神殿、ヒーリング部屋、天文台、墓地遺跡、UFOの離着陸場。 これらの選択肢は互いに相容れないものではないのだろうが、 このテーマに関しては、大してアカデミックなコンセンサスは無い。 ただ、墓地遺跡仮説に人気があるようだ。 (何とも馬鹿でかい墓石だ!) 私個人としては、クリストファー・ナイトとロバート・ローマスが『ウリエルのマシン』という本で提示しているシナリオが最もありそうだと考える。 彼らの議論について行くには、この本を読まねばならないが、要するに一言でいえば、こんな感じである: ストーンヘンジは機能的、デザイン的に「ウリエルのマシン」そっくりである。 それは、偽書とされる『エノク書』に描かれている、単純ながら精巧な構造物だ。 この「マシン」は天象の完璧な天文台であり、それゆえカレンダーを刻む完璧な道具でもあった。 それは季節の到来を告げ、恒星や惑星の通り道を追跡するのに用いられただけではない; 接近してくる彗星を観察し軌跡をたどる役にも立った。 彗星についてはこれまでも取り上げ、この頃の歴史についても述べてある。 ナイトとローマスは、ストーンヘンジが一種の「彗星予報」基地として建てられたと論じている。 およそ1万年前に起こった彗星による大惨事のせいで、それが再び起こる時期 (すなわち、筆者たちによれば、およそ3,150年前)を予知するための正確な天文学的知識を発達させる必要が生じたというのだ。

さて、既に述べたように、ストーンヘンジが2つどころかいくつかの目的に使われなかったという理由はない。 ここで登場するのが、シーズの以下の交信文である。 だが最初に、若干注意しておく。 もしあなたがガチガチの無神論者/物質主義者なら、 以下の交信文に出てくる、「霊」、「念波」、「テレパシー」そして(おっと!)、「チャクラ」といった言葉によって、「感覚主義者」的感性をやられないよう用心されたい。


941023
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Q: (L)ストーンヘンジを建てた人々はどうやって、石を動かして組み上げたの?

A:音波のフォーカシング。自分で試してみなさい;コーラルキャッスル。。。
http://www.coralcastle.com/

Q: (L)ストーンヘンジは何のために建てられたの?使い道は?

A:エネルギーの管理。
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961208
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A: ストーンヘンジの場所が、正しい周波数をしていた霊的タイプの人々を惹き付ける結果、そのような人々が、暗号化されたピクトグラフ (絵文字、岩壁画、象形文字) を追い掛け回して、田舎じゅうを解読して歩かなくても、暗号化された交信をテレパシーで受信できるように、石を正しい場所に置いた。

Q: (L)このサークルの人々が、情報をテレパシーで受け取るためには、どんな技術が用いられたの?
[プランシェットが内側に、そして外側へと螺旋を描いた ]

A:並外れた集中による念波の分離。

Q: (L) OK, それであなた方言いたいのね、螺旋の動きが。。。

A:螺旋は念波を減速させて、念波移動エネルギーを集中することによって、メッセージを翻訳するのに役立つ。 これは、意志を伝える宇宙言語の信号を分析し、音声的プロファイルを持った言語に翻訳することで、導管としてのEM波を利用し/移動させる。 これは複数ユーザーの必要性に応える。

Q: (L)複数ユーザの必要性というのは、沢山の人々が螺旋運動をしなくてはならなかったという意味で合ってる?

A: No. 複数が同じ内容を正確に聞き、感じ、理解する必要性だ。 石の分子構造は、適切な彫刻を施されれば、あなたに歌いかける。
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980822
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A:ストーンヘンジは、太陽や宇宙線から得られたエネルギーの媒介(ベクター)だ。
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000219
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Q:そういうことなら、彼らの一部はストーンヘンジによって上位密度の存在と交信してたんでしょ?彼らの受け取る交信は。。。

A:ストーンヘンジは音の流れに共鳴するのに使われた。 他の方法では教えることのできない人々に知恵を、 クラウンチャクラにある交信システムを使って物理的に入力したんだ。。。

