2012年09月02日

シーズのヒット・リスト09:DNA、ラショナル・デザイン論、および生命の起源

http://www.sott.net/articles/show/250256-The-Cs-Hit-List-09-DNA-Rational-Design-and-the-Origins-of-Life
シーズのヒット・リスト09:DNA、ラショナル・デザイン論、および生命の起源


ハリソン・ケーリ
Sott.net
Thu, 23 Aug 2012 16:14 CDT


最近、人類の『アフリカ起源』説に疑問を投げかける論文が、学会誌『人類学の進展』に発表され、議論の的となっている。シーズの交信文では、かなり多くの個所で人類の起源に言及しているので、 これを今回のヒットリストシリーズでは論じたいと思う。 だが、問題の論文に取り掛かる前に、押さえておくべき背景的な議論は多い。 まずは、いくらかの分野を押さえておかないと、シーズが行った言及の背景を成す文脈や関連する学説、および示唆された可能性について、おそらく意味が分からないだろう。 とは言うものの、本稿1つでカバーすべき交信文書があまりに多いので、 私が参照する文献の中に、読者諸氏の関心を惹くものがないかチェックして、全文を読まれることをお奨めする。

タイミングのいいことに、大衆文化が、これらのトピックを始めるに当っての出発点を提供してくれた。 6月、リドリー・スコットは、彼の大ヒット作『エイリアン』の過去を描いた待望の続編『プロメテウス』をリリースした。 この映画の芸術的価値に関する議論はさておき、 これは本件の話題にふさわしいいくつかのテーマを扱っていたのだ。 地球上の、そしておそらく、銀河系の他の惑星上の生命は、たまたま発生したものではない、という観方を中心に物語は展開する。 映画では、灰色の皮膚をした、筋骨隆々たる、ハゲのヒューマノイドが自らを犠牲にしつつ、惑星に生命の「種を蒔いて」いる。 映画で「エンジニア」と呼ばれていた男が、 自分の体の成分を溶け出させ、 命が芽生える元となるDNAを提供するのだ。 映画に登場する人類は、世界中から共通して発見された古代の星図に示されている場所に居る「創造者に会う」ための宇宙探索ミッションに資金を提供した。

映画は生命の究極の起源という問題を未解決のままにして、 旧来の進化論(すなわちネオ・ダーウィニズム)と、いわゆる「インテリジェント・デザイン論」(すなわち、遺伝子工学による生物発生論) とが、ともに選択肢として存在する余地を残した。 つまり、エンジニアたちが「知性を発揮して」地球上に生命の種を蒔き、 その後、進化が自然に進んで (歴史が進む、あちこちで「調整」はあったかもしれないが)、 結果、大量の、DNA中心の生命形態が我々の惑星の特徴となった。 エンジニアたちの起源については触れられていない − 思案すべき更なる謎とされたのである。

現実世界に話を戻すと、実のところ、地球上でどのようにして生命が誕生したのかは誰にも分からない。 繰り返そう:誰にも分からないのだ。 様々な理論があるだけで、どれも実際に起こったと科学的に実証されていないのである。 殆どの科学者が、自説のようなことが起こったに違いない理由として、他の説が考慮に値しないから斥けるべきだと言うのがせいぜいなのだ。 実際、仮説的な最初の単細胞生物以降についてはかなり気の利いた進化メカニズムの理論が幅を利かせてきたようであるが、 その生物が最初にどうやって現れたかについては、謎であって、考察の余地がある。 様々な理論が唱えられてきたが、学説史的には、5つ程のカテゴリーに分けられる。 第1は、もちろん、創造説:「神」があらゆる形の生命をどうにかして創造したという説である。 その後、様々な「自然発生説」が唱えられた。この考え方によれば、自然に起こった通常の科学反応が何らかの形で、原始的な生体物質を形成する結果となり、 それが何らかの方法で自己複製の能力を獲得し、 結晶の上において、あるいは、他の何らかの数学的にありそうになく、かつ、未だ観察されたことのない自然のプロセスによって、自力で進化したという。 科学者フレッド・ホイル卿とチャンドラー・ウィックラマシンジによって世に広められたパンスペルミア説がもう1つの選択肢である。 これによると、有機生命体は宇宙の至る所に存在していて、それが小惑星か流星のような宇宙の放浪者によって運ばれ、 やがてどれかの幸運な惑星に「さあどうぞ!」と託されるという。 第4の選択肢は、指令に基づくパンスペルミアで、推進者は(DNA分子の共同発見者である)フランシス・クリック。生命は、銀河系のどこかに既に存在している知的種族によって故意に種蒔かれたという仮説である。 『プロメテウス』がそうであるように、この説は知的種族自身の起源に関する問題には答えていない。

エンジニアであるブライアント・M・シラーは、著書『生命の起源:第5の選択肢』の中で5番目の選択肢を提唱している。 シラーはこれを、擁護者の多くがクリスチャンであるインテリジェント・デザイン論と区別してラショナル(合理的)デザイン論と呼んでいる。 彼らはあまり神学と科学を混合していないけれども、 私がインテリジェントデザイン論陣営の著作から読み取る限り、 神学と科学との結び付きが無いかは議論の余地があり、 批評家は、彼らの「科学」とは宗教上のアジェンダを推し進める上での単なる隠れ蓑に過ぎないと言いたくなるだろう。 これが当てはまるケースもあるだろうが、私は殆どの論点で有効な議論だとは思わない。 例えばこの点に関するシラーの立場は、宗教とは程遠いものである。 とは言うものの、彼の理論には幾分形而上学的な含みがある。

シラーのラショナル・デザイン仮説(RHD)によれば、生命の起源は自然発生論では説明不可能だという。 自身の仮説の論拠としてシラーが導入した考えをいくつか挙げる:

• 化学と生物化学との間には、明らかな相違がある − 一方はランダムであり、他方には方向性がある;
• 生命の「主要なデザイン・プラットフォーム」(すなわち細胞)は、それ自体が異常に複雑で、進化論的変化の産物ではない;
• 突然変異が影響を与えうるのは、基本的な細胞に進化が「付け加えた部分」に対してのみであり;漸進的変異は表現型における量子化された変化(すなわち「量子的飛躍」)をもたらすのみである;
• 動植物の生態は、彼らの環境において、殆どどのような変化が起こってもいくつかの個体が生き残れるようにするため、生物圏の状況に先手を打ち、正規分布曲線に沿った種分布となるように、進化をコントロールする;
• 種はやがて、生物圏の変化に反応しながら、生命が拡大し継続できるように、その属性に従って分布し直す;
• 遺伝コードの「劣化」は「進化上のフィルター」としての機能を果たし、とりわけ有益な突然変異につながるものである。

これらは全て、生命には知的設計者ないしエンジニアが居ることの当然の帰結である。 いいだろうか。DNA中心ではない。知性なのだ。 だが、知性とは何だろうか?

シラーは知性を、「システムの持つ、エントロピーに歯止めをかけ、でたらめと情報を区別し、 『機会』を逃さず『選択』する能力」と定義する。 文を組み立て、パズルを解き、マシンを作るとき、我々はいつもこれを行っている。 マシンについて言えば、知性を持ったオペレーターが居て、適切に燃料を与え、故障した部品を必要に応じて交換する限り(エントロピーに打ち勝って)、それを動かし続けることができよう。 だが、知性的なインプットが無ければ、(人間の作った)システムないしマシンはエントロピーのせいで、止まってしまうだろう。 シラーは言う: 「同様に、生命システム(LS)もまた、自らに燃料を補給し、自らを修理することができる生体マシンに他ならない。 ただ1つ区別できる違いは、人間がデザインしたマシンでは例外なく、このような機能は人間がコントロールするのだが、 LSを含む生体マシンでは、このような機能は知性的に自動でコントロールされる(システム外に知性を持ったオペレーターが居る必要が無い)ということである」

端的に言えば、生命それ自体が、全てのデザインされたシステム同様、知的なのであり、エントロピーに逆らう。 それは実際、時の経過とともに、(通常の化学的過程とは違って)より複雑になって行く; それはでたらめに振る舞うことはなく (DNAを例にとれば、デザイン・創生・修理・メンテナンスのための、そして全細胞や組織体の構造における適応的進化のための指示 ― すなわち、高度に効率的な分子マシンが実行する、化学物質に対する指示のプロセス −を含む、整理された情報によって、文字通り複数の作業をこなす); 計画においても、働きにおいても、機会を逃さず選択できる証拠を示すのである。 活動中の細胞の中に、最も単純で数少ないタンパク質が存在する可能性ですら、でたらめではなく、 控えめに見積もっても、連続して4百万回ロトくじに当たる見込みくらいなのだ。 同様にシラーは、DNAがランダム(でたらめ)に変異することが、 機能的な変異を好むデザイン(設計)によって制限されていて、 DNAコードが生得的な劣化のせいで行き詰る可能性を除去いることを示している。 (彼の本の13章および、付録中のアミノ酸についての図表を参照されたい。 要するに、変異ははっきりと2つの選択肢グループに限定されている ― 1方のグループのアミノ酸が、そのまま他方のグループのどれかで代用されることはなく、 変異の発生しうる数を制限しているのだ。)

シラーの本にあるたとえに手を加えて借用しよう。 例えば誰かが、1万枚のコインを手に取って、空中に放り投げるとする。 (堅い事を言わず、こんな事が可能なくらい大きな手をしているとも仮定しよう。) 確かに、全てが表を上にして落ちる可能性は、他のどんな組み合わせとも同じである。 だが、1万枚のコインが全部、表を上にして落ちているのを見たら、どう思うだろうか? 私としては、誰かが意図してそのように置いたか、 例えば、両面とも表になっているか、特別に片面だけ重くしてある、といった何らかの知性的な策略かと疑う。

このような振る舞いは、熱力学の法則から考えれば、何ら問題ない。 でたらめにであれ、規則的にであれ、それぞれのコインを置く際に注ぎ込まれるエネルギーと、 作業が行われる際にエントロピーが増える分だけ失われるエネルギーは等しい。 だが、情報の観点から見れば、そうではない。 知性が働いていることが、意味あるかたちにコインが並べられていることから明らかにされる ― 無秩序ではなくて秩序が増加しているのである。 (生命と進化が行っているのも同じことだ。) シラーが述べるように、 「知性を働かせてエネルギーを用いることで、どんなシステムもでたらめさに打ち勝ち、イベントの結果をコントロールできるのである」 先に述べたように、人間にはこれが分かる。 我々は本のページ上の単語を見れば、それらが意味のある言語であって、 たまたま文の形に並んでいるが、後から意味を考え出さねばならないような、でたらめな文字の配列ではないことが分かるのである。 とても偶然とは信じられないイベントをコントロールするときでも、 我々は一回一回、結果を完璧にコントロールできるのだ。 我々は知性を持っており、大なり小なり、知性の兆候を見分けられるのである。 ここでシラーは、どうやって自説を検証すればいいのか分かった。

もし実際に何らかの形で知性がDNAを、そして生命そのものを設計したのなら、そのような「痕跡」が残っているかも知れない。 シラーは、その可能性が最も高い場所がいわゆる「ジャンクDNA」だろうと考えたのである。 ジャンクDNAとは、一見何の目的も持たないながら、何十億年もの間高度に保存されてきた、DNAの部位である。 (注: 年を追うごとに科学者達は、ジャンクDNAの目的を発見し続けている。 つまり、決してこれらはジャンク(がらくた)ではないのである。 しかし、いくつかの部分については、未だに何の機能も見い出せないようである: 2004年、エドワード・ルービンらのチームは、このような高度に保存されたDNAの部分を除去した。 160万以上にのぼるネズミの塩基対である。これらはこの動物にとって、何ら識別可能な働きを持たないとされたのだ。 彼らは2007年にも同様の実験を繰り返し行った。 一部やり方を変えたが、結果は同じだった。) ひょっとして、こうして保存されてきた部位こそ、究極の「瓶の中のメッセージ」だろうか? もし何らかのパターンないしメッセージが発見されれば、それこそインテリジェンス(知性)による生物工学の否定できない証拠だろう。