[rillにつき注:小さなせせらぎ、水の流れが地面に染み込んで出来た浅い水路;to flow in or like a rill(用例:小川のように注ぎ込む)]
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コーラル・キャッスル
(写真)

テレパシーによる「念波の移動」という、推測の域を出ない概念はともかくとして、 カシオペアンズは音(音波のフォーカシング、「音の流れ」、「歌う」石)や共鳴、エネルギーの貯蔵、EM(電磁気)に関する概念も挙げており、いずれもがストーンヘンジの構築および、その目的に関係しているということだった。 音による物体浮遊という概念に初めて出くわした時、私は、正直言ってばかな、と思ったものだった。 その後私は、数ある中でもこのビデオを見た。
http://www.youtube.com/watch?v=94KzmB2bI7s
それで音響による空中浮遊はかなりありふれたことだと分かった。
http://science.howstuffworks.com/acoustic-levitation1.htm
ウィキペディアにはこう書かれている: 「十分な音量を用いた場合に、音響による空中浮遊が起こる理論上の限界は知られていないが、 実際上、こんにちの技術では、この力で浮き上がらせることのできる物の重さは2、3kgがせいぜいである」 だから、他でもないエドワード・リズカーニンが、かなり未熟な道具と、現代科学では未解明のテクニックを駆使して、コーラル・キャッスル を築きあげることができたと考えても、おそらくはさほど基地外じみてはいないのである。 伝えられるところによれば、リズカーニンが、浮遊中のサンゴの巨大なブロックに向かって、歌いかけているのが聞かれたらしい。
http://www.unexplained-mysteries.com/column.php?id=62255

音響共振に関しては、 1999年にアーロン・ワトソンとデビッド・キーティングが、 『建築と音:先史ブリテンにおける巨石モニュメントの音響的分析』 というテーマで、天文音響学の研究成果を発表している。 以下は、『サンデータイムズ』が彼らの研究を取り上げた記事である:
http://www.mail-archive.com/vortex-l@eskimo.com/msg14489.html


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ダブリンの北に位置する、アイルランドが誇る世界的に著名な新石器時代の玄室である、ニューグレンジ遺跡は、 先史時代、宗教儀式の際に用いられた「残響室」かも知れないと、 2人の科学者は述べる。彼らは、5000年前の墓に音を変える機能が備わっていることを発見したのだ。

考古学者のアーロン・ワトソンと音響の専門家であるデビッド・キーティングは、ニューグレンジ遺跡で、先月、BBCと共同で10時間に及ぶ音のテストを実施した。 テストの方法としては、石に向かって、鼻歌を歌ったり、風船を割ったり、ドラムを叩いたり、「定常波」 をたてたりした。 レディング大学の科学者達は、同様のテストをストーンヘンジその他の新石器時代遺跡で行った。 「我々はラウドスピーカを使って、鼻歌の音を出したんですが、音源に近づくに連れて音は静かになったのです。 これは非常に不自然なことです」とキーティングは語った。

「しかし、側室に向かって移動すると、音は大きくなりました。 現代の音響学知識を以てしても、これはかなり薄気味悪い、奇妙な作用です」
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ワトソンとキーティングの実験の後、ルパート・ティルとブルーノ・ファゼンダが ストーンヘンジの音響作用に取り組んだ。 (フォーラムのメンバが偶然にも、この研究者の名前R.ティルは入れ替えると「音の流れ(tonal rill)」になることに気付いたときは実に愉快だった。) 英テレグラフ誌は2009年にティルの研究につきレポートしている:
http://www.sott.net/articles/show/172259-Stonehenge-had-special-resonant-acoustic-properties


「新」ストーンヘンジこと、マリーヒル・ストーンヘンジ
http://platinumtelescope.blog69.fc2.com/blog-entry-318.html
(写真)


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ウェストヨークシャー州ハダーズフィールド大学の音響と音楽技術の専門家である、ティル氏は立石は「反復的なトランスのリズム」を理想的に増幅する音響効果がある、と信じている。