偶然にも、シラーの本が出版されたのと同じ2005年、 クリストファー・ナイトとアラン・バトラーは、『月は誰が創ったか?』を著し、同じテーマについて思索を巡らせている。 2人は、1994年の物理学者ポール・デイヴィスの論文、『みなまで言わせないで ― 人類とのコンタクトにはイライラさせられるに違いない。目の前で語られているメッセージを人類が見逃しているとしたら ―』 に至るまでの思索を跡付けているのだ。
この説を読んだ私は、シーズが言う「部族ユニット」(第4部で引用した) とは、このような痕跡なのだろうか?と思った。 そしてつい最近の、2012年8月17日、 「エクストリーム・テック(究極のテクノロジー)」サイトに公表されたのが、この『ハーバードが解明したDNAストレージ。たった1グラムの中に700テラバイトのデータを収容』 という記事だ:


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科学者達は3つのもっともな理由から、長きに亘って、ストレージ媒体の候補としてのDNAに熱い視線を送って来た: DNAは信じられないほど高密度で(1塩基対に1ビット格納可能で、1塩基対はわずか原子数個分の大きさである); DNAは(ハードディスク)よりも容量測定が用意(ビーカーで計れる): そして、信じられないほど安定である ― 他の試作的なストレージ媒体は、コンマ以下の真空度に保つ必要があるのに、 DNAはガレージに置いた箱の中でも、数十万年も残るのである。

とは言え、DNAを合成したり、その配列を決定したりといったことが、ありふれた作業となったのは、マイクロフルイディクス やラボ・オン・チップ といった技術 が発達した最近になってのことである。 元々のヒトゲノムプロジェクトが、一本のヒトゲノム(約30億DNA塩基対)を解析するのに、数年かかったのに対し、 こんにちのマイクロフルイディクス・チップを使った検査装置なら、 数時間でこれをやってのけるのだ。 今や、6月に発表されたチャーチとコスリのDNAストレージも高速と言う訳ではない ― だが、それは極めて長期間の保存には十分な速さである。
https://vimeo.com/47615970

ちょっと考えてみて欲しい: 1グラムのDNAに700テラバイトのデータが格納できるのだ。 これは、容量50ギガバイトのブルーレイディスク1万4千枚分に当る。。。 小指の先に載るくらいの一粒のDNAの中にである。 同じくらいのデータをハードディスク ― こんにち実用化されている最も高密度のストレージ媒体 ― に格納すると、 3テラのドライブが233本必要で、総重量は151キロになる。 チャーチとコスリの場合、 約700キロバイトのデータ ― 実は、チャーチの最新著 ― を700億個コピーして、圧縮処理の上、DNAに格納するのに成功した。 (彼らは冗談で、史上最高のベストセラー出版だと言っている!) 合計44ペタバイトのデータを格納したのである。

。。。もし、人類の知識の全て ― あらゆる書籍、発言、おかしなネコのビデオ ― を、 数百キロのDNAに格納できてしまったら。。。 と言っても、全てを記録できればの話だが(こんにちは、警察国家!)。

生きている細胞のDNAの中に ― たとえ短時間でも ― データを格納できたら、これまた注目に値しよう。 自分の皮膚にデータを格納できれば、それは安全にデータを運ぶ素晴らしい方法となるだろう。。。
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おそらくこれは既に行われているのだが、セキュア過ぎて見つかっていないだけでは?

有名な無神論者・哲学者だったアントニー・フルー教授は、 81歳のとき、DNAの本質に関して明らかになった一切の情報を考慮した後、 生命の起源に関する考えを改め、こう書いた: 「超越的知性こそが、生命の起源および自然の複雑さについての唯一のうまい説明である」と。 ある意味、この考えは物理学者ジョン・アーチボルト・ホイーラー の説を繰り返したものであろう。


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コンピューターの中心に鎮座しているのが情報であるのと同様に、物理学の中心にあるのも情報だと想像しても不合理ではあるまい。 全てのイットはビットから生じるのだ。 言い方を換えると、全ての「イット」 ― すなわち、全ての素粒子、全ての力の場、時空連続体自体さえ ― の 機能、意味、まさに存在の全ては、 ― たとえ、いくつかの文脈では間接的であろうと ― イエス・ノー・クエスチョンに対して一切を明かす答え、二値選択、ビットに由来しているのだ。 「全てはビットから」という標語が象徴しているのは、 物質的世界の全てのものは、根底に ― 大抵の場合、奥底に ― 非物質的な源泉と説明を持っているということであり; 我々が現実と呼ぶものは、煎じ詰めれば、機械のガイドでイエス・ノー・クエスチョンを聞かれて、回答ボタンを押して登録することから生じるということであり; 一言で言えば、物質的な一切の事物は、元来は「情報理論」的であって、これこそが参加型宇宙であるということなのだ。
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そして、情報は知性と表裏一体である。 生命および宇宙の背後にある知性の本質について、 シーズは超次元の存在から宇宙的マインド全体に至る、様々なレベルの「超越的知性」について示唆している。 シラーが述べているように、情報は知性からのみ生まれ、知性それ自体も、知性からのみ生まれるのである。 知性とは宇宙の基礎的な構造に何らかの形で根ざす、おそらくは特別な「次元」に違いない。

ここまでを要約すれば、シラーは生命の生体エンジニアリング説を主張している。 彼は、これが現在も進行中のプロセスであり、デザインの修正途中である可能性については論じていないが、 彼の理論にはこのような可能性を排除する点は無い。 以上を考慮して、 私は既に第4部 で、シーズの後生説に関する見解をちょビットだけ取り上げておいた。 以下は2000年9月23日のセッションからの引用の続きである:


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Q: 構造遺伝子としてコーディングされていない残りのDNAコードは何をしてるのかしら?

A: 流れが断ち切られた。

Q: [...]流れが断ち切られたというのは、液体の流れが堰き止められたということなの?

A: Yes. 設計変更のせいだ!

Q:その流れが堰き止められた液体とは、化学的伝達物質だったの?

A: Yes.

Q:この化学的伝達物質が流れるようになれば、DNAの他の部分に重要な変化が起こるの?

A: Yes.

Q:それじゃあ、そこに含まれているコードの断片が、液体の流れを断ち切るように意図的に挟み込まれてるために、 わたしたちのDNAの重要な部分のロックを外す、化学的伝達物質あるいは、神経ペプチドが流れなくなってるのね?

A:まあね。 生体エンジニアリングだ。

Q:当然、リジーとその仲間達が断ち切ったんでしょ?

A:惜しい。だが、オリオンSTSの設計者達がやった可能性が高い。

[筆者:つまり、高次密度の知性である。 これらのセッションも参照のこと。 23 October 1994, 5 December 1994.]

Q: Okay, その断ち切られた液体ないし伝達物質とは具体的に何なのか教えて頂戴?

A:低周波電荷のために一番効率的な導体ないし化合物とは何だろうか。

Q:アセチルコリン?

A: No.

Q:水?

A: No.

Q:生理食塩水?

A:近くなった。 それは自然界では結合している化合物だ。

Q: (L)調べてみなくちゃね。 実際、わたしたちは30億の塩基対を持ってるけど。。。 これらのいわゆる「ジャンクDNA」の断片がいくらか活性化すれば、 これが結果的に、23対以上による染色体複製を行わせることになるの?

A:幾分は。。。

Q:ある晩気付いたんだけど、 いつか何かが起こって、 それでわたしたちの身体の中の遺伝子にスイッチが入り、物質的転換が起こるんじゃないかってね。 第4密度への移行のときに起こることの認識として正しい?

A:大部分はイエス。

Q:変化したDNAの働きでわたしたちの物理体が転換するとき、何か限界はあるの? わたしたちは、DNAの働きによって、文字通り、背が伸びたり、若返ったり、容貌や能力とかそういったものが変化するのかしら?

A:受信能力。。。 広範な受信能力への変化。。。

Q: (A)人の受信機がどれだけ優れているかということだね。

A: Yes.

Q: (L)受信機って何? 物理体?

A:中枢神経系によって高次レベルにつながる心。

[筆者:もし知性と情報が本当に生命、宇宙、そして一切の原因なのだとすると、 このコメントからは、発信器としての脳というルパート・シェルドレイクの考え が想起される。 つまり、テレビジョンが、放送信号を受信するものの、信号の出所ではないように、脳もまた、意識にとっての発信器/受信機ないし「窓」なのである]

Q:じゃあ、それって知識を獲得し身体のコントロールを発達させるという一連の事ね。 もし人の心と中枢神経が高次レベルの意識に同調したら、 それは受信能力の点で重要な事なの?

A:まあね。

[HK:筆者:カシオペア・フォーラムでの最近の調査で示されたように、 ケトン食療法 は遺伝子調節、 エネルギー代謝、酸化的ストレス、精神機能等々に何らかの顕著な効果があるらしい。 それは文字通り、身体を変化させるものだ。 DNAの変化に関して、シーズは2011年4月9日に述べている:
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自己に取り組むワークにはこのような効き目があるんだ! そのお蔭で、あなた方にとって、さらにドラマチックかつ急速な変化の準備ができた! そしてこれが「受信能力」なんだ。
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2012年3月4日、DNAに関して更に以下の言明があった。


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Q: (L) Okay,サイキとわたしが考えてたことについて聞きたいんだけど。 ウィルスに関する、この本を読んで思ったんだけど、ウィルスってもしかしたら、数十億年とは言わないまでも、数百万年来、地球に対して他の密度から意図的に遺伝子操作を行ってきた手段だったんじゃないかってね。

A: Yes

Q: (L)つまり、ウィルスは密度を越えて現れるの?

A: Yes. 思念は顕現する! ミステリーサークルと比べてみなさい!

Q: (Psyche)図解書 に出てる、いくつかのウィルスは確かにミステリーサークルにそっくりだわ。

[風の音のせいでアークの質問がかき消された ]

(Ark)。。。もちろん、ウィルスとはまさにDNAそのものじゃないか?

(Psyche)ウィルスのタイプによって、DNAの場合もRNAの場合もあるんだけど、 普通、身を守るために被膜で覆われてるわ。 実に多くのタイプのウィルスがあるのよ; 遺伝子コードの一部のこともあるわ。

(Ark) Okay, それじゃあ聞きたいんだが、ウィルスには、通常の量子物理学や量子化学等々では記述できない特性を持った特有の部分があるのかな? あるいは、ウィルスの組織全体がこのような特性を帯びているのか?

A: Yes. 情報の場が物質を統合している。

Q: (思考と情報につき議論 )

(Belibaste) 情報が様々なタンパク質あるいはアミノ酸に対して、凝集してウィルスになるよう、命令ないし指示するのかな? 実体化?

A: Yes.

Q: (Psyche)とても興味深いわね。 だって、私たちの「ジャンク」DNAの中からは、 ウィルスの特質が見つかってるんだけど、それも幹細胞 (複数系統の細胞に分化できる能力(多分化能)と、細胞分裂を経ても多分化能を維持できる能力(自己複製能)を併せ持つ細胞) の近く、 そしてまた、最後はガンを発生させる細胞に近い場所からなのよ。 非常に興味深いわ。

(Perceval)つまり、僕らのDNAとは思念が実体化したものなのか?

A: More or less!
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1994年10月23日の言明はこれを明らかにするものかも知れない:


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Q: (L)サルの体内
[筆者:すなわち、現生人類以前に地上に居た人類の体内]
に魂が入ったために、 その遺伝子やDNAが変化したの?