オリジナルのストーンヘンジにはおそらく、我々の祖先が何世代にも亘りゆっくりと完成させた、「とても楽しい、殆どコンサートのような音響効果」があったのだ。

最もエキサイティングな発見があったのは、彼と同僚のブルーノ・ファゼンダ博士がコンクリート製、実物大で、元通りの石が揃った状態のストーンヘンジのレプリカを訪れた時のことだった。 これはワシントン州のマリーヒルに、アメリカ人道路建設業者であるサム・ヒル が戦死者の追悼記念碑として建てたものである。

ティルは語った: 「レプリカを訪れた私達が、いくつかのとても面白い結果を得ることができたのは、 コンピュータによる音響分析ソフトウェア、3D音場マイク、12面体スピーカ、それにPA会社から借りた、巨大低音スピーカを使ったときでした。

「机上計算やデジタルモデルを用いたコンピュータシミュレーションの結果と、コンクリート製のストーンヘンジのコピーの観測結果を比較することで、私達はストーンヘンジの使われ方に関する説をいくつか思い付くことができたのです。。。

「一番面白かったのは、何とマリーヒル全体を共鳴させることができたことで、これは殆どまるで、ワイングラスの周りを指でなぞると響くみたいな感じでした。

「これが起こっている間は、単純なドラムビートが途方もなくドラマチックに鳴り響いていました。 あの空間は本物の特性を持ったのです;私達はまるでどこか特別な場所に行ったように感じました」
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最近デイリーメイルが公表したこの記事のおしまいでは、
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2131519/Was-Stonehenge-designed-sound-Researchers-recreate-ancient-site-sounded-like-Neolithic-man.html
マリーヒルで彼らが行った、歌とドラミングをフィーチャーした、実に素晴らしい録音を、
そしてまた、こちら、ティルのサイトでは、
http://soundsofstonehenge.wordpress.com/sound-examples/
ストーンヘンジ内でのドラミングや手拍子、フルートの音をシミュレーションしたものを聴くことができる。 ろうそくが燃える様子も見られたい。
http://soundsofstonehenge.wordpress.com/flames/
トランスを誘発させるとはスゴイ! もしストーンヘンジを訪れた新石器時代人が、このような音響的特性を利用していたとすると、 それは認知考古学者デビッド・ルイス=ウィリアムズの説にもピッタリ合う。 著書『新石器時代人の心の中:意識、宇宙、神々の領域』(デビッド・ピアースとの共著、写真)の中で彼は、 新石器時代の巨石遺跡は、シャーマンの宗教や世界観をインスパイアし、これらが生み出すアルタードステイツ(変性意識)や幻覚を誘発するために用いられたと論じている。 だが、おそらくそれだけではないのではなかろうか? 例として以下に、ライアル・ワトソン著『シークレット・ライフ:物たちの秘められた生活』(内田美恵訳、筑摩書房、写真中)から引用しよう:


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ある種の石にはエネルギーを蓄えたり放ったりする力があるようなのだ。また、心を惹き、ある記憶を呼びさましたりその余韻を残している石はひとつひとつが神聖と見なされるばかりでなく、そういう石がいくつか組み合わされたり配置されると、その場所に強い霊気をもたせることにもなる。。。こうした神聖な場所は昔から広く知られていたが、表だって取り沙汰されたことはなく、ましてや科学的考察にふさわしい対象とは考えられていなかった。(内田訳35ページ)
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それから彼は、これに関連させて、固体化学者ドン・ロビンズが無機物の持つ、エネルギーを蓄積したり変換したりする能力の研究に着手するきっかけとなった出来事を紹介している。 1970年代のある日の夜明け近くに、1人の動物学者が超音波探知器を使って、コウモリを追跡していたとき、ある立石群から来る強い高周波音を検出したのだった。 彼が調べた限りでは、石自体が音源だった:


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彼は。。。付近に生物がいるか調べたが何も見つからず、結局、テーベの巨大な石像メムノンが夜明けに歌いだすように、その巨大な列石そのものがパルス音の発信源なのかもしれないという不思議な印象を受けて帰った。わたしもメムノン像の音なら聴いたことがある。夜明け直前に、喉からというよりは胸から響くような低い執拗なうなりで、朝日の最初の光が像に差し込むにつれて音程が高くなる。それは石の温度が上がることによって生まれる、圧電気的とも考えられるエネルギーがつくりだしているものといわれている。ある種の石が自然にそういうエネルギーを出すことは知られており、それを利用し増幅するような石が選ばれたか、その形に切り出された可能性はある。1978年と1982年、そういった可能性を調査するドラゴン計画が変則的なエネルギーに関心のある科学者グループによって実施された。彼らが感度の高い広帯域の超音波探知器とガイガー計数管を使って、いくつかの巨石遺跡を調べた結果、その多くで漂遊放射線とか暗雑音では片づけられない計測値が出た。なかには。。。季節的に変動するがたいていは日の出ごろに強烈なピークを迎える発信源もあ(った)。。。

。。。ドン・ロビンズはその後、研究を広げて無機物におけるエネルギー蓄積や変換という問題全体の見なおしに取り組んでいる。X線で結晶の原子構造内の対称性やパターンを解析する手法で調べると、あらゆる無機元素はそれぞれに特有の三次元的な原子の枠組みあるいは格子から成っており、元素の純度によってその格子の構造が厳密に決まることがわかってきた。。。この状態であるからこそ、結晶はまわりから来る情報をとらえて蓄積できるわけである。。。ロビンズの言葉を借りれば、「結晶の奥底には放浪好きのエネルギーがある」ということであり、これが原形的な段階の無機的記憶として機能している可能性はある。

どんな物質でも、種々の発生源から出る自然の放射線によって影響を受けるものである。そのため、分子のなかには、さまざまな運命をたどる自由電子が狂ったように放出される、いわば原始的攪乱状態が起こるものもある。放出された自由電子は、それきりどこかへ消えてしまうこともあれば、結晶構造の周辺にあるエネルギーの渦に巻き込まれることもある。高層建築のまわりで起こるつむじ風にも似た渦だ。したがって、下手な配置の高層建築街にも似た不純物を含む結晶では、その中で何千年もつかまえられたままのワイルドな精霊たちが耳慣れぬ音楽を奏でる場合もありうる。それだけではない。特定の条件のもとでは、そのエネルギーやそれに含まれる情報を注文に応じて放出させることもできる。

。。。もともと大部分が結晶であるどんな石も、一種のマクロチップだと考えられるというのがロビンズの提案である。不規則にだが、自然にエネルギーを蓄えることができ、ちょうどいい条件がたまたまととのうとそれを再生することもできる、そういう一種の電子的システムとして見てはどうかということだ。(同、35-38ページ)

ドラゴン計画の調査結果を見ても、いくつかの先史時代遺跡の周辺では電磁気もしくは物理的な力に異常が生じること、そしてそれが石に直接関係していることは明らかである。

また、こうした異常に気づくきっかけをつくったのが、音を探知する機械であったというのも意味深長だろう。マイクロ電子工学における最近の研究で、結晶格子の中心部のパターンは電気エネルギーばかりでなく音波によっても乱されることが発見されているからだ。ドン・ロビンズが指摘しているように、石英を含むいくつかの結晶はたまたま音響的、電気的な増幅特性ももっている。こうして見ると、わたしたち人間と石との特別な関係がいつの時代にも音響にあふれ、リズミックな儀式や歌、反復的な詠唱や祈りなどをともなっていたのがすばらしく適切だったことに思い当たる。(同、42-43ページ)

ドン・ロビンズは言う。人間とまわりの建物や石や石器などの文化遺跡などとは、互いがもっているエネルギーをやりとりするフィードバック的な回路でつながって(いる、と)。。。結晶や石には電気的な痕跡あるいは記憶が残されるばかりでなく、条件によっては石に刻まれた記憶が石から放出されることもある。こうした石とのやりとりは主として音響的に行われ、記憶は儀式的な音楽、詠唱、祈り、踊り、喝采、歌などといった構造化された音の信号によってじかに録音されている、と。。。