A: Yes.
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シーズによれば、ヒューマノイドは汎用的なテンプレートに基づいて作られ、 ヒューマノイドのための「文字通り数百万のコロニー」が存在していて、地球もその1つだという。 様々な「人種」は特定の環境のために設計されたヒューマノイドとしてのタイプを表すもので、それぞれの発祥地に「種蒔かれ」た。
(参考。1995年9月24日のセッションを参照されたい。 )
2000年6月24日、彼らは以下のように総括した:


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A:あなた方の現在の物理体の形は、先進の生体エンジニアリングによって、あなた方の現在の居場所に合うように微調整されてきた。 これは現在も進行中のプロセスだ。

[筆者:ここでは、コード化に使われないDNAとして保存されている部位のことだけでなく、 有益な情報を持ちうる、種に特有の部位のことについても言っているのかも知れない]
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以上を考慮しつつ、私が本稿冒頭で述べた論文に移るとしよう。 タイトルは『DNA系譜学の観点から「アフリカ起源説」およびヨーロピオイド(コーカソイド)の起源を再検討する』 で、著者は、アナトール・クリョソフとイーゴリ・ロジャンスキーである。 タイトルから明らかなように、これは、人類の起源というテーマに関する科学的コンセンサスとされるものに問題を投げかけている。 これまでの通説とは、全ての現生人類はいずれもアフリカ起源のある集団まで遡ることができ、そこから地球じゅうに広がったというものだ。 つまり、この説によれば、 全ての現生人類の祖先は、ミトコンドリアDNAを辿ることによって、16万年前にアフリカに住んでいた1人の女性(「イブ」)へと、 そして、Y染色体を辿ることによって、約14万年前の1人の男性へと遡ることができ、彼女たちこそ、人類の「直近の共通の祖先」だとされる。

この新論文の著者たちもまた、集団間における共通の祖先を割り出す、あるテクニックを用いた。 17の大規模なハプログループ に属する7556のハプロタイプ をサンプルに用いつつ、 彼らは特定の遺伝子配列およびそれらの違いを比較したのである。 この際彼らは、突然変異の数および、元々の「純粋な」配列 ― 共通の祖先のもの ― から、これらの突然変異が起こるのに必要な時間を計算したのである。 (彼らのテクニックおける方法論は、論文の「文献および方法」の節で述べられている。同じ内容がここ
http://archiver.rootsweb.ancestry.com/th/read/GENEALOGY-DNA/2012-06/1338844494
で述べられている。 言うまでもなく、彼らの年代決定法の正確さは、彼らが公式で用いた突然変異率次第であるが、 これについては、私には評価できない。) 彼らは調べた全てのグループについて、各々を比較し、 この結果得られた「生命の樹」図には、 共通の祖先から各枝が分かれて行くグループ間の関係が示されている。 しかし、図示された結果は、人類の起源に関して、通説とは完全に異なった俯瞰図となっている。 これは後で掲げる。 まずは、シーズによる交信文から相応しい部分を引用しよう。


1997年5月31日
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Q:確認させて頂戴。 あなた方、ケルト人はカンテクから来たって言ってたわね。 彼らはリジーによって。。。ここに運ばれてきたんだってね?

[ここで「ケルト人」とは、インドヨーロッパ語族ないし、固有の意味でのケルト人の祖先であるコーカソイドまでを含めた広い意味で言っている。 「カンテク」とは、シーズによれば、火星と木星の間にあるアステロイドベルトの位置にかつて軌道があった惑星の名前で、粉々になる前の名前として、しばしば「フェートン」が用いられる。 「リジー」とは、超次元に存在すると言われる、ある知的生命体グループの簡単な呼び名である]

A: Yes.

Q: リジーが物理的にここへ運んで来たケルト人は何人なの?

A:数億人。

Q: 私たちの時間だと、ケルト人をこの星に連れてくるのに、どのくらいかかったの? もしかして、それってまだ続いてるの?

A:あなた方の測り方で、大体1週間と言っておこう。

Q:宇宙船かあるいは何かその類の乗り物に、 詰め込むかなんかして、 一旦4Dを経由して 3Dのここに再び現れるか何かしたの?

A: Close.

Q:そして、連中は彼らをコーカサス山脈辺りに降ろしたのね、合ってる?

A:及び周辺の地域に。

Q:それが、7万9千年から8万年前のことだったのね?

A: 8万年以上前だ。。。

Q:ユダヤ人は、遺伝子工学でコサえられて、中東に放たれたのよね... これは何年だったの?

A: 13万年前。
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最後の発言について明確になったのが2001年8月23日のやり取りである:


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Q: (L) Okay, 次の質問に移るけど、私とI某とで仮説を立てたように、セム人(=ユダヤ人)は、アーリア人と黒人の遺伝子をかけあわせたものなの?

A:一部は。

Q: (L)前に、あなた方、セム人の遺伝子コードの構成は、「コード化される前から、運命的なミッションを帯びていることを示すプロファイル」なんだって言ってたわね。 もちろん、これが行われたのは13万年も前のことなんでしょうから、随分と昔のことね。 だけど、元々の遺伝子コード構成は、黒人用のもので...

A: Yes.

Q:...その後、アーリア人のと混淆しつつ、セム人として他人種に広まったんでしょ?

A:一部は。

Q: (L)残りは何なの?

A:セム人を遺伝子操作した人々だ。。。

Q: (H) 911本 [ローラとジョン・クインの共著『911:究極の真実』] に出てくる交信文を読みとおして、混乱しちゃったんだ。 13万年前に行われたという遺伝子操作のことなんだけど、 これって、全てのセム人に対して行われた、すなわち、対象はユダヤ人に限られないってこと?

A:問題は、セム人とは誰なのかということだ?

Q: (H)じゃあ、本当のセム人とは、アーリア人のことなのかい?

A:そのとおり! 。。。

Q: (H)それでは、遺伝子操作というのは、 アーリア系セム人に対してなされたのかな? それとも、こんにち僕らがユダヤ人として知ってるユダヤ人に対して行われたのかい?

A:アーリア人だ。 理由は、「アブラハムの」系統のユダヤ人を滅ぼすため。
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これは2009年8月5日にさらに明確になった:


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Q: (L) Okay.
じゃあ、次の質問は: 東アジアでノストラティック語を話していたと想定される人々には、 アジア人が含まれるわ。 彼らこそ、わたしが世界秘史などで論じた原初のシャーマンだと思うのよ。 とくにアルタイ語族ね。 これが正しくて、 かつ、ノストラティック語族が元々はカンテクからやって来た人々と関連があるのだとすると、 東アジアの初期シャーマンおよび、 ヨーロッパのサークル派の人々は(さらに南のピラミッド派の人々も)、 カンテク星起源なの?

A: Yes.

Q: (L) 2つのグループの間における表現型の違いは、 東アジアのカンテキアンが、既に地球に居た、よりネイティブなグループと混淆したせいなの?

A: Yes. それから、「アフリカ起源」対「アジア起源」というかたちで続いている論争に注意しなさい。 これは不適切な仮定だ。 カンテク起源 対 地球起源 というのがより良い定式化だ。
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ということで、シーズが言うには、 少なくとも2つの区別可能ないしは大規模な分枝が人類にはあって、 これが長きに亘って混淆した結果、こんにちのような様々なタイプとなったのである。 すなわち、およそ8万年前にコーカサスに「放たれた」青白い皮膚、青い目のヒューマノイドのグループと;それ以前からの住人である。 後者に含まれるグループとしては: 特別なDNAプロファイルを持つ「アフリカ人」(ネグロイド?)のグループ。彼らは後にコーカソイドと混淆して、「セム人/アーリア人」という遺伝子「操作」されたグループを生み出した; そしておそらくはモンゴロイド。彼らは「カンテキアン」とアジアに住んでいた固有種との混血である。 (ここで注意しておきたいのだが、遺伝子「操作」と言っても、上掲の引用の中で論じられていたように、ウィルスを撒いて、人のDNAに特定の遺伝子配列を挟み込むような簡単なものかも知れない。)

最初のマップ(写真左)に示すのは、「アフリカ起源説」が仮定する移住経路である。 2番目の方(写真中)は、様々なミトコンドリアDNAハプログループを付記したものである。 地理的に比較的明確なグループとなっている(アジア、アフリカ、ヨーロッパ)ことに注意されたい。
ペンシルベニア州立大学生物学教授である根井正利によれば、これらのグループの間の遺伝距離群を分析した結果、人類を、ネグロイド、コーカソイド、モンゴロイド(アウストラロイド、アメリンドイドを含む)の3つの主要な「人種」にグルーピングする伝統的な見解の正しさが確認されたという。

しかしながら、クリョソフ=ロジャンスキー論文は、ミトコンドリアDNAハプログループではなくてDNAのY染色体を用いた。 彼らは「アフリカ起源」仮説に対して、以下のような見解を抱いていたからだ:


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この考え方は主として、 アフリカから見つかるヒトのDNAやその断片には、最高度の可変性ないし変動が見られるという前提に立っている。 だが、これだけに注目すれば、これは必ずしも有力な議論ではない。 というのも、様々なDNAの系統が混じり合った場合にも、結果的には高度の可変性は生じ得るし。。。それが大々的に起こったのがアフリカなのだ。
[筆者:つまり、アフリカ・グループはより最近のグループよりも(突然変異に関して)長い事進化の途上にあって、高度の可変性が生じたのである]
その上、アフリカ人と非アフリカ人との間には遺伝子的なギャップが存在しており、 このことが、後者はアフリカ人の子孫である論拠として解釈されてきた。 よりもっともと思われる解釈としては、 現代のアフリカ人と非アフリカ人はいずれも、別々により古い共通の祖先から生まれ、 この結果、有名な分岐ができあがったということだろう。 下流から見て共通の祖先が生まれた地域がアフリカであるとは限らない。 実際、彼がアフリカに住んでいたことは証明されていないのだ。
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彼らの分析はこれが正しい事を示している。 アフリカ・ハプログループ(「A」および、その「副分岐群」)は他の全てのハプログループから非常に離れていた。 ハプログループA(主としてニグロイド)は、およそ13万2千年前に発生したが、 他の全てのハプログループと同じ、約15〜17万年前に生息していた人々を共通の祖先としており、 その頃枝分かれしたことを示している。 (シーズが、アフリカ人の遺伝子配列が導入されたのは13万年前だと言っていることに注意。) 著者たちは他の全てのハプログループ(一括してβハプログループとされている)の誕生した時期を6〜7万年前の 人口増加のボトルネック、「おそらくは6万9千〜7万7千年前に起こった『トバ事変』」 に起因するものと考える。 (またまた、「カンテッキアン」の到着した時期についてシーズが8万年前だと算定していることに注意。) 著者たちは他のグループの歴史を以下のように要約している:


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どうやらハプログループBは元々アフリカ起源ではなかったようだ。 これはアフリカに移住して来て、そこで現地のニグロイドと混淆したのかも知れない。 こんにちのハプログループBを生んだ共通の祖先が生まれたのは、4万6千年前である。。。 モンゴロイドとオーストロネシアのハプグループであるCが分岐したのは、3万6千年以上前で、彼らは徐々に、中央アジア、オーストラリア、オセアニア地方に定着して行った。 ハプログループDEがDとEに分岐したのが、約4万2千年前であり、 彼らはこんにち、西は北アフリカから東は韓国や日本に至る広大な地域に住んでいる。

ハプログループ族のFからTは、大部分がヨーロピオイド(コーカソイド)族である。 これらのハプログループを生み出した人々の殆どは今もヨーロピオイドのままである; しかし、一部の人々は最近、あるいは遠い昔に、特定の地域に広がり、それぞれの民族的特徴を獲得した。

。。。もちろん、ハプログループAがどこか他所で生まれて、その後アフリカに移住して来た可能性は排除できない。 しかし、ヨーロピオイド族がアフリカ起源であると信ずべき理由は(そして、あえてそう主張すべき理由も殆ど)無いのだ。
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論文に添えられていた図はこれ(写真右)である。 この図についての著者たちの説明は上で見た通りだ!

左側がアフリカ・ハプログループで、右側がヨーロッパとアジアのハプログループである。 説明文に著者たちはこう書いている: 「ヨーロピオイド・ハプログループ族は、どうやら、西は中央ヨーロッパ、東はロシア平原(東欧平原)、南はレバント地方を頂点とする三角形の中で発生したようである」

ここまでの状況は、少なくとも大枠、シーズが述べた通りであろう。 (私としては、「尊敬を集めるアカデミズム」が、「地球外」から人類の遺伝子プールに対して遺伝子注入があったという考えを顧慮するのを、固唾を飲んで見守る気はない!) 地球起源の人々はおよそ16万年前少なくとも2つのグループに分かれた:一方はネグロイド・ハプログループを生み、2つ目は他の全ての祖となった。 人口増加のボトルネックの後 (一部の学者は、このように唱え、この事変を生き残ったのは、たったの3千〜1万人だけだと主張する)、 約7万年前、コーカサスおよびその周辺地域で、人類の人口は突然増加する。 しかしながら、他の解釈 によれば、 このような低い人口は、人類の歴史上、一貫して起こって来た普通の事であって、 「次の拡大期を迎える前、長きに亘って人口規模を抑制した」という程のボトルネックではなかったという。