しかし、だからといって、石に採りこまれるこのエネルギーが、わたしたちの脳で行われているような形で組織化されているという意味ではないと、ロビンズはあくまで慎重な見方を崩さない。そうではなく、決して創造的でも意識的でもないが、わたしたちの特定の精神的枠組みに似せたりそれに誘導したりするパターンを媒介するのだ。言い換えれば、そういった石のそばにいると、わたしたちはそこから響く「過去のこだま」に気づき、それがひいては特定の心像をわたしたちの内に生みだし、ときに個人に幻覚を見させ、ときに集団的な幻覚を起こさせる。(同、50ページ)
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Newgrange
(写真)
Thomas Sheridan


本稿のトピックを探していたら、別の文献からも石英が浮かび上がって来た。 著書『宇宙の蛇』(写真)で、人類学者ジェレミー・ナービーはこう記している:


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石英(クォーツ)は結晶(クリスタル)である。ということはつまり、原子の配列が極めて規則的であり、それらが非常に安定した周波数で振動している。 このような特性のため、それは電磁波の優れた受容体であり、放射体なのだ。。。 石英の結晶はまた、世界中のシャーマンたちによっても利用されている。。。 アマゾンのシャーマンたちは。。。石英の結晶の中では魂が物質化し、目に見えるようになると考えている。
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ジェレミー・ナービーの本については、後でもう少し検討するが、 彼が石英を取り上げた理由は、生体が放出するフォトンである、バイオフォトンに関する殆ど全ての実験でそれが使われているからである。 バイオフォトンが放出されるメカニズムは知られていないけれども、実験的には観察されており、このような生体には、放出と受容の能力があることを示している。 実際、それは「細胞」言語、あるいは、「非物質的生体通信」と呼ばれている。 石英のスクリーンで隔てられた細胞同士は互いに相手の増殖プロセスに影響を及ぼし合う。 だが、金属製のスクリーンの場合には、相互的影響は見られないのだ。

実際、DNAはコンスタントに、可視スペクトル領域のバイオフォトンを放出している。 ごく弱いものではあるが、この光は「超微弱レーザー」のようにとてもコヒーレントな(波長と位相がそろった)ものなのだ。 ナービーの同僚の1人が、この光源について述べている: 「レーザーにようにコヒーレントな、この光源は、冴えた色を発光し、ホログラムのような深みを持っているとの印象を与える」 バイオフォトンと意識現象との間にはつながりがあるかも知れない、また、 この光こそ、3Dかつ極めてカラフルな、夢想的幻覚の源なのかも知れない、とナービーは推測している。 DNAを刺激すると、可視的波長の光がすぐさま放出されるのだろう。 この現象に関する研究の第一人者の1人、フリッツ=アルバート・ポップは、ナービーへの私信で書いている: 「たしかに、意識はこのような放出全体から構成される電磁場なのかもしれない」 ナービーは、本当にこのようなバイオフォトンが、アマゾンのシャーマン達が見るという、「純粋な光の存在」である「霊」なんだろうかと思案する。 またナービーは、DNAとは実のところ1次元の結晶(クリスタル)であり、 遺伝コードを持たないDNAの繰り返し的配列は、周期的な結晶を生み出し、 それがバイオフォトンの受容体として活動している、とも指摘している。 もし、DNAには「DNAを単位とする生命のグローバルネットワークから放出されているフォトンに反応する能力」がある、というナービーの考えが正しいとすると、 ストーンヘンジは、多分本当に「エネルギーの管理」施設だったのではないだろうか?