問題は、人口増加の原因が何だったのか?ということだ。 シーズの説明通りのこと(すなわち、「何億人もの」カンテッキアンが何らかの方法で地球に運ばれた)が起こったのかも知れないが、そうではないかも知れない。 第1部で書いたように、「予言」とは本質的に不安定なものであることに留意されたい。 最新著『黙示:彗星、小惑星、周期的に起こる破滅』(写真)の10章で、
http://www.amazon.com/The-Apocalypse-Asteroids-Cyclical-Catastrophes/dp/1897244614/
ローラは、この原因について、彗星由来のDNAのせいだとするものから、「第5惑星(=フェートン、カンテク、マルデク)」が崩壊した結果、「粉微塵になったカンテッキアンの細胞DNA」が地球の大気に侵入したせいだとするものまで、沢山の仮説を挙げている。 真相はどうであれ、「地球外生命の遺伝子」という考え方が信じ難いということはないだろう。 こんにちの科学の到達点からして、とりわけNASAが37年前に火星上で微生物を発見していたというニュースを聞けばなおさらだ。

第3部に、 私は1節を設けてネアンデルタール人を取り上げ、 新たな年代決定によれば、彼らが滅びたのは大体クロマニョン人と同じ時期で、およそ3万5千〜4万年前だと指摘した。 ローラの『黙示』の同じ章で、彼女はもう1つの興味深いつながりに言及している。 βハプログループを生み出した(「A」以外の全てが生まれた)、7〜8万年前の爆発的な人口増加とは、 クロマニョン人の出現と同じ出来事なのではないか?と。 ローラが指摘しているように、3万5千〜4万年前というのは、放射性年代決定法による同定なのだが、それは目盛設定の良し悪し次第なのである。 問題の時期に、問題の元素が朽ちて行く正確な比率が分からなくてはならないのだが、これは数多くの要因(彗星の衝突を含む)次第で様々なのだ。 以下に引用した記事は、 問題点の幾つかについて詳しく述べている:


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炭素同位体年代決定法はいくつかの仮定に基づくものだが、その1つは誤りである。 この方法でうまく計れるには、大気中への炭素14の発生率が終始一定という条件を満たす必要があるのだ。 だが実のところ、大気中の炭素14の量は、太陽活動や地球の磁場の変動、大気条件の変化、さらには原子爆弾の爆発によってさえ変化するのだ!

この結果、炭素同位体年代決定法は大して正確ではない: 「補正したとしても、炭素同位体年代決定法が信頼できるのはせいぜいBC 5000年までだ」 と、考古学のマーサ・ジューコフスキー教授は『野外考古学完全マニュアル』に書いている。 「というのも、年輪年代測定法のサンプルで遡れるのがせいぜいBC 5500年前までで、BC 5500〜10,000年となると現在のところ、炭素同位体年代決定法の正確さをチェックする方法が存在しないのである」

年輪年代測定法として知られる年輪から求められた年代と炭素同位体年代決定法との比較によって得られた年代ですら、正確だという合意があるのはAD640年まで、
[筆者:第3部 で述べたように、マイク・ベイリーはこの年から約100年前に、彗星が衝突したと論じていることに注意]
おおよそキリストの時代までだ。 さらに遡るとしてもせいぜい800年である。 だから、科学者は差違を補正するための図を作った。 それでも彼らは既知の年代サンプルによって、目盛を検証しなくてはならない。 まだ問題があるのだ!

炭素同位体年代決定法は、年輪の記録によって確認できる範囲でしか信用できない。 他には補正図の正確さを検証する方法がないのだ! しかし科学者は、何ら検証方法がないにも拘わらず、これを用いてBC 10,000年よりも昔の年代まで求めようとするのである。
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1995年6月3日、シーズは炭素同位体年代決定法について、以下のように述べている:


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Q: (L)さて、科学の一般的な見解では、恐竜の大量死が起こったのは6千5百万年前だとされてるわ。 あなた方の教えてくれた数字は2千7百万年前よ。 食い違いについて説明して頂戴?

A: 炭素同位体年代決定法は精密科学ではない。
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。。。1999年7月3日にはさらに詳しく述べられている:


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Q: (A)放射性炭素年代測定というものは、 ローラが言ってたんだけど、10,000年以上前については、2倍も不正確なんだって? 見るところ、科学的な年代測定法とあなた方の年代法とでは、2倍の差違があるようだね。 これはあなた方の教えてくれる年代、ほぼ全てに共通している現象だ。

A:「彼ら」は、古代の大激変による磁気異常の影響を考慮しそこなっている。

Q: (L)その磁気異常がどんな風に、放射性炭素年代測定に影響するの?

A:物質内の放射性同位体のラベルを変えてしまう。

Q:それじゃあ、紀元前1,500年頃の、前回の彗星群による洪水によっても...

A: ああいうことがあるといつも、磁気が押し寄せるせいで、年代測定のための放射性物質データが変化してしまう。
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2010年の別の記事 は更に詳細にわたって論じている:


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それは不意に出現した謎である:地球上の研究室に安置されているいくつかの元素の放射性崩壊が、 9千3百万マイル離れた太陽内部の活動による影響を受けているらしいのだ。。。

パデュー大学物理学教授のエフィラム・フィッシュバックは、 いくつかの同位元素の放射性崩壊率が、何ら人手によるインプット無しにでたらめな数を示すことがあり得るのだろうかと調査していた。 特定の同位元素について公表されたデータを考察していた研究者たちは、 測定された崩壊率に食い違いがあるのを発見した ― 予想される物理定数ではない奇妙な値なのだ。

アメリカはロングアイランドのブルックヘブン国立研究所および、 ドイツ連邦物理工学協会で集められたデータをチェックするうち、 彼らはさらに驚くべきある事に出くわした: シリコン32とラジウム226の崩壊率を長期間観察した結果、 どうやらわずかながら季節変動があるようなのだ。 崩壊率は確かに夏場よりも冬場の方が僅かに速かった。。。 「誰もが実験ミスのせいに違いないと考えました。というのも、私たちは崩壊率は一定だと信じて育ってきたからです」 スタロックは語った。。。

2006年12月13日、太陽が自ら決定的な手掛かりをもたらした。この日、太陽フレアからの粒子流と放射線が地球に達したのだ。 パデュー大学の技師であるジェレ・ジェンキンスは、 医療診断に用いられる寿命の短い同位体である、マンガン54の崩壊率を測定していたところ、 フレアが発生している間、崩壊率が僅かに低下していたこと、 低下はフレア発生の約1日半前に始まったことに気づいた。。。

このような効果を惹き起こすような何をフレアは放つのだろうか?