話題は変わるが、最近私は、アイルランド、マルタ、トルコ、ペルーの遺跡で行われた音響調査に関する別の記事
http://piramidasunca.ba/eng/latest-news/item/7890-ancient-builders-created-monumental-structures-that-altered-sound-and-mind-say-researchers.html
を読んだのだが、これまた線で結び付けるべきもう1つの点なのかも知れない。
マルタ島にある、ハル・サフリエニの地下墳墓(写真) の調査に加わった科学者たちは、 「壁に囲まれた地下空間の中で音を立てると、付近に居る人間の脳機能を実際に変えるような、特定の可聴振動周波数が発生する」と言うのである。 『ポピュラー考古学』
http://www.popular-archaeology.com/
掲載の論稿の中で、リンダ・エニックスは書いている:


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数多くの健康なボランティアが、様々な可聴振動周波数を聞かされ、その間、彼らの脳の部位毎の活動が脳波計でモニターされた。 結果が示しているのは、 110Hzの音で、前前頭皮質での活動パターンが急に変化し、 この結果、他と比べ、言語中枢が非活性化され、 感情処理および創造性の支配が、脳の左側から一時的に右側に移ることだ。 このような移動は、90Hzや130Hzでは起こらなかった。。。 脳内の創造的な側の刺激の他にも、どうやら、 110ないし111Hzの周波数の清音が聞こえていると、 ムードや同情、社会行動に関係あると生物行動学者が考えている脳の部位の「スイッチがオン」になるようなのだ。 意図的かどうかは兎も角、男性の低音 ― 儀式での詠唱であれ、あるいは単なる会話であれ ― が聞こえるような状況で過ごす人々は、 自らの思考に実際に影響を与えるような振動音を浴びていたのである。
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こうして、いくつかの全く異なるアプローチが、殆ど同じ結論に達することが分かる。 上述のように、ドン・ロビンスは、ストーンヘンジのような巨石を構成する石の電気的特性は幻想を見せるかも知れないと推測した。 ジェレミー・ナービーは、結晶(クリスタル)とバイオフォトン、そして幻想状態との結び付きを示した。 デビッド・ルイス=ウィリアムズは、まるまる1冊の本を著して、認知心理学に依拠しつつ、新石器時代遺跡の像やレイアウト象徴体系がトランスを誘発するものだったと述べた。 ロバート・ティルは、ストーンヘンジの構造が、その音響特性(ロビンズは端的に、それが「石に刻まれた記憶」の媒介であるとする)の故に、トランス状態を誘発するのにうってつけであることを示し、 リンダ・エニックス他は、新石器時代の遺跡内でたてた特定の音に反応して、脳の機能が実際に変化するのを測定した。 ここで留意すべきなのは、活性化した脳の部位が、創造性や感情、そして社会行動に関係する部分だったことである。 スティーブン・ポージェスのポリヴェーガル理論 では、このような機能や行動は、迷走神経に対する刺激と密接な関係があるとされており、この迷走神経への刺激こそ、『アイル・オラス』瞑想呼吸法
http://eiriu-eolas.org/
の主な効果の1つなのだ。 我々のフォーラム
http://cassiopaea.org/forum/index.php/topic,12837.0.html
で呼吸法の実践者たちが語っているように、リラックスしつつも警戒を怠らない、共感的な意識状態こそが幻想体験に共通した特徴であり、このプログラムを規則正しく実践する結果得られるものなのである。

しかし、デビッド・ルイス=ウィリアムズはただちに、新石器時代的観方(他一切)を、単なる妄想であって、現実に基礎を置くものでなく、我々の優れた「科学的」文化にとっては何ら重要でないと見限っている。 (ヒント:彼は臆面もない物質主義者である。) これと似た感じは上述したロビンスの、特にワトソンの本から引用した最後の一文からも受ける。 だが、『ドットコネクターマガジン』14号所収の拙稿
http://www.sott.net/articles/show/234057-The-War-on-Error-Sticky-Business-in-the-Battle-of-Science-vs-Religion
『エラーへの戦い:科学対宗教の戦いにおける難局』を既に読まれた向きは、 お馴染みのアンクル・サム(S.A.M.=感覚主義的・無神論的・物質主義者の抱く自然主義) に対する私の考えはご存じのことだろう。 それは大いに欠陥のある、支離滅裂な世界観だと私は思う。 だから私は、シャーマンがトランス状態で残した文書にも何らかの客観性があるだろうという考え方にも抵抗がない。 (彼らのヴィジョンには、生体分子情報が組み込まれていると指摘するナービーなら、これに同意するだろう。) そしてもし、おそらくシーズがそうであるように、宇宙に他の形態の知性が存在するならば、 ストーンヘンジのような巨石遺物はおそらく、シーズが言っていたような方法で使われていたのではなかろうか?

過去からの。。。そして未来からのこだまを受け取っていたのでは?


喫煙が見せるヴィジョン!

シャーマニズムが話題になったところで、喫煙についてちょっと述べて今回の終わりとしたい。(結局、タバコの煙を吸う方が、彗星のデブリを吸うよりずっと楽しいのだ!)タバコは伝統的に、南北アメリカ大陸の多くの「エクスタシー技術者」によるビジョン・クエストの実践に役立てられてきた。『宇宙の蛇』でナービーは、このテーマのパイオニアであるヨハンネス・ウィルバートの著作から引用している:「タバコは南北アメリカのシャーマニズムにおいて中心的な役割を担ってきたことが知られている。すなわち、シャーマンをトランス状態にさせ、浄化や超自然的治癒を行わせるのである」ナービーはまた、ペルーのキリシャリに居たこのようなヒーラーの1人と、タバコの効果につき交わした会話についても述べている:


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いつも言ってるんだ。タバコは私に物事の真の姿を見せてくれる。全てがありのままに見えてくるんだ。それに、あらゆる痛みを取り除いてくれる。。。魂はタバコが好きなんだ。タバコには吸い方があり、長所があるからね。タバコは目に見えない存在を惹き付ける。そうしたコンタクトは人間の命にとって最高のものなんだ。。。魂は空中に存在している。つまり、それはあなたの目には見えないけれども、電波のように存在しているということだ。ラジオのスイッチを入れれば、電波が受信できる。魂にしても同じ事だ;アヤワスカとタバコがあれば、それを見ることも聞くこともできるんだ」
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ナービーはシャーマニズムとDNAに関し、とても面白い考えをいくつか披露しているので、彼の本を一読されることをお勧めする。さて、以下は1998年6月27日のシーズの発言からだ [コメントを組み入れておいた]:


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Q:喫煙するとどんな風に代謝バランスがよくなるの?

A: 代謝スピードが上がる結果、より多くの食物が摂取できるようになる。。。
[筆者注:喫煙は血中インシュリン濃度を低下させるだけでなく、喫煙者の甘味に対する欲求も低減させる; 喫煙者はまた代謝がよくなる。]

Q:それじゃあ、ニコチンはホントにわたしに効くってこと?

A: Yes. それを摂取しないと、あなたは体重問題を抱えたままだろう。というのも、意志の力だけではニコチンの効果と同程度には食物摂取を控えられないだろうから。そもそもどうして、喫煙を始めなくてはならないと思ったんだい?

[筆者:2011年6月の『サイエンス』に公表された研究によると、タバコは食欲抑制剤として知られており、ネズミの視床下部に作用することが確かめられたという。]
http://www.sciencedaily.com/releases/2011/06/110609141539.htm


Q:単に友達に合わせようと思ったのよ。

A:そういうことではダメ。

Q:他に、ニコチンの働きは?

A:防御力を高める。

Q:どんな類の?

A:免疫的な。

[筆者:実際には、ニコチンは免疫機能を抑制するように思われる。「しかし、」『ネイチャー』所収のモハン・ソポリ論文によれば、「神経保護剤や抗炎症剤同様の治療効果を持つようである」]
http://ehs.sph.berkeley.edu/krsmith/cra/tb/sopori_2002.pdf

Q:他にもあるの?

A:神経伝達物質を活性化させる。睡眠が少なくて済む。

[筆者:単に複数の神経伝達物質の分泌を刺激するだけではない。ナービーは『宇宙の蛇』に書いている:「ニコチンを神経系に与える程、神経系内のDNAはある限度内で、ニコチン性受容体の生産を活性化させる」アセチルコリンはニコチン性受容体に結び付くが、アイル・オラスの実践によって偶然にも、アセチルコリンもまた、分泌が促進される。ナービーは目に見えない存在がタバコを「望んでいる」ことと、DNAによる反応との間の関連性を理解している。「それを与える程、彼らは欲しがる」]

Q:これって誰にも当てはまるの?