ジェンキンスとフィッシュバックは、 崩壊率にちょっとしたいたずらをする犯人は、おそらく太陽からのニュートリノだろうと推測した。 ニュートリノとは、殆ど質量を持たない粒子で、ほぼ光速で飛び、いかなるものとも事実上何の反応もせずに、物質界 ― 人間、岩、海洋、さらには惑星 ― を通り抜けることで知られている。。。

全ての証拠が、 太陽は地球上にある放射性同位体と「コミュニケートしている」という結論を指し示している、 とフィッシュバックは語った。 だが、1つの大きな疑問には答えが出ていない。 ニュートリノが放射性物質と反応して崩壊率を変化させるとして、それがどのように行われるのか誰にも分からないのだ。

「従来の考え方からは理解できません」とフィッシュバックは語った。 ジェンキンスは気まぐれにこう付け加えた。 「何とも反応しないものが、変わる筈のないものを変えるんですからね」
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という訳で、2倍の差を補正することで、食い違いはいくらか解消され、不思議にも地球上に突然クロマニョン人が出現し ― 彼らがどうやら、芸術、文化、シャーマニズムをもたらしたと思われる − ことに説明がつくだろう。

本稿を終えるにあたって、
2001年8月23日にシーズが言明した内容をシェアしたいと思う。これはスキタイ人の遺伝子に関するものだが、こんにちの科学はこのテーマをどう説明するだろうか。


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Q: (L)スキタイ人はどうやってエジプトにたどり着いたの?私がスキタイ人と言ってるのは、およそBC900年からAD200年にかけて、スキタイ地方 ― こんにちの中央アジア、東ヨーロッパ、北コーカサスの一部 ― に住んでいた人々のことよ。

A:アッカドを経由して。

[アッカドはメソポタミアのアッカド帝国によって占領されていた地域で、これは、こんにちのイラク、イラン、シリア、トルコの一部に該る]

Q: (L)アッカド帝国を建国したサルゴンはスキタイ人だったの?

A: Yes.

Q: (L)ヒッタイト人は遺伝子操作されたスキタイ人のグループだったの?

[ヒッタイト人はBC1900年から900年頃にアナトリアに住んでいた人々である]

A: Close.
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まず最初に注意したいのが、これら2つのグループ名が主として、歴史のある時点で彼らが建てた王国ないし帝国の名であることだ。「ヒッタイト人」は厳密には「スキタイ人」より前に存在していたことになるが、だからと言って、スキタイに住んでいた人々の祖先の一部が南方のアナトリアに移住した可能性を斥けるものではない。古代スキタイ人の骨に対して行われた遺伝子分析の結果、ハプログループR1aしか見つからなかった。このハプログループは、しばしば、多くのヨーロッパ人や南アジア人から見つかっており、おそらくは、中央ユーラシア、スキタイ人に占領されていた地域の起源であろう。R1aはまた、低頻度ながら、アルメニアや北アナトリアでも見つかっており、意味するところはおそらく、「ボルガ・ウラル地域出身のR1a-R1b混血グループが、BC2000から1650年の間のいつ頃かに、この地域に移住した」ということだろう。

アッカドのサルゴン「大王」は、おおよそ、BC2334から2279年頃に生きていたと言われる。ということで、いくつかの証拠は、シーズが述べた頃に、「スキタイ」人がヒッタイト領内に侵入した可能性を示唆している。

北アナトリア人の一部がR1aであることから、どうやらヒッタイト人は主として、印欧語族のもう1つのハプログループであるR1bだったのだろう。スキタイ人と血縁のサルマタイ人の、子孫の1グループであるオセチア人の間では、これは一般的に見られる。これはまた、ツタンカーメンのハプログループでもある。ところが、これを持つのはエジプト人の1%以下であり、そのような人々の殆どは、過去2000年以内にこの地域に移住してきたのだろう、と説明される。上記リンクの記事が述べているように、「という訳で、この血筋が、その発祥の地からどうやってエジプトにやって来たのか、現時点では明らかではない」アッカド経由だろうか?引用の続きだ:


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Q: (L) スキタイ人はどこから来たの?

A:中国。

Q: (L)彼らはどうやって中国に着いたの?

A:コーカサスから。
[筆者:写真のイメージを参照されたい。これはハプログループR1a移住経路についての仮説を図示したものである。(※kybp=1000年前)なお、R1aは中国西部では一般的に見られる]

Q: (L)それじゃあ、彼らはコーカサスから出発して、中国に行き、その後中国人によって西に追い返されたってこと?

A: Yes.
[筆者:ウィキペディアより:「R1a1は、中央アジアのところどころに見られる。このばらつきはおそらく、孤立した地域で交配がボトルネックに陥った結果であり、また、古代スキタイ人の、そしてその後のトルコ・モンゴル人の移動のせいであろう」]


ハリソン・ケーリ

ハリソン・ケーリはカナダのアルバータ州エドモントンの出身である。大学で音楽とパフォーマンス論を専攻した後、ハリソンはレッド・ピル・プレスおよびドット・コネクター・マガジンで編集に携わる他、「悪の発生学」の進歩に貢献したいという気持ちから、北米でいくつかのラジオショーのインタビューに応じている。執筆も編集もしていないとき、ハリソンは沢山の本を読んだり、独立系の書籍・レコード店である『ラビットホール』の経営を手伝っている。音楽と文章以外で、ハリソンの好物はタバコとベーコンであり(しばしば同時に味わう)、嫌いなものはケータイ電話と野菜、それにファシストである。
posted by たカシー at 08:42| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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