A: そうではない。

Q: (A)どのくらいのニコチンを摂る必要があるんだ?

A: 1日100mg。

Q: (A)薬で飲んでもいいのか?

A:巻煙草のかたちで摂るのが脳組織にとって非常に効果的だ。

[筆者:下の記事にはこうある。「デビッド・ワーバートンが実証した結果はその後の追試で検証されている。一例として、パロット&ワインダー(1989):『ニコチン・チューインガムと巻煙草喫煙との比較:警戒レベルおよび心拍数に与える影響』。グラフが示すように、喫煙は最も効果的にニコチンを取り込む方法である。。。」]
http://www.sott.net/articles/show/235216-Science-is-conclusive-Tobacco-increases-work-capacity

Q:これで安心したわ!これなら、「タバコの悪魔」が憑り付いた訳じゃないって分かったわよ!ホント、心配だったんだから!

A:このプロファイルに当てはまる人々には、完全な「禁煙」は不可能に近いと分かるだろう。

Q:それじゃあ、喫煙が本当にタメになる人が居るのね?

A:遺伝学がこれを証明するだろう。

Q: つまり、喫煙の前後で、DNAに変化が見られるってこと?

A:まあね。
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驚くなかれ:


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新たな研究の結果、喫煙者がなかなか習慣を止めたり減らしたりできないのには、遺伝子的背景があることが分かった。
http://www.sott.net/articles/show/229863

研究によれば、あなたが喫煙を始める傾向が大きいか、あるいは、たやすく禁煙できるかを決定しているのは、複数の遺伝子だという。


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米国肺協会(◆【略】ALA◆【URL】http://www.lungusa.org/)の資金援助による研究が行われ、
喫煙者と非喫煙者のグループに分けられた19人の患者から、数百の代謝産物が抽出された。
http://www.sott.net/articles/show/229897
この結果、喫煙者と非喫煙者とでは、代謝に重要な違いがあることが分かった。

「喫煙者がどのようにして異なった代謝産物を作っているかというと、彼らの持つ、特定の遺伝子プロファイルその他の生物学的、環境的要因によることが分かった」と、博士課程の学生で本研究の研究リーダーをつとめた、平綮續は語っている。


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全ゲノムスキャンという方法を用いて、喫煙者と非喫煙者それぞれからの血液サンプルを分析した結果、喫煙者は似たような遺伝子パターンを持つことを科学者は発見した。。。
http://www.sott.net/articles/show/229896


この最後の研究は、アメリカ遺伝学会ジャーナルに公表されたものだが、この中で、フィリバートと同僚達は、喫煙者および非喫煙者、両グループ合わせて94人のDNAサンプルを分析している。転写プロファイリングと呼ばれる手法を用いて、彼らは3万に及ぶヒトゲノムの全てについて、喫煙非喫煙のグループ毎にオン/オフを調べ蛍光標識を付けて行った。結果は何らかのメカニズムの解明という意味では前途有望だが、解明をためらわせるものでもあった:喫煙者においては、非喫煙者と違って、579の遺伝子が活性化しており、他の584の遺伝子が不活性だったのである。。。

喫煙者がニコチンの摂取量を増やすことによっても、特定の遺伝子のスイッチが入る/切るということがあるのかという疑問もある。


コピーライトマーク Mehmet Ozgur
(写真)


注意:本シリーズは大部分が、SOTT/カシオペアン・フォーラム
http://cassiopaea.org/forum/index.php/board,66.0.html
メンバーの調査研究の成果に基づいている。だから、ここで扱った各テーマのオリジナルの議論を読んだり、議論に参加したり、提案したり、批判したり、あるいはご自分で発見された「ヒット」を投稿されたい向きは、是非ご自分でフォーラムにアクセスされたい。
posted by たカシー at 06:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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